2010年11月1日月曜日

「政治・経済・外交」の「いろは」も知らない菅・仙谷・前原・枝野・・・。

久しぶりに一句(季語なし)
「日本の 政治経済 霧の中」
日本号という国民を乗せた超大型旅客機の菅機長と仙谷副操縦士の判断ミス操縦の未熟さが原因で飛行機が霧の中に突入してしまったようです。
肝心のレーダーも故障したようで、機長は慌てふためき、顔から脂汗が流れだしたようです。仙谷副操縦士は、「管制塔の責任だ」と言って責任を回避、パラシュートで逃げる準備をしだしたようです。

各種世論調査で菅内閣支持率は40~41%となり、不支持が支持を上回っている。菅改造内閣ができてわずか1ヶ月半でこの有様だ。(さすがにメディアも一気に30%台の数字は出せなかったようだ。)
実際の支持率は30%前半と見たほうが妥当だろう。政党支持率でも自民党に抜かれるテイタラクだ。
「小沢氏の責任」と言い張っても、誰も耳を傾けないであろう。

民主党という太い大黒柱(小沢一郎)を無理やり細い大黒柱に交換したら屋根の荷重で他の柱や梁もギシギシと音を立てて軋み始め、少し強い風が吹けばバラバラに壊れてしまいそうな状況になってきている。

後、1ヶ月もすれば、支持率は30%前半になるでしょう。(世論調査でそんな数字だとしたら、実際は30%割れと考えるのが妥当。)
最大の問題はこの状況で、どこを最優先に補強したらいいのかという指針を現執行部が示せないことにある。

来年の統一地方選挙もこのままでは大敗を喫する可能性が大である。
ボチボチ、地方からも不安と不満が上がってこなければおかしい。

では本題へ
政治家を出身大学の学部で見てみよう。
菅首相・・・東工大理工学部
仙谷官房長官・・・東大法学部法学部中途退学
前原外務大臣・・・京都大学法学部
枝野幹事長代理・・・東北大学法学部
岡田幹事長・・・東京大学法学部

小沢一郎・・・慶應義塾大学経済学部
亀井静香・・・東京大学経済学部

これを見ていただくとわかるように現内閣、民主党執行部は菅首相の理工学部をのぞけば法学部出身である。
一方、小沢一郎氏・亀井静香氏は経済学部出身である。

現内閣の経済対策や金融政策を見ていて感じることは、「経済や金融のいろは」さえもわかっていないのではないかという疑念である。
この点、小沢氏や亀井氏は少なくとも経済・金融に関するの基本的な知識を持っている。
両氏は国際的な見地からの視点も持ち合わせている。
菅氏らには、それらが少しも感じられない。

もう一点を別の法学部=弁護士という視点から見てみよう。(全ての法学部出身者に当てはまるとは思っていないが・・・。)
彼らは「白・黒」の二つの色しか持ちあわせていない。(有罪か無罪か)そして検察・被告人の間に入るが、自分の責任を回避することに全力を尽くす。要は責任を負わないという体質が感じられる。
しかるに政治家に求められる最大の資質が「責任を取る」ということである。政治家が責任を負う覚悟がなければ、国民は安心して政治を任せられることができない。

政治・外交においては、色々な色を混ぜあわせ新しい色を創り出すことが求められる場合も多い。
白黒だけでは、判断できないことも多い。柔軟な対応が求められる。
人間や国の好き嫌いで物事を判断していては、正しい判断はできないし、本当の意味での話し合いはできない。相手を理解しようとする努力なくして、本当の話し合いと相互理解はできない。

菅・仙谷・前原・枝野・・・氏らから感じられるのは
物事を「白・黒」、「好き・嫌い」を基準に考えているのでないかという疑念である。
そして共通していることが人間としての「優しさ」が感じられない点である。(ロボットのような印象さえ受ける。)
小沢氏や亀井氏には「人間らしさ」と「心に秘めた優しさ」が感じられる。
どこかの本に書いてあったが
弁護士と呼ばれる人達に多いのが
(1)時代を読むセンスがない。
(2)結論なき理論的な議論が大好きで、実践力がない。
(3)「正義の守護神である我々が、下々の民を守るのだ」と思い上がっている。

人達だそうです。
う~ん。あたってるかも!


物事には「曖昧さ」というものが必要な時もある。それらを全て包み込む人間としての器が政治家には求められるのではないかと思う今日この頃である。

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