2010年1月31日日曜日

オームページから削除

大手メディアのインターネット上のニュース記事がドンドン削除されているようだ。
リーク記事と思われそうな記事、信憑性に疑問がある記事、人権侵害で問題になりそうな記事が無くなっているような気がする。(あくまで私の感触だが)

裏読みすると、ほとんどがリークをもとにした記事で、信憑性が乏しく人権を無視した記事であったことになる。
今日も、某新聞に釈明記事がでていたが、記者の弁護が中心であった。
マスコミの皆さんは、本質がわかっておられないようで、読者は記者の方たちを責めているのではなくて、会社の報道姿勢に対しての社会的責任を問うているのだということを理解していただきたい。

以下は、今後の進展についての私の勝手な予想なので、適当にお読みください。
立場が逆転し、検察・マスコミ・Z党の関係者が追い詰められはじめた様に感じられる。
検察・・・東北地方の「ゼネコン談合疑惑の解明」が今回の捜査の目的であったという方向に捜査に注がれる目をそらしたい模様だ。3月の人事異動(本来は1月)で、検察庁の関係者、高検の関係者、東京地検特捜部の部長あたりが移動する可能性があるので、注目していたい。

石川容疑者・・・「政治資金規正法違反-虚偽記載」で一度は立件するが、裁判で実質無罪判決の可能性あり。(立件されない可能性も無いわけではない。)

マスコミ・・・ネット上の問題記事を削除・人権侵害と名誉毀損で訴えられる可能性に備え、関連記事の掲載の露出を抑える。そっと、小さく釈明記事を出す等の対策をおこなう。

Z等・・・自党の議員の疑惑が暴露されないかと戦線恐々でとても参議院選挙どころではなくなる。
今日の味方は明日の敵・・・検察の生贄にされる可能性さえ考えられる。

K党・・・少しずつ、民主党に近寄りつつある。検察内部の○○学会員からの情報をもとに、柔軟な対応に切り替えた?。

こんな感じかな・・・・?。

「ペンは強し、されど読者はもっと強し」

2010年1月30日土曜日

小沢報道の異常性

先週までの異常な小沢関連報道はなんであったのだろう。
ここ数日で新聞・テレビ上から関連報道が姿を消してしまった。
これも冷静にみれば異常なことだ。(小沢氏の言葉どおりになった。)
検証する必要がある。

毎週金曜日の夜10時からNHKで韓流ドラマ「スポットライト」というテレビ報道局社会部の若手女性記者を主役公にしたドラマをやっている。

昨日の放送の中でいくつか心に沁みる言葉シーンがあったので紹介しよう。

○心に沁みた言葉
弱者のために真実を追究するのが記者の役目だ。」


○心に残ったシーン
後輩記者スンチョルがまじめな話をし、好きな人である主役の女性記者ウジンを励まそうとするシーン
頑張っていたウジンが自信を無くしているときに、もっと力のない後輩記者のスンチョルが、記者になりたかった12個の理由などの良い話をするシーンです。

主人公の魅力(主役を演じた女優の談話)

ウジンは、とても正義感が強く一生懸命頑張っている女性です。記者として高い地位にあるわけでもないのに、何を信じてあそこまでできるのか? 人は社会に出ると世渡りを覚え、本当のことよりも上司によく思われることを考えて話をしたりします。そんななか、常に真実を告げようとするウジンの正義感は私も見習いたいと思いました。
(NHKオフィシャルサイトより一部をお借りしました。)

是非機会があったらご覧ください。

小沢問題における私から見た報道の疑問点
今回の石川議員逮捕における検察の容疑内容に対する疑問
某ホテルのロビーで某建設会社の元幹部が5000万円を石川議員に渡したと証言。

資金提供したとされる日の翌営業日には、陸山会の銀行口座に5000万円入金されていたことも判明。石川議員は受領を否定しているが、特捜部は5000万円が実際に受け渡され、問題の土地購入の原資4億円の中に含まれていたとの疑いを強めている模様だ。


①10月初旬   小沢氏より4億円現金で借り入れ
②10/15    M 建設からホテルで5000万円受領
②10/29    土地支払代金 3億4千万円 手数料 約1000万円 


今回の事件で一番のポイントはM建設からの5000万円の資金提供の有無であり、虚偽記載?は本人が認めているとのことなのでここでは取り上げない。
また、この5000万円が何の容疑にあたるのかも検察からは発表されていない。

このごろの報道では、小沢氏の借入金4億円の中に闇献金が含まれているかのように問題がすり替わっているが、上記の記事を正確に報道するとしたら下記のようになるのではないか。
「陸山会が土地取得のために支払った3億5000万円のうち、小沢氏からの借入金4億円の内の3億円とM建設から提供されたとされる5000万円のM建設分について東京地検特捜部は闇献金の疑いがあるとみて捜査を進めている。」
であろう。


が実は下記のような表現にならないとおかしい。
「問題の土地購入のための原資となった小沢氏からの借入金4億円の中に含まれていたとの疑いを強めている模様」⇒ということは
土地取得の原資=小沢氏からの借入金3億5000万円+M建設からの提供資金5000万円=4億円
M建設からの提供資金5000万円=ホテルのロビーで手渡しした(10月中旬)
となれば
小沢氏が直接10月初旬に準備した金は3億5000万円
ということになる。
もし小沢氏および石川議員が10月初旬に準備した金が4億円と述べていることが正しいとすると日付から考えても
土地取得の原資=小沢氏からの借入金4億円+M建設からの提供資金5000万円=4億5000万円
となるはずである。


マスコミの報道でも検察の事情聴取でも小沢氏からの借入金の4億円の出所が焦点になり、そのお金は以前から貯めていたお金であるとの認識が出来上がっている。
とすると
M建設からの提供資金5000万円は4億円には含まれていないことになってしまう。
ということは
その後もマスコミでたれ流されている「M建設から提供された5000万円が問題の土地購入のための原資4億円に含まれている可能性があるとみて捜査を続けている
という報道は、間違っていることになる。


その他の疑問
疑問①5000万円が闇献金の意味合いを持つお金であれば、翌営業日に銀行に入金などしない。(当たり前だよね。普通は隠すわな。)
疑問②5000万円が問題の土地購入のために必要であったかの様な報道もあるが、5000万円を原資に入れなくても十分、小沢氏からの借入金4億円だけで土地の支払いは出来たことになる。
(そのため当初は、4億円の内の3億円のみが小沢氏からの借入れであるかのようなリーク報道になっていた。・・・こんな情報は検察内部の人しかわからないと思うけどな~・・・。)
疑問③そもそも闇献金であったとしても、銀行口座に入金しているのだから、政治資金収支報告書に何らかの記載があってしかるべきである。(多分借入金になっているとは思うが)
疑問④闇献金を渡すのに、他の会社の人間を同席させること自体に疑問がのこる。(闇献金渡すのに他人を同席させるか・・・?一般常識ではありえないと思う・・・。)
疑問⑤5000万円を通常の献金と考えた場合においても、政治資金規正法で企業からの直接献金が認められないことは、秘書であった石川議員もM建設の元幹部も十分承知していたはずである。よってかなり不自然な説明になる。

