2010年3月28日日曜日

政治家の魅力

亀ちゃん(亀井静香金融大臣)は強引でヤンチャのイメージが強いが、ネット上では、結構人気がある。
政治家としては、結構魅力を感じる人がいるのではないだろうか。
見た目も良くない(失礼・・・)が、何か人間味を感じる部分がある。
政治家としての大きな資質の一つが「人間味」ではないかと考えるようになった。
「庶民の生活」と「人情の機知」を知る人間性が政治家にも求められるのではないか。
現内閣には、むしろ官僚的イメージの議員が結構おられる。
そういう議員に限って「国民は・・・。」とよく言われるようだ。

国民の一定数は単独政権より、連立政権を望んでいる。
政権内で、意見の食い違いがあることはむしろ望ましいと考える方が普通の様な気がする。
亀井さんや福島さんの方が、民主党の閣僚より身近に思えるのは私だけだろうか。

2010年3月27日土曜日

混迷の沖縄基地問題

久しぶりのブログになる。
頼まれていたホームページの制作にしばらく(と言っても1週間ほどであるが・・・。)時間をとられていた。
下記が其のホームページである。

http://skyweb-family.jimdo.com/

数点の画像処理以外は、全てインターネット上で構築した。
Jimdoと言うネット上で使えるCMSとグーグルの各種のサービスを活用し、会員用のエリア管理者用のエリアも構築した。
グーグルのサービスはホームページ上に埋め込み連動させた。
申し込みフォームやメーリングリスト・カレンダーなどのデータは全てGmailに送信し、それを携帯電話に転送させることで情報の一元化を図った。其のデータは自動的に表に挿入され一覧で管理できるようにした。
40数ページを約1週間で制作した。
改めてグーグルのサービスの凄さを感じた。これらのサービスが全て無料で使え、ホームページとも簡単に連動できることの便利さを改めて感じた。
ここまで、システムにかかった費用は0円である。
サーバー代も無料
ありがたい時代である。

さて、沖縄の基地問題では、政権が混迷度を深めているようだ。
ここは是非とも、県外または国外になんとしても移転させて欲しいものだ。

鳩山首相のリーダーシップと決断力に?
平野官房長官の力量にも?
他の閣僚の力量にも?
国民の期待に対しても?

民主党に対する批判と言うよりも政府に対する期待にが多く出てきたことが支持率低下の一番の原因であろう。
国民新党に主導権をとられ、閣僚が自分の所属する党の批判をするようでは(逆だろうと思う・・・。)・・・
人間性に問題のある副幹事長の擁護をするような閣僚は、辞任したら!!
党への(主に幹事長周辺に対する)批判が支持率を下げる原因になっていることをわからないような人達が、其の責任を党に押し付けるのはいかがなものかと思う。

マスコミは「みんなの党」の援護に向かい始めているような予感が・・・。
自民党に、愛想がつきたのかな~。

2010年3月15日月曜日

googleガジェット-美人時計

googleガジェットを挿入してみました。
色々な用途に使えそうです。
目の保養のために・・・。

天気をチェック

自給自足

ここ数週間、日曜日が雨で畑仕事ができなかった。
昨日は耕運機で一反程の畑を耕した。
最近の耕運機は良くできていて、逆回転で一度掘ってから、通常の回転に戻して掘るときれいに耕すことができる。使い勝手は昔とほとんど変わらないが、素人でも簡単に使いこなせるだろう。
我が家では、大根などの野菜やみかん、柿などの果実なども無農薬で栽培している。
ほぼ100%自給している。
一反あれば、2家族ぐらいは楽に自給できる。
畑地を耕し畝をたて、苗を買ってきて植えれば、少し手入れは必要だが、何とか食べる分ぐらいはできる。
果樹も剪定が少し難しいが、手入れはそんなに必要ない。
うまくいかない年もあるが、楽しみながらできる。
野菜は連作障害を考える必要があるが、1反あれば十分対応できるだろう。

これからの日本の食の自給率を考えるとき、自家製農園(農業)のことも考えたらいいのではと考える。
耕作放棄や休耕している農地は思いの他多い。
これらの有効活用の手段としても考えられる。

2010年3月13日土曜日

ホームページ制作サービスJimdo

ホームページ制作サービスのJimdoで簡単なホームページを作ってみた。
このサービスも凄い。

Jimdoについて
Jimdoを使えばだれでも、自分の興味や好きなことをインターネットで発表することができます ― 自分だけのウェブサイトを無料で作成する。過去に難解なHTMLや難しいソフト操作で断念した方は、是非お試しください。

