2011年12月30日金曜日

頑張った人が報われる・・・活力ある日本にするためには何が必要か?

今年最後ブログにります
本年私の拙いブログをんでいただいた皆様感謝申し上げます

今年は大変な年でした
大地震発生原発事故ヨーロッパ金融不安アラブのなど枚挙にないほど色々なことが起こりました来年は更に変動一年なることが予想されます
政治においては政権から野田政権変わりましたが益々混迷の深めています

国民の政治対する不信は高まる一方でした
また検察マスコミなど対する不信増幅した一年でもありました。
大きな脱力感に覆われた一年でした

社会全体が閉塞感に覆われています
社会全体の活力失われつつあります
個人の頑張りだけではどうしようも出来ない時代到来しています。
社会全体のシステム機能不全起こし始めています

こんな時代は政治に何を期待し、どんな社会を目指すべきなのでしょう?
私は「頑張った人が報われる活力ある社会」を取り戻すことだと考えます。
活力の源泉は「頑張ろう」という気持ちを持つことから生まれます。
そして「頑張った人」には、それなりの正当な評価と成果が与えられる社会こそが「活力が生まれる社会」だと考えます。
そして、それを応援していくのが政治の役割だと考えています。

まじめに正直に生きている人たちが報われない社会になりつつあります。
一生懸命、頑張っても将来に希望が見い出せない社会になりつつあります。

これらの根本にあるのは、政治や官僚システムが国民生活と乖離したところで機能していることにあります。国民生活の実態を感じないところで動いていることにあると考えます。
「国民の生活を応援することが政治・行政のシステム」の役割であるはずが、今や「国民から搾取する為のシステム」へと変貌を遂げようとしています。
これでは、国民生活が豊かになるどころか社会の活力を削ぐことになります。
東日本大震災や原発事故への対応を見れば、そのことがよくわかります。
一向に復興は進まず被災地の人たちから「希望」や「頑張ろうという意欲」が失われつつあります。

「お金がないから出来ない。」とまで公言する政治家まで表れました。誰を助けようとしているのか疑いたくもなります。

野田首相の視線の先に「国民の生活」が見えているのか?
野田首相は、どんな方向に進もうとしているのか?
国民は不安な気持ちで見守っています。
来年は「国民に信を問う」年になるやもしれません。

また国民にとっても真価が問われる時代になってきました。
自分の頭で考え自分で判断し自ら行動するという「自立」が求められています。
新聞やテレビの情報を鵜呑みにするのでなく、自分自身の頭で情報を分析し物事の裏にある真実を見極める厳しい眼をもつことが求められようとしています。
「諦める」ことや「目を逸らす」ことは、政治の暴走を許すことにつながりかねません。
何としても政治の暴走を許していけません。
主権者としての国民の自覚が強く求められています。

来年が少しでも良い年になるように、そして「頑張った人が報われる社会」を取り戻すための元年になることを祈念して今年最後の投稿とします。
来年も宜しくお願いします。



2011年12月29日木曜日

野田総理「私も重い決断」・・・野田首相「それを言っちゃあ、おしまいよ!!」

野田首相へ! 『嘘を言っちゃあ、おしまいよ!』(寅さん風に)

「野田総理大臣は、インドでの記者会見で、消費税増税などに反対して9人の民主党議員が離党したことに関連し、「離党届は重い決断だが、社会保障と税の改革は私も重い決断だ」と増税に強い決意を示しました。
野田総理大臣:「離党届を出すということは、それぞれの政治家の重たい決断だと思います。でも、私も今回の社会保障と税の一体改革というこのテーマは、重たい決断として既定方針通り進めていきたい」
野田総理はこのように述べ、素案の党内の取りまとめを年内に行う意向を強調したうえで、「国民負担はお願いするが、年金、医療、介護、子育てで還元される」として理解を求めました。民主党の税制調査会役員会は、消費税増税に党内の理解を得るため野田総理に総会への出席を求める方針で、29日中の取りまとめを目指しています。」(テレ朝ニュースより抜粋)


表情の乏しい顔で淡々と『息を吐くように嘘をつく』首相の「厚顔無恥」さに反吐がでる。
「離党届は重い決断だが、社会保障と税の改革は私も重い決断だ」・・・あんた一人の決断だろう!(怒)
こういう発言にも野田首相の小物ぶりが伺われる。財務省以外は誰も決断してくれとは頼んでいないし、決断して欲しいとも思っていないぞ!(怒)
「国民負担はお願いするが、年金、医療、介護、子育てで還元される」・・・「還元」という言葉の意味をよく調べてから発言しろ!(怒)
※【還元】物事をもとの形・性質・状態などに戻すこと。「利益の一部を社会に―する」・・・消費税の一部年金、医療、介護、子育てに還元すると野田首相は言いたいのだろう。
元々、年金や医療・介護保険の掛け金も税金も国民が納めたものだ。納めたものを返してもらうことを「還元」とは言わない。

これだけの財政赤字を生み出したのは行政組織が税金を食い潰したからではないのか?
今、消費税を増税することは、行財政改革や公務員改革を先送りにすることに繋がる。
先に行財政改革や公務員改革をやらなければ増税後では、なし崩し的に先送りされるだろう。
現状での消費税増税は一時的な延命策でしかない。
そもそも今回の「社会保障改革案」は「改革案」と呼べるほどの代物なのか?
せいぜい「手直し案」とぐらいにしか呼べない代物ではないのか?
消費税においては、消費税の欠陥部分を手直しすることが先だろう。消費税は税の設計部分に多くの欠陥を含んでいる。
また消費税の増税分の使い道さえハッキリ決まっていないのではないのか?
こんな状態で消費税増税?・・・「それを言っちゃあ、おしまいよ!!」

