2010年8月17日火曜日

小沢氏からのメッセージがわからない菅総理

小沢氏の動向が注目を集めている。
ある意味、小沢氏は嫌気がさしているのかもしれない。菅総理に対し「原点に戻れ」とメッセージを送り続けているのに、菅総理はそれに対し、明確な回答を発せられないどころか、代表選後も「反小沢路線」を継続させる意向を発言する有様だ。
もし菅総理が昨年の衆議院選挙のマニュフェストの原点に戻ると意思表示すれば、そして挙党一致体制を目指すといえば小沢氏は支持するであろう。
周りが言うほど、地位や権力に固執する政治家ではない。

菅総理はメディアの世論調査には敏感だが、肝心の党内の空気さえ読めていない。
そもそもこれらの世論調査は、コロコロ変わるものである。
党内の大半や支援団体の大半は、挙党体制を望んでいるのだ。
おそらく、代表選で勝ったとしても、挙党体制が築けなければ、早晩、党運営も息詰まるであろう。
国会運営においても、野党に足元を見られ、妥協の連続になりかねない。
内閣改造や党執行部の人事を行ったとしても、「反小沢路線」を継続するかぎり、党内をまとめることは難しい状態である。前原、仙石、野田、玄葉、枝野、安住、岡田氏らを変えなければ、党内の反発を抑えることはできないであろう。彼らの処遇次第によっては、小沢グループ以外からも大きな反発を招くであろう。
なにより、最初に喧嘩を売ったのは、菅総理なのだから、菅総理が頭を下げるのが筋であろう。
果たして菅総理が思い切った党人事と内閣改造が出来るであろうか?
あまり期待ができない。自分の立場の保身が第一と考える菅総理に期待する方が無理な話である。


小沢さんは、代表選に出るべきである。

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