Jimdoとは?
Christian (25)、Fridtjof (25)、そしてMatthias (30)が、Jimdoの創業者です。しかし、もちろん彼らだけがJimdoのメンバーではありません。Jimdoには素晴らしいメンバーがいます。彼らと一緒にJimdoを開発できることを誇りに思います。

2009年3月25日、Jimdoの日本語版がついにリリースされました。Jimdoが日本で提供するにあたり、協業パートナーとして選んだのはレンタルサーバー業界大手の"CPI"を運営するKDDI Web Communicationsでした。


->>作ったサンプルページ (ちなみに半日で作りました。)

今までにも、いくつかJimdoでホームページを作っていますが、実に簡単にできます。
テンプレートも中々垢抜けていて十分実用に対応できます。
こんなサービスが出てくると、ホームページ制作ソフトは必要なくなります。
サーバー代もいらないし、年間1万円と少しのお金を払えば、独自ドメインとメールアドレスが取得でき、広告も消えます。月にして945円という格安価格です。
驚くことに、最近ショッピングカート機能まで追加されました。
恐るべしJimdo

googleのサービス

ここ数日、グーグルの提供している各種のサービスを試していた。
普段、主に検索ではグーグルを使用しているが、googleカレンダーgoogleドキュメントなどを以前に少し使った程度の知識しかなかった。
実は、このブログもBloggerというグーグルのサービスを利用して公開している。
グーグルは、このほかにもgmailというメールサービスやigoogleというサービスなど多くのサービスを無料で提供いている。
今回初めて、googleサイトというホームページ作成サービスを使ってみた。
感想は、「驚いた!」の一言である。
wikiと言うシステムが基盤で作られており、使い勝手はwikiを使用したことのない人にとっては、少し戸惑うと思うが、実に簡単にgoogleの各種のサービスと連携を取ることができる。
其のほかにも多くのガジェットを簡単に組み込むこともできる。Picasaという画像共通サイト?と連携させれば、写真のスライドショーも簡単に挿入できる。
もっとも驚いたのが、サイト自体を簡単にコピーできることだ。
これにより、グループウェアーを簡単に構築することができてしまう。
googleカレンダーと連携させスケジュール管理を行い、googoleドキュメントから、各種の書類をダウンロードできるようにし、プレゼン文書もネット上で共有できる。
もちろんgoogleマップで地図との連動も可能だ。
このように、googleのサービスを組み込めば大半のことができてしまい、且つ作業効率は格段に向上する。
今回、googleグループというメーリングリストのサービスも使用してみた。コチラも良くできている。
もちろん、サーバー費用は無料だし、googleアカウントを取得すれば、各サービスを簡単に行き来することができる。
これからの時代は、ネットで提供されているサービスをどのように使いこなせるかということのウェートが高くなるのだろう。
いくらいいサービスが出てきても使いこなせなければ 意味がない。またそれらのサービスをどのように連携させるかも重要になる。
これからのビジネスでは、サービスのコーディネーションと使いこなすための教育ビジネスが主流になる可能性がある。
ホームページ制作だけで飯が食える時代は終わろうとしている。
->>試験用サイトはこちらから

2010年3月9日火曜日

米軍普天間飛行場の移設問題

米軍普天間飛行場の移設問題では、社民党に賛成です。
昨年の衆議院選挙で与党は「県外、国外への移設」を公約して戦ったわけであり、国民の期待も大きいものがあります。
これが沖縄県内への移設では、与党の信頼は大きく揺らぐものと考えます。
沖縄県民の民意を反映させる努力が足りないと言われてもしょうがないと考えます。
これは、沖縄県だけの問題ではありません。
海兵隊のグアム移転に対し、日本が移転費用を負担します。
もう少し、アメリカと対等な立場での交渉に臨むべきではないでしょうか。
閣僚の対応にも不信感を持たざるを得ません。

連立政権においては、各党の意見が食い違うことは当たり前で、それは悪いことではありません。
しかし、この問題についての内閣、国民新党の対応は少し問題があるように思います。
小沢幹事長の言うように「県外、国外移設」が公約であり、沖縄県民の民意に沿った交渉に最大限努力すべきです。

