2010年1月20日水曜日

収支報告書の虚偽記入容疑について


小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反事件で、逮捕された石川知裕衆院議員(36)(民主)が東京地検特捜部の調べに、土地購入前の2004年10月下旬頃、土地代金に充てる現金4億円を同会の同年分の政治資金収支報告書に記載しない方針を小沢氏に報告し、了承を得ていたと供述していることが、関係者の話で分かった。

特捜部は、収支報告書の虚偽記入容疑について、小沢氏が石川容疑者らと事前に共謀していた疑いがあるとみて、小沢氏自身の刑事責任追及を視野に捜査している。
同会は04年10月29日、東京都世田谷区深沢の土地を購入。同会の事務担当者だった石川容疑者は、土地代金など計約3億5200万円の支払いに充てるために小沢氏から受け取り、同会の銀行口座に入金した現金4億円の収入と、土地代金などの支出を同年分の収支報告書に記載せず、その報告書を05年3月に提出した疑いが持たれている。
関係者によると、石川容疑者は任意の事情聴取などでは小沢氏の関与を否定していたが、逮捕後の調べで、土地購入前の04年10月下旬頃、小沢氏が用意した現金4億円を同年分の同会の収支報告書に記載しないことや、土地取得の登記を翌05年にずらすことを小沢氏に報告し、了承を得ていたなどと供述したという。
石川容疑者は04年10月に購入した土地について、不動産登記簿に「05年1月7日売買」と登記。登記をずらすことで、土地を05年に購入したことにし、仲介手数料と土地代金計約3億5200万円の支出の記載を同会の05年分の収支報告書に回していた。石川容疑者の供述通りなら、小沢氏は04年分の収支報告書に記載しなければならない収入と支出を意図的に記載しない方針を、認識し、了承していたことになる。
石川容疑者は、自身が虚偽の記入をしたことを認めており、動機については「小沢先生が大きいお金を持っていることが分かると良くないので表に出さなかった」などと説明している。
特捜部は小沢氏が用意した4億円の原資の解明を続けている。中堅ゼネコン「水谷建設」(三重県)の元幹部らが04年10月中旬、石川容疑者に現金5000万円を渡したとの供述もあり、ゼネコンからの資金が原資の一部になっている可能性もあると見ている。
小沢氏は石川容疑者の逮捕後、今回の事件について「形式的なミス。強制捜査は納得できない」と述べていた。任意の事情聴取に応じる意向を特捜部に伝えているが、「自らの信念を通し、闘っていく」などと検察側との対決姿勢を崩していない。
(2010年1月20日15時38分  読売新聞)

同じような記事を何度も掲載して恥ずかしくないのだろうか。

私は、中小企業の税務申告書が作成できる程度の知識は持っている。
実際に会計事務所で作成していたことがある。
この記事にあるような登記をずらすことは、世間一般的によくあることで支払いを仮払い処理し翌年に振替えることは問題になることではないと思う。
2年間で見ればプラスマイナス0で、税務調査でも大きな問題にはならないと思う。
こんなことで虚偽記入容疑で逮捕され、刑事責任を追及されるなど通常の常識では、考えられない。

マスコミはおかしいと思わないのだろうか。
下記のような理由で登記をずらすことはありえることだ。
これでだめなら、逮捕される人が日本中から出てくることになる。
はたして虚偽記入にあたるかどうかもわからないような事項だと思うが・・・。
そもそも犯罪といえるかどうかも怪しいと思うのだが・・・。
検察庁やマスコミの見解と庶民の見解には大きなずれがあるようだ。

固定資産税は1月1日現在の所有者に対してかかる。
不動産取得税はおおむね年または年度の前半であれば1年後、後半であれば6ヶ月後位に納付書が送付されてくる。
このようなことから、登記をずらすことは、世間ではよくあることだと思う。


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