2011年9月7日水曜日

野田首相は自民党の首相?・・・野田政権:政策決定、政府・民主三役会議も承認 党政調の上部に新設

野田首相のやろうとしていることを見ていると自民党の首相ではないか思ってしまう。
そもそも、今回の政策決定プロセスの変更だけを取り上げてみても完全なマニュフェスト違反だ。
おまけに事務次官会議の定例化など自民党時代に先祖帰りしたかと思われるほどだ。

ここまで露骨に官僚依存を打ち出すとは思っていなかったが、裏返せばそれほど政権運営に自信がないないことの裏返しとも捉えられる。
財務省やオール霞ヶ関をバックに政権運営を進めれば、確かに政策の実行スピードは速くなるかもしれない。政権も安定するかもしれない。
しかし、それでは自民党時代に戻るだけの話で根本的な改革にはならない。
財務省や霞ヶ関がなぜ増税を焦っているかといえば、「公務員給料の削減」を先送りにしたいことが第一にあるからだ。
今のままでいけば、税収は増えず、遅かれ早かれ「公務員給料の削減」は避けられない状況だ。それも5%というような下げ幅ではなく二桁の削減は避けられない。
なんとしても増税で税収を増やし、「自分達の給料レベル」は堅持したいというのが彼らの思いだ。

今の世界経済をみれば、世界同時恐慌がおきてもおかしくない状況だ。
それが起こる前に増税の道筋を確実にしておかないと、恐慌が起きれば増税どころの話ではなくなる。その前になんとしても増税を決めたい。官僚の考えることとはこんなものだ。

政権を獲る前に民主党は何と言っていたのか?
各大臣や副大臣、政務官だけでは政務に対応しきれない。そのために、どうしても官僚に依存しすぎてしまう。政府に党の役員も含め100人を送り込む。
と言っていなかったか?
政府に100人送り込み、党務に関わる議員を差し引きすると党に残る人間はすくなくなる。
「内閣への政策決定の一元化」は政府に100人送り込むことも前提に考えられたシステムであったはずだ。
前回の衆議院選挙で勝ちすぎたことも多少は影響している。
議員になりたいだけのどうでもいい議員までが当選してしまい、またそういう議員に限って、偉そうに「政策決定に関わらせろ」と喚いたことも混乱を招いた大きな要因だ。

「財政規律を守る」とか「財政健全化」などと藤井前財務大臣などをはじめとする財務省御用達の議員が大声で叫ぶが、そもそも現在の財政状況を招いた責任の多くは政治家だけにあるのではなく「省益に走り、天下り先確保に走った」霞ヶ関の官僚機構にもある。
彼らの口から「反省」という言葉を聞いたことがない。

それらを打破し、新しい政治システムを確立しようとしたのが民主党ではなかったのか?
多くの国民の期待もそこにあったのではないか?
期待を裏切った政党は、今、支持率が高くとも、いずれ見放されることは目に見えている。
国民に約束したこともを地道に守ろうと努力する姿こそが政治に対する信頼を取り戻す唯一の道ではないのか?

久しぶりに一句
「官僚に 反省という 文字はない」

3 件のコメント:

通りがけ さんのコメント...

前記ふじふじのフィルターブログ様記事を長文なれど優れた論旨の価値を損なわぬためテキスト全文転載させていただきたい(動画は除く)。
>>http://fujifujinovember.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/http.html

(転載開始)

(タイトル)「野田増税内閣は存在理由なしだし、増税する理由がない。&学校給食に気をつけて!」

 菅首相(当時)が、増税大好きの吸血鬼与謝野肇氏を他党から連れてきて公約違反の増税路線を引き、増税で自公と三党合意をし、この増税が揺るがすことのできない決まりごとのようにプロパガンダして、増税しないとの公約を守る海江田候補(管理人としては不満はたくさんあるが)を破り、野田首相へと強引に引き継がれることになったが、公約違反の自公合意なんぞは、そもそも公約違反なのだから、その公約違反を首謀する首相が選ばれたこと自体が許されないことと私は信じている。

