2011年3月8日火曜日

戦いは始まった時点で半分終わっている。・・・政界に人材はいないのか?

小沢さんが民主党執行部宛に提出した「党員資格停止処分に対する不服申し立て」に対する返答はどうなったのだろう。
小沢さんは先日の記者会見からも感じられたが「戦う顔」に変わってきた。
党執行部など何処吹く風で堂々と岩手県連の選挙対策本部長に就任したそうだ。
常任幹事会のメンバーも「賛成者の名前を書け」と小沢さんに言われたが、そう簡単には書けない情勢になってきた。(賛成と書いたら後が怖い・・・やはり皆さん小沢さんが怖いんだろうな~笑)

前原氏や仙谷氏が所属する凌雲会も「高支持率」と「次期首相候補を持つ」という2つの優位性を失った今、党内での求心力は一気に低下した。

党執行部においては言うまでもない。
「開かれた党運営」と言いながら片方では「執行部が決めたことが党の決定だ。」などという強権的な運営をしていれば、誰もついてこなくなることは予想できたことだ。
ましてや「言行不一致」で「言っていること」と「やっていること」がチグハグでは誰も信用しなくなる。

それに加え「参議院選挙」以降、選挙では「連戦連敗」の有様で、岡田幹事長を始めとする党執行部の「実力不足」が露呈してしまった。
「解散総選挙はしない」という菅首相の代表選での約束も反故にされそうで、菅首相を支持した議員達の間でも不信感が増幅している。

この政治状況を考えた時、民主党だけでなく自民党にも言えることだが、「この政治的閉塞感を打開することが出来る力」を持つ政治家がいるのか?
という問に行き着く。
民主党では誰か?
自民党では誰か?
他の野党では誰か?
と考えていくと最終的には数人に絞られる。
それほど政界には人材がいない。
専門分野の政策や実務に長けた政治家はいるが「政局をダイナミックに動かしていける」政治家はほとんどいない。

最終的には与野党を通しても「小沢一郎」しかいない。
だから「政界再編」を目論む与野党の議員達も「心の中」での本音は「小沢頼み」なのである。
だから小沢さんは何時もこう言っているのだ。
「議員も自立しろ」と・・・。
「自分たちで考えて行動しろ」と・・・。
それができる議員が「次世代のリーダー」となるだろう。

今の議員の人達には欠けているものがある。
「小沢さんと他の議員との最大の違いは?」と聞かれれば私だったらこう答える。
それは「覚悟の違い」であると・・・。

今の国会議員の中で小沢さん以外に覚悟がありそうな議員をあげるとしたら
亀井静香(国民新党)
平沼赳夫(たちあがれ日本)
鴨下一郎(自民党)・・・この議員は地味だが理念を持っている。発言も信用できる。
彼らは好き嫌いは別にしてこの点では評価できる。

個人的には特に政策面でのリーダシップを期待して
田中康夫(新党日本)
大塚耕平(民主党)
の名前を挙げておきたい。
他にも立派な議員が多くいるとは思うが、思い浮かばないところに「人材不足」と言われる所以がありそうだ。
「小沢さん頼みではなく自らの意志で考え行動し、そして覚悟を持って政治に取り組む」
これが小沢さんを支持する議員にも求められ始めている。

2 件のコメント:

通りがけ さんのコメント...

長周新聞の記事
>>http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/seikenntenpukuhakarigunjikainyuumoribia.html

  政権転覆図り軍事介入も
 アメリカの常套手段
 

通りがけ さんのコメント...

晴れのち曇り、時々パリさまのエントリーにコメントしました。
>>「日本の和の文化はゆすりの文化」/対植民地意識が抜けない感情を露呈した『米日本部長』
>>http://blog.goo.ne.jp/veritas21/e/4984c0879aaba5f2fd1c97fed0683c77

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衆生本来仏なり (白隠禅師座禅和讃)
2011-03-08 07:20:06
維摩経の中で釈尊の法話として戦争の悪は敵国兵と敵国人を人間として観なくなることにあると述べられています。相手も自分と同じくこの世に得がたい人身を得て生まれた尊い人間なのに、「戦争」という言葉の魔力の中に置かれるとそれを忘れてしまって剥き出しの生存本能のままに、相手を自分の生存をおびやかす有害な存在として観てしまい、戦って無慈悲に殺すことしか考えなくなってしまう。しかし殺すという悪因をなせば悪果をうけることになる。これが因果律です。
仏教に帰依し「世間虚仮唯佛是真」と正覚なさった聖徳太子の「和を以って貴しとなす。万機公論に決すべし」は戦争の悪因から身を避ける方法を説いたものです。
戦後憲法第九条は同じものを目指して「国際紛争解決の手段としての武力を日本は永久に放棄する」と宣言しました。
この憲法九条に従い日本人は地位協定を直ちに破棄しましょう。そして軍事力によらない外交をすべての国と結ぶという目標を立てて精進しましょう。大いなる和の国、大和国日本列島の地球に対するノブレスオブリジェを果たして。合掌

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