まずは被災地の復興、原発事故の収束に全力を注ぎ目処をつけることだろう。被災地の住民が前向きな気持ちになれるように全力を注ぐことだろう。
今、5%消費税を上げたら家をなくした人や車が流された人たちの再建資金が増大することになる。
2000万円の家を建てれば100万円支払い資金が増加することになる。
200万円の車を購入すれば10万円支払い資金が増加することになる。
家をなくし収入も減少した人たちにとって10万円というお金は、小さな額ではない。
このことを政治家は感じとらなければいけない。

年金においては、保険料は上がり給付は下がる。年金の需給年齢は高くなるだろう。
医療においては、保険料は上がり、窓口負担も上がる。
子育てにおいては、子供手当ては減額になった。
生活保護世帯は増加し、貧富の格差は増大する一方だ。
これで「改革案」と呼べるのか?「改悪案」と呼ぶのが妥当だろう。
根本的に仕組み自体を見直さなければ「改革案」とは呼べないのではないのか?
増税をお願いしながら、もう一方では保険料等の負担のアップも目論んでいる。こういうことを「詐欺」という。

野田首相には党代表としての責任感が微塵も感じられない。
党内の多くの議員の苦悩を理解しようとする姿勢も感じられない。
あるのは「日本の将来のために増税を実現した首相」という自分だけの満足感を実現するための政策に邁進する姿だけだ。
首相の満足感の為だけに増税や公的保険料の負担増を押し付けられる国民は堪ったものではない。

年末に一句
『野田総理 泥鰌すくいで 足すべり』・・・泥だらけになりそうだ・・・。

2011年12月28日水曜日

政策の羅針盤なき野田政権・・・漂流し始めた政権の流れ着く先は?

マニュフェストという政策の羅針盤完全放棄した民主党政権行き先が見えなくなりつつある

船員議員不安になり脱出しようとする船員議員表れ始めた
船長野田首相予定の航路民主党マニュフェスト変更し別の航路財界官僚組織アメリカ意向に沿った政策進もうとしている
当然のことながら船員議員戸惑い乗客国民説明ないまま行き先変更に驚きそして怒りはじめている
船は航海途中で地震遭い一部分が破損した状態だ動力原子力エンジン一部が爆発推力大幅に低下し放射能漏れおこしている乗客船員放射能被爆危険にさらされている

というのが現在の民主党政権の有様だろう
野田政権本来進むべき道変更するのならば最初に党内国会議員党員説明了解得るのが順序というものであるそして国民に対しても変更する理由と今後の目指す方向示すべきである
すべから順序がである

政党は会社組織とは違う議員は政党採用された職員ではない国民の代表として選ばれた人たちである彼らは選挙民に多くの約束したはずであるその約束変更する場合には選挙民対し納得のいく説明必要である多くの議員は約束変えること納得のいく説明出来ず厳しい批判に晒されている。
野田首相は「国民」という主役を無視し、独りよがりの正義感と義務感(官僚に吹き込まれた)に酔いしれ、民主主義の手続きさえも無視し暴走しようとしている。

本来、首相の周辺が暴走を諌めなければならないはずが、お仲間で固めているため、誰も首相に諫言することが出来ない。
官邸が孤立化し始めている。(菅政権でも同じような状況に陥った。)

皮肉にも、党の政策調査会や税制調査会を復活させたことが、混乱の大きな要因になっている。
政調会長の前原氏が党内の意見集約さえ、まともに出来ず、首相の暴走にストップもかけれない有様では最早どうしようもない状況といっても過言ではない。



民主党も漂流し始めたが政界全体も液状化現象に陥っている。
民主党などからの離党者で「脱原発」「TPP反対」「消費税増税反対」などを掲げた公明党の議員数に近い新党ができれば、政界の流れが少し変わる可能性はある。(30~40人程度、ただし小沢さんは民主党に残り、党内からプレッシャーをかける。)

どちらにしても来年は激動の一年になりそうだ。
「国民の心」がすでに民主党から離れていることを政権幹部は肝に銘じる必要がある。






2011年12月27日火曜日

『東電社長 値上げは当然!!』・・・公益企業としての自覚なし

東京電力社長が『値上げは当然!!』言い放ったようだ。

地域独占の電力供給という公益事業担う企業のトップの発言とは思えないような思い上がった発言だ
そもそも電力会社の料金決定システム収益構造大きな欠陥がある
一つ目が経費使えば使うほど利益が上がる収益構造になっている。(経費に3%の利益を上乗せする)この点は最近新聞などでも取り上げられており広く知れ渡ってきている。従業員の福利厚生社内預金の利息まで価格転嫁されており、その分が電気料金に上乗せになっていることになる一般企業では経費を節約することで利益捻出しているが電力会社は経費を使うことにより利益生み出している。まずはこの点を全面的に見直す必要がある。当然のことながら従業員の給料やボーナスもコスト計算に含まれることになるわけで、その分は電気料金として受益者が負担していることになる。
二つ目が受益者が節電すればするほど電力会社の売り上げが減少し電気料金のアップに繋がるという大きな矛盾を含んでいることにある。

少なくても上記の二つの大きな矛盾を見直し改善することが最優先事項だ。
地域独占で且つ電力と言う社会インフラを提供する公益事業を行う企業には、一般の企業以上に「透明性」と「高い企業倫理」が求められるはずだ。また経営者に対しても「公益事業を行う企業の経営者としての高い経営倫理と経営理念」が求められる。当然のことながら経団連などの財界活動も自粛すべきである。
当然のことだが経営努力が電気料金に反映される価格決定システムでなければならない。

この東電社長の発言は政府の「消費税増税発言」とも共通する部分がある。
経営努力も無しに「安易に上から目線で負担を押し付ける。」という態度は、とても容認できるものではない。