以上、色々な角度から検証しても、おかしな事が多すぎる。検察がこの5000万円をどのように位置づけているのかがわからない段階では、なんともいえないが、お金の授受がはっきり証明されていない段階での逮捕は素人が考えてもおかしいと言わざるをえない。
証人の供述の信頼性も非常に疑われる。

どちらにしても、石川議員の捜査をしっかり固めてから次の捜査に進むのが常識だと考えるのだが・・・・?。

同様に西松事件の大久保秘書障害者割引郵便悪用をめぐる厚生労働省の文書偽造事件(今回の事件と関連性あり)の村木被告の公判も検察側の証人が証言を翻しており、公判の維持さえも危うい状況である。
一連の事件においては、物的証拠と呼ばれるものは、ほとんど無く関係者の証言のみが重要な証拠である。

皆さんも考えてみてください。

2010年1月29日金曜日

人権を考える

「本人が知らなくても、多くの人が知っている。」
インターネットのメディア力は想像以上のものを持っている。
使い方によっては、人権を侵害する場合もあることをよく理解しておくことが必要だ。
これは、一般の新聞・テレビ・雑誌等にもいえることだが・・・。

たとえば、小沢さんの政治資金での不動産取得が問題にされている。
ネット上では、自民党の町・・・・・元幹事長が不動産を取得していたことが政治資金報告書の写真入りで掲載されている。
同様に”みんなの党”の江・・・・・さんが不動産を取得していたことも政治資金報告書の写真入りで掲載されている。
もしかするとご本人は、まだ知らないかもしれないが・・・。
中学生でも、小沢さん以外に不動産を取得していた政治家がいることを知っている。

検察庁特捜部の情報リーク」に関心を持った人が検索すれば、関連した情報を簡単に探すことができる。その中の情報からリンクで関連した情報にたどり着くこともできる。

現在の検事総長特捜部長の経歴や写真まで掲載されている。
ネット上では、検察特捜部に対する風当たりが、暴風雨並みになりつつある。
このように、関連する過去の事例や本人の経歴等が簡単にわかってしまう。
それにより多くの情報を比較検討することで多面的に情報を分析することも可能となる。

いまや、ネット上では「検察=正義の味方」ではなく「検察=悪の根源」になりつつある。

ここでよく考えなければいけないことがある。

検察特捜部に勤めているAさんという人がいるとしよう。中学生の子供がいる。ネット上で「検察特捜部=悪の根源」と書かれた情報を他の子供が見た場合、Aさんの子供は、他の子供達からは「悪の根源に勤める人間の子供」ということになってしまい、いじめにあう可能性がないともいえない。

これと同じことを今回の事件に当てはめると、まだ犯罪(重い・軽いの違いもあるが)が確定してもいない人をあたかも犯罪人のように報道することは、その人の家族や関係者の人権多大な影響を与えるということだ。まして取り調べヤクザの世界でもご法度の「女性や子ども」をエサ自供をせまるようなことが、国家の最高捜査機関で行われているとしたら、とんでもないことだ。
この国に人権が無いことになってしまう。
自分が逆の立場になった場合のことを権力を持つ人たち自覚しなければならない。

このように、情報の発信に関しては、人権を考えた慎重な取り扱いと心使いが必要である。

国民の責任

今回の小沢問題に関する一連の騒動は単なる1政治家と検察との問題ではない。

一部の政治家、マスコミ関係者、官僚機構、企業、団体等が自分達の利益のために検察という国家最高捜査機関を利用して日本の政治を歪めようとしている疑いさえも、もたれ始めている。

国民一人一人のチェック機能が問われているのだ。
主権者である国民の利益でなく、自分達の利益しか考えていない人の為に国家権力に利用され歪められた報道を続けているとしたら、それはとんでもない犯罪である。
私達はこんな横暴を許してはいけない。
また、それをチェックするのが本来のマスコミ・検察の役目であるはずだ。
是非、この記事を読んでください。

そんなことは無いと信じたい私だが、このところの異常さを見ると、必ずしもそうではないような気になってしまう。

マスコミ関係や検察に多くの国民からメールや電話、文書等で疑問が投げかけられているようだ。
真摯な気持ちでそれらの声に答えていただくことを願う。

くどいが、マスコミ関係者だけでなく、国民一人一人が真剣にこの問題を捉え、真実を明らかにする必要がある。

外国もこの問題を注目して見ている。
小さな問題ではないと感じる。

世論の変化

テレビ、新聞を見ていても世論が大きく変化してきていることが感じられる。
コメンテーターといわれる方達の論調が確実に変化している。
新聞の関連記事もほとんど見られなくなった。
検察リークが無ければ、記事が書けない事を証明しているかのようだ。

マスコミの報道で気になる点を少し上げてみよう。

収入の内容
政治家の収入を報道する場合に●●億円という風に大きな金額全てが企業等からの献金かのように誤解を受けやすい場合が多々見受けられる。
以前にもお話したように、政治資金収支報告書の収入には、銀行からの借入金や個人からの借入金、他の政治団体からの寄付(自民党の場合はほとんどそうだが)等も含まれることだ。
金額だけを報道する場合は、注意して報道しないと、国民に誤解を与える可能性がある。

質問力の低下
今回の小沢幹事長の事情聴取後の記者会見の記者からの質問を聞いていて感じたのだが、国民の聞きたいことが何なのかということを理解していない記者さんがほとんどで、常識を知らない方達ばかりだったのが残念でならなかった。
ペーパーまでもが配られていたのだから、そこに書かれていないことを聞くのが政治記者であろう。
ペーパーの内容は翌日の新聞で書けばいい。そして、翌日の新聞で「説明不足」「説明責任を果たしたとはいえない」と書くことは自分達の質問力が無いことを証明しているのと同じことだ。
本来ならば、任意の事情聴取(検察が被疑者聴取にしてしまったが)なので捜査への協力者と捉えるべきであろう。

私が記者なら
「○○新聞の○○です。長時間にわたる事情聴取ご苦労様でした。大変お疲れになったのではありませんか。
マスコミ等でこれだけ騒がれる中、また検察が奥様の事情聴取まで行うという話もでておりましたが、まずは、小沢幹事長の現在の率直なお気持ちをお聞かせ願えませんか。」
「ありがとう御座います。では、もう一点お聞きします。大変失礼な質問ですが、差し障りがなければお答えください。小沢幹事長には常にお金の問題が付きまとっている印象があります。金権政治家というイメージを持たれる原因はどこにあるとご自分では思われますか」
ぐらいの質問はすると思う。

捜査に協力した人に対しての思いやり礼儀は相手が政治家であろうときちんと尽くすべきであろう。
以前、小沢さんが説明しなければ解からない人は、説明しても解からない」をいう言葉を言っている。受け取る側に理解しようとする気持ちがなければ説明する意味がないとも解釈できる。
マスコミ関係のみなさん「マスゴミ」と言われないよう頑張ってください。

昨夜もCSの番組で自民党と民主党の若手代議士を呼んで司会者が色々質問をしていた。
本来なら「政治と金の問題」で優位な立場であるはずの自民党議員が不利な立場であるはずの民主党議員に逆に突っ込まれる始末であった。
政治家の資質の中には、質問力、過去の事例等を元にした論理的説明力戦闘力なども含まれる。
戦闘力でいうならば代表的なのが、鈴木宗男さん(このタイプの政治家は嫌いではない)や浜田幸一さん(ハマコー)がいる。
政治家にも色々なタイプがいていいと思う。

このタイプの政治家は嫌いではない=好き 同義語?
上記のような表現がこのごろ新聞等で使われる場面をよく目にする。自分達に都合のいい使い方がされる場合があるのでご注意を!