2010年3月6日土曜日

自民党の課題

小沢問題以降、ネットで色々な方のブログを読むようになりました。
市民レベルで、しっかりした意見や考え方をお持ちの方が多くおられることに驚きました。
多様な意見や考え方、多くの知らなかった情報を国民に提供してくださる方などネットの多様性と影響力の大きさを改めて考え直しました。

私もブログで似非評論家の真似事をしていますが、恥ずかしい限りです。

昨晩のテレビ番組で中国沿海部での求人難を紹介していました。地元で働きたいと希望する人が増え、それに伴い企業も内陸部に工場を移転しはじめているそうです。
まるで、日本の昭和30年代から40年代初めの状況とそっくりです。経済に勢いを感じます。
一方、韓国も日本に近い品質の部品などを日本より安く輸出することで、経済成長を続けています。
日本の経済力の低下がこんなところからも感じられます。

さて本題ですが
自民党再生のための課題はどこにあるのでしょう?
健全な2大政党制の確立の為、健全な野党の存在として自民党の置かれている立場は重要です。
自民党の一番の課題は人材にあることは間違いないと思います。
特に幹事長の器が小さくなってきているようです。(以前の自民党の幹事長の力は非常に大きなものでした。)
次が選挙を仕切れる参謀の不在ではないでしょうか。戦略と情報収集、支援組織との連携強化等に長けた政治家が少なくなり、有望な新人の発掘ができなくなりつつあります。

風頼みの民主党VS組織の自民党⇒風頼みの自民党VS組織の民主党

攻守が入れ替わった風情を感じます。
まだまだ地方組織は残っています。早急に体制の整備と地方組織の活性化に取り組んでもらいたいと希望するものであります。
国民が政策で政党を選択できる政治状況をつくることが緊張感ある議会制民主主義には必要不可欠だと思う次第であります。

似非評論家の一言

2010年3月5日金曜日

企業・団体献金の禁止

私もこの際、企業・団体献金は禁止すべきだと思っている。
企業・団体献金が全て悪いとは考えないが、これだけ「政治と金」の問題がおきている現状を考えれば、全面禁止が一番スッキリする方法であろう。
ただし、この場合においても「議員活動」に実際どれくらいの活動費用がかかるのかを議員は国民に対して正直に伝える必要があるように感じる。
現状、事務所を構えて私設秘書2名を雇うと広報誌等の発行費用やその他の費用もあわせ最低で年間2000万円~3000万円は、かかるのではないか。選挙区の広さなどによっても費用は変わってくる。政党助成金だけでどれくらいがまかなわれるのか等についても、もっと国民に対しての説明(資金収支報告書は公開されているが)が必要に思う。マスコミもこの点について情報を発信して欲しい。政党によっては機関紙からの収入を活動費として各議員に支給している事例もあり、それらも含めた議論も必要である。
お金がなくて議員活動ができないようなことでは本末転倒になりかねない。

もう一つが「個人献金」である。
一部には、これも廃止すべきとの意見もあるようだが、議員の活動費を全額国費で賄うことに対し違和感を感じる人は多いと思う。個人献金は国民の政治参加の一つの手段でもあり、継続させるべきだと思う。

個人献金の課題について少し考えてみた。
前回、「教組幹部ら4人が逮捕された事件」について疑問点を挙げたが、この事件は個人献金のあり方についても問題を提起している。
カンパという名の個人献金が一部で問題とされているようだが、本来はその「集め方の是非」が問題にされるべきである。(カンパでの個人献金は法律上では違法ではない。よって今回の逮捕とは本来は別に考えるべきであろう。)
が、一部の報道では
個人からのカンパ⇒プール=裏金(これを裏金と呼ぶべきかどうかは?)⇒悪い金
との報道イメージのように感じられる。


たとえば同級生が議員だったとしよう。同級生の一人が他の同級生に声を掛け、活動資金のカンパを募ったとしよう。極端ではあるが、これを裏金(不正なお金というイメージ)と認定されたら、おそらく個人献金を集めることが法律上で認められていたとしても実際に集めることは不可能であろう。
たまたま今回は教職員組合が舞台であり、色々な問題が混ざった中での報道のようだが、一般的な個人献金の在り方に多少でも影響を与えるのではないかと懸念するものである。


個人献金については広く浄財を募り、政治参加の意識を持ってもらう上においても、より多くの個人が寄付しやすい風土を醸成していくべきであろう。
その為には、「集め方」「名前の公表範囲」「迂回献金の監視」等についての議論と検討が必要に感じる。