「負担を押し付ける前にやることがあるだろう。」というのが大半の国民の気持ちであろう。
「赤字だから値上げします。」「歳入が不足するので税金を上げます。」が通るのであるならば、経営者も首相も必要ない。誰でもできる。
これらを簡単に認めたら、今後、際限なく値上げや増税を受け入れることに繋がる。
安易な道を選択することが、将来の更なる負担の増加と社会の活力を削ぐことに繋がることを国民は理解する必要がある。
また公益企業の経営者や為政者は、「少しでも受益者や国民の負担を少なくする」という意識と理念と覚悟を持たなければならない。
東電社長や野田首相に、それだけの理念と覚悟があるのだろうか?
トップとしての資格があるのだろうか?
甚だ疑わしいと思うのは私だけであろうか・・・。






2011年12月26日月曜日

小沢さん中心の政局に・・・自民党の命運をも握る小沢一郎

証言ドキュメント「永田町・権力の漂流」と題されたNHKドキュメント番組を後半から見たが内容は大したことがなかった。

日曜午後9時からはいつもNHK-BS韓国歴史ドラマトンイ見ているなぜかストーリー立てこの前に放映されたイ・サン似ているのだがそれなりに面白い
昨日の放送では、粛宗トンイ難民への食事提供施設訪れ一部の人にしか食事提供されていない事実を知り涙するシーンがあった。王は私は部下が上げてくる書類しか見ていなかったそれが正し信じていた嘆くまさしく現在の日本政治にも其のまま当てはまることだ。
政府国民に知らされるのは官僚や既得権益都合のいい情報ばかりでそれがマスコミなど通して流されそれが正しいものだと思い込まされてきた
政治は弱いものためにあるという思い政治を執行するものが持たなければ国民の信用と信頼得られないことを歴史は物語っている
ちなみに、朝鮮王朝時代を題材にした韓国ドラマを見る場合、朝廷が南人派と西人派に別れ激しい勢力争いをしていることを念頭に、王妃がどちらの側をバックにしているかなどを理解した上で見ると人物像がわかりやすい。


 余談が長くなったが、昨日の番組の中で、小沢さんが番外だと一言断りながらも「今でも不信任がでればいつでも可決できる態勢にあります。」という趣旨の話をしていた。

自民党が本気で内閣不信任案を提出すれば、小沢さんの決断次第では野田内閣を不信任に追い込むことが出来る。野田内閣の命運を小沢さんが左右する立場にある。
自民党内も小沢さんの裁判で無罪の判決が出る可能性が高くなってきたことで小沢さんと連携することに対する拒否反応も小さくなってきているはずだ。ましてや、少しでも早く解散総選挙をしたい落選組や党内の声を考えれば「解散」に追い込む以外に方法はない。そのためには小沢さんのグループが内閣不信任案に賛成することが前提条件となる。自民党も小沢さんの決断に左右される立場にある。


またもや、知らないうちに小沢さんが政局の中心にいる。民主党の仙谷由人政調会長代行は小沢さんの主張を「選挙目当て」と偉そうに指摘したそうだが、批判するなら政局を左右するぐらいの影響力を発揮してから言ってください。
狸の戯言にしか聞えないのは私だけであろうか・・・。
ましてや消費税を15%にアップなどという、とんでもないことを主張しているようだ。

韓国の歴史ドラマを見て、政治を一から勉強し直したらいかがですか?仙谷さん・・・。

2011年12月24日土曜日

八ッ場ダム建設継続決定・・・口先番長「前原誠司」の本領発揮!

こうなることは予想できた。
前原氏が「阻止」を言い出した時点で「無理だ」と感じた人は多いと思う。
この人が言い出したことで、まともに決まったことを探すことは至難の業だ。
今回も国民向けにカッコつけて言い出したものの、本気で阻止する覚悟は見受けられなかった。
最後まで身体を張って反対すれば、多少でも見直されたのに・・・。

八ッ場ダムの問題は上流の砒素汚染の問題と完成後の維持管理費の問題にある。
近年、他の地域のダムでも上流地域の山林等の荒廃により、ダムに溜まる土砂等の量が急激に増加している。浚渫に掛かる費用も莫大だ。(早いところでは建設後、数年で埋まりかかったダムもある。)
ダムを建設する費用も莫大だが、維持管理する為に継続的に支出し続ける費用もまた莫大になる。
また新たな問題として、福島原発事故による放射性物質の問題が挙げられる。
ダム上流地域に降り注いだ放射性物質が雨などにより川に流され、それがダムに堆積する可能性が高い。それにより環境や水質、生物にも影響を与えかねない。
福島原発事故においては海洋汚染が問題になっているがダムの汚染問題は殆ど取り上げられていない。しかし、ダムは水をせき止めていることから上流から流れてくる放射性物質がダムに堆積し濃縮される可能性は非常に高く今後、問題となる可能性は高い。
そして、ダム建設の裏には原発建設と同じような利権構造があることも忘れてはならない。


