2011年2月28日月曜日

陸山会事件の公判から・・・私達も思い込んでいたようだ。---土地は最初から05年に取得するつもりだった!

私達も思い込んでいたようだ。
土地は最初から05年に取得するつもりだった!
多くの方の公判傍聴記からわかってきたことがある。
どこのサイトに書いてあったかは覚えがないが、その情報を元に分析すれば土地取得に関しては次のような解釈に改めるべきだろう。

私の解釈---あくまで参考に
種々の情報から判断するに
石川議員は寮建設のための土地取得にあたり、当時の政治状況等を踏まえ、最初から05年に契約するつもりであった。
  ところが土地取得にあたり、地主側の事情により04年中での契約締結及び土地代金支払いを条件とされた。(早くお金がいる理由が売主側にあったものと考えられる。)
困った石川議員は、大久保秘書に地主側との再度の交渉を依頼したが、無理であるとの返事であった。
  判断に困った石川議員は土地仲介業者の紹介で司法書士に相談したところ「04年に仮登記(売買予約)し05年に本登記(本契約)する方法があり、法律的に何ら問題ない。」とのアドバイスがあり、それに沿って契約と支払いを進めた。

との解釈に改めるべきだろう。
これの意味するとことは、今までのマスコミ報道とは「真逆」の解釈になるということである。
今までのマスコミ報道等での解釈では
「04年に取得した土地の登記を意図して恣意的に05年にずらした。」
というものであった。

ところが新解釈では
「05年に取得する予定の土地の登記等に関し、地主側の事情により04年に仮登記(売買予約)及び土地代金の支払いをせざるを得なくなった。」
ということになる。

新解釈に沿って説明するならば
陸山会側には、最初から登記をずらす意図がなかったことになる。(最初から05年に取得する予定であった。)
あくまで地主側の事情により04年に各種の手続きをしなければならないことになり、その為、急遽、資金繰りをしなければならなくなり銀行借入れを実行するために小沢さんに担保用の4億円の資金提供をお願いした。
預かった4億円は定期預金にし担保として銀行に提供した。それを元に4億円の融資が陸山会の代表小沢一郎に対し実行された。

となる。

これにより、虚偽記載(恣意的に登記をずらす意図)がなかったことは明白であり、且つ「期ズレ」さえなかったことになる。

あくまで検察が問題にしているのは
「04年に取得した土地をなぜ05年に本登記したのか?であり、それに関して何らかの意図があったのではないか?」(正確には04年に売買予約をした。)
ということである。

もしそうであるとするならば検察側は「陸山会は最初から05年に土地を取得し登記する予定」であったわけであるから「なぜ意図的に04年に仮登記(売買予約)したのか?なぜ04年に土地代金を支払ったのか?」を問題にしなければおかしい。(陸山会の事情によるものではなく地主の事情によるもの)
まったく逆になる。

これらのことから、虚偽記載の根拠は完全に崩れ、且つ意図的な処理ではなく地主側の事情による処理であることが明らかになる。
当然、小沢さんの公判の問題とされている部分の根拠も崩れさる。

2011年2月26日土曜日

陸山会事件公判から・・・石川議員の思い込みによる認識違いはあるが結果はOK!

陸山会事件の公判から全容が見え始めてきた。
結果から言うと裁判所がよほど恣意的な判断をしない限り「無罪」だろう。

わかってきたことをまとめてみよう。
①小沢さんから預かった4億円は銀行の担保に入れられた。
②陸山会の会計処理や命令系統は巷で言われるほど厳格でなく、かなりアバウト
③秘書は日常業務で大変忙しく、且つ会計や法律の専門知識もなく、虚偽記載をするための知識を持たない。
(秘書2人には大変失礼な言い方になるが、虚偽の記載をするためにはそれなりの知識が無いとできない。)

他にもあるが以上の3点でほぼ解明できる。
実際の流れを細かく説明してみよう。
①小沢さんから預かった4億円は銀行の担保に入れられた。
石川議員はこの4億円を小沢さんからの借入金と認識しているようだが、これは彼の「思い込み」による認識違いである。
これは、一般の企業でもよく行う方法で、会社にカネがなく担保余力も無い場合、個人の定期預金を担保に銀行から借入れする方法である。
この場合、「担保にした定期預金は、あくまで個人名義」である。借入金は会社名義となる。
陸山会の4億円の銀行借入れもこれとまったく同じである。
小沢さんから預かった4億円の現金を元に組んだ定期預金は小沢さん個人のものである。
其の定期預金を担保に「任意団体(人格なき社団)である陸山会の代表小沢一郎」が銀行から4億円借りたのである。
小沢さんから預かった4億円は「担保提供のための原資」であり借入金ではない。(記載する必要はない!)
よって政治資金収支報告書に記載されている借入金4億円(ただしこの4億円は12月末での残高を表すものである。)は銀行からの4億円が正しい。(ただし、これの借入先は銀行名でも「陸山会の代表である小沢一郎」でもどちらでも間違いではない。)
よって、石川議員の認識違いはあったが、政治資金収支報告書への記載においてはなんら瑕疵はない。(結果OK)
再度述べるが、小沢さんからの4億円は借入金ではない。担保提供である。
よってこの4億円は政治資金収支報告書に記載する必要なない。
以上で、「4億円の不記載」問題は解決する。
小沢さんの裁判の「4億円不記載」も解決する。

ちなみに、「なぜ、利息が掛かる銀行借り入れを行ったのか?」という質問を税理士資格を持つ議員らやマスコミがしているが、「小沢さんからの4億円」を直接「陸山会」が借入れた場合においても、税法上では小沢さん個人に対し「陸山会」は支払利息を支払わなければいけない。無利息で貸した場合は税法上では「利益供与」と見なされ問題になる。(ちなみに定期預金担保が一番利息が安い。)

②陸山会の会計処理や命令系統は巷で言われるほど厳格でなく、かなりアバウト
検察審査会での審査補助員(弁護士)の「暴力団や政治家という違いは考えずに、上下関係で判断して下さい」という説明の根拠が完全に崩れた。
審査補助員(弁護士)が誤った説明と誘導をおこなったことになり、今後、小沢さんの公判で問題になるだろう。

③秘書は日常業務で大変忙しく、且つ会計や法律の専門知識もなく、虚偽の記載をするための知識を持たない。(秘書2人には大変失礼な言い方になるが、虚偽の記載をするためにはそれなりの知識が無いとできない。)
通常、虚偽の記載をしようとする場合には、それなりの経理や法律の知識を持っていないとできない。
また、今回の件でいえば、石川議員らがこれらの処理が「犯罪に値する」という認識があることが前提になる。
供述からもは「記載処理が犯罪に値する」という認識があったようにはとても思えない。

その他、池田秘書の発言からも検察の強引な取調べの実態が明らかにされている。
土地代金の支払いと本登記時期のズレの問題は、何度も述べているように「仮登記時(売買予約時)でも本登記時でもどちらでも問題はない」はずだ。たとえ意図的であったとしても、なんら法律的には問題ないはずだ。