今回の事件も「政治資金規正法」の適用による逮捕である。前にも述べたように本来の法の趣旨と適用範囲が独自解釈で適用されてしまうと、議員の政治活動にも大きな影響を与えかねないことに留意する必要があるのではないかと感じる。


マスコミには、「政治資金規正法の問題点」や「個人献金のあり方」などについて問題提起するような報道を期待するものである。

2010年3月4日木曜日

スライドショーを作成

スライドショーを作ってみた。


雑踏を離れ、のんびりと自然を満喫するのも大切かも・・・。

2010年3月3日水曜日

北教組違法献金疑惑の検察・マスコミ報道について

これまた不思議な事件である。
第三者的な立場から、マスコミ報道を元に疑問点を挙げてみる。
ニュース記事
北教組幹部ら4人逮捕 札幌地検選挙資金事件 規正法違反の疑い (03/01 15:41)
民主党の小林千代美衆院議員(道5区)陣営に北教組が選挙資金計1600万円を違法に提供したとされる事件で、札幌地検は1日、政治資金規正法違反(企業・団体献金の禁止)の疑いで、北教組委員長代理で小林陣営の選対委員長だった長田秀樹容疑者(50)=札幌市西区発寒6の12=ら北教組幹部3人と、小林陣営の会計責任者を逮捕した。札幌地検は、北教組が組織的に資金を提供したとみて、資金の出どころの解明も進める。


長田容疑者のほかに逮捕されたのは、北教組書記長の小関顕太郎(54)=小樽市銭函3の23=、同会計委員の南部貴昭(52)=札幌市清田区里塚8の9=と、自治労道本部財政局長で小林陣営の会計責任者木村美智留(46)=北広島市西の里東1の12=の3容疑者。


札幌地検は同日、札幌市中央区の北教組本部をあらためて家宅捜索した。同地検は4容疑者の認否を「捜査に支障がある」として明らかにしていないが、いずれも組織的な資金提供との見方を否定しているもようだ。


逮捕容疑は、長田容疑者ら北教組の幹部3人が共謀し、2008年12月から09年7月にかけ、昨年8月の衆院選の選挙運動資金として400万円ずつ4回に分けて計1600万円を、小林陣営の会計責任者だった木村容疑者に提供した疑い。
(北海道新聞より引用)

少ない情報の中での素朴な疑問
①逮捕容疑についての?
逮捕容疑は、長田容疑者ら北教組の幹部3人が共謀し、2008年12月から09年7月にかけ、昨年8月の衆院選の選挙運動資金として400万円ずつ4回に分けて計1600万円を、小林陣営の会計責任者だった木村容疑者に提供した疑い
②政治資金規正法違反?
おそらく検察は①の資金が政党支部ではなく、政治家個人への献金である(政治家個人への企業団体献金の禁止)。よって政治資金規正法違反である。・・・と言うのが逮捕容疑であろうと想像できる。
政治家個人への献金?・・・組合幹部も秘書も政治家個人への献金が違法であることを知らない訳はない。であるからして、政治家個人への資金提供という認識は、少なくとも資金提供側(組合側)にはなかったと考えるのが常識であろう。・・・組合からの直接寄付ではない可能性が高い
③1600万円が不記載?
政治資金収支報告書の提出期限は3月末日である。少なくとも2009年分の報告書の提出期限はまだきていない。提出されていない報告書について不記載というのはおかしい。
現時点で表現するならば「2008年12月分の400万円が不記載の疑い」と書くべきであろう。
④提供資金の内容について
現時点では情報が少ないため推測で検討してみよう。
カンパからの資金=?企業・団体献金(該当するとすればこちらであろう。ただし団体献金?である。)
個人・団体からの貸付金=?企業・団体献金(こちらの可能性も全然ないとは言い切れない。この場合は不記載?)
団体からの献金=堂々と政党支部に寄付するのが常識であろう。
裏金=?企業・団体献金 (これだと別の問題として取り扱うべきで今回の起訴容疑には当てはまらない。)