前原氏、「八ツ場」で完敗=マニフェスト固執も威信低下
八ツ場ダム建設継続が23日、正式に決まり、阻止に動いていた前原誠司民主党政調会長の株が急落した。衆院選マニフェスト(政権公約)を守るとして中止に固執したものの、最後には政府に押し切られ「完敗」。政権内の情勢把握や見通しの甘さを露呈し、威信の低下は避けられない。
「極めて残念だ。マニフェストを守れず、政権交代の原理が骨抜きになった責任を感じる」。23日夕の政府・民主三役会議で建設継続が確定すると、前原氏は引きつった表情で「敗北」を認めた。ダム本体工事費を2012年度予算案に計上すれば「国土交通省の予算自体を認めない」と言い切った前日の勢いは消えていた。
前原氏にとって、八ツ場ダムは国交相就任直後の09年9月、自ら中止を宣言した思い入れの強いテーマだ。今年12月に入り、国交省が事業継続の方針を固めると、周囲に「政権交代の意味を理解していない。国交省の河川部門は許せない」と怒りをあらわにした。
しかしこの間、前原氏は声高に原則論を唱えるばかりで、事業を中止させる有効な手は打てなかった。事業を所管する前田武志国交相と直談判することはなく、藤村修官房長官を通じて野田佳彦首相を動かそうとしたが、官僚の意見に重きを置く首相には届かなかった。こうした中、前田国交相は22日夜にダム建設地である群馬県を訪問、地元から喝采を浴び、前原氏は外堀を埋められた格好となった。
一連の混乱は、野田政権の政策決定の拙さを印象付け、下落の一途をたどる内閣支持率にも響きそうだ。前原氏に対しては、首相周辺から「政治情勢に対する大局観がない」と、資質を疑問視する声も上がっている。(時事ドットコム 2011/12/23-21:04)


それにしても、今回の「八ッ場ダム建設継続決定」までのプロセスは酷い。
民主党政策調査会の意見は無視され、官邸(官房長官の調整)も機能せず、国交省の政務三役間での調整も殆どなされないまま、国交省の独断で進められたように感じられる。
官僚主導の典型的な見本のような出来事である。
簡単に言えば「首相の権限」は無いに等しいと言うことである。
官僚の思うが侭で自分の考えや意思さえも表明できない首相も、また醜い。
「マニュフェスト選挙」とは何だったのか?
「マニュフェスト選挙」を訴えた学者、評論家、マスコミは、この民主党の有様をどう評価するのだろう・・・。

2011年12月22日木曜日

菅さ~ん 何処いっちゃったの?・・・ずーと静かにしていてください。

首相名前が聞かれなくなった国民の頭の中から名前さえも忘れ去られようとしている
「小沢さんはしばらく静かにしていただいた方がいい」上から目線で発言し小沢さんを徹底的に排除しようとした結末は自らが静かにしている立場追い込まれてしまったようだ。最早民主党内での影響力は皆無等しい

では静かにしていろわれた小沢さんはと言うと昨日137議員による「新しい政策研究会」(新政研)を発足させ、自ら会長に就任した。
静かにしているどころか党内しいては政界のキーパーソンとして存在感と影響力を更に強めている



西松建設事件以後の出来事振り返ってみよう。
小沢さんは検察言いがかりによる西松建設事件により民主党幹事長辞任させられた

事件鳩山首相辞任によって幹事長辞任党の代表でも僅差氏に敗れた検察審査会により起訴相当議決され刑事被告人として裁判でとなった。執行部により無期限の党員資格停止追い込まれた

普通の政治家ならこの時点で政治生命が閉ざされていただろう

にもかかわらず今だその影響力存在感保持している



では小沢さんを追い込んだどうなったのか

検察は、どうなったのだろう?
検察は西松建設事件村木事件事件大失態続け検察批判の高まりにより改革迫られている。「検察審査会闇」少しではあるが明らかになりつつあり裁判所問題点も浮き上がってきた



小沢批判を続けている自民党はどうなったのだろう?
自民党は小沢批判を続けてきたが、党勢は萎む一方で110億円もの借金を抱かえ財政難から破産するかもしれないような状況に追い込まれている。党内もバラバラの状況で民主党以上に分裂の可能性を秘めているのが現状だ。このまま民主党政権が続けば個々の議員の選挙資金の確保さえ、ままならない状況に追い込まれることは間違いないだろう。


民主党内で「小沢排除」の先頭に立った議員達はどうなったのだろう?
菅前首相は、今や影響力はゼロに等しく名前さえも忘れ去られようとしている。原発事故調査の進展次第では、刑事被告人の立場に追い込まれる可能性もゼロとは言えない。
江田五月、渡部 恒三と言った面々もマスコミに露出する機会が殆どなくなり、党内での存在感も無いに等しい。
岡田前幹事長も「3党協議」を強引に進めたことや小沢さんの「党員資格停止」を決めるに当たり主導的役割を果たしたことが小沢さんの裁判の結果次第によっては問題となり党内での立場が微妙になりかねない。


その他のオリジナル民主党と呼ばれる小沢さんを批判している議員達も菅・野田政権で実力の無さを露呈しており、国民からも信用を失っている。


小沢さんを批判している人たちに共通するのは柔道で例えるならば立ち技(パフォーマンス)が得意な人たちばかりで、寝技を使うことが嫌い(寝技が使えない)で一度倒されると押さえ込まれてしまうような人達ばかりであることだ。
逆に小沢さんは寝技にも強く、押さえ込まれても跳ね返すだけの力(実力)を備えている。
しかし、小沢さんと小沢さんを批判している議員達との最大の違いは「人間としての魅力」であり「政治家としての実力」である。


これほどまでに追い込まれても立ち上がってくる政治家は世界でも類をみないのではないか。
そればかりではない。追い込んでいた側が知らないうちに追い込まれる立場に立たされている。
興味の尽きない政治家である。


余談:
小沢さんの公判における弥永真生筑波大学教授の証言は的確なポイントをついた証言であった。
重要と思われた点について産経新聞の記事より抜粋しコメントしてみた。


「取得年月日を書けという(政治資金規正法の)要求は、報告書を作成する人が、本登記した日を書くと理解されます。16年に土地取得を書けないのに、支出だけ書くのはアンバランスです」

「16年分の収支報告書に土地購入を記載したくなかった、という動機1つでは、翌年の記載が合理性を欠くとはいえない」


ほぼ、この2点の証言だけで問題となっている「期ズレ」が「政治資金収支報告書の虚偽記載」にあたらないことが明らかになる。
一言でいえば
・本登記をした日を取得年月日とし収支報告書に記載することの方が妥当な処理である。
収支報告書の作成(単式簿記で作成)においては、不動産の取得日(登記日)と支出の記載が同一年度内であることが望ましい。
・動機は土地取得に関する記載事項とは関係がない。
ということである。


