2012年12月19日水曜日

嘉田氏が代表の新党を立ち上げた意味・・・衆議院選挙の為だけではない!

選挙も終わり、自民党の暴走が始まらないことを祈る今日この頃だが、小沢さんが三顧の礼で迎えた嘉田氏を代表とした新党を立ち上げた意味をもう一度、考えてみたい。
今回の選挙は非常に不思議な選挙であったことは結果からも明らかだが、もし第三極が纏まって戦っていたら結果は大きく違ったものになっていたであろうことは数字からも明らかなことを最初に述べておきたい。

では本題に入ろう。
何故、小沢さんは嘉田氏に白羽の矢を立てたのか?
「日本未来の党」は脱原発の政党を纏めるためだけの政党なのか?
衆議院選挙を有利に戦うためだけに設立された政党なのか?
答えは全てNOだろう。
小沢さんの真意と狙いは何だったのか?
この点をもう一度、振り返って考えて見る必要はないだろうか。
小沢さんは「脱原発」や「消費税増税反対」などの多くの国民の中にある声の受け皿となりうる政党を作ろうと考えたに違いない。一言で言うと真の国民政党を立ち上げようと考えた。
その為にはマスコミや一部の国民からも嫌われている自分一人では無理だと判断したに違いない。新たなパートナーとして、そして政党の顔として嘉田氏に白羽の矢を立てたということだろう。
自分は裏で支える立場に徹しようと考えたに違いない。
しかし、これが本当にベストな選択だったのか?
それが今、問われようとしている。
マスコミが、いくら批判しようと嘉田氏と小沢さんの二人が政党の顔として堂々と表に出るべきではないのか?
寧ろ、その方がベストな選択であるように思えてならない。
小沢さんを隠すのではなく、寧ろ表に堂々と出すことが少し長いスパンで見た場合、プラスに働くのではないかと思う。
嘉田氏+小沢さん=2
ではなく
嘉田氏+小沢さんが4にも5にもなるような方向を考えるべきだろう。
それに「日本未来の党」の将来がかかっているように思えてならない。

新たに樹立された安倍政権が再度、国民の信頼を失ったとき、現在の民主党では解党的な出直しをして新たな政党に生まれ変わらない限り、国民の信頼を取り戻し、反自民の受け皿になりえないだろう。
自民党に対抗できる新たな反自民の政治勢力の結集と、それにより国民に政権選択の選択肢を与えられる道を作り上げる力を持つのは、小沢さんしかいない。そう言う意味においても、小沢さんの存在は日本の政治に欠かせないものであると考える。
そして、それが小沢さんの意思でもあり、目的でもあるように思う。
小沢さんを活かす。嘉田氏も活かす。亀井さんも活かす。
彼らが一緒になり強力なパートナーシップを組めば、数は少ないが大きなインパクトと期待感を与えることができるのではないだろうか。
民主党が果たして解党的な出直しができるのか?
それにより明確に反自民の姿勢を打ち出すことができるのか?
それも今後の政局で大きなポイントになりそうだ。

「小沢は終わった。」とマスコミは囃し立てることだろう。
しかし、終わりつつあるのは、国民の信頼を大きく失いつつあるマスコミの方ではないかと思う今日この頃である。





0 件のコメント:

Template Design: © 2007 Envy Inc.