2010年9月6日月曜日

民主党代表選の争点は「政策」ではなく「決断力と実行力」

暑い!9月になってもこの暑さだ。なんとかして欲しい。
昨日も、朝、畑の草取りをしていたが、途中でギブアップした。

皆様、暑中見舞い申し上げます。

一昨日の東京新宿、昨日の大阪梅田の代表選の街頭演説会は盛り上がったようだ。
動画で見たが、小沢コールは凄かった。誰もが新聞の世論調査って?と思ったに違いない。

実は私は、民主党支持者でも自民党支持者でもない。
政治家小沢一郎支持者である。多分私のような人が全国にはたくさんおられると思う。(昨年の西松建設事件以降のにわか支持者であるが)
街頭演説会に来た人達は「生」の小沢一郎に「本物の政治家」の匂いを感じたのではないだろうか。

私は、代表選でどちらが勝利するかより、この機会に「人間小沢一郎」「政治家小沢一郎」をより多くの人に知ってもらえることに喜びを感じる。(もちろん本音では小沢氏の勝利を望んでいる)
マスコミや野党、同僚の議員からも叩かれ誹謗中傷されながらも人の批判をせず、自分の考えを堂々と述べ、国民に自立を求める。こんな政治家は他に見当たらない。

さて本題に戻ろう。
今回の代表選はマスコミの言うような「政策論争」をする選挙ではない。党の政策は決まっているわけであるから(基本は2009マニュフェスト)、本来はその政策の「実行力」を問うものでなければならない。
どちらが実行力があるのか?
政治とは政策が実行されて初めて真価が問われるものでならなければならないと考えている。

マスコミが関心のある選挙後の民主党であるが、菅首相が勝った場合は逆に大変なことになると思われる。
その理由をいくつか上げてみよう。
①菅首相が連合や党内からの「挙党一致」の声を最終的に無視した形になった事の影響。
②「正々堂々」と口で言いながら、小沢批判を繰り広げた後遺症。
③選挙後の挙党一致を約束している手前、党内や支援団体の納得が得られるような人事が行えるかどうかで、信頼を失いかねない。
④今回の代表選は熾烈な戦いとなった。今回の戦いは民主党内だけではなく、支援団体や地方議員・サポーターを2分する戦いである。選挙後、党内だけでなく、これらの人達も含めた対応を迫られる。一つ間違えば、多くの支持者を失うことになる。
⑤国会が始まれば、小沢氏の「政治と金」ではなく「仙谷、蓮舫、荒井、菅」氏の政治資金問題が優先して取り上げられることは間違いない。場合によっては、大臣の辞任という事態も考えられる。その場合、任命責任を問われることは間違いない。
特に、今まで「クリーン」を売り物にしてきただけに、影響は大きい。国会運営が行き詰まる可能性は大きい。
⑥参議院選挙惨敗の責任があやふやのままになっている。当然、代表選後この問題は改めて党内で論議が起こるであろう。
⑦反小沢陣営には、人材がいない。大幅な党執行部人事の入れ替えや内閣改造が出来るかが大きな焦点になる。(小沢支持グループは場合によっては人事を拒否する可能性もある)
⑧参議院が過半数割れで且つ衆議院での3分の2の議席がない状況で、果たして国会運営が可能なのか。
⑨今回の選挙で改めて「小沢一郎」氏の存在感の大きさと、政治家としての器の大きさが浮き彫りになった。小沢一郎氏をどう処遇するかは最大の課題となる。
⑩経済が非常に厳しい中、経済対策を誤ると国民の支持が得られなくなる。当然マスコミも叩くであろうから支持率の大幅な低下は避けられない。

他にもいろいろあるが、とりあえず思いつくだけでもこれだけある。

反小沢グループの面々の根本にあるのは「政治家小沢一郎」に対する「嫉妬」である。
彼らの目的はただひとつ「政治家小沢一郎個人の排除」である。
こんな人達が行う政治に対し、失望と不信を抱くのは私だけであろうか。

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