2010年1月28日木曜日

新聞社の釈明

中部地区で最大発行部数を誇る某新聞社が本日の朝刊で見開き半ページを使い特報を掲載した。
検察リーク・・・」という見出しの釈明?記事です。
内容は簡単にいうと
検察リークはあった。(はっきりした表現ではないが)
検察からの情報を載せないと記事がなりたたない。
独自取材先行記事を載せようものなら、記者クラブに出入り禁止になる。
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
等、検察にある程度の部分で報道が統制されていた旨(はっきりした表現ではないが)が書かれている。

なぜ、こんな記事を掲載せざるを得なくなったのかの理由も掲載されていた。
読者からかなりの数の質問や苦情(こちらは書いてなかったが)が寄せられたからだそうだ。
中には、こんな偏向的な記事ばかり載せているようなら新聞の購読をやめるというようなものもあったのではないかと想像できる。

一部のマスコミや雑誌で検察の捜査方法に対する批判や捜査内容等が明らかにされ始めたことで、冷静に記事を分析する方が増えてきたことと小沢幹事長の説明にある程度の信憑性が感じられることが原因ではないかと思う。

どちらにしても、権力に寄り添い国民を馬鹿にしたような報道を続けることは国民の信頼を失い、読者をも失うであろう。
報道の自由を口にするならば、自らの行動を戒め、公正・公平な報道を心がけなければならない。

某新聞社の英断に


ということで、マスコミの論調も大きく変わってきた。
今回の出来事を別の面から見てみると、

大手マスコミ(新聞・テレビ・雑誌)VS非正規軍(夕刊紙・一部の雑誌・インターネットを利用したジャーナリスト・市民記者-あえてそう定義したい)


という見方もできる。
インターネットメディア力を示した大きな事例となるであろう。

まだ検察の捜査中なので、捜査に関しては冷静に見守っていく必要がある。

小沢一郎は個人的には好きではない。
しかし、この混迷した時代において他の政治家とは異質の豪腕政治家にもう少し日本の政治を任せてみたいと思う人がある一定以上いることは間違いない。

民意は検察・マスコミが決めることではないということを心に刻むべきである。

テレビを見て

1月26日発売の週刊朝日2/5号の内容がネットで話題になっている。
検察からのリーク内容が事実だとすると、大変なことだ。
同号に掲載されているジャーナリスト上杉隆氏の話が事実ならば、検察は事実を明らかにする説明責任がある。

朝のテレビ番組で小沢幹事長の2度目の事情聴取は無いようなことを言っていた。
おそらく検察上層部や法務省から東京地検特捜部にストップがかけられたのであろう。
上層部でも、この事件を、ムリ筋と思っていた人はかなりいたそうで、検察への信頼が揺るぎかねない大問題に発展する前に幕を引きたいという思惑が働いたのではないだろうか・・・・?(関係者からの証言?)

経過報告-小沢幹事長の事情聴取以後
民主党からの検察批判・・・皆無。検察擁護とも取れる発言あり。
社民党・国民新党からの検察批判・・・皆無。
与党全てを抑えきれる小沢幹事長の力はマスコミ報道の「影響力低下」とは逆に、ますます強くなっている。
今回までの評価
鳩山首相・・・・一応主役、まあまあの演技
国民新党 亀井さん・・・一流役者-名脇役(ドラマの流れが読める人)
社民党 福島さん・・・大根役者(ドラマの流れが読めない人)
平野官房長官・・・三流役者(二流ではない・・・ドラマの流れが読めない-党内への影響力皆無)
管・仙石・・・出番なし
自民党 谷垣総裁・・・通行人
小沢一郎・・・大根役者(演技ができない)現在のところ情報戦で一歩リード

事情聴取への疑問
小沢幹事長への事情聴取で「市民団体からの告発による被疑者聴取」に対し疑問をもたれた方は少ないと思う。
おそらく多くの方が前回の石川容疑者を告発した市民団体の告発の関連だと思われたのではないか。
石川議員への告発内容に関する記事
民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」が2004年に購入した土地の代金を翌年の収支報告書に記載していた問題で11月4日、政治資金規正法違反容疑(不記載など)で04年当時の事務担当者だった石川知裕衆院議員(36)ら3人に対する告発状が東京地検特捜部に提出された。
提出したのは「世論を正す会」と名乗る団体。特捜部は内容を検討し受理するかどうか決める。
ほかに告発されたのは、元会計責任者で小沢氏の公設第1秘書大久保隆規被告(48)=別の規正法違反罪で起訴=と、石川氏の後任事務担当者
この中に小沢幹事長は入っていない。

小沢氏への告発内容に関する記事
1月22日付けの共同通信記事では「被疑者聴取」の根拠として、21日市民団体が、小沢氏本人を告発したことを挙げている。
市民団体、小沢氏を告発 政治資金虚偽記載容疑
2010年1月22日3時32分
小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」が土地の購入原資4億円を政治資金収支報告書に記載しなかった事件で、東京都内の市民団体が21日、小沢氏と秘書らに対する政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑などでの告発状を、東京地検に提出した。一連の事件で、逮捕された秘書らの共犯として小沢氏本人が告発されたのは初めて。
この団体は、行政書士や元新聞記者らからなる「真実を求める会」。告発状は、陸山会が土地を購入したのに収支報告書に記載しなかったり、虚偽の記入をしたりしたと指摘。「小沢氏は、政治団体の代表者という立場で本件を首謀し、秘書らを通じて主導した」としている。

つまり、「被疑者扱い」の根拠は、前回の市民団体による告発の対象が「政治資金虚偽記載」に関わった元秘書や会計責任者だったが、今回の告発対象は小沢氏本人で「小沢氏は、政治団体の代表者という立場で本件を首謀し、秘書らを通じて主導した」として小沢氏を「虚偽記載」の事実上の主犯としているからだ。

21日真実を求める会」東京地検特捜部に告発⇒23日小沢幹事長の事情聴取
世論を正す会」「真実を求める会・・・どちらも行政書士や元新聞記者らからなる市民団体で代表者等の情報は一切公表されていない。通常、少なくても代表者名は公表されるのが通例。


上記の経過を皆さんは、どう思われるだろう。

付録
河村建夫元官房長官を告発
鳩山政権の発足直前、当時の河村建夫官房長官が内閣官房報償費(官房機密費)の国庫から2億5千万円を引き出していたとして、大阪市の市民団体が18日、河村氏に対する背任容疑などでの告発状を東京地検特捜部に提出した。

町村元官房長官殿
あなたは、自分の政治団体で不動産を保有していたそうですね。
政治資金収支報告書の取得日と記載日も違っているそうですね
小沢さんと同じ構図です。国会で追及しても説得力がありませんよ。
先日のサンプロに意気揚々とご出演されていた時の発言で「政治資金で不動産を買うなんて異常だ。」とおっしゃっていませんでしたっけ?国会でも同じ事おっしゃってましたよね?




