2010年6月10日木曜日

政党支持率について

政党には、ある一定程度のコアな支持者がいるはずでその人達は、コロコロ支持政党を変える人達ではない。
世論調査の不思議は、この政党支持率が思った異常に大きく変化する点にもある。
もちろん、ある一定程度は変化するであろうが、民主党から自民党へという変化ではなく、民主党から支持政党なしという経過をたどりながら変化していくのが通常ではないかと考える。

今現状でのコアな部分での政党支持率を推測してみる。
民主党 25~30%
自民党 15~20%
公明党 4~6%
社民党 2~4%
共産党 2~3%
みんなの党 3~7%
その他 2~3%

無党派層 47%~37%

というところではないだろうか。
左側がほぼ固定している支持層の%
右側が支持者の中で浮動している層による移動を勘案した%

純粋な無党派層は37%前後

あくまで私の推測だが、選挙の前後を除けばこれくらいの数字が妥当であろう。
選挙になると民主から無党派層への動きが直接民主から自民等への直接移動になる。
選挙になると無党派層がどれかの政党に投票する。
という動きがおきる。

上記を前提に考えてみると
マスコミの世論調査(サンプル1000人程度)の対象者の該当する層のウェートによって大きく変化する可能性が読み取れる。

また、調査方法からも、対象者はテレビや新聞から情報を得ている人が中心で、マスコミ報道に大きく左右される一面も見逃せない。

過去の選挙において投票行動を大きく動かした要因の一つが「増税論議」であり、この問題は支持政党にかかわりなく大きく選挙結果を動かしてきた。

もう一つの大きな要因が政治家個人の人気によるものである。
小泉人気が代表的であるが、現在において一番の政治家は、小沢一郎であろう。
首相にしたい人気ランキングでは、上位に出てこないが、間違いなく一番多くの個人票を持っているのは小沢一郎である。
一説には500万票とも言われる。

以上から推測するに、ここ1ヶ月間の余りに大きい政党支持率の変化には戸惑を覚えるとともにその信頼性にも?を感じる。

同じ政党内に大きく考え方の違いのある政治家やグループがあるのは、政党支持において非常にわかりにくいし、本来の姿ではない。
自民党内も大きく分ければ3つの考え方の違うグループに峻別される。民主党においても同様である。
すべてが一緒というわけにはいかないが、少なくとも政治家として政党としての基本的な考え方が近い人達が集まるのが本来の形のように思うので、もう一度政界再編して、国民にわかりやすい2大政党制になることを願う一人である。

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