2010年12月15日水曜日

卑怯なり・・・菅首相の人間性を問う

今日から又寒くなりそうだ。
民主党内にも強い寒風がふきあれているようだ。
ここで一句
「年の瀬にアカンアカンと風が吹く」

小沢さんの政治倫理審査会出席問題で党執行部と小沢支持派の対立が激しくなっているようだ。
岡田幹事長の対応にも大いに疑問を持つが、簡単に言えば、どうしても国会運営に支障があるのならば、菅首相が自ら小沢さんと話をしてお願いすれば良いだけのことである。
それ以上でもそれ以下でもない。
それを岡田幹事長任せにしたため、党内がグショグショになっている。
役員会で議決するかどうかで紛糾し、逆に党内対立の火種をまきちらしているかのごとき様相である。
菅首相は自らが責任を取りたくないために責任を幹事長に振っているだけの卑怯者と言われてもしょうがない。

刑事被告人は、政治倫理審査会において裁判に影響があると思われる事項については発言しなくてもよいと法律にも書いてあったような気がする。
当然のことながら、小沢さんの場合は司法の場で争うことがほぼ間違いないわけで、政治倫理審査会に出席しても、全てを発言する必要はない。
何のための政治倫理審査会出席なのか。それで国会運営がスムーズに進む確約はとれているのか。
発言を拒否すれば、野党は承認喚問を求めてくることは自明の理であり、其の時点で国会運営がストップするであろう事は、素人の私でも予想がつく。

意味があるのか。政争の具に使われるだけではないのか。

公明党との連立を組みたいが為に小沢さんの離党を画策しているようだが、足元をよく見た方がいいのでは・・・。
菅首相の側近は「小沢さんが離党してもついていくのは30人ぐらいしかいない。」などとほざいているようだが、小沢さんは着々と包囲網を広げている。
中間派を含め、菅・仙石・岡田・前原氏らに対する不満と不信は広がっており、鳩山さんや輿石さんなどの影響力や地方からの反発、支援団体からの不満、選挙が心配な新人議員などの動向などを考えれば、ほぼ党内の3分の2以上は菅執行部に対して不信任であろう。

首相の座を守ることに精一杯で、党内の状況さえ、まともに把握できていない菅首相や其の側近の読みの甘さや党執行部の危機感のなさを見るにつけ、批判する意欲さえも無くなってしまう。

この現状でも、菅首相を支持する議員は、ただ単に小沢さんが怖いというだけの理由にすぎないであろう。
小沢さんが復権した場合の自分の立場を考えたときの恐怖感におびえているのかもしれない。
なんとも情けない議員の人たちである。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

菅首相は確かに卑劣と思いますが、仮免の未熟な愚かさゆえに卑劣を認識できていない可能性があります。刑法でいう心神喪失者の無罪みたいな。

本当に卑劣な人間性というものは必ず同時に「冷酷さ」を示すものです。

菅氏の小沢氏排除よりも無惨な人間性を見せた事件があります。昔前原氏が党首時代に故永田議員をメール事件で自分の指示ではしごに登らせておきながら、捏造だと分かると途端に無慈悲に梯子をはずし責任を永田氏一人に負わせて議員辞職の詰め腹を切らせた。
この前原氏の冷酷無情さが顕著に表れた人間同士の信義にもとる裏切り行為を「卑劣」と呼ばずしてなんと呼ぼう。

若くして自殺した故永田氏の無念を思うといたたまれなくなります。

この前原氏の確信犯的「卑怯」さが示す人間性の欠如は、菅首相の無思慮無知ゆえの見掛けの「卑怯」よりもずっと根が深い非人間的冷酷さを感じさせられます。

by 通りがけ

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