2010年1月27日水曜日

小沢問題で感ずること

今回の騒ぎで感じたこと

自民党・・・政党力がかなり低下している。
マスコミ・・・取材力がかなり低下している。

石川議員が水谷建設の元幹部から金を受け取ったことを推認させる特ダネが誤報~取消すが、謝罪はしない読売

”まずは、これだけあからさまに、石川議員の名誉を傷つけるような記事を書いたら、普通は、「石川議員及びその関係者に謝罪します」という一文が入るのが普通だ。しかし、今回の訂正文にはまったく謝意らしきものが示されていない。”・・・まったくその通り、一般常識ですよY新聞さん。

週刊朝日さんの勇気に◎

参議院予算委員会について昨日も少し書いたが、本日のテレビでも、自民党議員のことをボロクソにいっていた。
自民党議員のレベル低下が著しいと思われてもしょうがないね。
舛添さん・・・民主党から代表質問に立たれたようで・・・?

これで某建設会社元幹部の証言が2つ崩れたことになってしまう。
そもそも、人目のあるホテルのロビーで5kgもある札束を渡すこと自体に疑問を感じるのだが・・・?
(そのホテルは、格別ロビーの見通しがいいことで有名だそうだ。・・・関係者からの証言)

検察・マスコミ・自民党はネタ元の某建設会社元幹部と石川議員の元秘書金沢某(先日自民党の勉強会に呼んだらしいが)の身元調査を先にやった方がいいのではないの?

検察は、国税局とタッグを組んで脱税容疑に目先を変えさせようとしているようだが・・・。
土地に絡む脱税は登記がされていれば、まず無いと考えた方が間違いない。
土地の譲渡や相続は別申告で登記情報からもチェックされるので、おかしければその時点で調査されているはずである。
問題になるとすれば贈与税だが、時効が過ぎているので、国税局が強制捜査する理由がない。
小沢さんの自宅の家宅捜索も事前に情報が流れているので、多分、やっても何も出てこないと思う。(秘密裏に行うのが通例)

最初に書いたように、自民党の政党力や調査能力がかなり低下している。
党独自のシンクタンクや議員育成機関(情けない話だが)を設置することも検討しなければいけない。

民主党・・・自民党と比べると大人に見える。(法務省・検察庁上層部への配慮は大人の対応です。)
前原さん・・・結構、評価していたのに、昨日の答弁(政治資金で固定資産を取得することの是非についての質問に対しての)で大幅な減点(政治家としての度量不足を露呈)
鳩山総理・・・役者です。参院選終了後に省庁再編に着手
小沢幹事長・・・弱気発言連発(幹事長職に執着しないよ・・・、問題が大きくなれば自ら身を引く覚悟があるよ・・・と暗黙に漂わせる・・・民主党議員-安心する⇒党内からの批判を抑える)
-以前もその戦法を使っていましたよね!-

まとめ
自民党は戦略変更すべし
・小沢問題-切り離して専門委員会でおこなう。
・予算の内容について自民党の考えや政策をアピールする。早期に予算を成立させる。
・同じ国会議員である民主党の石川議員に対する検察の不当逮捕を追求する。
・民主党以上に官僚の悪口をいう。
・マスコミの報道に疑問を投げかける。

国民⇒さすが自民党大人の対応⇒国民のことを考えている、国民の味方だ⇒参議院選挙で投票してもいいかな?と考える⇒民主党?対応に困る。対抗軸が無くなる。貸しができる。

2010年1月26日火曜日

自民党再生案

今日の参議院予算委員会を少し見たが、自民党はこんな議員を質問に立たせていいのかと思いたくなる有様だ。
河野さん、舛添さんも愛想つきたんじゃないの。
国民は、「政治と金」より、景気、雇用、社会福祉を重視しているよ!
世論が読めないと批判が跳ね返ってきますよ!
政治家の大きな仕事の一つは国民の人権を守るということです。
政治家であっても、国民と同様の人権を持っています。
 くれぐれもこの点を忘れないようにして自民党さん頑張ってください。

ということで今回は自民党の再生案を考える。

前回の衆議院選は、投票前から結果は決まっていた。
自民党のマニュフェストの内容など話題にも上がらなかった。
多分ほとんどの人が知らなかった。
一方、民主党のマニュフェストはいたるところで話題になった。
代表的なものを挙げると
子供手当て
農家の個別所得保証
等々
財源が問題にされることなど最初から想定できたことであり
それを毎日、自民党や公明党、マスコミが話題にし宣伝してくれていた。
つまり、批判していたつもりが宣伝をしていたということだ。
実はこれも小沢選挙戦略の一つなのだ。

前回の参議院選挙からこれらの政策を表に出し、時間をかけながら認知度を上げていく。
自民党の基盤を直接支給により分断する。
自らの政治資金の問題さえも「選挙」のために利用する。
これほど徹底しているのが小沢さんという人だ。

では、自民党はどうしたら良いのか。
同等または、それ以上のことをやればいいのだ。

まずは優先すべき政策の順位をつける。
業界団体でなく国民が直接メリットを享受できる政策を年代層ごとに数字を上げて提示する。
民主党やマスコミに反論されるぐらいのインパクトがある政策を出す。(中途半端はダメ)
官僚批判を徹底的にやる(これはかなりの効果がある)
社会福祉国家を目指す方針を明確に打ち出す。(これを言わないで財政論議をしてもダメ)
選挙の専門家を党で雇う(アメリカからでもいいので)
マスコミ対策の専門家を雇う(党内の議員ではダメ)
目立ちたいと考えている議員はテレビに出さない。
党内に悪役を作る。(民主党の小沢氏のような)
議員候補者のスカウト部隊を全国に張り巡らす。(日本ではまだまだ個人の人気が左右する部分が多いし、無名の人材は沢山いる)
国会改革を小沢さん以上に熱心にやる。
記者クラブを解放させる。(情報のオープン化を促進、自民党のメリットも大きい。海外やインターネットメディアへの情報公開は避けて通れない。)

多分、これだけのことをやるだけで、かなりの部分で、再生できる。
他党の批判は場合によっては自党の墓穴を掘る場合もあることを認識しておくことも重要。
国民は見ていないようで冷静に判断している。国民を馬鹿にしてはいけない。(一部にそう見受けられる議員がいる。)

党内での鳩山さんや小沢さんの評価が低すぎる。
鳩山さんはかなりの役者だ。小泉さんとはタイプが違うが、いい勝負だと思う。
発言のブレや訂正など、意識してやっている。これに自民党やマスコミが引っ掛けられている。
小沢さんは役者というより戦略家なので、党や選挙のためなら自分の役職などいつでも投げ出す覚悟は持っている。使い方とタイミングを常に考えながら行動している。これも自民党は理解しておく必要がある。

何より政権が取れなければ目指す政策を実現できないという認識を持つべきで、一番は「政策」ではなく「政局(選挙)」(よくもわるくも)である。(これが小沢さんの言っていることなのだが自民党で本当に理解している人がどれだけいるか)
堂々と政局を語るべきである。

テレビで見ている限り、昔からいる自民党議員の劣化は、明らかだ。
民主党の一部の若手議員の方が懐が深い。

元自民党幹事長の野中さんは、「悪魔」と呼んだ小沢幹事長がいる民主党に、頭を下げて予算をお願いにいった。
こういうことが出来る政治家は現在の自民党にはいないであろう。小沢さんも野中さんと同じことが出来る人だ。(自分の目的実現のためには宿敵に対しても頭を下げられる度量。別の意味で宮沢さんなどもそうだったな~。)