至極、当たり前の話で、不動産の登記(取得)を翌年にしたいと思うこと(動機)が犯罪に当たるのかという話である。都合により不動産の登記(取得)を翌年にしたことが犯罪に当たるのかという話である。
弥永教授の説明は理に適っている。

2011年12月21日水曜日

小沢さんの公判:「会計処理 問題ない」・・・会計に詳しい専門家が証言

関連裁判のニュース記事見る度に感じることがある
本当に刑事事件として裁判で争うような事案なのかという疑問である
昨日も小沢さん裁判で会計に詳しい専門家が陸山会計処理に問題無い証言されたようだ。当然のことである
法廷での焦点「16年に代金を支払った土地を17年分の収支報告書に登記時に記載したことの是非という収支報告書作成関する解釈問題でありそれにより被害受けた人は誰一人いない。とても刑事事件の裁判での法廷での論争とは思えない
簡単に言えば「16年であろうが17年であろうが、どちらでも間違いではない。」というのが正しい答えだろう。
しかし政治資金収支報告書の趣旨や概念から言えば17年が正しいと言えるだろう。
例えばAさんが、ある年の12月に中古車を買ったとしよう。12月に金だけ支払い翌年1月に名義変更したとする。
人に説明する場合、あるいは法的にも12月の段階では、Aさんの所有とは言い難い。名義変更して初めてAさんの所有と認められると考えるのが妥当である。(名義変更後でなければ銀行の担保にも入れられない。⇒銀行は名義変更後に初めてAさんの所有と認める。)


⇒引用ページはコチラから
政治資金収支報告書は家計簿と一緒と証言です。資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐり、政治資金規正法違反の罪に問われている民主党・小沢一郎元代表の裁判で、会計に詳しい専門家が証人として出廷し、陸山会の会計処理は問題ないと証言しました。証人尋問は、きょうで終わり、年明けの次回の裁判ではいよいよ小沢被告への質問が行われます。(TV東京)


前にも書いたように、この事件の不思議なところは 「16年に代金を支払った土地を17年分の収支報告書に登記時に)記載した。」ことが「刑事事件に値する程の事件なのか」、また、このことが本当に「政治資金規正法違反に該当するのか」という根本的な点について語られないことにある。また、この事件に被害者は存在するのか。もし被害者が存在するとするならば「被害者がどのような被害を受けたのか」が証明されなければ裁判を行う必要性が問われることになる。



また「捜査報告書の偽造」が証明された以上、偽造された捜査報告書が何らかの形で検察審査会の議決に影響を与えたであろうことは疑いの無い事実であり、検察審査会の議事録を公開する必要があると考えるのは私だけであろうか。ついでに告訴した団体の情報についても公開するのが法治国家である日本の裁判所の役割ではないのか?

2011年12月20日火曜日

この頃、世にはやるもの「効果の薄い徐染」と「証拠隠滅」・・・民主党の崩壊

今朝の海外ニュース北朝鮮の金正日総書記死亡ニューストップであった。

多くの北朝鮮国民がする姿が映像流されていたこれらの映像を見て最初浮かんだのがもしこれ日本の首相であったとしたならば日本国民はするであろうかいう疑問である多分泣く人は皆無近いであろう。どうでもいいことだが・・・少なくても金正日総書記野田首相よりは国民に尊敬されていたようだ


野田佳彦首相19日、東京・新橋で予定していた就任後初の街頭演説をする予定であっ新橋の会場では、「前座」を務めた蓮舫行政刷新担当相らに対し「衆院解散しろ!」「増税反対!」などとシュプレヒコールが飛び交い、一部が警官ともみ合い逮捕者出た約300人が集まった聴衆からは「野田政権が早く終わりますように」などのプラカードを突きつけられたり、蓮舫氏に「引っ込め」「どっち向いて政治しているんだ」などの激しいヤジが飛んだり政府の原子力政策に反対するグループも押し寄せ、「原発いらない!」「帰れ!」と繰り返騒然とした雰囲気だっそうだ


福島原発冷温停止状態発言事故収束発言が国民の野田政権対する不信感情に油を注いだようだ。
最早民主党野田首相下で立ち直ることは不可能だろう政権支持率30を切るのも時間の問題だろう。


日本は原発事故担当大臣「福島を日本で最もガン発生の少ない県にするなどという妄想語り東京地検特捜部の幹部「これは特捜部と小沢一郎の全面戦争だ! 小沢をあげられなければ我々の負けだ!」青年将校のような戯言語る異常ななりつつある
「効果の薄い徐染」莫大な予算つぎ込政府自分達の都合のいいように「証拠隠滅」する検察組織など見ていると日本という国の根幹が崩れかっているかのように感じる
というか元々崩れかかっていたものが表面化したに過ぎないのかも知れない


野田政権見ていて感じたことのひとつ官邸孤立化し官邸機能が機能していない点が挙げられる
与党野党との調整機能機能していない。官僚もグリップできていない。
TPP消費税増税発言顕著表れているように与党との調整も無い段階でいきなり発表している
手順無視したやり方だ
そのことが官邸の孤立化を招く大きな原因となっている。 

政治限らないがすべから物事進めるには手順踏むことが重要
その手順飛ばしいきなり唐突に発言するという手法は前原氏などとも共通する
松下政経塾では手順を無視するよう教えているようだ


政権が党内の合意形成を疎かにしたまま先走ることが政権の不安定化と国際社会からの不信を招く結果につながり、それにより「国際社会における日本の孤立化」が進んでいるように危惧されてならない。
また、日本の政権の弱さを見透かされアメリカ、中国、ロシア、韓国などから強気な要求を突きつけられているというのが実情ではないだろうか。