後は「水谷建設からの献金問題」だが、これは検察が立証できなかったので、本来、公判で争うべきことではない。
この問題は、「裏献金」であれば、「小沢さんからの4億円に含まれていること」が立証されなければならないが検察はこの件については何も触れていない。

仮に陸山会に裏献金したものが、表の土地取得代金に含まれていたとすれば、帳簿の残高が合わなくなる。
水谷建設が表のカネで支出しているとしたら、インターネットで噂されているように元社長が「愛人に貢いだ。」「自分のポケットに入れた。」かあるいは「別の政治家に渡した。」の方が真実味がある。
大手ゼネコンの下請けに入るために1億円も使うなら、其の分、下請の入札価格に対し低い価格で応札した方がよっぽど安上がりにつく。

今後の公判は、水谷建設の元幹部や検察側の取調べ検事の証人喚問に移る。
弁護側がどのように追い詰めるか。
見ものである。

2011年2月25日金曜日

菅首相「子供手当て2万6千円びっくり」・・・何でも小沢さんの責任?卑怯なり菅直人

「全て小沢一郎が悪い。全て小沢一郎の責任だ。」
ここまでくると怒る気にもなれない菅首相の発言。

菅首相は24日の衆院本会議で、民主党の2009年衆院選政権公約(マニフェスト)が子ども手当を将来月額2万6000円に引き上げると掲げたことについて、「小沢代表当時に聞いた時、一瞬ちょっとびっくりした」と答弁した。
月額2万6000円の支給は、財源の捻出が困難視されている。首相としては、小沢一郎元代表の代表時代に決まったことだと指摘することで、自らの関与は薄いと強調する狙いがあったようだ。これについて、自民党の谷垣総裁は24日の記者会見で、「『小沢さんが提案したものだから、責任を負わないぞ』と言っているように聞こえた。無責任極まる」と批判した。
反発したのは野党だけではない。民主党の小沢元代表に近い黒田雄衆院議員ら約20人は24日夜、都内で会合を開き、近く首相に抗議する。(読売新聞より抜粋)


谷垣氏の話の方が筋が通っている。

自民党は24日、11年度予算案の対案をまとめた。「バラマキ4K」と批判する子ども手当、農家の戸別所得補償、高校無償化、高速道路無料化の撤回(総額2・7兆円)などで予算規模を92・4兆円から89・3兆円に圧縮。国債発行を1・8兆円減額し、「財政健全化元年」をアピールした。25日の党総務会で決定し、衆院に組み替え動議を提出する。
菅直人首相は23日の党首討論で「私たちが『素晴らしい』と丸のみできるようなものを出してほしい」と谷垣禎一総裁を挑発したが、自民党案は民主党の目玉政策を否定し、対決姿勢を鮮明にした。(毎日JPより抜粋)

菅首相が『予算案の丸のみ』をすることが簡単に否定できないほど、グシャグシャになった菅政権・・・最早、民主党政権とは呼べない。
これ以上修正するならば予算案に反対する事の方が筋が通る。

マスコミや一部の学者、野党議員などが子供手当ては「子育て支援」なのか「景気対策」なのか、それとも「生活支援」なのか「目的がはっきりしないことに問題がある」かの様な発言をするが、自分達の言っていることの矛盾に気がついていないのだろうか。

私はこれを「縦割り症候群による一方向性思考病」と勝手に呼んでいる。
政策効果が多方面に及ぶことは、むしろ大歓迎されるべきことであり、予算が有効に活用されることを意味するのではないか。むしろ高く評価されるべきである。

有識者と呼ばれる人たちの多くが、官僚機構と同様に「縦割り思考」から脱しきれていない。
省庁ごとに「子育て支援」「景気対策」「低所得家計への生活支援」「地域活性化」「雇用対策」等を別々に行ってきたのが今までの日本の政治だ。
薬に例えれば「心臓病の薬」「更年期障害の薬」「糖尿病の薬」「高血圧の薬」などを別々に販売しているのに似ている。
これらの病気全てに効能がある薬を販売すれば、薬代は大幅に節約できる。開発費や販売経費も節約できる。


上記は極端な例だが「無駄を排除し財源を生み出す。」ということは、各省庁がバラバラに行っていた類似の事業を集約し事業の効率化と簡略化を推し進めることで事業の政策効果を高め且つ予算効率を高めることではないのだろうか。(其の過程で必要の無いものは廃止していく。)
そのためには、事業効果が広範な範囲に及ぶ事業に関しては「国家戦略局」のような省庁の枠を超えた新たな組織で行うことが必要になる。
それが、民主党の政治改革の肝になる部分ではなかったのか。

国民の生活が第一」という「党のアイデンティティー」を放棄し、日本丸の舵取りの元になる「マニュフェスト」という羅針盤を廃棄しようとしている菅政権と「それらを大切にすべきだ」と訴える16人の会派を離脱した議員や松木議員のどちらの言っていることに「義」があるかは、明らかだ。


2011年2月24日木曜日

菅政権は小沢一郎の手のひらの上にある。

小沢さんの側近である松木謙公農水政務官が辞意を表明した。
一部では彼のことを「脳みそが筋肉」などと揶揄する議員もいるようだが、私は好きだ。
「義理と人情」が大好きな私には、彼のような「真っ直ぐ」で「人を裏切らない人間」は信用できるからだ。

唐獅子牡丹
水城一狼、矢野 亮 作詞
水城一狼 作曲

 義理と人情を秤にかけりゃ
 義理が重たい男の世界
 幼なじみの観音様にゃ
 俺の心はお見通し
 背中で吠えてる唐獅子牡丹

 親の意見を承知ですねて
 曲りくねった六区の風よ
 つもり重ねた不幸のかずを
 何と詫びよかおふくろに
 背中で泣いてる唐獅子牡丹

 おぼろ月でも隅田の水に
 昔ながらの濁らぬ光り
 やがて夜明けの来るそれまでは
 意地でささえる夢ひとつ
 背中で呼んでる唐獅子牡丹


日本人の多くが今でも高倉健が演じる主人公「花田秀次郎」が背負う刺青を覚えていることだろう。

昭和30年後半に、東映任侠映画の第一弾『人生劇場飛車角』が公開され、いよいよ本格的な東映やくざ路線がスタート。時代劇とは違う、もう少し身近な現代劇…明治・大正・昭和初期を舞台とした任侠映画は庶民の中から生まれて来たヒーロー的な存在感を持って描かれる。
映画の中で描かれるやくざは、常に弱者側であり、そこには人情劇がきっちりと描かれているのが受け入れられた要因ではないかと思われる。
任侠映画におけるやくざは社会からはみ出した半端者…で、あるからこそ戦後の混乱した日本人が待ち望んでいたヒーローとオーバーラップさせていたのではないだろうか。
昭和30年前半、日活が赤木圭一郎主演でシリーズ化していた無国籍アクションも彼の死によって終息を迎え、ちょうどそれと入れ替わるようにして登場したのが任侠映画であったのは、単なる偶然とは思えない。
健さんと池部良が毎回肩を並べて悪党一家に殴り込みをかけるのを分った上で、その展開を求めている。
実は、ファンは次に何が起こるか?誰が殺されるか?ラストはどうなるのか?なんて新聞広告で出演者の名前を見た時から先刻ご承知なのである。
(日本映画劇場様のホームページより抜粋させていただきました。)