今回の問題での小沢さんの行動を分析してみると面白い。
あくまで私の推測であり、今後の捜査の進展によってはどうなるかわからないことを最初に申し述べる。

秘書事情聴取(想定内)
秘書逮捕(想定外)
先手を打つ(秘書に虚偽記載を認めさせる)
検察が捜査情報をリーク
マスコミ・野党一斉に小沢・民主党批判
事情聴取の打診・・・検察内部の情報収集(スパイがいる)
事情聴取のタイミングを計る(どの日が一番効果があるか・・・)
予算委員会、菅谷さんの公判、元大阪高検部長三井環氏の出所、テレビの報道番組の少ない日 等・・・。
事情聴取(聴取内容により判断、想定内の場合は記者会見を行う)
記者会見・・・これにより「説明責任」に対する批判を抑える。
検察への協力姿勢を鮮明に打ち出す。(検察の顔を立てる)
報道の沈静化(リークが少なくなる。)
世論の変化
検察との手打ち

世論や検察の動きを見ながら、場合によっては幹事長を辞任(この場合も、鳩山首相に花を持たせる方法やいくつかのパターンを想定している)
しかし、自分の政治力は温存し、裏に潜って選挙に専念する。(選挙が大好きなので、役職にはあまり執着心がない。選対責任者と幹事長職のどちらを取るといわれたら多分、選対責任者を取る) 選挙に勝てば、時間とともに自ずと復権できるからだ。
政治は「政局」であり選挙に勝てば、政策を実現できる。選挙を勝利に導ける人=実力者である。

 小沢さんは選挙が大好きなのである。実は小沢さんの政治資金は民主党の選挙対策費用としてかなりの部分が使われている。本来は民主党が負担すべき部分を私設秘書等を雇い自らの政治資金団体で行っている。
土地やマンションの取得理由は、実はこの部分を理解しないと解明できない。
陸山会は選挙コンサルタント会社で私設秘書はコンサルタント会社の社員と考えるとわかりやすいかもしれない。(小沢さんは「選挙に勝つノウハウ」という知的財産を販売している会社の社長。)
だから民主党及び民主党議員の多くは、陸山会の政治資金収入の恩恵をかなり受けていることになる。だから小沢さんの批判はあまり出てこない。
小沢さんの政治資金団体は世間の常識から見ると異常に見えるが、 コンサルタント会社だと考えれば特別おかしなことをやっているわけではない。(いい悪いは別として)

こんなことをやっている政治家は他にほとんどいないから比較のしようがない。
こんな視点で見る人もいないから、 おかしなことをやっているように思われる。

小沢さんは政治資金の他にも個人のお金をかなり選挙コンサルタント会社につぎ込んでいると思われる。

田中角栄、竹下登、小沢一郎という3人の「選挙の名人」に共通することは、「細かい気遣いができる」、「秘書を大切にする」 ことだ。

自民党議員の皆さんには是非、これらの点に留意して日々の政治活動に邁進していただきたい。
(くれぐれも人のアラ探しに時間を費やさないようお願いする。当面は捜査機関に任せておけばいいと思いますよ。)























2010年1月25日月曜日

小沢問題の核心

昨日、あまり好きではないテレビ番組の一つであるテレビ朝日のサンデープロジェクトを見た。
田原さんも検察批判に舵をきったようだ。

いつも言うが、私は、小沢シンパでもないし、民主党員でもない、ただの1市民だ。
しかし、検察やマスコミ批判の立場を取ると
検察やマスコミ批判をする人=民主支持  ととらえられそうだ。

検察やマスコミ批判をすれば
検察やマスコミ批判をする人=小沢支持  となってしまう。

逆の側面から見ると
検察やマスコミ擁護=自民党支持 小沢嫌い

確かにいくら公正・中立な立場を取ろうとしても自然とそうなってしまう部分はある。
が、直近の世論調査を見てみると必ずしもそうなっていない。

小沢問題が大きな影響を与えていることを前提として分析した場合
①小沢問題と政党支持とを別の問題と捉えている層がかなりいる。(割合はわからないが)
②小沢問題で民主党支持から自民党支持に移った層は2%程度
③小沢問題で民主党支持から支持政党なしに移った層が7%程度
というのが大方の数字で

これからわかることは
国民は思った以上に冷静で政権交代可能な民意が形成されつつある。
①特定の支持政党を持たない政策を重視する人が増えている。
②特定の支持政党がある人でも、その政党に問題が起きた場合、他の政党支持にまわるのではなく、とりあえず支持政党なしに移行する傾向がある。

その他にもいくつか挙げられるが今回は述べない。
現状で言うならば、自民党が小沢問題で小沢氏個人および民主党批判を続けても、自民党の支持層はそんなに増えない。
現実、与野党ともにいえることだが、個人としての政治家の影響力は、小さくなってきている。
二大政党制を、政策により政権交代が可能な政治の仕組みと考えれば、自民党は個人や政党批判に頼るのではなく、政策の立案と将来ビジョンの提示に力を入れ、それにより支持を得ることを考えなければ将来はないだろう。
それをわかっている人がどれだけいるかが、再生のカギになると思う。

話をもどそう
サンデープロジェクトで(勝手に色分け)
田原氏・・・検察批判に転向? 以前から小沢さんは嫌い?
民主党側は細野筆頭政調副会長と弁護士の郷原信郎氏
自民党側は町村元官房長官と弁護士(元検察庁特捜部長)宗像紀夫氏
が小沢問題について論争

感想
細野筆頭政調副会長・・・小沢幹事長が抜擢しただけのことはある。モテルのもわかる(山本モナと路上キスしたのはこの人)
町村元官房長官・・・この人は、なぜ自分が落選したのかわかっていないだろうなあ~。(比例代表で復活したが)郷原氏の突っ込みにしどろもどろ。
郷原信郎氏・・・確かに民主党というバイアスが少しかかってきている気はしないでもない。突っ込みの鋭さは、一流。喧嘩の吹っかけ方もうまい。
宗像紀夫氏・・・この人は、本音では検察の捜査がムリ筋と思っている。今回はテレビ局の立場を考えて発言しているが、時々、本音がでる。過去に検察批判を度々している実績がある。そこを郷原氏に突っ込まれ少しムキになった。前回の収録後、「検察はメチャクチャの捜査をしている」と同席者に発言したそうで、そのことを郷原氏に暴露された。

宗像氏がポロッともらし、細野氏に突っ込まれたように、「政治資金報告書の虚偽記載」だけに限れば、「身内の金がグルグル廻っているだけなのでたいしたことではない」とのこと。

ポイントは
某建設会社からの5000万と石川容疑者の供述に絞られた。
5000万円を石川氏がネコババしたという噂もネットでは流れているが・・・?
町村氏と宗像氏は某建設会社の東北支店の幹部が談合を取り仕切っていたと会社名をはっきり実名で発言していたが、大丈夫?