 みなさん、増税をしないと言った約束を守れと大声で言おう!三党合意は揺るがせないものではなく、国民との約束こそが揺るがせないものと認識すべです。誤魔化されてはいけません。

 だいたい、三党で合意とか日米合意したので、国民との約束は守れません反故にしますなどという理屈が通るとしたら、選挙は詐欺でよいことになる。しかし、それにしてもなめられてるわね、国民の皆様。

 三党合意とか日米合意したから、それは絶対に守らなければならないだなんて、おかしすぎでしょ?三党合意を引き継いだことで増税路線が正当なの?日米合意したから、辺野古基地は絶対建設なの?主権者は国民の私たちでしょ。私達への約束は、三党合意よりも日米合意よりも優先する。合意したから私達にあわせろなんていう理屈は通らないと思いませんか?そもそも、増税路線の人が政権を持つことになること自体がおかしい。不正な政権だと私は思う。

 増税路線が正当な政策かのように登場した野田内閣だが、増税に対する意欲は組閣を見ても満々である。しかし、それは不当なことだ。

 原発事故で、はしなくも浮かび上がったのが、電気料金と税金を食い物にする原子力ムラ(政・官・業・報・学)の全体像。これは典型的な例で、このように私達が納めた税金や年金は、ほとんどが霞が関村で食い物にされているだけということ。霞が関の食い物を増やすようなものが増税。増税によって、彼らは、ますます無駄な事業を強権的に行い、私達に損害を与えることになる。そういう意味でも増税は絶対にしてはならないと私は思っている。

 また、日本には、財源がいくらでもあり、増税はそもそも不要なのだ。

 1、国債整理基金ででる10兆円の剰余金を予算組み替え+日銀引受18兆円で、28兆円がねん出できる。

「復興」2次補正予算を先送りし、大臣ポストを増やす内閣法改正を優先する 菅首相の「延命」国会戦略―高橋洋一氏

 国債整理基金は、今年度予算で歳出計上された定率繰入10兆円の予算組み替えでもいい。これは過去に11回も行われた手法で財務省も慣れている簡単な方法だ。日銀引受も毎年行われてる話で、復興国債を18兆円発行して、今年度予算で既に認められている日銀引受の範囲内30兆円を枠一杯活用すればい い。

 具体的には新たな国会議決は必要なく、財務省の文書である国債発行計画中の国債発行170兆円を188兆円、日銀乗り換え12兆円を30兆円に書き換えればいい。これも課長レベルの簡単な話だ。市中消化額がまったく同じであるので、市中消化原則も変更ない。

 これらはもっとも簡単に第二次補正予算を作る方法だ。それらを復興基金にして、後は自由に被災県3県、岩手、宮城、福島に10兆円ずつ配分して自由に使ってもらってもいい。

 2、日銀は、円を60~100兆円刷れ!高橋洋一氏の説明はこちらをご覧ください。こちらのユーチューブも声だけですが、よろしいかと思います。

 3、日本には、1500兆円の個人資産がある。これを武田邦彦先生が「たかじんのそこまで言って委員会」で、主張されました。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

たかじんのそこまで言って委員会 9月4日 教育SP 5/5


動画は、ユーザーによって削除されたとのことです。
でも、文字化しときました!