つまり常識とはかけ離れた行為に対してと検察独自の献金解釈による逮捕であることが不思議なのである。
マスコミの記事の内容もその殆どが推測である。


同じ北海道新聞にこんなコラムが載っていた。
不思議な献金(2月17日)
何かを知ってうれしい気持ちになる。不思議っていいな。心が整理され、あたりが輝いて見える。ますます知りたくなる。詩人の八木重吉が書いたのは、たとえばそんな気持ちだろうか▼詩のタイトルも「不思議」という。〈こころが美しくなると/そこいらが/明るく かるげになってくる/どんな不思議がうまれても/おどろかないとおもえてくる/はやく/不思議がうまれればいいなあとおもえてくる。〉▼不思議を通じて、子供たちが知の世界に導かれる。学校でそんな心を育てられれば幸せなことだ。だが、中には子供に説明しにくい不思議もある。北教組に違法献金の疑いが持ち上がり、札幌地検の強制捜査を受けた▼民主党・小林千代美議員の陣営への寄付という。労組から政治家個人への献金は禁じられている。ものを知り、教える立場にある教職員の団体が、していいことと悪いことの区別もできなかったか。それならば不思議なことだ▼小林議員側には、北教組からの資金を収支報告書に記載していない疑いがある。またしても不記載だ。民主党には、政治とカネの問題が相次いで噴出した。政権交代で、政治が少しはきれいになるかと思わせもしたが、あんまり変わった気がしないのも不思議だ▼こんな不思議がうまれたら/おどろかないはずはないとおもえてくる/はやく/不思議がきえればいいなあとおもえてくる。

このコラムをどう読むかは個人次第であろうが、私の他にも不思議と感じた人はいたようだ。

2010年3月1日月曜日

自治体への出向と天下り

中央官庁から地方自治体への出向や天下りの現状にも目を向ける必要がある。
現状では、やむをえない面もあるが、今後のことを考えた場合には検討が必要になるだろう。
地方主権を進めた場合、地方の財政力、経営力、人材力の差が問題になってくる。
この課題をどう解決していくのかは、重要な問題である。

中央官庁の官僚は確かに優秀である。また中央省庁との繋がりを考えた場合、財政力の弱い地方自治体ほど依存度合いが大きくなる傾向にある。
国土交通省や総務省、警察庁などから多くの官僚が地方に出向している。形は違うが、知事や副知事なども中央省庁出身者が多い。

中央と地方の関係において財源の移譲だけでなく人材の移譲も考えなければならない時代が来るのかもしれない。
むしろ中央官庁のやる気のある官僚にとっては、地方自治体の方が活躍の場が多いのかもしれない。
東京から地方への人材移転は、もう一つの地方活性化の道かもしれない。

行財政改革の一丁目一番地

行財政改革の手法として事業仕分けが注目されている。
しかしその前に検討すべきこととして下記の点が上げられる。
①今の経済状態の中で超緊縮財政が果たして一番ベターな選択なのか?
②マインド(心理)面での政策効果の重要性についても検討すべきでは?
以上の点をもう一度検討してみる必要性を感じる。

ただ単に事業を精査し予算を削減するのが目的ではないだろうが、下記の点も平行して進めないと効果は薄いであろう。
①天下りの廃止
当然のことであるが、「利権確保という省益」「天下り先確保という私益」が目的での予算分捕り合戦になっている。
天下りの全面廃止は、最優先事項である。
②天下り機関の縮小・廃止
上記に関連するが「天下り先」がなくなれば自然と天下りはなくなる。
民間への就職は大いに推奨(③の裁量権の明確化で影響力を低下させる。)
③財務省改革(裁量権の明確化)
難しくなるので後日述べる。
④明るい未来への展望を語る
「安心して暮らせる社会」「夢が持てる社会」「希望が持てる社会」「チャレンジできる社会」
新興国や経済が安定成長している国に共通していることは、活力を生み出す基盤とそこに生活している人たちの活力である。
過去10数年における経済政策の一番の誤りは「日本の財政は最悪」であるかのような「財政危機キャンペーン」を政府・マスコミが流し続けたことであろう。
それにより、国内はデフレが進行し内需は縮小し、地価は下落し、新規開業率は大幅に減少した。
ネガティブキャンペーンを長期に続ければ、国も国民もネガティブになってしまう。
心理的要因は馬鹿にできない大きな要素である。
⑤チャンスが与えられる社会の実現(その仕組みの確立)
新規開業や新事業への挑戦、一度だめでも再度挑戦できる社会の環境づくりなどが経済を活性化させるもっとも重要な要件と考える。

以上簡単にいくつか上げてみた。

日本の雇用は、数字以上に大変な状況であり、地方経済の疲弊も東京では考えられないほどヒドイ状況である。
政治の停滞は、経済にとって大きなマイナスであり、スピード感のある政策実行と思い切った政策の実行が求められている。

「喫緊の政策と長期的な政策の区分と実行」や「この国の目指す姿の可視化」が最重要課題である。
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