2012年7月30日月曜日

小沢グループの議員さえ理解していない小沢さんの実力・・・離れてわかる小沢一郎の力

下記の記事は小沢一郎という政治家を理解する上で非常に参考になる。

民主党の分裂を受け、本県の市町村議で党員登録をしていた90人のうち66人が離党したことが同党県連への取材で分かった。同党を除名され新党「国民の生活が第一」を設立した小沢一郎衆院議員(岩手4区)の影響力が強い県南部を中心に7割以上に上る。一定数が新党に合流するとみられるが、「政策を見極めたい」などと様子見の向きもあり、追随の動きがどこまで広がるかは未知数。民主党にとっては年内の衆院解散・総選挙もささやかれる中、組織の再構築が急務となった。
同党県連によると、5月末の定時登録時点で党員登録されていた市町村議は90人いたが、消費税増税法案の衆院採決に端を発する同党の分裂を受け、各総支部に離党届が相次ぎ、26日までに66人分が受理されたという。
同党県連は選挙区や市町村別の内訳は「公表できない」としているが、岩手4区と、中選挙区時代に小沢氏の選挙区だった同3区で多いという。岩手日報

因みに、この記事に出てくる岩手4区は小沢さんの選挙区であり、岩手3区は黄川田徹議員の選挙区だ。ここには出てこないが階猛議員の選挙区である岩手1区は現職の達増岩手県知事の地盤だ。(達増氏は4期衆議院議員を務めている)
今回、小沢グループでありながら民主党を離党しなかった階、黄川田議員は民主党に党員登録している岩手県の市町村議が7割以上も離党するとは予想だにしていなかったことだろう。
小沢グループにいた彼らでも、これほどまでに小沢さんを支持し行動を共にする地方議員が多いとは思ってもいなかったことだろう。政権政党の民主党を離れることは地方議員にとってもマイナスであり、せいぜい2割程度くらいしか離反しないだろうと甘い予想をしていたのではないか。地方議員が離反するということは選挙区における選挙の実働部隊が少なくなるということであり、彼らが持つ基礎票が少なくなることを意味する。
小沢さんの近くにいた議員でさえ、岩手県の選挙区の事情や小沢さんと地方議員、支持者の関係を理解できていなかったということである。
当然、民主党の県会議員にも、この結果は大きな影響を与える。彼らも 市町村議の協力なくしては選挙を戦えないからだ。
選挙区に、ほとんど帰らない小沢さんが何故これほど岩手県で支持を得ているのか。
多くの人が不思議に思うのではないだろうか。
その理由の第一に挙げられるのが「小沢さんは支持者を信頼している」からではないだろうか。
支持者に対する信頼感が支持者の小沢さんへの信頼感と支持につながっているということではないだろうか?
強い相互の信頼感が小沢さんの岩手県における影響力の源泉ではないだろうか。
もう一点は、小沢さんが離党し新党を立ち上げるのは、始めてではない。過去に何度も新党を立ち上げている。岩手県の県民にとっては特別なことではないことが挙げられる。

さらに、もう一点取り上げるとするならば「TPP」の問題がある。地方の農林漁業の産業に占める割合が高い地域にとっては「TPPの推進」は死活問題だ。
この問題は、選挙になった場合、支持団体の動向に大きな影響を与える。
「TPP推進の民主党」、「TPPについて何も結論が出せない自民党」を、地方の農業団体が果たして支持できるのかという問題である。
TPPは医療関係者や地方で大多数を占める中小企業にとっても死活問題である。
TPPは選挙における大きな焦点であり、党派を超えたレベルでの政党選択要素の一つになりうる。
これらは、岩手県に留まらず全国に波及する可能性がある。

