2011年11月17日木曜日

小沢さん野田首相を見切る・・・ダメだコイツは(小沢さんの気持ちを代弁)

小沢さんが積極的に発言し始めた。
野田首相のお手並み拝見とばかりに暫く発言を控えていたようだが、完全に見切ったようだ。
輿石幹事長とも会談したようで、これからの動向に注目が集まるだろう。

民主党の小沢一郎元代表は16日夜、都内のレストランで自らに近い同党の若手議員5人と会食した。
出席者によると、小沢氏は野田首相がTPP交渉参加を表明したことに関連し、「首相は外交交渉の経験も実績もないので、国民生活を守る準備なしに交渉に参加してしまうと、米国の都合のいいようにされてしまう」と述べ、懸念を示した。
また、党内のTPP慎重派が一時、離党も辞さない構えを見せたことについて、「いまは動くタイミングではない。実際に動くのであれば(離党者で)多数派を作ってからでないと厳しい」と語った。
さらに、次期衆院選について「年が明ければ、選挙の空気が強くなる。今、衆院選をやったら民主党衆院議員は50人(国会に)戻ってこられるかどうかだ」との見通しも示した。消費税率引き上げにも否定的な考えを示したという。
(2011年11月17日07時06分 読売新聞)



宮城県議会議員選挙での惨敗の結果を見て、党内の議員に対し警告を発したともとれる発言である。
民主党の衆議院議員に対し「国会に戻ってこられるのは6人の内の1人しかいないんだよ!」と具体的な数字を出して危機感を煽ったともとれる。(衆議院議員が六分の一に減ること=政権崩壊)
この数字は現実味の高い数字であり、選挙の神様である小沢さんの発言はそれ自体に重みがある。
現職の財務大臣のお膝下でさえ、惨憺たる結果であった。11月20日の福島県議会議員選挙の結果次第では、党内に一波乱ありそうな雰囲気になってきた。
TPPや増税推進派の議員への強烈なメッセージともとれる。

まあ、ゴミ売り新聞の記事なので小沢さんが50人という具体的な数字を出したかどうかは定かではないが、民主党の議員にとっては衝撃的な数字だろう。
100人と50人では50人の方が聞いた議員に与える影響は格段に大きい。

さて、この記事が信用できるという前提で読むならば、むしろ注目すべきは次の発言だろう。
「いまは動くタイミングではない。実際に動くのであれば(離党者で)多数派を作ってからでないと厳しい」
小沢さんは離党及び新党結成を否定していない。
むしろ、このままでは民主党は潰れる。であるなら「志のある議員は党内の同士で多数派を作りなさい」と言っているようにも聞こえる。(TPP反対、増税反対、原発反対、民主党の原点回帰を考えている議員で民主党の過半数を超えるぐらいの数の多数派作りを目指しなさい。動くのはそれからだ。)

小沢さんは、「TPP推進、増税、原発推進」では選挙に勝てないと判断した。
民主主義の原点は選挙だ。民意を政治に反映させることが民主主義の原点だ。
そして「国民が投票したいと思う政党が見当たらない」という今の政治状況から新党設立も選択肢に入れ始めたのであろう。
これからの動きに注目したい。


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