中国が尖閣諸島(中国名・釣魚島)沖の中国漁船衝突事件でかなりの強硬姿勢に出ている。
新聞、テレビでもいろいろな説を唱える人がいるが、中国側の立場から言えば
「中国をナメたらアカンぜよ!」の一言に尽きると思う。
この事件は近視眼的に見るのではなく、政治的背景から見たほうがわかりやすいのではないか。
難しく考えるより単純に見たほうが本質を捉えやすいような気がしている。
私なりの勝手な見方としては
①菅政権に対する中国の警戒感の現れ
中国政府内に前原外相に対するアレルギーのようなものがあり、且つ、岡田前外相は中国政府内での評判が悪かった。米国寄りの菅政権に対する警戒感が中国側にあることが大きな背景の一つである。
本人の希望を優先させるような閣僚人事ではなく国益を優先させる人事を行わなかったツケがこんなところにも現れてきた。
前原外相の辞任問題に発展する可能性もなきにしにあらず・・・。
前原クン国連総会でニヤケて会議をしている場合じゃないだろう。すぐ帰国して対応を考えろ(怒)
②日本の国際的な地位低下
明らかに日本の国際社会での地位は低下しており、菅首相に政治的求心力がないことは国際社会では常識となっており、簡単にいえば菅首相はナメられている。
だから、中国からもアメリカからも強気な要求を出されている。
両国の餌食にされかかっている。
このようなことも背景にあると思う。
今回の事件は
今まで領域内での漁船の操業を両国は暗黙の了解で黙認していた。(領土問題での争いを避けてきた。)
今回、日本の監視艇が拿捕しようとしたことに対し、中国漁船が逃げたが日本の監視艇が必要以上に漁船を追い詰めた為、漁船が体当たりした。(普通はあんなに近くまで執拗に監視艇が追い込むことは考えにくい。)
というあたりが実情ではないか。
これの伏線として、5月頃、国土交通省や外務省が相談し「政治的判断」で尖閣諸島沖の監視を強化することが決められていたことがあげられる。
海上保安庁に対し、中国漁船に対する取締を強化せよとの支持がでていたのであろう。
それが今回の事件の監視艇の強硬姿勢にもつながっている可能性がある。
ビデオがすぐに公開されなかった点についても疑問が残る。
少なくても、この事件の背景に、中国側の菅政権に対する圧力があることは間違いないと思われる。
菅政権は難しい対応を迫られる。
政治・経済のニュースに対する感想を徒然なるままブログに書いています。
2010年9月24日金曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
カレンダー
つぶやき
月別アーカイブ
-
▼
2010
(252)
-
▼
9月
(33)
- 衆院予算委員会での尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件答弁について
- 中国政府が求める『日本は誠実な行動を』とは何か?
- 日本の再生を考える(4)・・・日米安保は空洞化している!
- 小沢一郎は政治哲学者である!
- 粛々と何もしない内閣(できない内閣)
- スタンドプレーが得意なオリジナル民主党のメンバー
- 日本の再生を考える(3)・・・金融政策
- 尖閣諸島(中国名・釣魚島)沖の中国漁船衝突事件・・・中国をナメたらアカンぜよ!
- 日本の再生を考える(2)・・・地方自治
- 諸々について考える。
- 日本の再生を考える(1)・・・公務員給料
- 代表選出馬で民主党内に「巨大新党」を立ち上げた小沢一郎!
- 枝野クン、大島さんに言われてしまいました。
- 適材適所?の菅改造内閣
- 「小沢さん、騙されてかわいそう」という世論
- そして幹事長候補は小沢一郎しかいなくなった。
- 地方一括交付金への不安が代表選に影響か?
- 労働組合は将来に禍根を残した!
- -300ポイントからのスタート・・・小沢氏の選挙
- 民主党代表選の本当の見方・・・「議員票」が全て
- そして沖縄県民とアメリカと話ができる政治家は小沢一郎しかいなくなった!
- 村木局長の無罪判決に思う
- 村木元局長に無罪判決
- 「新薬を発明しました。今からそれを発表します! それは、日本を良くする薬です!」。
- 枝野くん、どこ行っちゃったの!
- かみ合わない話・・・これで編集委員なの?
- こんなはずでは・・・自民党議員の嘆き?
- 朝日新聞世論調査の不思議
- 民主党代表選の争点は「政策」ではなく「決断力と実行力」
- 小沢一郎氏の物事の本質を見抜く力の凄さ!
- どちらが首相?伸子婦人があいさつ回り
- 小沢氏は20年前に「ねじれ国会」に対応していた!
- 達増岩手県知事の正論
-
▼
9月
(33)
ニュース
ウェザーニュース
ヘッダー画像「ブログ ヘッダー画像 無料」様の画像をご利用させていただきました。
Template Design: © 2007 Envy Inc.
0 件のコメント:
コメントを投稿