そうなんです。テレビの「水戸黄門」と同じで結果はわかっているんです。
だから「安心して」見ることができるんです。
私は、これらの映画やドラマの中には、日本人という民族が持つ「アイデンティティー (Identity)」が含まれているのではないのかと考えながらいつも見ている。

政治の世界ではよく『保守』という言葉が使われる。
では「保守」とは何ぞや?
私は『本来の日本人という民族が持つアイデンティティーを守ろうとする主義や考え方』のことを言うのではないのだろうかと考えはじめている。

日本の政治家で「保守」という言葉で語れる政治家は数少ない。
小沢さんも其の一人で、民主党が政権を獲れた大きな要因の一つが「保守票」の獲得によるものであったことは間違いない事実だと思う。
小沢さんが民主党にいることで国民の中の「保守層」と呼ばれる人たちの支持も一定割合得られている。
その小沢さんを排除しようとしたことで、これらの「保守票」が自民党に流れ始めている。
其のことも党執行部はよく理解すべきだ。

小沢さんや松木氏を見ていると、任侠映画のシーンが目に浮かんでくる。
「マスコミ組」や「検察一家」、「菅一家」という悪党一家に対し、弱者を守る「小沢一家」の親分である小沢一郎が子分達に「お前達は手を出すな!」と言って単身、桜吹雪が舞い散る野道をドスを懐にしのばせ殴りこみに向かう。其の後を、「親分!あたしも連れていってください。」と叫びながら子分の松木が一人追いかけてくる。

「泥臭い」「時代遅れ」「不謹慎」と言われるかも知れないが、私達の年代の人間にとっては「何か心を揺さぶられるもの」がある。

そういえば同じ仁侠映画のスター「鶴田浩二」が歌ったこんな歌もありましたっけ・・・。

「傷だらけの人生」
藤田まさと作詞・吉田正作曲

古い奴だとお思いでしょうが、古い奴こそ新しいものを欲しがるもんでございます。

どこに新しいものがございましょう。
生れた土地は荒れ放題、今の世の中、右も左も真っ暗闇じゃござんせんか。

何から何まで真っ暗闇よ
筋の通らぬことばかり
右を向いても左を見ても
馬鹿と阿呆(あほう)の絡み合い
どこに男の夢がある

好いた惚れたとけだものごっこが罷(まか)り通る世の中でございます。
好いた惚れたはもともと「こころ」が決めるもの
……こんなことを申し上げる私もやっぱり古い人間でござんしょうかねえ。

一つの心に重なる心
それが恋ならそれもよし
しょせんこの世は男と女
意地に裂かれる恋もあり
夢に消される意地もある

なんだかんだとお説教じみたことを申して参りましたが、
そういう私も日陰育ちのひねくれ者、
お天道様に背中を向けて歩く、馬鹿な人間でございます。

まっぴらご免と大手を振って
歩きたいけど歩けない
いやだいやですお天道様よ
日陰育ちの泣きどころ
明るすぎますおいらには

なぜか今日は話が横道にそれてしまった。
どちらにしても、現在の政治状況の中で、与野党を問わずその中心に位置しているのが「小沢一郎」であることに間違いはない。
党の倫理審査会に出席したことで「党内における説明責任」を果したともいえる。

これからの政界ドラマは「東映の仁侠映画」のようには簡単に予想がつかない。
主人公兼監督の「小沢一郎」の心の中は・・・・・。

2011年2月23日水曜日

民主党-選挙セミナー「再選力スキルアップ講座」を開催・・・今頃やってどうするの?

チラシを配るときはラブレターを渡すような気持ちで
同姓に渡すときはどうするのでしょう。
若い綺麗な女性議員さんなら大歓迎だが、デブで禿の議員さんならご免被りたい。(気色悪い・・・)

しかし、なぜ国会開会中に開催するの?
なぜ今なの?

尻に火がついてから焦っても手遅れだ。民主党は22日、衆・参1年生議員を対象にした「再選力スキルアップ講座」を開催、173人もの議員や秘書が詰めかけた。
講師は、選挙に強く地元活動をしっかりやっている馬淵広報委員長と細野首相補佐官。だがその内容は“噴飯モノ”だった。
「『ポスターや街頭活動でとにかく姿をさらせ』『チラシを配る時はラブレターを渡すような気持ちで』など初歩的なアドバイスが中心でした。

『選挙で一番サポートしてくれるのは年配の女性。婦人の後援会をどのように作ればよいか』『個人献金2000人集めるやり方』など“中級編”もありましたが、わずかでした。
09年の総選挙では143人の新人が当選しましたが、大半が地道な活動をこれまでしていない。そして今になって慌てているのです。講義は約2時間でしたが、そのほとんどをメモしている人までいました。今回、非公開にしましたが、正解ですよ」(政界関係者)
なんとも呆れてしまうが、新人に選挙のイロハを教え、今後はレベルアップしていくのかと思いきや、そうでもないようだ。
「本来ならば抜き打ちの選挙区情勢調査をやり、数字の悪い議員を呼び出すべきです。それが緊張感を生み、全体のレベルアップにもつながる。小沢さんならやるでしょう。しかし岡田幹事長は全くその気がない。一人一人を信用しようというのです。これでは“戦う集団”にはなれませんよ。新人議員はまたすぐにサボるでしょう」(政界関係者)

83人いた小泉チルドレンは、次の選挙で10人しか生き残れなかった。143人が当選した民主党新人はいかに。(日刊ゲンダイより抜粋)

オイオイ大学生かよ?
自分で考えて自分で行動できないのか?
後援会組織はできているのかい?
執行部がやるべきことは日刊ゲンダイさんが書いているように、まずは選挙区情勢の調査が先だろ!

講師の人選が間違っているのでは?
選挙のことは小沢さんに教えてもらうのが一番なのでは?
もし小沢さんが講師なら多分こう言うに違いない。
自立しなさい。自分で考えて自分で行動しなさい。」・・・と。

選挙に限らないが「自分に合ったやり方」「自分の営業地域(選挙区)に合ったやり方」を見つけることが大切だ。
人の真似では「相手の上」に行くことはできない。
今の時代はネットの活用も重要だ。
しかし、もっと大切なのは「自分のために命をかけてくれる人(チョット大袈裟だが)が何人いるかだ。

全ての新人議員が地道な活動をしていないとは思っていないが、もし記事のような議員が多いとするならば、そんな議員は公認する必要がないのでは?(公認しても間違いなく落選するだろう。)
それこそカネをドブに捨てるようなものである。
小沢さんならそうするだろう。

新人議員の皆さんは地元に帰ると支持者や地方議員からこう言われていませんか?
「頼むから菅首相にやめてもらってくれ」
「党内で殺し合いはやめてくれ」
あなたはそれにどう答えますか?
あなたはそれに対し言い訳ばかりしていませんか?

