2011年8月25日木曜日

前原・仙谷氏の言う「挙党一致」は『虚党一致』・・・焦る前原・仙谷が走る。

私は、菅首相はもっと居座るつもりでいたと思っている。
あきらめたのは、やはり「政治と金」の問題が原因だと思う。
国会で外国人からの献金問題を追求され、領収書の提出を求められたことが止めを刺された最大の要因だと考える。多分、献金を返還したときの領収書はないものと思われる。
万が一、国会で証人喚問でも要求されたら、断ることは難しい。
なぜなら小沢さんの証人喚問出席の問題で小沢さんを厳しく批判していた経緯があるからだ。

さてさて前原氏と仙谷氏の顔色がすぐれないようだ。
私は、前原氏は当初、出馬する予定では無かったと思う。この点はマスコミとも見方は一緒だが、出馬の理由は別のところにあると思う。
出馬したのは、やはり「政治と金」の問題だと思う。
外国人献金問題で京都地検に告発されている立場の前原氏は、場合によっては公民権停止処分になる可能性がある。停止処分になれば鈴木宗男氏のように5年間、選挙に立候補することさえできなくなる。(立件された段階でアウトだと思うのは私だけ・・・?)
次期代表選出馬どころの話ではない。政治生命が絶たれることになりかねない。
首相の座を目指してきた彼としては、ここで立候補しなければ2度と首相になるチャンスはなくなるという危機感があるのだろう。
追い込まれての立候補であることは間違いない。

前原・仙谷氏は「挙党一致」を今頃になって訴えているが、彼らのいう「挙党一致」は口先だけの中身のない「虚党一致」に過ぎない。
さすがに、騙されやすい鳩山元首相も今回は気づいたようだ。

昨日も前原・仙谷氏は精力的に党内の有力者へのあいさつのため走り回っていたようだが、その顔には焦りの色が見て取れる。
思ったように支持議員が集まらないのだろう。

今回の代表選の焦点は第1回の投票で過半数を確保することは、どの候補も難しいと思われるので1回目3位以下の議員グループが決戦投票で誰に投票するのかという点に絞られる。
簡単に言えば1回目の投票で前原氏がどれだけの票を獲得できるかにかかっている。

おそらく仙谷氏は人事の空手形を乱発していると思われるが各陣営とも今回は簡単には乗ってこないだろう。
現状では、殆ど予測が立たないことに加え、前原氏に乗って外れた場合のリスクは、前回の代表選以上に大きいからだ。

前原・仙谷氏が野田グループや菅グループとの関係修復ができるのか?
前原氏が外国人献金や暴力団のフロント企業からの献金について納得のいく説明ができるのか?
あれだけ小沢さんの「政治と金」を批判していた菅氏や前原氏が、自らの「政治と金」の問題で追い込まれているとは、何とも皮肉なものである。



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