2011年12月29日木曜日

野田総理「私も重い決断」・・・野田首相「それを言っちゃあ、おしまいよ!!」

野田首相へ! 『嘘を言っちゃあ、おしまいよ!』(寅さん風に)

「野田総理大臣は、インドでの記者会見で、消費税増税などに反対して9人の民主党議員が離党したことに関連し、「離党届は重い決断だが、社会保障と税の改革は私も重い決断だ」と増税に強い決意を示しました。
野田総理大臣:「離党届を出すということは、それぞれの政治家の重たい決断だと思います。でも、私も今回の社会保障と税の一体改革というこのテーマは、重たい決断として既定方針通り進めていきたい」
野田総理はこのように述べ、素案の党内の取りまとめを年内に行う意向を強調したうえで、「国民負担はお願いするが、年金、医療、介護、子育てで還元される」として理解を求めました。民主党の税制調査会役員会は、消費税増税に党内の理解を得るため野田総理に総会への出席を求める方針で、29日中の取りまとめを目指しています。」(テレ朝ニュースより抜粋)


表情の乏しい顔で淡々と『息を吐くように嘘をつく』首相の「厚顔無恥」さに反吐がでる。
「離党届は重い決断だが、社会保障と税の改革は私も重い決断だ」・・・あんた一人の決断だろう!(怒)
こういう発言にも野田首相の小物ぶりが伺われる。財務省以外は誰も決断してくれとは頼んでいないし、決断して欲しいとも思っていないぞ!(怒)
「国民負担はお願いするが、年金、医療、介護、子育てで還元される」・・・「還元」という言葉の意味をよく調べてから発言しろ!(怒)
※【還元】物事をもとの形・性質・状態などに戻すこと。「利益の一部を社会に―する」・・・消費税の一部年金、医療、介護、子育てに還元すると野田首相は言いたいのだろう。
元々、年金や医療・介護保険の掛け金も税金も国民が納めたものだ。納めたものを返してもらうことを「還元」とは言わない。

これだけの財政赤字を生み出したのは行政組織が税金を食い潰したからではないのか?
今、消費税を増税することは、行財政改革や公務員改革を先送りにすることに繋がる。
先に行財政改革や公務員改革をやらなければ増税後では、なし崩し的に先送りされるだろう。
現状での消費税増税は一時的な延命策でしかない。
そもそも今回の「社会保障改革案」は「改革案」と呼べるほどの代物なのか?
せいぜい「手直し案」とぐらいにしか呼べない代物ではないのか?
消費税においては、消費税の欠陥部分を手直しすることが先だろう。消費税は税の設計部分に多くの欠陥を含んでいる。
また消費税の増税分の使い道さえハッキリ決まっていないのではないのか?
こんな状態で消費税増税?・・・「それを言っちゃあ、おしまいよ!!」

まずは被災地の復興、原発事故の収束に全力を注ぎ目処をつけることだろう。被災地の住民が前向きな気持ちになれるように全力を注ぐことだろう。
今、5%消費税を上げたら家をなくした人や車が流された人たちの再建資金が増大することになる。
2000万円の家を建てれば100万円支払い資金が増加することになる。
200万円の車を購入すれば10万円支払い資金が増加することになる。
家をなくし収入も減少した人たちにとって10万円というお金は、小さな額ではない。
このことを政治家は感じとらなければいけない。

年金においては、保険料は上がり給付は下がる。年金の需給年齢は高くなるだろう。
医療においては、保険料は上がり、窓口負担も上がる。
子育てにおいては、子供手当ては減額になった。
生活保護世帯は増加し、貧富の格差は増大する一方だ。
これで「改革案」と呼べるのか?「改悪案」と呼ぶのが妥当だろう。
根本的に仕組み自体を見直さなければ「改革案」とは呼べないのではないのか?
増税をお願いしながら、もう一方では保険料等の負担のアップも目論んでいる。こういうことを「詐欺」という。

野田首相には党代表としての責任感が微塵も感じられない。
党内の多くの議員の苦悩を理解しようとする姿勢も感じられない。
あるのは「日本の将来のために増税を実現した首相」という自分だけの満足感を実現するための政策に邁進する姿だけだ。
首相の満足感の為だけに増税や公的保険料の負担増を押し付けられる国民は堪ったものではない。

年末に一句
『野田総理 泥鰌すくいで 足すべり』・・・泥だらけになりそうだ・・・。

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