2010年8月6日金曜日

政治は誰のために?

100歳以上の高齢者の所在不明がかなりあるようだ。
この問題は、100才以下の高齢者にも当てはまる。
死亡しているにもかかわらず戸籍上、生存していることになっている人は、思いのほか多いのかもしれない。
年金(遺族年金等含む)の不正受給が行われている可能性も否定出来ない。
新たな年金問題の発生である。しかし良く考えてみれば、起こりうる可能性は予測できたはずである。
早急な対策が求められる。

菅首相の国会答弁を見ていて「政治は誰のために?」と考えさせられた。
もし本当に国民の為の政治を目指しているのであれば、野党に擦り寄るのではなく、党や自身が目指す政策と政治信念を堂々と述べるべきである。批判を恐れるべきではない。そこから対等の立場での議論がスタートするはずである。
残念ながら菅首相からは政治信念が感じられない。何を目指そうとしているのかもよくわからない。
なにより、政策を遂行しようとする強い意欲が感じられない。
権力の座から離れたくないがため、野党に擦り寄り、党での論議もほとんどされていない様な事柄が口から出てくる。自分の嫌いな人は排除する。やりたくないことは丸投げする。
これが現状ではないか。
また、周りに本当に信頼出来る側近がいないことも理由に挙げられる。

同様に仙谷官房長官にも似た点が見受けられる。この人は、危険な匂いを感じさせる。
権力を握ると独裁的になる要素を持っている。
他の権力と手を握り、自分の権力を広げていくことに対し手段を選ばないようだ。
お二人を見ていると「国民のための政治」ではなく「自分の権力維持のための政治」を目指しているのではと勘ぐりたくなる。

党内での求人力が低下している現状、9月の代表選は一波乱ありそうである。
小沢一郎氏は、静かに様子を眺めているようだ。
党内では中堅クラスの議員が活発な動きを始めつつある。ある意味、党内が活性化し、新たにリーダーを目指す議員が自分を売り出すチャンスと捉えている節も感じられる。
民主党の議員はおとなしい。このチャンスに自分を売り込むことも悪くはないと思う。
ただしこの場合、誰を支持するかが重要になる。
「国民の生活第一」を本当に考えているリーダー、「国の将来」を真剣に考えているリーダーを支持しないと、自分の力を発揮できなくなる可能性がある。

菅首相が党内で挙党体制を築く意欲が本当にあるのかどうかが、代表選の最大のポイントであろう。
現状では、そんな意欲が微塵も感じられないのだが・・・。

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