石川容疑者が小沢氏からの借入金(一時立替金)を表に出したくなかったので勝手に判断して処理した。・・・・以前こんな内容の供述が検察リークで流れていたような気がするが、この供述って今の段階になると検察にとって都合が悪い供述なのかな?(一番重要なことだと思うのだが・・・。)

2010年1月23日土曜日

収入の計上に対する考え方の違い

今回の小沢問題(政治資金規正法違反容疑事件)で訳がよくわからないと思う方は多いのではないか。
マスコミからの情報を鵜呑みで、何も考えない人は別だが・・・。
小沢さんを擁護する気はないが、冷静に一般通念を元に分析すると下記のようになるのではないか

土地取得に関して支払った金額 土地代 3億4000万円 手数料 1000万円
(ただし、翌年に計上してあるので支払い時点では仮払いまたは立替え金処理)

①借りた金 4億円 小沢一郎 (政治資金報告書に記載あり)
                           検察はこちらが記載漏れとしている
                          
②借りた金 4億円 小沢一郎 (政治資金報告書に記載なし)
                          陸山会と陸山会以外の政治団体からの振込金1億8000万円担保

ポイント1
企業会計での仕訳
貸借対照表 
資産-土地 3億5000万円    負債-借入金 8億円
資産-預金 4億5000万円

損益計算書
関係なし

となる。
即ち、土地取得は収入ではない。
しかし政治資金収支報告書では
借入金 収入    8億円
土地代 活動費  3億5000万円
という形で単年度での収支計算になる。
公益法人会計などと同じ考え方だが一般的な概念とは少し違う。

後年 2億円 2億円 が小沢一郎氏に17・18年度に返済されているようだ。
もちろん借り入れの返済は返済年度で
借入金返済  活動費 2億円 という形で掲載されることになる。

ポイント2
あくまで仮定だが
仮定①
土地支払い資金が足りなかったので①小沢一郎個人の現金を銀行で定期預金(個人名義で)し、その定期預金を担保に銀行から小沢一郎名義で②の借り入れをした。
と仮定すると収支報告書での収入は4億円でOKのはずだ。
担保にした定期預金は個人のものであり、陸山会のものではない。
個人が差し出した担保を元に個人で借り入れたお金を陸山会に貸したということになるとなんら問題はない。

仮定②
土地支払い資金が足りなかったので①小沢一郎個人から借り入れた現金を4つ口座に入金その後一つに集約し土地代をここから支払った。
陸山会の定期を担保に銀行から小沢一郎名義で4億円借り入れた。これを小沢一郎からの借り入れとして計上した。

多分②の方だろうと思われる。
とすると
陸山会の収入は
小沢氏個人からの借入金4億円
銀行からの借入金4億円
で収入は8億円で4億円が記載漏れというのが検察の指摘だろう。

これを分析すると
現金では借り入れの証拠になりにくいので銀行からの借り入れにして資金の出所をはっきりさせたかった。
あくまで小沢一郎個人からの借入れなので後日、返済しなければいけないので銀行からの借り入れを小沢氏個人からの借り入れとして記載。
とすると

政治資金報告書の記載4億円はどちらかが焦点になるが実質は①であろう。
銀行からの借り入れも個人としての借入れだとすると、どちらも個人からの借入れということでは違いがないが・・・。

銀行からの借入れが4億円の残ってしまったので、後日、返済したがこの分が記載漏れとなった。
または銀行への返済を小沢氏への返済として記載し、小沢氏個人への返済が記載漏れとなった。

というところが実際ではなかろうか。

とすると
不記載については、当人達が認めているので問題なし。
悪質かどうかについては、証拠を残すためにした処理がまずかったためにおきたことであり悪質ではないと思われる。(不記載のみ)
翌年に登記したこともほとんど問題にはならない。(記載ミス程度)

簡単に言えば4億円の借入れと借入れ返済の記載漏れ
税務上で見れば収益には関係なし (利息の問題はあるが)
政治資金報告書で見れば収入-4億円 支出-4億円 プラスマイナス0

容疑が
4億円の収入と、土地代など約3億5200万円の支出を同年分の収支報告書に記載せず、虚偽の収支を報告した
だとすると「単純な記載ミス」で終わるが、これだけでは逮捕は出来ないと思う。
(土地に関しては翌年に記載しているので不記載とはいいにくい)
銀行への返済がどうなっているかわからないが、少なくとも悪質とは言いにくい。(献金の記載漏れではなく代表者個人からの借入金の記載漏れだから・・・しばらくの間、社長が立替えていたのと実質は同じことだから)

とすると最終的に問題になるのは、小沢氏本人からの借入金4億円の出所だけということになる。

こんなところが、現在までの情報を参考に考えられることだ。
もし、この通りだとすると、石川容疑者らの逮捕は、やりすぎといわれてもしょうがないような気がする。














2010年1月22日金曜日

地方の現状と小沢一郎問題

国会で最優先すべきは予算審議である。
地方では、今大変なことになっている。補正予算、本予算を一刻も早く成立させることだ。
「政治と金の問題」は予算委員会とは別の場でやって欲しい。
国民の生活を考えた対応を望む。

昨日の予算委員会を少し見ていたが、アホらしくなってしまいすぐにチャンネルを変えた。
マスコミの報道を元にした程度の質問では迫力が出るはずもなく、検察の立証自体が怪しくなってきている状態では、下手に突っ込めないのもわからないではない。

私は、特別の支持政党を持たないし、小沢さんが好きでもない。
しかし、現状が小沢さん中心に回っているのは事実だし、自民党が小沢さん一人に、振り回されているのも事実だ。
健全な野党として、小沢さんに対抗できるような戦略家と多少豪腕でも引っ張っていくような指導者が出てこないと再生は難しいと感じる。

今、自民党に求められるのは「日本における政治のあり方の追求」と「政党としての信念」そして「小沢選挙戦略の研究と分析」だろう。
批判ばかりだけでなく、いいところは取り入れる懐の深さが求められる。
それは与党にも求められることだ。

地方分権と国政のあり方については、非常に関連性があると考える。それぞれの政治、行政のあり方を色々な角度から真剣に考えなければならない時期にきている。

政権交代が可能な選挙制度として生まれた小選挙区制だが、改善すべき点はあると思う。
小沢さんの選挙戦略をよく見てみると、実は中選挙区制度での選挙の時代と変わらない手法をとっていることがわかる。
「固定した支持者の確保」と「組織の活用」、そして自身の「政治に対するゆるぎない信念」
小沢さんに対する批判は多いが、「小沢神話」のもとになっているのは「政治に対するゆるぎない信念」であることは間違いないものと考える。
政治手法に関しては、問題もあると思うが、これほどまでに政治に対して強い思いと信念を貫く政治家は数少ない。

対して、今回の問題での検察、マスコミの対応は「人権の尊重」「主権者である国民へ真実を伝える」という部分において大いに問題があるといわざるを得ない。

政治家であっても一人の人間であり、その人権は尊重されるべきである。
また、国民に対して真実を伝えるという本来の目的を軽視した報道は慎むべきである。
第三者的視点での公正・中立な報道をしなければ、日本の大手マスメディアは信用を失うであろう。

2010年1月20日水曜日

収支報告書の虚偽記入容疑について


小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反事件で、逮捕された石川知裕衆院議員(36)(民主)が東京地検特捜部の調べに、土地購入前の2004年10月下旬頃、土地代金に充てる現金4億円を同会の同年分の政治資金収支報告書に記載しない方針を小沢氏に報告し、了承を得ていたと供述していることが、関係者の話で分かった。