民主党という政党は、理解しにくい政党である。
小沢さんたちの離党以後、政権支持率、政党支持率ともに下降線をたどっている。
にもかかわらず「野田首相が代表選で再選される」というニュースが飛び交っている。
「輿石幹事長が再選支持」というニュースも流れている。
しかし、このニュースは実際の輿石氏の発言と比較すると違和感がある。
輿石氏は「現職の幹事長の立場で首相の再選を支持しないとは言えない」というニュアンスの発言をしている。積極的な再選支持ではない。
そもそも、これほど支持がない代表(首相)を支持し再選させようと考える民主党の議員たちの頭の構造を見てみたい。
民主党がガタガタになった最大の戦犯は野田首相であり、菅前首相であり、前原氏や仙谷氏、枝野氏、岡田氏らである。
本気で民主党の再生を目指すのならば、彼らに責任を取らせ新しい代表のもとで再生を目指すのが本筋であろう。それさえも理解できない民主党に再生の可能性は殆どない。というかゼロだろう。
民主党をガタガタにした張本人達が責任も取らず、のうのうと言いたいことを言っている民主党に反省して出直すという気持ちが感じられない国民は多いことと思う。
原発再稼働反対のデモに見られるように、最早、民主党の議員は全て敵だと見られている。
言い訳は聞きたくない!行動で示せ!
これが、民意ではないだろうか・・・。

2 件のコメント:

通りがけ さんのコメント...

「あれから26年、いつまでも隠せない ~日航ジャンボ123便、墜落の真相」
>>http://c3plamo.slyip.com/blog/archives/2011/07/post_2153.html
のコメント欄から戦後日本政府の正体を推理します。
自コメを紹介。


雫石空中衝突も自衛隊機と民間旅客機でした。旅客機は全員死亡、自衛隊機は脱出して生存です。
自衛隊機が民間旅客機を仮想敵機と見立てて訓練している最中の事故でした。自衛隊の責任はもみ消されて全く問われていません。これは高知白バイ事故の白バイ無責と全く同じ違憲司法構造です。

そもそも自衛隊は戦後何もないところから魔法で作り出されたものではありません。何故か戦犯とならなかった源田実がマッカーサーに取り入ってGHQの日本現地諜報軍隊として帝国軍人を集めてたちまち組織したものです。彼らもまたユダ金マッカーサーと同じ戦争の狂犬どもでした。それゆえ自分たちの人殺しの技術がなまってしまわないために自衛隊では民間機を標的に見立てた実戦訓練を続けることが常習化していたのです。
雫石で奇形司法を使って事故責任隠蔽に成功した自衛隊の民間機仮想敵機目標攻撃訓練はJAL123撃墜事件まで日本国内各地で頻繁に行われていたのです。
JAL123事件では隠蔽しきれずその後は民間機を自衛隊機の仮想標的にする訓練は中止されました。
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吉田茂が金に目がくらんだ下賤な売国奴とすれば源田実は見境なく血に狂った危険な吸血鬼です。


このように今の日本を支配しているのはマッカーサーと共謀したこの二人が作り上げた戦争(と原発)でひたすら金儲けをする霞ヶ関官僚機構なのです。戦争と原発利権は米軍へ送金した余りのおこぼれでも超巨額ですから。
吉田茂独りではできなかった。源田実がいたからこそいまの「戦争と原発」に狂ったように突き進む日本霞ヶ関売国官僚組織ができあがったのです。

通りがけ さんのコメント...

山口県知事選の4候補の公約を見てみると山本・高邑原発凍結、飯田・みわ原発廃止であり、県民有権者118万人の50%以下の投票者のすべてが原発凍結・廃止の公約に投票した。

ひるがえって二井県政16年間は原発推進と防衛庁談合汚職への全面協力しか政策がなかった。
山本は二井知事のもとで上関の原発建設推進した地元中心人物であるが、今回選挙公約で原発凍結を謳って当選した以上二井原発県政を継承すれば直ちに公約違反だから即リコールされるでしょ。

なおかつ二井県政のもう一本の柱防衛省談合協力という汚職政策は岩国愛宕山を海兵隊宿舎建設の目的で米軍へ売却するという国土を金で外国に売り渡す日本最大の汚職であったが、それも山本知事は継承するつもりかな?
汚職の継承であれば即逮捕失職しますがねw

沖縄の政府べったり棄民県知事であった仲井真君でさえ「日本でオスプレイ事故が一件でも起きれば直ちに沖縄の全米軍基地を閉鎖する」と言い始めたいま*、愛宕山を米軍へ売り渡した日本一の売国土知事二井くんの汚職をアメポチ新知事山本パンダ郎くんが継承するんなら汚職の塊だった二井痴爺と仲良くひっくるめて刑務所へ送ってあげようwどうぞ二井県政を継承してみなさいw
*http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-07-02_35840

今度の森本防衛大臣と山本新知事の会見が超楽しみだねwっ

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