どちらにしても野田政権ままでは民主党の崩壊時間の問題だろう輿石幹事長は調整型政治家であり立て直すだけの力はない。


すべからず、やることの順序が逆の野田政権が国民の信頼を取り戻すことは至難の業であり、また信頼を取り戻すだけの力は野田首相には無い。


菅・野田と続く2代の政権が「国民」と「党の結束」と「小沢さん」を軽視してきたことが今の状況を生み出した。
「小沢さん無くして民主党の再生なし」と言いたいところだが、民主党を潰して小沢さんに「新党」を立ち上げてもらいたいという気持ちの方が強くなりつつある今日この頃である。



2011年12月19日月曜日

原発事故収束宣言は逆効果?・・・誰も信じない「事故収束」

いやはや国民海外メディアからも批判雨あられである
誰も信じないような収束宣言逆効果生む可能性官邸関係大臣も担当官僚も考えなかったのだろうか
野田首相や細野原発事故担当大臣の発言は完全な逆効果を生んだ。
早速、細野大臣の口から陳謝する発言が飛び出した。


細野氏、「事故収束」の表現陳謝 問題化の可能性も
福島県知事との意見交換に臨む(左から)枝野経産相、細野原発相、平野復興相=18日午後、福島県庁
東京電力福島第1原発が冷温停止状態に達したとして政府が宣言した「事故収束」について、細野豪志原発事故担当相は18日、佐藤雄平福島県知事らとの会談後、記者団に「『収束』という言葉を使うことで事故全体が収まったかのような印象を持たれたとすれば、私の表現が至らず、反省している」と陳謝した。
野田佳彦首相が記者会見し、国内外に向けてアピールした事故収束の表現が不適切だったと認めるもので、今後問題化する可能性もある。
佐藤知事は細野氏らとの会談で「収束という言葉自体、県民は『福島県の実態を本当に知っているのか』と思っている」と述べて不快感を示した。
2011/12/18 22:14 【共同通信】




この問題は、政府の姿勢を問われるとともに、政府に対する信頼をも揺らがせる大問題に発展する可能性を秘めている。

首相や原発事故担当大臣の発言の信頼性が著しく低下することはいがめない。
「事故が収束したと宣言するのならば、首相や原発事故担当大臣は家族を連れての福島の汚染地域で生活してみなさい。」という声が出てきても反論できないはずだ。
まずは、政府関係者が率先して放射能に汚染された地域に移り住むくらいのことをしなければ、発言に説得力はない。
また、食品等の暫定基準値も速やかに改定すべきだろう。(厳しい基準に)


同様に小沢さんの裁判で明らかになってきた「虚偽の報告書の作成」や「検察のストーリーに沿わない調書は作成しない。」という事実は、検察の捜査の根本に関わる重大な問題である。
法務・検察の幹部は慌てふためいているだろう。


小沢さんの裁判では、いよいよ次回、法廷に経理の専門家を呼んで喚問する。
当初から経理処理におかしな点が無いことを訴えてきた私としても、その前に一言述べておきたいと思う。
今回は、今までに述べていない点について少し説明したいと思う。
この事件で検察は小沢さん個人からの借入金4億円の不記載だけを取り上げているが、この4億円だけを不記載にすると帳簿の現預金の残高が合わなくなる。この場合、担保に差し入れた定期預金4億円も不記載にしないと帳簿上で辻褄が合わなくなる。
しかし検察は小沢さんからの借入金4億円しか不記載としなかった。
ここに今回の検察捜査の矛盾と落とし穴がある。
簡単に言えば「担保に差し入れた定期預金4億円」を不記載ではないと検察が認定したということは、「借入金の4億円も記載しないでいい。」と認めることになる。
小沢さんから4億円預かって銀行で定期預金(ここまでは個人としての扱い)にし、それを担保に銀行から陸山会として4億円借入た。というのが一番、実情にあった説明だろう。
もし「担保に差し入れた定期預金4億円」も不記載と検察が認定した場合には、借入金を意図的に隠そうとした根拠が崩れることになる。検察としては、何としても「小沢さんからの4億円」を「借入金」とし、それだけを「不記載」としたかったのである。



どちらにしても次回の裁判で、色々なことが明らかにされるであろう。









2011年12月17日土曜日

自分が裁判官なら小沢さんに無罪の判決を書くby前田恒彦・・・下手な法廷ドラマより面白い

一昨日の田代検事の「虚偽の捜査報告書作成」の発覚や昨日の前田元検事の証人喚問での発言で陸山会事件の核心部分が見えてきた。
しかし昨日の前田元検事の証人喚問での弁護士とのやり取りは下手な法廷ドラマより、面白い。(刑事被告人の小沢さんには失礼だが・・・)
人格的には問題ありと思われる前田元検事だが、発言の内容はポイントを衝いている。
事件の核心部分を的確に捉えている。
指定弁護士側(検事側)の証人である前田元検事の「自分が裁判官なら小沢さんに無罪の判決を書く」という発言は前代未聞であり、今まで検察が前田元検事をこの事件の裁判で証人出廷させたくなかった気持ちがわかるような気がする。

ネットで多くの人が解説をしてくれているが、私なりにポイントとなる部分を抜粋して感想を述べてみたいと思う。
産経新聞の記事から引用した。
「特捜部と小沢の全面戦争だ」 証拠改竄の前田元検事が初出廷
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111216/trl11121612060003-n1.htm
2011.12.16 12:04  「法廷ライブ」 産経新聞