特捜部は、収支報告書の虚偽記入容疑について、小沢氏が石川容疑者らと事前に共謀していた疑いがあるとみて、小沢氏自身の刑事責任追及を視野に捜査している。
同会は04年10月29日、東京都世田谷区深沢の土地を購入。同会の事務担当者だった石川容疑者は、土地代金など計約3億5200万円の支払いに充てるために小沢氏から受け取り、同会の銀行口座に入金した現金4億円の収入と、土地代金などの支出を同年分の収支報告書に記載せず、その報告書を05年3月に提出した疑いが持たれている。
関係者によると、石川容疑者は任意の事情聴取などでは小沢氏の関与を否定していたが、逮捕後の調べで、土地購入前の04年10月下旬頃、小沢氏が用意した現金4億円を同年分の同会の収支報告書に記載しないことや、土地取得の登記を翌05年にずらすことを小沢氏に報告し、了承を得ていたなどと供述したという。
石川容疑者は04年10月に購入した土地について、不動産登記簿に「05年1月7日売買」と登記。登記をずらすことで、土地を05年に購入したことにし、仲介手数料と土地代金計約3億5200万円の支出の記載を同会の05年分の収支報告書に回していた。石川容疑者の供述通りなら、小沢氏は04年分の収支報告書に記載しなければならない収入と支出を意図的に記載しない方針を、認識し、了承していたことになる。
石川容疑者は、自身が虚偽の記入をしたことを認めており、動機については「小沢先生が大きいお金を持っていることが分かると良くないので表に出さなかった」などと説明している。
特捜部は小沢氏が用意した4億円の原資の解明を続けている。中堅ゼネコン「水谷建設」(三重県)の元幹部らが04年10月中旬、石川容疑者に現金5000万円を渡したとの供述もあり、ゼネコンからの資金が原資の一部になっている可能性もあると見ている。
小沢氏は石川容疑者の逮捕後、今回の事件について「形式的なミス。強制捜査は納得できない」と述べていた。任意の事情聴取に応じる意向を特捜部に伝えているが、「自らの信念を通し、闘っていく」などと検察側との対決姿勢を崩していない。
(2010年1月20日15時38分  読売新聞)

同じような記事を何度も掲載して恥ずかしくないのだろうか。

私は、中小企業の税務申告書が作成できる程度の知識は持っている。
実際に会計事務所で作成していたことがある。
この記事にあるような登記をずらすことは、世間一般的によくあることで支払いを仮払い処理し翌年に振替えることは問題になることではないと思う。
2年間で見ればプラスマイナス0で、税務調査でも大きな問題にはならないと思う。
こんなことで虚偽記入容疑で逮捕され、刑事責任を追及されるなど通常の常識では、考えられない。

マスコミはおかしいと思わないのだろうか。
下記のような理由で登記をずらすことはありえることだ。
これでだめなら、逮捕される人が日本中から出てくることになる。
はたして虚偽記入にあたるかどうかもわからないような事項だと思うが・・・。
そもそも犯罪といえるかどうかも怪しいと思うのだが・・・。
検察庁やマスコミの見解と庶民の見解には大きなずれがあるようだ。

固定資産税は1月1日現在の所有者に対してかかる。
不動産取得税はおおむね年または年度の前半であれば1年後、後半であれば6ヶ月後位に納付書が送付されてくる。
このようなことから、登記をずらすことは、世間ではよくあることだと思う。


インターネットのメディア力

小沢裏献金問題に関する報道のニュアンスが少し変化してきているようだ。
大手マスメディアでの扱いが小さくなってきている。
テレビで見る限りで、NHKが一番公平性に配慮しているように感じる。
しかし、新聞やテレビの報道は相変わらず、ほぼ横並びで本当に知りたいことを伝えているとは言いがたい。

この問題に対する検察・マスコミの対応がインターネットでも話題になっているとのこと、早速、検索して調べてみた。
やはりインターネットでも、この問題を取り上げている人は多い。思った以上に多くの国民が関心をもっているのではないかと思われる。(報道のあり方についての疑問)
私と同じように感じる人が沢山いることを知り嬉しく感じた。

インターネットの普及でブログなどを利用して簡単に自分の意見を発表できる場が出来たことにより市民記者と呼べる人たちが生まれてきた。
多くの人に自分の意見や思いを伝えるメディアが新聞やテレビ、雑誌しかなかった時代には、不可能であったことがネットを利用することで可能となってきた。


色々なサイトを訪問して驚いたのは、弁護士、ジャーナリスト、元新聞記者、一般国民など多様な分野の人たちが、客観的な視点で、一部では新聞記者以上の知識を持って意見をのべている事だ。
新たなメディアとしてのインターネットの力を感じる。


読んでみると、実際新聞より面白い
与えられた情報を発信するだけではなく自分の考え方、、客観的な視点、それぞれの専門性を交えた論点で書かれており、多面的な視点からの意見を比較しながら読むことができる。


一部では、相互に情報を伝え合う動きもでてきており、今後が楽しみだ。


大手メディアの場合、自分達の間違いや都合の悪いことは、ほとんど記事にしない。
過去の事件のその後の経過等を報道していくことの重要性が忘れられているようだ。
実は、これが非常に大切ではないかと今回感じた。




2010年1月19日火曜日

農地の固定資産税が高い!

私の暮らしている街の農地の固定資産税が数年前からかなり高くなった。
当然のことながら稲作では、赤字!
固定資産税を給与所得から持ち出して払っているという、笑えない話も出ている。
一反あたり1万5千円の農業者戸別所得補償制度による補償がでても、固定資産税の支払いの補填になりそうだ。
固定資産税は地方税なので今後、地方自治体の財政状況が悪化すれば、もっと上がる可能性がある。


私の生まれ育った山間部の部落では、国の政策に乗っかり営農組織を法人化、それぞれの所有する田を法人組織に貸出すことになった。

ただし、草刈や水の管理は個別に行う。
地代は0円
食べる米は法人から買う。

今までは、経費を払っても自分のところで食べる米くらいは残った。
結果、個々の農家の支出は増加した。負担する労力も残った。

法人は裏作で大豆を作り、採算をあわせるそうだが、はたして計画通り行くのか心配だ。
赤字が出れば、高い米を買うことになる。
作り手がいなくなっている現状ではやむをえない部分もあるが、山間部での中途半端な大規模化はかえって農家の所得を減らす結果になりかねない。
後継者が地元にいない場合、次世代が果してこの制度に納得できるのかなど課題も多い。

これが山間部の農業の現状だ。
おいしい米を作るという目標と意欲がなければ、生産性は向上しない。
根本からもう一度、農業を考え直す時期に来ている。







石川議員逮捕についての報道

私は、一市民であり政治やマスコミの関係者ではない。
新聞やテレビは良く見るほうだが、今回の(今回に限らないのだが)石川議員らの逮捕についてのマスコミの報道および関係者の話に関しては、非常に疑問に感じる。

以前にも書いたが、取調べ内容(検察と本人・弁護士にしかわからないはずの供述内容)が新聞紙面やテレビで垂れ流されている。
検察からのリークではないのか?という疑問に、各社の編集責任者らは記者が努力して色々なとこらから取材し、情報を集めているのだと異口同音に発言されている。

