2010年12月20日月曜日

民主党は地方選の総括を早急に行う必要がある。・・・地方の声を聞く必要がある。

家に帰り昼食を取りながらテレビ朝日のワイド!スクランブルという番組を見ていて思わず口の中のご飯を噴出しそうになってしまった。
恥ずかしながら私はこの番組の司会をしている大下容子アナの隠れファンの一人であり、其のこともあって時々見ている。(なかにし礼さんもファンらしい)

今日は田原総一郎氏が出ており、小沢さんと菅首相の会談について、過激な発言をしていた。
小沢さんが決断するのではなく、菅さんが小沢さんに離党勧告ではなく除名まで決断しなくては民主党が持たないというような趣旨の発言をし、コメンテーターやゲストも口をアングリさせていた。
私もご飯を噴出しそうになった。其の中で「小沢さんは真っ白」という発言もしていて、真偽を図りかねる発言の連続であった。
要約すると、小沢さんは真っ白ならば国会で証言すべきであり、できないというのであれば菅首相が離党勧告などという中途半端な処分ではなく、除名処分にして党から追い出さないと民主党は持たないということらしい。菅首相がそこまで決断できなければ菅さんは終わるということを言いたかったようだ。

しかし、この説には少し無理があるように思える。
除名処分にするだけの党としての大義名分があるのかという点である。
小沢さんが「真っ白」と言うのであれば尚更であるが、無罪の可能性が高い国民から選ばれた議員を立法機関でもない政党が裁判の結果も出ていない段階で、ただ政治倫理審査会に出ないという理由だけで、果たして除名できるのかということである。まして政権交代の最大の功労者である。

私は、小沢さんのこの問題については前々からいっているが、説明責任があるのは2度も不起訴処分を出した検察の方にあると思っている。
小沢さんを招致する前に国会に検察を呼んで、なぜ不起訴にしたのかの説明を聞くことの方が先決であろう。

両議院総会も早期に開催した方がいいと思っている。
直近の地方選で連戦連敗の現状において、まず地方の声を聞くことを最優先すべきだと思っている。
選挙での敗北の原因は何なのかをはっきりさせないことには、これらの問題を解決させることはできない。
執行部は、選挙の敗北は小沢さんの「政治と金」 の問題が大きいように言っているが、政権運営や党運営に関する問題の方がはるかに大きいのではないのかどうか、現場の声を聞くことではっきりさせることができる。
本来ならばその後で小沢さんの招致の問題を検討するのが筋である。
国会運営に関しては、招致を突っぱねればそれだけのことである。
野党の協力が得られる確約もない段階での議決は意味がない。

党としての大儀名分もなしに、小沢排除に突き進む執行部に対し、地方からの激しい批判が起きることは間違いない。
開かれた党と主張するのであれば、まず議員、党員の声を聞くべきである。

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