有権者が本当に聞きたいのは
あなたは国会議員として何がやりたいのですか
あなたは日本をそしてあなたの地元をどのような国や地域にしたいと考えているのですか
言い訳を考えている暇があるのなら、それより先に「日本のそしてあなたの地盤としている地域のそして党のあるべき姿」を考えたらいかがですか?

小沢さんは言い訳をしません。
「夢」を語ります。
あなたは「夢」を語れますか?


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民主党議員が今すべきことは党執行部の総入れ替えだ!・・・リビアの市民を見習え!(あ~情けなや民主党議員)

小沢さんの「党員資格停止」が決められたようだ。
党倫理審査会は小沢さんの質問に対し「例外扱い」で回答しなかった。もとい回答できなかった。
この問題は「裁判の結果」をみて判断すべきことである。ここでも推定無罪(私は推定という言葉をつけること自体がおかしいと思っている。)の原則を最優先しなければいけない。民主党という名に恥じる行為だ。

最近よく思うのだが、民主党の議員には『覚悟』が足りない。
リビアでは命がけで政府内部からも批判や離反する人が出てきている。民衆も命がけで「自由」を勝ち取るために戦っている。

翻って日本の民主党議員は彼らほどの覚悟を持って政治に取り組んでいるのだろうか。

今まさに、民主党議員一人一人に『政治家としての覚悟』が問われている。
一部の議員による「独裁的な党運営と政権運営」がなされていることに対し「堂々と意見を言う。批判する。責任を問う。」ことさえできないのか?
まったくもって情けない。・・・一部の議員は頑張っておられるが少数だ。

今の民主党の混乱の原因は、すべからず枝野前幹事長と岡田現幹事長にある。
参議院選の敗北の責任も取らず、地方選での敗北の責任も語らず、地方議員の離党や推薦辞退続出の事態を招き、首長選では候補者も立てられない状況に陥ったのは、全て党をまとめなければならないはずの幹事長の責任である。
其の幹事長が率先して「党の恩人」である小沢さんの「首切り」に走るという異常さを多くの議員はどう受け止めているのだろう。

まずは菅首相の責任を問う前に「幹事長の辞任と党執行部の総入れ替え」を求めるべきだ。
北アフリカ諸国での動きを見ればわかるように、早期に権力者が責任をとり退陣すれば騒ぎは早く収束し犠牲者も少なくてすむ。

民主党に当てはめるならば、早期に幹事長が責任を取っていれば党内の対立は早く収束し地方議員の落選も少なくてすんだはずだ。
長引けば長引くほど犠牲者(落選議員)は増えるばかりだ。
こんなことも理解できないようなら、政治家をやめるべきだ。
理解できないような議員に国の「まつりごと」ができるはずが無い。
責任を取るべき立場の人が責任を取らない」ことが、現在の民主党の混乱の最大の原因である。

民主党議員は早期に「現執行部の辞任」を求めるべきだ。
そして、小沢支持派、菅支持派の双方から信頼がある議員を幹事長に選出し再出発するしか再生の道はないであろう。
それができないようなら民主党は倒壊してしまうだろう。

ただし、誰が適任かと問われた時にすぐに名前が出てこないところにもう一つの問題点がある。
それほど党内の対立が深刻だということである。

追伸
民主党議員は、こんなことを平気でやる党執行部の異常さをどう思うのか?
検察審査会の疑惑を追求している民主党参院議員の森ゆう子さんが権力側に狙われて迫害を受けつつある。

小沢氏の次は森ゆう子議員か?
森さん周辺のツイッターが次のような情報を発信している。
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@kamitori kamitori
民主党本部職員が小沢派議員の支援者を陰湿に「弾圧」 (低気温のエクスタシー)
http://bit.ly/icSbgq 民主党の職員が森さんの支援者を党に呼び出し応援するなと恫喝。
森議員の支持者に応援するなと電話をしている。
卑怯な骨頂は菅執行部だ。本当に連合赤軍の粛清である。

@moriyukogiin 森ゆうこ
検察審査会の調査に協力してくれている人たちの所に先日空き巣が入った。
気味の悪い空き巣だった。

@moriyukogiin 森ゆうこ
金品には手を付けず、普通に考えれば何の価値もない物を持って行った。
そして、その後毎晩のように郵便物が一部盗まれ、あるいはチェックされた痕跡があるという。

コチラを参考に
http://www.asyura2.com/11/senkyo108/msg/354.html




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2011年2月22日火曜日

王道を歩もうとする小沢一郎・・・『個人の願望』を実現するために突き進もうとする菅直人

 沖縄の高江のヘリパッド建設強行と、上関原発の建設強行問題が、急に緊迫し始めた。
それに関するデモや反対運動についてマスコミはどこも取り上げない。
この国のマスコミは、どこまで劣化してしまったのだろう。
マスコミとしての矜持はどこに行ってしまったのだろう。(最初から無いのかもしれないが・・・。)

マスコミの政治に関する報道が支離滅裂になってきている。
「予算を通さないと国民生活に多大な影響がある。」と言いながら予算に含まれている「子供手当て」については批判する。「高速道路の無料化」も批判する。「赤字国債」を批判する一方で予算関連法案に賛成せよと言う。
自社の世論調査で「解散すべき」が60%近くあるのに「今、解散や総辞職はするべきでない。」と言う。
「内閣支持率」が20%を切ったのに「党内世論」を封じこめようとする。

「財界、官僚、マスコミ」などの既得権益を持つ層が傀儡政権である菅内閣を一生懸命、後押ししようとしている姿が透けて見える。(スッポンポンの丸見えである。)・・・(笑)

彼らに北アフリカや中東の独裁政権を批判する権利があるのだろうか?
自分達が行っていることが「自分達の利益優先」のための偏向報道であるとの自覚があるのだろうか?
あれば、こんな報道はしていないわな・・・。(笑)


本題に戻ろう
小沢一郎という政治家ほど虚像と実像がかけ離れている政治家も稀である。
多くは「壊し屋」「寝業師」「政局と選挙の人」などと表現され、「政策よりも政局や選挙重視の政治家」との定評が一般的だ。
本当にそうなんだろうか?
代表戦での「僕には夢がある」のキャッチコピーに代表されるような「常に理想を追い求める政治家」としての姿は、ほとんど語られない。
自民党の副官房長官時代の日米通商交渉における「タフな外交家」としての姿もほとんど語られない。

理想を追い求めながらも現実を見据え、多面的な視点から政治を語れる稀な政治家』であることはほとんど語られない。

最近、よく思うことの一つが、マスコミは「2面的(裏表)・・・2次元」でしか物事を見ていないということである。
今の政治、経済は「多面的(立体的)・・・3次元」に見ていかないと本質を理解することができない時代に突入している。
そういう意味においても小沢さんは政治を「多面的」に捉えられる唯一の政治家といっても言いすぎではないような気がする。だからいつもマスコミは小沢さんの行動に振り回される。(予想を覆えさせられる。)
多面的に物事を見ることができるから物事の本質をシンプルに語ることができるのである。

