テレビ、新聞を見ていても世論が大きく変化してきていることが感じられる。
コメンテーターといわれる方達の論調が確実に変化している。
新聞の関連記事もほとんど見られなくなった。
検察リークが無ければ、記事が書けない事を証明しているかのようだ。
マスコミの報道で気になる点を少し上げてみよう。
収入の内容
政治家の収入を報道する場合に●●億円という風に大きな金額全てが企業等からの献金かのように誤解を受けやすい場合が多々見受けられる。
以前にもお話したように、政治資金収支報告書の収入には、銀行からの借入金や個人からの借入金、他の政治団体からの寄付(自民党の場合はほとんどそうだが)等も含まれることだ。
金額だけを報道する場合は、注意して報道しないと、国民に誤解を与える可能性がある。
質問力の低下
今回の小沢幹事長の事情聴取後の記者会見の記者からの質問を聞いていて感じたのだが、国民の聞きたいことが何なのかということを理解していない記者さんがほとんどで、常識を知らない方達ばかりだったのが残念でならなかった。
ペーパーまでもが配られていたのだから、そこに書かれていないことを聞くのが政治記者であろう。
ペーパーの内容は翌日の新聞で書けばいい。そして、翌日の新聞で「説明不足」「説明責任を果たしたとはいえない」と書くことは自分達の質問力が無いことを証明しているのと同じことだ。
本来ならば、任意の事情聴取(検察が被疑者聴取にしてしまったが)なので捜査への協力者と捉えるべきであろう。
私が記者なら
「○○新聞の○○です。長時間にわたる事情聴取ご苦労様でした。大変お疲れになったのではありませんか。
マスコミ等でこれだけ騒がれる中、また検察が奥様の事情聴取まで行うという話もでておりましたが、まずは、小沢幹事長の現在の率直なお気持ちをお聞かせ願えませんか。」
「ありがとう御座います。では、もう一点お聞きします。大変失礼な質問ですが、差し障りがなければお答えください。小沢幹事長には常にお金の問題が付きまとっている印象があります。金権政治家というイメージを持たれる原因はどこにあるとご自分では思われますか」
ぐらいの質問はすると思う。
捜査に協力した人に対しての思いやりや礼儀は相手が政治家であろうときちんと尽くすべきであろう。
以前、小沢さんが「説明しなければ解からない人は、説明しても解からない」をいう言葉を言っている。受け取る側に理解しようとする気持ちがなければ説明する意味がないとも解釈できる。
マスコミ関係のみなさん「マスゴミ」と言われないよう頑張ってください。
昨夜もCSの番組で自民党と民主党の若手代議士を呼んで司会者が色々質問をしていた。
本来なら「政治と金の問題」で優位な立場であるはずの自民党議員が不利な立場であるはずの民主党議員に逆に突っ込まれる始末であった。
政治家の資質の中には、質問力、過去の事例等を元にした論理的説明力、戦闘力なども含まれる。
戦闘力でいうならば代表的なのが、鈴木宗男さん(このタイプの政治家は嫌いではない)や浜田幸一さん(ハマコー)がいる。
政治家にも色々なタイプがいていいと思う。
このタイプの政治家は嫌いではない=好き 同義語?
上記のような表現がこのごろ新聞等で使われる場面をよく目にする。自分達に都合のいい使い方がされる場合があるのでご注意を!
政治・経済のニュースに対する感想を徒然なるままブログに書いています。
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