2012年6月27日水曜日

政治家の矜持とは?・・・言い訳は通用しない時代に。

今の政治家には矜持というものがないようだ
矜持自分の能力を優れたものとして誇る気持ち。自負。プライド。

政党
企業組織同じように考えている議員余りにも多すぎる
サラリーマン同じ感覚でいる議員が余りにも多いことか
国会議員国民から選挙によって選ばれ小選挙区で言えばその選挙区代表のようなものである。本来、政治家はサラリーマンというよりは自営業者に近い言った方がいいだろう
首相言うことに従う党の決めたことには従うというのはもっともらしい言い訳だが首相や党の決めたことが全て正しいとは限らない
そして重要なのはそれぞれの議員有権者の声を政治に反映させる努力をしているかにある
国民の声を拾い上げそれを元に議論を積み上げ党内での合意形成丁寧に進めた上での党の決定であれば仕方がないだろう。しかしそうなっていないところに現状の政党政治の危うさがある
そして、議員個々が政治家としての「矜持」を持っているかである。
余りにも、偏ったプライド意識に凝り固まってはいないかということである。


今回の消費税法案の採決における個々の議員の行動は、議員の人間性を見るうえで非常に参考になる。

まともな神経の議員の中には、今日になって後悔と罪悪感に襲われている議員もいるかもしれない。しかし、もう後の祭りである。

前にも書いたが、政局には小局と大局がある。大局的な視点からの政局で見れない政治家は、小局で判断を誤る。
これからの政局を大局で見た場合、民主党は、色々な面において「草刈り場」になり、且つ政策で自民党との違いを出せなくなり埋没していく運命にある。特に地方組織が弱く、連合などの支援組織も弱体化していく中で、支援団体や組織も離れていき党自体が完全に弱体化していく運命にある。
結論を言えば、「民主党」という政党の存在意義が無くなるということである。

必要なくなったものは捨てられる運命にある。
それが自然の摂理であり、党内を纏めれない体質は変えられず、新たな党内抗争に明け暮れるうちに分裂する道をたどるだろう。

更に、問題を指摘するなら、今の民主党は、本来の民主党とは本質が変わってしまったことにある。中小企業や勤労者、障害者などの弱者の立場に立ち政治を進めていくのが本来の体質であったはずのものが、官僚や大企業、既得権益層などを擁護する対場に立つ、以前の自民党のような体質に変わってしまった。

このことの意味することは大きい。支持層離れが顕著に進んでいる大きな原因はここにある。自民党と同じ支持層になりかかっている。
選挙で考えた場合、今の民主党はパイが大きい一般庶民の層の民主党支持者を自ら切り捨て、自民党の支持層にすり寄っていると見ていい。これは、各種世論調査からも伺いしれる。
選挙になれば、自民、民主が同じ層の支持者を奪い合うことになり、一番の票田である一般庶民の層は、受け皿の政党ができれば、そちらに流れる可能性が高い。



消費税増税法案に賛成した民主党議員は、これからが大変だろう。国民の信頼を自らが放棄した罰の償いを迫られることになる。
地元では、言い訳に終始する羽目に陥るだろう。
「庶民の生活がどのように変化しているのか?」を敏感に感じとれない議員たちは、庶民の家計の財布から今まで以上に搾取する政策が身近に感じられるようになれば、支持者達が離れていくであろうことを予測できていない。「議員の生活より、自分の生活が第一」というのが、偽らざる庶民の気持ちである。

もはや、口先だけの言い訳にだまされるような国民ではない。国民を舐めたら痛い目にあうだろう。


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