2010年8月28日土曜日

なぜ菅支持は広がらないのか?

「小沢支持広がり見せず」という記事は掲載されるが、「菅支持広がらず」という記事は掲載されない。
現在の状況見れば「菅支持広がらず」が実情であろう。
選挙は、現役が圧倒的に有利である。
にもかかわらず、菅氏の支持が広がらない理由とは何か?

 【MSN産経ニュースより抜粋】
民主党の各グループは自民党の以前の派閥と異なり、拘束力が弱く、複数のグループに所属する議員もいる。
両陣営のターゲットは様子見を決め込む旧民社党系グループ約30人や衆参の当選1回生156人だ。
特に衆院1回生は、小沢幹事長時代に初当選したため、「小沢チルドレン」とも呼ばれる。小沢グループは「7割は固めた」(若手)としている。
一方、26日に首相官邸を訪ねて支持を表明した1回生は14人。23~25日の首相と1回生の懇談会に出席したのは87人にとどまった。
だが、首相周辺は「若手は選挙基盤が弱い。小沢氏に批判的な世論や支持者の声に従う」とにらむ。首相は26日夜、阿久津幸彦首相補佐官らに「代表選は各グループの足し算ではない」と述べ、個々の議員へ働きかけていく意向を示した。-------------------------------------------------------------------------ここまで
「だが、首相周辺は「若手は選挙基盤が弱い。小沢氏に批判的な世論や支持者の声に従う」とにらむ。」
上記の言葉に代表されると思うが、菅陣営は『世論』頼みであることだ。
今回は国政選挙ではない。それでなくても「世論だのみ」=「風だのみ」の選挙がどれだけアテにならないかは、参議院選挙を見ても明らかである。そもそもマスコミの「世論調査」自体の信頼度にも疑問符がつく。

地方の党員、サポーターの投票に一番影響を与えるのは、やはり議員の意向であろう。直接本部に申し込んでいる党員・サポーター票では圧倒的に小沢支持が多いはずである。いかに議員が党員・サポーターに自身の支持する候補に投票してもらえるかが勝負である。
この点に関しても小沢氏が優位に立っているものと考えられる。(小沢グループの議員は根性がありそうだから。)

どちらにしても国会議員の支持を多く集めた候補が優位になることは間違いない。

小沢ガールズと言われる1年生議員の中でも、小沢支持の女性議員は肝っ玉が座っていそうだ。(○玉はお持ちでないが・・・下ネタですみません)
支持者の声に右往左往するような男性議員とは比較にならない。
菅氏の補佐官の寺田氏・阿久津氏より度胸もあり、押しも強いように思える。

要は兵隊の「覚悟」と「士気」の差が勝負を決めると思われる。
同様に大将(小沢氏)が率先して動いている。この点も大きな違いだ。

ホテルでばかり食事をしていた菅氏が急にラーメン屋に行き「庶民派」をアピールしたり、円高の対応を批判され急に大田区の中小企業を視察したりと、マスコミを利用して「世論」の後押しをさせようとしているようだが、庶民はそんな魂胆はとっくに「お見通し」だ。
小賢しいことをするから余計に信用を失うのである。

株式市場では、小沢氏出馬を歓迎しているようだ。一兵卒の議員の動向が現役の総理より影響力があること自体が不思議な現象である。

やっていることの裏側が私のような素人にも見透かされるようでは・・・?

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