【子ども相談室】

東北の野菜とか牛肉を食べたら僕らはどうなるの?という質問に

武田邦彦氏

もちろん健康を害しますから、できるだけ捨ててもらいたい。
しかたがないです。
今生産するのが間違っている。
きれいになってから生産しないと。

畑に青酸カリがまかれたと。
青酸カリをのけてから植えてください。
これは順序。しかたない。

仙台の北の大崎というところへ朝仙台空港から来ました。
大崎のすぐ北の一関、ここには、海を通って放射性物質が落ちて、
0・5マイクロシーベルトになりました。

大変に悲しい現実なのですが、東北の人とか福島の人を助けるには、
牛肉を食べるのではなくて、別の方法を政府は断固としてとらなくてはならない。

まず、国土を除染をしてきれいにしてから取り組むという固い決意がなくてはいけない。

この期に及んで、外貨準備高なんかまだ増えてんの。
子供たちが困ってんのに。

家で言えば、子どもが病気しているのに、親が病院に連れて行かないで、
ケチに貯金しているようなもんですよ。

この時こそ、貯金をはたけって言ってんですよ。
1500兆円も貯金があるんだから。

日本の子どもたちと国土を助けるために、今こそ子供たちがこういう質問をしないようにしてほしいですね。


実際除染できるのかどうか。除染するのにどれくらい時間がかかるのか先生どう思うという質問。

武田邦彦氏

最大の見積で800兆円と言われましたよ、テレビで。
800兆円、先生どうするんですかと、払えないじゃないですかと。
いや、払えるじゃないですか、1500兆円あるんだから。

子供たちを守るためと日本国土を守るためには、何が必要かということがハッキリすれば、
もう原発もやる気を失いますよ。

今、そこが中途半端になっていて、子供たちが被爆してもいいなんて言っているから、結果としてまた原発やろうかなんて議論があって。

先ほど、悪いけども、原発をやるか日本のエネルギーが足りるかなんて話は一緒にしちゃいけないんですよ。

安全性と必要性はまったく別。そういうことを論理的に考えなければいけない。
これは非常に問題です。

私は農家の方とか全力で救う必要があると思う。
我々の同胞だから。

救うのは僕らが被ばくすることじゃない。
農家の方が1年休業しても大丈夫なように、ちゃんとやる。
これは日本国のプライドとしてやりたい。

日本の宝の子どもの健康を壊すことは絶対にやっちゃいけない。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

 武田邦彦先生、ありがとうございます!

 さて、子供たちの給食に、放射能に汚染された作物が、多用されていませんか?福岡県の例ですが、

速報:公益財団法人福岡県学校給食会による放射能検査(2011.09.05(月)発表)

 で紹介されている「ふくおかの大地と自然を守ろう!わらびの会」―「福岡の学校給食が大変なことに<追記あり> 」

 をご覧ください。おそらく、横浜市もどこもかしこも同じく文科省の風が吹いていることと思います。

 福島県の子どもに年間20ミリシーベルト被曝を許容した文科省です。今、1ミリシーベルトに変更したようなしないようなあいまいな感じですが、一時は子どもに20ミリシーベルト被曝させる決定をした文科省が、その延長線上で、放射性物質に汚染された農作物を全国各地の子どもたちに食べさせようとしているということは全く想像に難くありません。

 皆さんの地域ではいかがですか?汚染作物を給食で食べさせられることになっていませんか?

 しっかりと、検証してくださいネ!

 武田先生がおっしゃるように、子どもたちは、日本の宝なのですから。

2011年9月 6日 (火) 教育全般, 税制全般 | 固定リンク(転載終)

通りがけ さんのコメント...

「東電・保安院・菅内閣のアメポチスパイ集団による放射能棄民テロを刑事告発せよ」

東電の賠償責任と刑事責任
>福島産食品とどう向き合う?(東京新聞)
>>http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-1179.html(日々坦々さま)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>また「リスクの高い食品は大人が食べるべきだ」と提言するのは京大原子炉実験所の小出裕章助教。「福島はおろか、すでに日本中が汚染されてしまって、安全な食べ物などない。規制値以下は『安全』だと刷り込もうとしているが、そんなことはない」と主張する。

 このうえは、子どもやこれから子どもを産む若者たちを被ばくの危険から守ることこそ最優先するべきだという。
 「年齢で放射線への感受性が違うので、被ばくしても影響の少ない五十歳以上、六十歳以上が測定値を確認して食べるべきだ。私たちの世代を中心に、大人には、原発の推進を許してきた責任もある」<
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

