2011年2月22日火曜日

王道を歩もうとする小沢一郎・・・『個人の願望』を実現するために突き進もうとする菅直人

 沖縄の高江のヘリパッド建設強行と、上関原発の建設強行問題が、急に緊迫し始めた。
それに関するデモや反対運動についてマスコミはどこも取り上げない。
この国のマスコミは、どこまで劣化してしまったのだろう。
マスコミとしての矜持はどこに行ってしまったのだろう。(最初から無いのかもしれないが・・・。)

マスコミの政治に関する報道が支離滅裂になってきている。
「予算を通さないと国民生活に多大な影響がある。」と言いながら予算に含まれている「子供手当て」については批判する。「高速道路の無料化」も批判する。「赤字国債」を批判する一方で予算関連法案に賛成せよと言う。
自社の世論調査で「解散すべき」が60%近くあるのに「今、解散や総辞職はするべきでない。」と言う。
「内閣支持率」が20%を切ったのに「党内世論」を封じこめようとする。

「財界、官僚、マスコミ」などの既得権益を持つ層が傀儡政権である菅内閣を一生懸命、後押ししようとしている姿が透けて見える。(スッポンポンの丸見えである。)・・・(笑)

彼らに北アフリカや中東の独裁政権を批判する権利があるのだろうか?
自分達が行っていることが「自分達の利益優先」のための偏向報道であるとの自覚があるのだろうか?
あれば、こんな報道はしていないわな・・・。(笑)


本題に戻ろう
小沢一郎という政治家ほど虚像と実像がかけ離れている政治家も稀である。
多くは「壊し屋」「寝業師」「政局と選挙の人」などと表現され、「政策よりも政局や選挙重視の政治家」との定評が一般的だ。
本当にそうなんだろうか?
代表戦での「僕には夢がある」のキャッチコピーに代表されるような「常に理想を追い求める政治家」としての姿は、ほとんど語られない。
自民党の副官房長官時代の日米通商交渉における「タフな外交家」としての姿もほとんど語られない。

理想を追い求めながらも現実を見据え、多面的な視点から政治を語れる稀な政治家』であることはほとんど語られない。

最近、よく思うことの一つが、マスコミは「2面的(裏表)・・・2次元」でしか物事を見ていないということである。
今の政治、経済は「多面的(立体的)・・・3次元」に見ていかないと本質を理解することができない時代に突入している。
そういう意味においても小沢さんは政治を「多面的」に捉えられる唯一の政治家といっても言いすぎではないような気がする。だからいつもマスコミは小沢さんの行動に振り回される。(予想を覆えさせられる。)
多面的に物事を見ることができるから物事の本質をシンプルに語ることができるのである。

もう一点が、小沢さんは常に「王道を歩むことを一義としている点である。
常に政治家として進む道が「主権者である国民のためになるかどうかという判断」に基づいているということである。
この点も巷では、大いに誤解されているように思う。

翻って菅首相はどうだろう。
この人には、「自分の理念・理想」というものがほとんど感じられない。
判断基準が「願望」に基づくものである。
「歴史に名を残したい。」「少しでも長く首相の座にいたい。」「少しでも長く税金で美味しいものが食べたい。」「首相の在任中に少しでも多く蓄財したい。」・・・etc
全て「願望」でしかない。(国民という文字は頭の中にない。)

『個人の願望』に基づいて「政治」をされる国民はたまったものではない。
国民は政治家を選ぶ「しっかりとした判断基準」を持つ必要がある。

これからの政局を小沢さんの気持ちになって『多面的(立体的)・・・3次元』な視点で見てみると違う風景が見えてくるかもしれない。(世界の政治状況・地方の動き・中央政界の状況・菅首相の頭の中・・・etc

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