2010年7月16日金曜日

どうする菅総理・・・外れた思惑

菅・仙石・前原・野田等の「反小沢グループ」の思惑が大きくハズレ窮地に陥っているようだ。
前原氏にいたっては「小沢氏の政治倫理審査会への出席」を求めるなど「挙党一致」など少しも頭にないようだ。渡部黄門様もテレビで自分の自慢をしながら、小沢氏を非難していた。この人達は、本当に民主党のことを考えているのだろう。自分や自分たちのグループのことしか考えていないとしか思えない。

彼らの思惑とは
参議院選挙で民主党が50から54議席獲得→過半数を獲得できなかった責任を前任の「鳩山・小沢執行部」に押し付け、党内での求心力を高めて「小沢氏」を党内から追い出すという筋書きを描いていた。
自民党内においても、38~45議席程度の議席獲得→「谷垣・大島執行部」の責任を問い、石原伸晃氏、小池百合子氏、山本一太氏らが表に出て、ベテラン議員を排除する筋書きが描かれていた。その後、連立政権を樹立し、適当なところで菅総理を追い出すという筋書きが裏で出来ていたのかもしれない。小泉元総理あたりの入れ知恵かもしれない。

彼らにとってはどちらの党も「負ける選挙(勝ってはいけない選挙)」でなければいけなかった。
ところが民主党は「負けすぎ」、自民党は「勝ちすぎ」たため、すべての思惑が狂ってしまった。
彼らの仲間となるはずであった「みんなの党」も民主党の枝野幹事長が、筋書きを早々とバラしてしまった為、立場上、「連立」を組めなくなってしまった。

ではどうなったか
どちらの党も党内が「グシャグシャ」になってしまった。
民主・自民のクーデターを目論んでいたグループは逆に追い詰められ始めた。
やはり、小沢、森、古賀、亀井などの百戦錬磨の政治家達や公明党などには、まだまだ太刀打ちができないようである。
国民を馬鹿にしたのが一番の要因である。国民は見ていないようでも、感覚で分かる部分があるようだ。

皮肉なことに失敗した原因は自分たちが担ぎ挙げた菅総理の発言であった。

今になって自分が利用されたことに気がついた菅総理やその側近達は、慌てて「小沢氏や鳩山氏」との関係修復に動き出したが、仙石氏に邪魔されている。菅氏は「駒」としてしか扱われていないのである。
脚本を演ずる主役が演出家の思惑に気がついてしまった以上、役を降りるか、脚本を書き直し演出家を変更するかの2つの選択しか残されていない。

とりあえずは、キャストを取り替え、演出家を変えることが、生き残るための最善の道とかんがえるのだが・・・。

あくまで、フィクションであり、事実ではありません。が・・・。
民主党内から「挙党一致」の声がもっと上がらなければおかしいと思うのだが・・・。
党内を仕切れる人材がいなのかな~。

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