もう一点が、小沢さんは常に「王道を歩むことを一義としている点である。
常に政治家として進む道が「主権者である国民のためになるかどうかという判断」に基づいているということである。
この点も巷では、大いに誤解されているように思う。

翻って菅首相はどうだろう。
この人には、「自分の理念・理想」というものがほとんど感じられない。
判断基準が「願望」に基づくものである。
「歴史に名を残したい。」「少しでも長く首相の座にいたい。」「少しでも長く税金で美味しいものが食べたい。」「首相の在任中に少しでも多く蓄財したい。」・・・etc
全て「願望」でしかない。(国民という文字は頭の中にない。)

『個人の願望』に基づいて「政治」をされる国民はたまったものではない。
国民は政治家を選ぶ「しっかりとした判断基準」を持つ必要がある。

これからの政局を小沢さんの気持ちになって『多面的(立体的)・・・3次元』な視点で見てみると違う風景が見えてくるかもしれない。(世界の政治状況・地方の動き・中央政界の状況・菅首相の頭の中・・・etc

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2011年2月21日月曜日

カチカチ頭の岡田君・・・幹事長の役割を知っていますか?

これほどまでに頭が固いとは・・・。(・・・呆れる)⇒岡田君のことです。

さて北アフリカのリビアでも、軍部隊と政府高官が政権に反旗を翻したとも報道されており、カダフィ大佐が亡命したとの噂まで流れ始めている。
イランなどにも民主化の嵐が広がり始めている。
それぞれの国において多少事情は違うが、根底に「一部の権力者層による政治権力と富の独占」に対する不満があることは間違いない。
もう一つわかったことが「アメリカの唱える民主主義の2面性」である。
これらの国々において反米感情が強くなる可能性も否定できない。

日本においても他山の石ではない。
今、日本における政治の動きも、よく見てみると似通った部分がある。
従米従属、大企業・マスコミ従属の菅政権(一部の議員による独裁政権)の「口先だけの党内民主主義」による政権運営や党運営に対し16人の議員(民の代表)が蜂起したことで党内の他の議員も声を挙げ始めた。(デモを始めた)
国民(民衆)も菅内閣に対し叛旗を掲げ始めた。(20%を切る支持率)
「党内がバラバラとの批判」が多いということは、言い換えれば「党内民主主義が機能していない」ことの表れでもある。
この部分に関しての岡田幹事長の責任は大きい。「挙党一致」とは「党内民主主義による党運営」とも言い換えられる。

丁寧な党運営を怠ってきたツケが一気に噴出した様相だ。
党幹事長の最大の役割は「党内の声を真摯に聞き党内民主主義を機能させることによって党内の意見を集約し党全体をまとめ挙げること」ではないのか!

ところが逆に党内の対立を煽るような発言ばかりをしている。
民主党の岡田克也幹事長は二十日、三重県伊勢市で講演し、衆院選マニフェストで掲げた高速道路無料化や、子ども手当の満額支給を断念する方向で調整する意向を表明した。同党は月内にマニフェスト見直しの議論に入る段取りだが、岡田氏が看板政策の断念に言及したことで、小沢一郎元代表らの反発は必至。菅直人首相の退陣論が広がる党内情勢はさらに混乱する可能性もある。
岡田氏は高速道路の原則無料化について「実験を始めて分かったことは、あちこちで渋滞が発生したこと。渋滞してまで料金を下げる必要はない」と指摘。子ども手当に関しては「子ども手当は必要だが、(満額の)月二万六千円と言われると、もう少し保育所をつくったり、学童保育の現物支給を厚めにすべきだ」と述べた。
また岡田氏は記者会見で、首相退陣論が広がっていることについて「首相がころころ代わって、国益にプラスになるはずがない」とけん制した。(東京新聞)

頭が固いというべきなのか、党内の空気が読めないというべきなのか・・・。(呆れてしまう)
地方選挙で連戦連敗している原因がどこにあるのかを分析していないようだ。
自らが汗をかき党内をまとめる努力をしているのか?
はなはだ疑問である。(多分、どうしたらよいのかもわからないのであろう。・・・唖然!)

子供手当ての使い道について「貯金をする」と答える人がかなりいるそうだ。
野党はこの点を衝いてきているが、よく調べてみると「貯金をする」と答えた人の中の多くが「子供の将来のため」と答えている。
大学を卒業させるまでに掛かる費用は、子供一人に対し数千万円とも言われる。
その為に今から準備しておくことは、将来の安心に繋がる。(もらって困るという人はほとんどいないと思うのだが・・・。)

待機児童問題や学童保育の問題は基本的には地方自治体の問題である。
21/4/1 全国待機児童マップ (都道府県別)(厚生労働省資料)

むしろ今問題になっているのは潜在的需要の問題で、一説には80万人(厚生労働省の試算)とも言われるが定かではない。(厚生労働省の出す数字はあまり信用できない。)
これの大きな原因の一つに2008年の世界同時不況以降、夫の収入の減少を補なうために働く女性が増えていることがあげられる。
この問題は、家計所得(経済状況)とも密接にリンクしている。(変動要素が大きい。)
子供手当てによる家計への直接支給が間接的に待機児童問題の解決策に繋がることもよく理解した上での議論でなくてはいけないと思うのは私だけであろうか。

余談:
菅首相は衆院の「解散カード」をちらつかせることで退陣論をけん制しているようだが代表選の時、自分がどう言っていたのかを忘れてしまったようだ。
「私の任期中は絶対解散しませんから安心して支持してください。」と言って新人議員を勧誘していたのではなかったのか?
彼らは今、裏切られたと思っているのでは・・・。

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2011年2月19日土曜日

菅首相の首に鈴を付けるのは誰?・・・伸子夫人しかいないだろう!

日本人の特性かもしれない。
みなさんもこんな記憶があるのではないか。
小学校の授業で
先生:この問題の答えのわかる人は手を挙げて。
A君:周りをみながら「僕わかっているんだけど誰か先に手を挙げないかな~。」と躊躇する。
B君:は~い!(手を挙げる)
A君:は~い!(手を挙げる)
今の民主党はこんな状況ではないだろうか。(小学生なみ?)
16名の議員が手を挙げたことで、次から次へと手を挙げる議員が出始めた。

16名は「失うものが無い」議員達である。こういう人達は結束したら強い。
早速、事務所も準備したようだ。1対1ではなく集団で事に当るという意思表示だろう。
中々やることも早いし対応も理にかなっている。
執行部も手を焼くだろう。

様子を見ながらの次の一手として考えられるのは
参議院からの会派離脱による10名程度の議員の合流であろう。
これで参議院における「公明党の協力による過半数確保」という「党執行部の最後の手段」も潰すことができる。

これの意味することは離脱した衆参25名程度の議員グループが国会での議決における全てにおいて主導権を握るということである。
彼らの意向が衆参の国会での議決の鍵を握ることになる。
もし彼らが公明党と組んだらどうなるだろう?
あるいは河村名古屋市長の「減税日本」の国政での受け皿になったらどうなるだろう?