馬鹿なことを。
いずれの年代も食べるべきではない。内部被曝だけの問題ではないのである。
ドイツが言うところの放射性廃棄物を食べることによって食べた者が新たな放射能発生源になる。そうなれば若い世代の健康を外部被曝から守るためには親子家族の近接同居が許されなくなり、すべての家族に強制的な一家離散が起こる。これは憲法の基本的人権侵害である。

小出氏は放射能安全健康指導などできる立場になくまた学識もない。小出氏はいっさいの政治的発言を謹しみ、ひたすら原発技術者として東電保安院内閣閣僚の福一放射能拡散テロ犯行で、設計上の欠陥や冷却操作の過誤といった技術面の証拠を挙げてこの三者を刑事告発すべき立場である。それこそが児玉龍彦氏の言う「得手に帆あげて」である。


チェルノブイリでの常識は汚染地域内で汚染されたものはすべて移動禁止放置廃棄。汚染された作物を出荷して非汚染地域に汚染を拡大すれば東電・保安院・菅米軍隷従内閣共謀共同正犯の放射能棄民テロの拡大に手を貸すことになる。

今まで汚染されていなかった家庭に汚染源がやってくれば食べても放射能が消えたり減るわけではなく体内に取り込まれる部分と排泄される部分に分かれるだけで、食べれば食べるほどそれぞれ濃縮されていくだけであり汚染が拡大する。汚染濃縮は当然外部被曝の線源であり、若い人たちは隔離が必要となる。汚染食物が入った冷蔵庫も汚染されるので同居は不可能になるね。

国はすべての食品小売業者の店頭にガイガーカウンターを食品売り場ごとに設置することを義務付けよ。消費者が購入するときに食品の放射能汚染度をその場で確認できるように。東電はすべての食品小売業者のガイガーカウンター設置費用をすべて負担せよ。そして店頭で放射能汚染が高度で食品に適さないと判明した売れ残りはすべて東電が店の仕入れ値で買い取り自費で適正に廃棄処分せよ。
農業や漁業生産者補償は別途行え。

国は福一を直ちに廃炉地下水遮断ダム壁で囲んで厳重に石棺化せよ。
児玉龍彦氏の下に除染プラットホームを作って土壌除染技術を開発し全力で除染せよ。
日本の輸出を回復させるにはそうするしかないのである。

増税しても地位協定維持しても原発推進しても風評被害と称して国内言論弾圧しても311日本政府放射能テロ以来地球上に放出され続けている核物質による汚染はいっこうに減ることなく増加の一途を辿っているばかりである。
これくらいのことは小学生でもわかる。

通りがけ さんのコメント...

ヒロシマ原爆の200倍近い放射能土壌汚染海洋汚染を除染することは可能か?

可能である。人類の生存という至上命題にとって問題になるのは生物学的濃縮である。食物連鎖の頂点に立つ人類にとって土壌の農作物、海洋の水産物が汚染されることを防ぐ手立てが無い。しかし、農作物や水産物はそれ自体が濃縮によって土壌や海洋の汚染を希釈している除染物質となっているのであるから、農作物や水産物を収穫して汚染濃縮が確認されたら一箇所に集めて堆肥化土壌化すればよい。かくして汚染食材をすべて土壌化してから、土壌中のセシウム吸着技術を適用して土壌を除染し、高濃度セシウムを分離して核廃棄場へ、残った除染済み土壌を一般農地へ戻してゆけば、非常に効率よく農地除染も海洋除染も進められる。
児玉龍彦氏の除染プラットホームへすべての分野の民間の先進科学技術を「得手に帆あげて」集めることにより、国土と海洋の除染は必ず成し遂げられると確信する。

東電はすべての汚染食物を食品小売業者の店頭から仕入れ値で買い取り自費で土壌化して除染プラットホームへ搬入し除染費用を払って土壌除染せよ。

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