新聞記事を見ている限りにおいては、取調べに関する情報以外で取材して書いたと思われる記事は少ない。
ニュースのソースも「関係者によると」という出所不明のものであり、正確には「東京地検特捜部の調べによると」と書くのが本筋であろう。

このようにマスコミが取材で情報を入手する余地が少ない事件においては、マスコミは検察の情報を頼りにするしかなく、検察を批判する記事が書きにくいという事情もわからないではない。
しかし、今回の報道を見る限りにおいては、あまりにも行き過ぎているのではないかと感じざるをえない。

公正な報道というよりは、マスコミVS小沢、小沢=悪、というイメージでの報道との印象を受ける。
事件の報道内容を素人なりに分析してみても、あまりにも憶測記事が多く、検察の発表した逮捕容疑を見ても、はっきりしている部分は下記の部分のみだ。


石川らの逮捕容疑
「特捜部の調べでは、石川議員は大久保秘書と共謀のうえ04年10月29日、陸山会に分散入金した小沢氏の資金4億円で、東京都内の宅地を約3億5千万円で購入したが、04年分の同会の収支報告書には4億円の収入と土地代金の支出を、ともに記載しなかった疑い」(朝日)

池田元秘書の逮捕容疑。
「池田元秘書は大久保秘書と共謀し、土地は05年に取得したと偽って05年分に虚偽の支出を計上。さらに07年に小沢氏に4億円を返済したが支出として記載しなかった疑い」(朝日)


少なくても今現在、はっきりしているのはこれだけだ。
これ以外に関しては、その多くが憶測ないし推測によるものだ。

マスコミは世論に大きな影響を与える力を持っている。
事件の真相を突き止める努力は大切であるが、それとは別に社会に与える影響を真摯に考えた報道を期待する。

この事件に関わらず、今後、マスコミ報道が裁判員制度に影響を与える可能性もあり、もう一度冷静になり、検察とも対等の立場で公正な報道を心がけていただきたいと願う。

2010年1月18日月曜日

政局の人

小泉元首相と小沢民主党幹事長には、ある意味での共通点がある。
どちらも政局の人 という点だ。

小泉さんは、常に抵抗勢力を造り出し、改革という言葉で政局を創り出してきた。
小泉劇場という言葉で表されるように、自分が主役を演じる脚本を書き、演出してきた。
選挙が大好きな点も小沢さんと共通している。
政策には、むしろあまり熱心ではなかった。
構造改革という名の下、アメリカや大企業優先の政策を押しすすめたが、逆にグローバル化に伴う日本の構造変革を遅らせる結果を招いた。
皮肉にも、自らが述べたように「自民党をぶっ潰す」が現実になった。
小泉政権時代に、自民党は党自体の力を弱くしてしまった。
「人材育成」「企画力」「組織力」の向上を怠ったからだ。

小沢さんも選挙が大好きで政局の人とのイメージが強い。
ただし、小沢さんは主役を張るほどの演技力に欠けるため、他の劇団(党)と組んで、そこから主役や脇役を連れてくることで、脚本を演出してきた。
ただし、好き嫌いが激しいため、せっかく育てた団員が他の劇団に移籍してしまうことも度々であった。
政策面では、小泉さんより熱心だ。
しかしながら、選挙で勝つための政策優先という面は、いがめない。
国の政策よりも、選挙制度国会改革、官僚制度の改革などへの思いの方が強いように感じる。
だが、政党政治家としての評価では、圧倒的に小泉さんより上だ。
いくつかの劇団の寄合い所帯を圧倒的な存在感で「政権交代」という御旗の下、取りまとめていく腕力は他の追随を許さない。

どちらも自分の言うことを聞く人間を身近に置くという傾向がある。

小泉

政治家 小沢一郎

沢一郎嫌いという人は多いだろう。

マスコミにでてくる学者、コメンテーター、司会者、新聞社の編集委員等の話を聞いていると大半は小沢一郎が好きでないという人が多い(はっきりとは言わないが・・・。)。
しかし、人間の好き嫌い政治家としての評価は別のものだと思う。
小沢一郎は嫌いだが、政治家としては大変興味があると思う人は多いはずだ。

私は小沢一郎という人は、日本における最後の政党政治家(あえてそう呼ぶ)だと思う。

昨年の政権交代も小沢さんがいなければどうなったかわからない。
選挙の神様といわれているが、そのやり方は強引かも知れないが、やっていることは理にかなっている。
戦略に優れている。(他の政治家と比較しても飛びぬけている)
攻めるところを知っている。
お金の集め方が巧い。

小沢さんは官僚に対して不信感を持っているのではないかと思われる節がある。
今回の一連の検察との対決姿勢にも見て取れる。
逆に官僚機構からは、危険人物と思われているのだろう。

日本の政治の歴史において、これほど長きに渡り、政治の中心にいる人はめずらしい。(政治家として長い人はいるが)

なぜか、いつも自爆しながらも這い上がってくる。
いくつかの政党を立ち上げながら解党し、「これで小沢一郎も終わり」と多くの人が言う中で何度も立ち上がり、政権に影響を与える立場に戻ってくる。
これを、どう分析するかは、ひとそれぞれだが政権政党でない政党で政治資金を集めるのは大変なことである。
また、業界団体も政権政党と野党では、対応が180度違うはずだ。
そんな状況の中でも、選挙で予想外の票を集め立ち上がってくる小沢一郎という人間の魅力は、なんなのか。
国民の中にも、小沢一郎は嫌いだが、彼の「政治を変える力」に期待し票を入れた人が多くいるのではないだろうか。

小沢さんは人を信じなくなったのではないか。
長い政治活動の中で人情で判断したことが裏目になり、結果、人が離れていく。
そのことによる人間不信。
それが、冷徹とも思われる人事等にも現れているような気がする。

国家権力(検察)に対し、これほどまでにはっきりと対決姿勢を見せた政治家は稀である。
事実はどうであれ、マスコミ報道に対しては冷静な視点で見る必要が大切だ。

小沢一郎氏の秘書逮捕

テレビでは、小沢一郎民主党幹事長の秘書逮捕についてのニュースが流れている。
色々な人が色々いっているが、マスコミと検察のあり方については疑問がある。
「小沢一郎VS検察・マスコミ」という構図になっているように感じられる。
本当にこれでいいのだろうか。
もっと冷静になるべきではないか。


被疑者と検察しかわからないと思われるコメントが新聞等で流されている。
その内容に関してマスコミはどのように確認しているのだろう?


「関係者からの証言」・・・関係者てだれなの?


石川容疑者はこれまでの事情聴取に対し、「小沢先生に相談し、小沢先生の個人資金4億円を土地代金にあてた」・・・容疑者の話した内容を公表していいの?(容疑者であり犯罪者ではない)

石川容疑者は16年10月、陸山会が東京都世田谷区の土地を約3億4千万円で購入した際、簿外で調達した土地代金4億円を収支報告書に記載しなかった疑い。
池田容疑者は19年、陸山会が小沢氏に返済金名目で支出した4億円を記載しなかったなどの疑いが持たれている。・・・疑いだけで逮捕していいの?













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