2011年10月17日月曜日

小沢さんは、本当に落ち目なのか?・・・マスコミや政治評論家の思考停止

小沢さんの裁判が始まったら、またぞろ小沢批判が活気を呈してきた。
毎回同じように「小沢落ち目論」「子分離反論」のオンパレードである。
マスコミや政治評論家、ヤメ検弁護士や反小沢議員らの口からも聞こえる。

彼らは小沢さんに対し「庶民感覚とはかけ離れた政治家」というレッテルを貼り、「金の力」で子分を集めていると吹聴しているが、実態とはかけ離れている。
彼らは「永田町」という狭い世界の枠の中でしか「小沢一郎」という政治家を見ていない。

小沢一郎は「増税反対」「脱原発」「TPP反対」「格差社会の是正」などを訴える一部の国民の「心の柱」となりつつある。
今の政治家の中で、官僚、既得権益層、アメリカなどに対しはっきり物申せる政治家は小沢さんと亀井静香氏ぐらいである。
国民の声を代弁する数少ない政治家の一人が小沢一郎であり、彼こそ「庶民感覚に一番近い政治家」であり、彼の周りに集まる政治家も「国民の声」を大切にする政治家が多い。
「金の力」で子分が集まるのではなく、「国民の安心と安全を守ることこそが政治家の最大の使命」と考える政治家達が小沢さんの政策に共鳴して集まってくるのだ。
もちろん、そればかりではなく小沢さん個人の人柄、政治家としての力量、党運営におけるマネージメント力、選挙戦術などに惹かれて集まった人達でもある。
そうでなければ、裁判中の党員資格停止の身で党の役職も無く、党の資金を動かす立場にもない政治家が百数十人の議員のグループを維持できるとは、とても考えられない。

マスコミなどの既得権益層と呼ばれる人たちの最大の問題点は「狭い世界」でしか物が見えない、考えられないという点である。
アメリカ発の「格差是正を求めるデモ」は世界中に広がりつつあり、デモへの参加者も万単位で増えており、世界中で「強欲な資本主義」と「自分達の利益を最優先する既得権益層」に対する反逆が始まっている。
「他山の石」だと他人事のように思っているマスコミ、官僚、財界などだが、日本の国民の間にも大きな潜在的不満と批判がマグマのように溜まっていることを理解していないようだ。
一例を挙げれば既得権益層の小間使いであるマスコミ(新聞・テレビ)の購読者数、視聴率が激減している。
10月第一週のテレビの視聴率調査では第一位が17%の「笑点」だそうである。以前では考えられない視聴率である。テレビ離れが急速に進んでいる。
その最大の原因は、テレビの情報に対する「信用」と「信頼」の低下である。
テレビに出演する評論家、編集委員、コメンテーター、学者などの口から発せられる言葉を信用できないと考える国民が急速に増えていることを表している。
いまやマスコミの発する情報は「ゴミ」と化しつつある。
この状況が続けば、どこかでマグマが噴出し庶民の反逆が表面化するだろう。

今、世界中の国々で求められているのは「政治家」「公務員」「マスコミ」などの「公的な役割を担う」人たちの「倫理観」と「使命感」である。

「テレビは信用できない」「見たいと思う番組がない」というのが、多くの国民の声である。
テレビ局は、下記のような世論調査をしてみたらいい。
①テレビの報道番組は信用できますか?
②見たいと思う番組がありますか?
③テレビ局に「倫理観」と「使命感」が感じられますか?
是非、実施していただきたいものである。

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