2010年4月30日金曜日

検察審査会の議決に対する違和感

検察審査会の議決に対して違和感を感じたのは、私だけではなかったようだ。
今回の事案は、考えさせられることが非常に多い。
共犯が問われているわけであるが、元になる石川議員等の裁判も始まっておらず、彼らの無罪判決の可能性も高いと考えられる状況での議決に違和感を感じるのも市民感覚ではないだろうか。
そもそも石川議員に対しての起訴内容自体に犯罪性があるのか疑問を持つ人も多い。

もうひとつが議決文の内容と全員一致の議決に対する違和感である。
そもそもが検察が行った捜査を審査するのが審査会の役割と私は理解しているのだが、議決文では「絶対的権力者」であるとか「これこそが善良な市民としての感覚である。」という言葉が使われている。11人の意見がすべての市民の感覚を代表しているように感じられ、非常に不快感を感じる。
なぜか、国会での自民党谷垣総裁の言葉を想像してしまった。

ある意味、市民感覚からすれば、非常に「怖い」要素を含む議決である。

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