2010年9月27日月曜日

粛々と何もしない内閣(できない内閣)

菅内閣を見ていると、何も出来ない内閣に思えてならない。
口先介入はするが、事が起きないと行動しない。慌てて対応するから、やることが稚拙である。
お子様内閣とはよく言ったものである。

大阪地検特捜部の証拠改竄事件や今回の中国漁船拿捕に関する事件を見ていると、社会が大きく変わり始めている気配を感じる。
今までであれば、検察内の事件がこんなに大きく表に出てくることは無かったであろう。おそらく内部で握りつぶされていたはずである。中国漁船拿捕に関する事件においても、こんなに大きく取り上げられることは無かったと思われる。

やはり、昨年の西松事件以後、検察やマスコミに対する不信や疑問から多くの国民がネットを利用し情報の収集や独自の情報発信で新聞・テレビ以外のメディアとして力を発揮し始めたことが大きいと感じる。
実際、一部のブログなどの内容は、新聞やテレビなどで報道される内容を凌駕している。
切り貼りされた、新聞・テレビの情報と違い、動画サイトでは、生の情報を得ることができる。
動画のニュースサイトの存在感が大きくなっている。

このように、小沢関連事件をきっかけに、国民の検察やマスコミに対する不信感が増幅し、それが、ブログやツイッターといった、コミュニケーションツールを通し、より多くの人と情報共有することが出来始めている。

ここにも小沢効果が出てきている。

実際にいくつかの掲示板サイトの政治板を見てみても、以前より内容が濃くなっている。話合われている内容も思った以上に健全で冷静な内容である。
マスコミ報道を細かくチェックしている人も数多く見かける。
ネットの世論が偏っているという人もいるが、最近の様子からは、むしろネット世論は思った以上に冷静で客観的であるように思えてならない。

新聞・テレビの関係者は今後、報道内容がネット利用者から厳しく監視されていることを肝に命じなければならない。それにより、本来のあるべき報道姿勢に戻る必要に迫られるハズである。そうでなければ、自社の報道姿勢を明確にし、日刊ゲンダイのようなスタンスを取るのも一つの方向かもしれない。

既存メディアが今後数年のうちに、生き残りをかけた戦争に突入することは間違いない。

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