現在の日本の政治状況から判断し30手先まで読みきって離脱したとしたらたいしたものだ。(いい軍師がいるのだろう・・・。)

さて本題に戻ろう。
最早、民主党の中間派議員や菅支持グループの議員においても「菅首相退陣」の流れは止められないと考えているだろう。
関心は「総辞職」か「解散」かに移っている。
ほとんどの議員の本音は「解散はカンベンしてね。」であろう。

では誰が鼠を代表して菅首相の首に鈴を付けにいくのか?
選択肢はそんなに多くない。
①阿波の狸(仙谷代表代行)
②フランケン岡田or江田法相
③菅首相自らが進んで辞職する
ぐらいが一般的に考えられる選択肢である。

まず菅首相の性格から③は無い。
②では、菅首相を説得することは無理だろう。
①はもっとも考えられる選択肢であるが、菅首相は仙谷氏や前原氏らも道連れにしようとするだろう。(菅首相の性格からして自分ひとりだけが犠牲になることはいやでも認めないであろう。)・・・仙谷氏らにとってもリスクを伴うことになる。

私の考える本命は
伸子夫人である。
しかし、この婦人も食えない人(最近は美味しいものばかり食べているようだが・・・。)なので、一筋縄ではいかないが・・・。

最後の手段としては
「強制的に病院送りにする。」
が考えられる。
病名は「首相の座しがみつき症候群による虚言症」でどうだろう。
これが一番いい方法なのかも知れない。

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2011年2月18日金曜日

民主党衆議院議員16名会派離脱・・・16という数字は絶妙な数字だ!

勉強は何のためにするのか?
何が正しくて、何が間違っているのかを知るためだ!
小学校の先生が私に教えてくれた言葉だ。
その判断基準で言えば、会派を離脱した16名の議員の判断は正しい。

昨日からの民主党幹部の発言やマスコミの報道は、表面では冷静さを装っていたが顔には動揺がアリアリと表れていた。
この16名という数字は実に絶妙だ!
16名が予算関連法案に反対した場合
菅内閣+社民党 衆議院2/3議決 ×
菅内閣+公明党 衆議院2/3議決 ×
である。

昨日の岡田幹事長の発言に「一つの政党に複数の会派が存在することはありえない。」的なニュアンスの発言があったが、それは正確ではない。
現に民主党には「衆議院の会派」と「参議院の会派」の二つの会派が存在している。
立法事務費も別々に支払われている。

菅首相周辺や岡田幹事長、仙谷代表代行、安住国対委員長などは彼ら(衆議院の比例代表当選組)を見下していた。
「次の選挙では離党しても全員落選するだろう。」「小沢さんを支持すれば次の選挙では公認しない。」「怖くて離党もできないだろう。」などと半ば公然とバカにして相手にしていなかった。
その相手にしていなかった議員の反乱で右往左往しているのが現状だ。

果たして岡田幹事長や安住選対委員長等の皆さんに「彼らに対し頭を下げるだけの度量」があるだろうか?(彼らは何度も話を聞いてくださいとお願いしていたはずですよ。無視したのはあなた達です。あなた達にも責任があるのでは・・・。)

戦闘にたとえれば
一兵卒の小沢さんと16名の歩兵部隊の奇襲攻撃によって民主党という400名を超す大部隊が危機に瀕している有様だ。
部隊長(岡田幹事長)は「この攻撃によって部隊が敗北することはありえない。」と叫んでいるが、部隊の中からは、脱走して16名の歩兵部隊に合流しようとする動きも出てきている。
というところか・・・。

将棋にたとえれば
王(菅首相)の周りを「歩(口先ばかりの実力のない議員)」ばかりで固めていたので、相手の歩が陣地に次々と飛び込んできて「と金」になると、いとも簡単に守りを崩され、相手の九六歩で「突き歩詰め」になりかかっている状況にたとえられる。ちなみに「打ち歩詰め」は反則とされる。
この王(菅首相)はズルイので「待った」をかけるかも知れないし、トイレに行っている間に駒を移動させるかもしれないので注意が必要だ。

どちらにしても「ほぼ詰んだ。」状況になってきた。
「歩」を侮ってはいけない。
歩兵部隊もいい参謀が訓練し戦略を持って動かせば近代兵器を揃えた相手に勝つことも不可能ではない。
相手の虚を突く(奇襲攻撃)ことは相手方を混乱に陥れるもっとも有効な戦法である。

「正義はどちらにあるのか」
そう遠くない時期にその結果がわかるであろう。

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2011年2月17日木曜日

反小沢の人たちはわかっていない!小沢支持者は「民主党の小沢一郎」でなく「政治家小沢一郎」を支持しているのだ!

小沢さんが党の倫理委員会に出席する意向のようだ。
渡部偽肛門様が「何が問題なのか?」「どこが党の倫理に著しく違反しているのか?」をマトモに説明できるのかどうか楽しみだ。
倫理委員会のメンバーは小沢さんとまともに顔を合わせられるのか?

民主党の小沢一郎元代表は、政治資金規正法違反の罪で強制起訴された自身への党員資格停止処分を検討する党倫理委員会に出席し弁明する意向を固めた。小沢氏周辺が16日、明らかにした。処分方針への異議を表明するとみられる。18日以降に出席する方向で倫理委の渡部恒三委員長と調整する。
倫理委メンバーはいずれも明確な小沢氏支持派ではないため、小沢氏の弁明で「判決が確定するまで党員資格停止」との処分内容が変わる可能性は少ないとみられる。(共同通信より抜粋)

---まるで生徒が恩師を教室に呼び出していじめているかのようである。
大手新聞に一兵卒である小沢さん関連の記事が載らない日はない。国会関連の記事より小沢さん関連の記事に割くスペースが多いこともめずらしくない。
その存在感と存在価値は、金に換算したら莫大なものである。


私に言わせれば、菅首相も党執行部も「コップの中での争い」をしているに過ぎない。
そもそも小沢さんはコップに収まるような小粒な政治家ではない。
小沢さんは、最早、一民主党の政治家というレベルでは語れない。
「政治哲学者」であり「思想家」であり「国民に自立の重要性を説く先生」である。
「政局の小沢」ではなく「政策の小沢」「戦略の小沢」である。
議員にも「自立」を求めはじめている。

彼の口から出る言葉には「普遍性」があり世界に通用する「メッセージ」が含まれている。
だから彼の話を聞く多くの人が「思わず頷いてしまう」のである。
小沢さんは議員に初当選した時から現在まで一貫した思想を貫いている。

「2大政党制による政権交代可能な真の議会制民主主義の確立」と「自立した国民による真の民主主義の実現」である。
それを実現するための「政治主導」であり「地域主権」であり「政治改革」を目指しているのである。
これらが実現できるのであれば自民党であれ新党であれ、どの政党とも手を組むことはいとわないであろう。
小沢さんの目的は「国民の生活が第一」であり「官僚主導の国家からの脱却」であり「共生の社会の実現」であり、民主党を在続させることではない。
政策を純化させた自由党に残った議員達はこれらにおいても考えを共有している。