証人=前田元検事
①証人「すべての資料もなにも、恥ずかしながらその資料はほとんど見ていない。同期の検事や東京・大阪の人事交流で知った検事の部屋を回って、捜査の雰囲気など生の情報収集を行った」
指定弁護士「翌日から聴取だから、生の情報収集が必要だったと」
証人「石川さんが小沢さんに(虚偽記載を)報告した際、『おう』と言ったとする調書がありましたが、『生の話を記載したのか』と(○○検事に)尋ねたところ、『言っていることを記した』と話していましたね。ただ、『おう』と言っただけでは…石川氏はもっと中身のある話をしていないのか』とも尋ねましたが、『(それで)いっぱい、いっぱい。MAX(マックス)だと。小沢さんの起訴は難しいなと感じた。」
コメント
資料を、殆ど見なかった(重視していない)ということは同僚が作成した資料に信用性が無いことを暗に認めていることになる。
「『おう』と言っただけでは…」・・・小沢さんの共謀に関してはこの部分が一番の核心部分になるのだが、前田元検事の言うように 『おう』という返事だけで「了承した。」と捉えるのは、いかがおうにも無理がある。
一昨日の田代検事への尋問にも出てきた小沢さんへの報告日が12月だったか3月だったか(実際は12月)の問題などと同様、検察の強引なストーリー作りの核心部分でもある。

証人「○○検事も『石川さんが5千万円(の裏献金を)受け取っていた事実はないんじゃないか』と言っていた。副部長の□□検事(法廷では実名)も『おそらくない』という認識で、私のところも大久保さんが500万円を受け取ったのがMAXと言っている。(検事らの)士気は下がっていた。まぁ、とりあえず会議ではなく、こんな感じで他の検事と打ち合わせのようなものをしていました」
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「水谷建設からの裏献金5000万円を石川秘書は受け取っていなかったのではないか。」というのが特捜部の現場での共通認識となりつつあったことを証明している。(確たる証拠が無いことを物語っている。)

証人「それから、細かく正確ではないが、当時、確か石川さんが陸山会と関係なく、ウナギの養殖業者から賄賂をもらったという話があって。実は贈収賄にはあたらないんですけどね。それを贈収賄として調書を取って、『(収支報告書の)虚偽記載を認めなければ考えがあるぞ』と(□□検事が迫った)。それでも石川さんは頑張った。□□検事も『あいつ(5千万円を)受け取ってないんじゃないか』と話していた
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別件の贈収賄にはあたらない件を贈収賄として調書を取り、虚偽記載を認めさせるための取引材料として脅した。(これって検察の犯罪ではないの?)

私はクレームが来ていないから胸を張って任意性がある、と言えるんですけど。石川さんの調書に問題があったんじゃないですかね。(石川議員の取り調べに対する)クレームはバンバンあったくらいの印象がある。指定弁護士も調査したら1、2通見つかったと言っていたが、私の印象ではもっとあると思いました。それが証拠に含まれていれば、審査会が見て、調書の信用性は減殺されるわけですよね
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調書の信用性に関わる重要な証拠だと私も思う。

それに、この事件では捜査態勢が、途中でものすごく拡充されたんですよ。(元秘書ら逮捕者の取り調べを行う『身柄班』に対して)『業者班』。ゼネコンや下請けの捜査員を増やした。でも、(作成された)調書が、まー、ないでしょ? 大久保さん、小沢さんに裏金を渡しているという検察の想定と違う取り調べ内容は、証拠化しないんです。どうするかといえば、メモにしている。手書きのその場のメモということでなく、ワープロで供述要旨を整理していた」

水谷(建設)で言えば、4億円の原資として5千万円は水谷かもね、となっても、残りの3億5千万円については分からない。何十人の検察官が調べて、出てこない。検審にそれが示されれば、水谷建設の裏献金の信用性も、減殺されていたはず。想定に合わなければ証拠にならないというのがこれまでの検察で、私も感覚がずれていて、厚労省の(証拠改竄)事件を起こすことにもなった
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以上の2点は重要な点だ。
「(作成された)調書が、まー、ないでしょ? 大久保さん、小沢さんに裏金を渡しているという検察の想定と違う取り調べ内容は、証拠化しないんです。 メモにしている。
何十人の検察官が調べて、出てこない。検審にそれが示されれば、水谷建設の裏献金の信用性も、減殺されていたはず

これらの発言内容は、この事件の背景として検察審査会の議決に大きな影響を与えた部分でもある。「何十人の検察官が調べて、出てこない。検審にそれが示されれば、水谷建設の裏献金の信用性も、減殺されていたはず」という指摘は、そのとおりだと思う。


以下は検察捜査の問題点と改革、そして可視化についての前田元検事の発言
「今でも愛しているからこそ、今、改革が進んでいますが、2点を改革すべきだと思います。一つは、手持ちの資料は全て開示する。検察に不利な証拠があったことが後に判明することは、今の“流行”みたいなものです。私の件をきっかけに大きく検察組織を変えるなら、検察だけの判断で『この証拠は出さない』というのはやめるべきです」

「もう一つは、強制だろうが、任意だろうが、捜査の様子は可視化すべきです。今回の件でも、大久保さんにはかなりデタラメを言われた。検事が改竄したか、しないかなんてのは不毛なやりとりなんです。だから、可視化を進めるべきです。供述調書も作らずに、録音録画する。そこまで検察が改革に踏み込めるかどうかです。検察、特捜は今でも愛しています」

「今は被疑者から自白を取った検事が悪いかのように思われている。確かに自白を取ることは被疑者にとってつらいことだけど、真実を引き出そうというのが検察。それが突然、公判で『言ってない』とか供述が覆っておかしくなって、(裁判で証人として)呼ばれる。それは心外です。それを避けるために可視化すべきです」

