2010年5月18日火曜日

支離滅裂の社説

昨日、久しぶりにM新聞の社説を読んだ。
小沢幹事長への批判一色の社説である。
批判することをとやかくいうつもりはないが、内容が余りに支離滅裂でひどいの一言である。
全国紙の社説というより、編集委員(書いた人は誰か知らないが)の感情むき出しの文章である。
もっと冷静な立場で客観的な意見をかけないものかと思った。

検察の事情聴取に関しても、主犯であるはずの石川議員のコメントはホンのわずかで共犯の疑いを持たれている小沢幹事長に大半の時間が裂かれている。

マスコミはそんなに小沢幹事長が憎いのか。気に入らないのか。
その理由が知りたい。

検察審査会に関する一連のマスコミ報道には、大きな矛盾があり、本来ならば「なぜ、検察審査会の訴追事項に4億円に関する記載の件が入っていないのか」を追求すべきで、検察に対し「疑惑があるならば、4億円についてもっと捜査すべき」というべきである。検察審査会の議決もそうであったならば納得のいくものであった。
某新聞等が報じたように「20数億円の不明な金の動き」などの追求はどこに行ってしまったのだろうか。検察の訴追事項を追認するのであれば、それを素直に認めるべきであろう。
検察審査会の議決内容は「政治と金」の問題ではなく「政治資金収支報告書への土地取得に関して記載時期のズレ」の問題で「金」に関しては何も問題にされていない。
簡単に言えば「政治と金の問題」ではない問題で「起訴相当」とされているわけで「野党の追及」も的外れといわざるをえない。
今回の検察審査会の議決が7:4とか8:3であったとすれば、私も納得できたのだが、全員一致についてはむしろ「恐ろしさ」を感じた。「誘導」があったのではないかと思った人がいても不思議ではない。
11人の民意が全国民の民意であるかのような報道の中で、一連の小沢問題が検察審会の議決のみに焦点が当てられ、本質の部分の報道がほとんどなされていなことの不思議さを感じるのは私だけであろうか。本当に国民が知りたいこと(国民が判断するための情報)をしっかり伝えるのがマスコミの役割ではないか。

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