民主党の反小沢グループの議員や野党の議員、マスコミ、一部のジャーナリスト、一部の官僚などは「民主党の小沢一郎」という枠でしか「政治家小沢一郎」を捉えていない。

小沢一郎という政治家は政党という枠を超えた「政治家」であり「思想家」「哲学者」「先生」としても捉え始められていることをよく理解すべきだ。

小沢さんを支持する人達(議員を含む)は「民主党の小沢一郎」ではなく「政治家小沢一郎」個人と小沢さんが掲げる「政治理念・政策」を支持しているのだ。

マスコミがよく言う「小沢さんが離党してもついていく議員は20人ほどしかいない。」というのは、「民主党というコップの中の争い」を前提にした話であり、多くの小沢さんを支持する議員達は「政治家小沢一郎」を支持しているのであって民主党に対してそれほど愛着を持っている訳ではない。

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2011年2月15日火曜日

野田氏が首相になる確率は?・・・野田?そんな議員いたっけ・・・。

仙谷民主党代表代行や渡部偽肛門が「菅が持たなければ、野田(佳彦・財務相)しかいないだろう。あいつはスタンドプレーをしないからな」とか「野田は安定感がある。前原も有力だが、奥行きが足りない」などと発言しているそうだ。
最近の前原氏の「私が『非小沢』というのはくだらない分け方だ。『親小沢』といわれる輿石先生を心から尊敬している」という発言に対し、不信感を持ち始めたようだ。
いよいよ「首相退陣」を前提とした跡目争いが勃発しそうな雰囲気だ。

仙谷氏、渡部氏 は自分達で菅首相の後継を決められると思っているのだろうか?
思っているとしたら「お目出度い」
最早、両氏にそんな影響力はない。
民主党がこんな状況になってしまった最大の戦犯は仙谷氏である。党内の菅支持グループからも反感をもたれていることは間違いない。
ましてや中間派と呼ばれる議員の恨みは大きいものがある。
自分達の議員としての身分を危機に堕ちいれさせた最大の戦犯である。
これほどまでに、民主党を分断させ党への評価を落とさせた彼らに対する憎みは今後、一気に噴出する可能性がある。

議員にとっては、選挙が第一である。
参議院選挙以来、連戦連敗の党執行部に対し、口には出さないが多くの議員が「これではダメだ」と思っていることだけは間違いない。
では、誰であれば党内をまとめ、選挙に勝てる体制を作り挙げることができるのか?
地域政党との連携がまとめられるのは誰か?
野党と対等に戦えるのは誰か?

一人しかいない。
「小沢一郎氏」である。

仙谷氏、渡部氏 には首相の後継を指名するほどの権力は残っていない。
菅首相と一緒にエジプトのムバラク大統領のように党から追放される可能性さえあると思っている。

話を前に戻し野田氏が首相になれる確率について考えてみよう。
前原氏同様、ほとんどない。
唯一残されているとしたら、小沢グループが支持した場合だろう。
しかし、これもほとんど可能性はない。

では彼のどこがふさわしくないのだろう。
①地味
②官僚の言いなりで自分の意見や考えを押し通すことができない。
③政策通といわれるが、自身の政策を語る姿を見たことがない。
④党内でも小さなグループの代表で他のグループの協力なくしては、党の代表になれない。
⑤自分の主張を押し通すほどの凄みもなく、裏で根回しができるタイプでもない。政治家に向いているのかとさえ感じられる。
⑥頭が固そう(頭突きが強いという意味ではない)。思考に柔軟性がなさそうである。
⑦何より存在感が薄い。華がない。孫悟空の猪八戒によく似ている。(関係ないが・・・。)
⑧話がつまらなさそう。
⑨洒落がわからなさそう。冗談が通じそうにない感じがする。
⑩とても400人近くの党をまとめられるとは思えない。また人も使えないと思われる。自ら汗をかく努力も見られない。

まとめると、「人間的に魅力がない。」「面白みがない。」「決断力がない。」に尽きる。
やはり、一つの党を引っ張っていく人物には、それなりのカリスマ性がないと人はついてこない。

悪い人ではないと思うので私もあまりネタにしないが、逆に言えば「存在感が薄く特徴がない」ということである。
彼に残された道は、小沢さんに師事し政治を一から学びなおすことだろう。党務で汗をかき、野党との人間関係を築くなどの地道な活動を続ければ、それなりの地位にはつけるであろう。

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前原氏が首相になる確率は?(2)・・・民主党が与党でいられる確率も考える必要があります。

東京も雪が降ったようだ。
昨日は小沢さんの処分問題で騒がしかったようだが、小沢さんは「蚊に刺された程度」にしか捉えていないだろう。
今、民主党(自民党などの野党も含む)に求められているのは、いかにして国民の政治への信頼を取り戻し、閉塞した社会状況を明るいものにしていくかである。

今の日本を、車にたとえるならば
大型車(日本)のエンジン(行政組織)が旧型のレシプロエンジンで燃費(予算効率)も悪く、ドライバー(内閣)の運転も下手で、横道にそれたり、ギアを入れ間違えてバックしたりと右往左往している状態である。
荷物を積みすぎているため、坂道になると極端にスピードが落ち、場合によってはエンストしてしまう。(行政の無駄)
目的地をカーナビ(マニュフェスト)に登録したはずなのに、知らないうちにドライバー(菅首相を含む一部の議員)が行き先を変えてしまったため同乗者(民主党員)が混乱している状態にある。

ではどうしたらいいのだろう。
①車を買い換える。(大型車(大きな政府)にするのか中型車(中間)にするのかそれとも軽自動車(小さな政府)にするのか?)
②エンジンを新型に積み替える。(レシプロエンジン⇒ロータリーエンジンorハイブリッドエンジンor次世代電気自動車用モーターetc)当然、部品(行政システム)も取替えや修繕が必要になる。(馬力、燃費効率、積載量も考慮)
③A級ライセンス(小沢さんのような政治家)を持ったドライバーに変える。(とりあえずはこれが一番、早い方法)
④積んでいる荷物を整理し、すぐに必要でない荷物は降ろし其の中の使えない荷物は廃棄処分する。
あちらこちらに配達する手間を省くため、宅急便(地方自治体)で送れる荷物も降ろす。
⑤タイヤなどの部品もエンジンに合わせたものに取替え、部品の一部はモジュール化し生産効率を高める。

これを一度に行うことは大変なので目標を決め計画的にスケジュールを組んで進めていく。
簡単にいうならば、今の日本は、旧型の燃費の悪い大型車にたとえられる。
イノベーションの変化(多方面での構造改革も含む)に乗り遅れている。
燃費の悪い旧型のレシプロエンジンで走っているうえに、すぐに必要でない重い荷物を沢山積んでいることで、より燃費効率を悪くし、車本体にも過大な負担が掛かっている。