上記の発言だけを切り取って聞く限りにおいては、至極、真っ当な検事のように感じられる。
しかし、証言での端々に感じられる自己弁護や自己正当化に固執する姿勢の中に、彼もまた検察という特殊な世界の色に染められた人間であることを感じさせられる。
「自分は他の人間とは違う」という思い上がりの気持ちが、今尚、心の中にあることが透けて見える。
心の中に病んだ部分がある様に思えてならない。

「要は、私が裁判官なら、『無罪』と判決を書く。証拠がすべて出されたとしても…」
証拠がすべて出されたとしても…。  この一言に前田元検事のこの事件に対する気持ちが凝縮されている。

2011年12月15日木曜日

新名称「子どものための手当」略称子ども手当 民主検討・・・学級委員会レベル・・・(苦笑)

いやはや、偏差値の高い議員さんたちの考えることとは、とても思えないような話だ。
小学校の学級委員会レベル(小学生の皆さんに失礼だが・・・)の論争だ。

来年度から新しい仕組みに変わる「子ども手当」について、民主党は名称を「子どものための手当」として自民、公明両党に提案する方針を決めた。略称は「子ども手当」になる。ただ、児童手当に戻すことを求めている自公両党の反発は必至だ。
所得制限導入など来年度から子ども手当見直しを決めた3党合意では、名称を変えることも決定。民主党のマニフェストの目玉政策の断念をアピールしたい自公両党が強く求めたため。 
ただ、子ども手当が継続することを強調したい民主党としては、名称はできるだけ変えたくないところ。厚生労働省内には「まったく新しい名称でないと収まらない」と協議の行方を心配する声も出ている。

(asahi.comより

本筋は「手当ての名称」の問題ではなく少子化に歯止めをかけ、いかにして出生率を上げていくかにあるはずだ。名称という些細なことで政争をしている状況ではないはずだが・・・。
とにかく国会議員に「危機感」がない。「緊張感」がない。
こんな論争ばかりしているから「国民からソッポを向かれる」のである。

「3党合意」で名称変更を認めた民主党執行部も情けないが、「児童手当」に拘る自公の執行部も情けない。
どちらでもいいので、早く決めろ!時間の無駄だ!(怒)

おまけに年収960万円超には月額5千円の新子供手当てを支払うそうだ。
さらに子ども手当を「国と地方で折半」にするよう小宮山厚労相が地方6団体に要請したそうだ。
小手先でチマチマ手直しし負担は国民や地方自治体に負わせるという政府の姿勢は、大きな反発を招くだろう。

これらの原因の元は、「3党合意」で前執行部が党内に諮らず勝手に決めたことにある。
世間知らずの議員に政治を任せると「政治が前に進まない。」ということの、いい実例である。

「世間の常識は永田町の非常識」と言いたくなるほど、非常識な議員が多いようだ。
年末である。永田町の議員達を大掃除して、いらない議員は廃棄したいと思う師走の今日この頃である。

2011年12月14日水曜日

社会保障と税の一体改革・・・どこが?「社会保障と税の一体改悪」では?

社会保障一体改革素案できたようだが内容よく理解できない個別部分抜き出した形での報道多く全体見えてこない


そもそも社会保障一体改革素案の基となる原案作成したのは菅内閣における与謝野前経済財政担当相であり内容は自民党政権時代の焼き直しに過ぎず民主マニュフェスト掲げた項目盛り込まれているどろか否定された内容に近いと考えるべきだろう
当然のことながら 与謝野前経済財政担当相中心になったということは財務省都合のいい改革案(増税の為の)」捉えて間違いないだろう



社会保障考える場合根本となる理念考え方制度の根幹あり方重要になる。

少子高齢化考えた場合高齢者若い年代支えるという考え方を基にした制度では続かないことは誰でも理解できると思う

これらの踏まえいくつかついて指摘してみたいと思う

理論的には同世代同世代支えるというシステムなければ持続可能社会保障制度は構築できない視点を変えなければ根本的な改革は出来ないと思う

揺り篭から墓場までと言われるように出産から死亡までの一生トータル考えた社会保障制度である必要がある。バラバラにやるから無駄多く効率悪い

失業対策生活保護などにも対応できる一元化したシステム必要である年金制度生活保護制度整合多くの不公な部分是正など徴収支給仕組み一元化

税負担分が人口対応できるシステムである必要がある

給付において税負担分と保険料負担分を明確に切り分ける必要がある

共済年金などとの一元化による税負担公平化支給公平化

3号年金などに見られる不公平是正

物価の大きな変動に耐えられるシステムであることが求められる

などなど・・・。



現在の社会保険制度継ぎ接ぎなっており多くの不公平部分や不整合な部分がある

これらも含め抜本的な改革必要だと民主党は言っていなかったか・・・・。

社会保障制度改革おいても消費税増税論議同様にまずは今までの制度の問題点是正抜本的な部分で必要となる改革の全体像を提示することが先決である。国民にも広く情報を開示すべきである。そして時間をかけ議論すべきである。

今回の社会保険制度改革とても将来に耐えうるそして制度の問題是正積極取り組んだ内容」とは言いがたい。こんな改革案で消費税を増税されては、たまったものではない。とても国民に受け入れられる内容ではないように思う。


そもそも、今回の消費税増税は社会保障費の国費負担分の不足を補填するための増税であり、社会保障制度の抜本的な改革に必要なための増税ではないことを国民は理解した上で増税論議を聞く必要がある。



年金制度おいてもまた医療介護保険制度おいても公平公正であることにより信頼と信用得ることができ、それにより国民は安心して保険料支払う気持ちになる

また年金制度見られるように保険料一定年数以上、支った受給資格のある人のみが税金からの補填を受けられるという制度の根本的な部分での矛盾についても考え直してみる必要がある。



「社会保障と税の一体改革」ではなく「社会保障と税の一体改悪」ではと思う今日この頃である。







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