これらのことを改善し、安全にに且つ快適にドライブできるようにするのが政治家の本来の役割であるはずだ。

では、前原氏にそれができるであろうか?
答えはNoである。
①まず、性格が暗そう・・・。(小沢さんは見た目と違い結構明るい性格だ。)
②口先だけで、最初は威勢がいいが、いつも尻切れトンボ!(ケツが拭けない!自ら泥をかぶろうとしない!)
③人の批判はするが、自分から進んで物事をまとめようとする努力をしない。(この点は重要な要素)
④周りの人間も口は達者だが実務能力は低い。(今の内閣や党執行部を見れば一目瞭然)
⑤常に上から目線で人間的な温かみが感じられない。(人間的な魅力が感じられない。)
⑥アメリカ一辺倒の政治姿勢は他の諸国との関係に大きなマイナスとなる。(広い視野での外交姿勢が求められる。)
⑦積極的に党内の融和を図ろうとする努力をしないばかりか逆に党内抗争の火種を撒いている。(リーダーとしての資質の問題)
⑧政策通と思われているが、彼の口から政治理念や福祉政策や地域主権等についての政策を聞いたことがない。(しっかりした政治理念や信念を持っているのかよくわからない政治家である。)
⑨党務に関しての経験がほとんどない。(国会対策や選挙対策の実務がどれだけわかっているのか?)
⑩周りにイエスマンばかり揃えている。(自分に対する批判を素直に受け入れない性格)

挙げればきりがないが、一国のリーダーとしてこれほどふさわしくない人も珍しい。
彼が首相になりたいと思うのであれば今なすことは民主党が選挙で生き残り与党であり続けられる体制を構築することに汗をかくことである。(挙党体制の構築)
今の状況では、民主党の存続さえあやしい状況だ。(そうなれば首相の座につくことも夢物語となる。)

いくら首相を菅氏から前原氏に挿げ替えたとしても、現在の反小沢グループ、親小沢グループの対立が続く限り、内閣や党執行部のメンバーが大きく変わることはない。
内閣支持率や党の支持率が低迷している大きな原因が菅首相や内閣に対する不信感や党内をまとめきれない岡田幹事長や地方選挙で負け続けている選対幹部らの力不足にあることを素直に認めるべきだ。
党を運営する能力がないことが明白になった今となっては、小沢さんに協力を仰ぐのが、真っ当な人間の考えることだ。

首相が変わっても、内閣や党執行部の顔が一緒では、国民の支持は得られないだろう。
今、民主党に求められるのは、汗をかき党内融和に努力する議員の出現であり、党内民主主義の確立である。
現在は、一部の議員による独裁政権であることをよく理解する必要がある。

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2011年2月14日月曜日

前原氏が首相になる確率は?・・・小沢さん次第です。

菅内閣の支持率が20%を切り始めた今日この頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

私の大好きな(大嫌いな)安住国対委員長が昨日もテレビで野党にイジメられていた。
因果応報とは正にこのことを言うのでしょう。
散々、小沢さんや小沢グループの議員に対し「でかい口」を叩いていたツケが思わぬところで跳ね返ってきたようです。(ケツの穴は小さい。)
渡辺周議員もテレビで、河村名古屋市長と大村愛知県知事にやり込められ渋い顔をしていた。(いい気味だ・・・笑)

では彼らの思い描いているように菅首相から前原外務大臣や岡田幹事長にスムーズに政権移譲が進むのかといえば、そんなに甘い物でもない。(はっきり言えば無理!)

彼らには菅首相に引導を渡すだけの力がないからである。
本気で菅首相を支える気持ちがない彼らがいくら騒ごうが周りの議員はしらけるだけで、人望がない彼らについていこうと考える議員はほとんどいないであろう。
菅支持グループの内情を見てみるとバラバラで、それぞれ自分達のことしか考えていない人たちの集まりであることが露呈している。(烏合の衆)
この議員たちに、「あなたは菅支持グループですか?」と聞いて見るといい。
多分、「私はどちらでもない。(小沢支持グループでもない。)」と答えるに違いない。(菅支持グループとは言わないはずだ。)
本来なら誰かが菅首相に引導を渡す役割を果さなければいけないはずなのに、それをやろうとする人間が誰もいない。また菅首相も聞く耳を持たない。
これらの意味することは、彼らには最早、党内での主導権がないと言うことである。

最近の菅首相や菅首相を支持する議員、マスコミ、テレビの編集委員らの顔色を見るにつけ、彼らがかなり追い詰められているように感じられてならない。

対照的に、小沢さんには余裕さえ感じられる。

民主党内における主導権がすでに小沢さん側に移っていることの証明ともいえる。
前原氏や岡田氏が次期首相を目指すには小沢さんの支持がなければ無理であることは、素人の私でもわかる。


マスコミが小沢批判を強める時は、表面上とは裏腹に彼らに強い危機感が生まれたときだ。
最近の報道を見るにつけ、マスコミの危機感が非常に大きくなってきているように感じる。
小沢さんの復権が近づいている事への恐怖と、裁判で無罪が確定した場合の莫大な損害賠償請求への恐怖が彼らの頭の中に芽生え始めたようだ。

大手マスメディアで散々小沢批判を繰り返してきた面々はエジプト国営放送のアナウンサーのように
「今までの発言は全て捏造でした。ごめんなさい。ゆるしてください。」
と素直に謝り、マスコミ界から引退すべきだ。
あなた達に残された道は、それしかありません。
インタネットの発達で、あなた達の発言の中の嘘はリアルタイムで市民に見破られています。
知らないのはあなた達だけです。
あなた達こそ「裸の王様」です。

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2011年2月12日土曜日

待機児童問題の本質・・・地方自治体が保育所を増やせないのが根本原因だ!

最近、待機児童問題が大きく騒がれているが、根本の問題を語らず、うわべだけの議論をしているように感じられてならない。
この問題を単純に考えれば「保育所を増設」すれば簡単に解決するはずだ。

しかし、「保育所を増設」できない事情が地方自治体にあるのだ。
一つが保育所を増やしたくても、増やせば増やすほど地方自治体の赤字が増えるという問題である。
保育所は地方自治体が運営しているものが多く、そこで働いている職員は地方公務員である。
人件費の支払いだけで赤字になってしまうのだ。
特に待機児童の多い都市部では、其の傾向が高くなる。
東京都では、保育所の所長クラスの年収が1000万円を超えているらしい。(某大学の教授の話)
山間地の保育所では、実質「幼保一元化」が実現している。待機児童もほとんどいない。
待機児童問題は、主に都市部においての問題なのだ。

もう一つが、「少子化による幼児の減少」という問題である。
保育所を増やしても将来的には少子化の進展で、保育所が余ってしまう可能性が高いからである。
であるからして、むやみやたらに保育所を増やせないという裏事情もある。

このように、社会問題と呼ばれるものは、主に行政側の事情によるものが実は多いのである。
其の多くは財政上の問題と首長の問題意識の持ち方によることが多い。

日本の社会保障費は、これまで高齢者対策に重点的に多くつぎ込まれてきた。
近年の経済の停滞、税収の落ち込み、デフレ、地方の衰退などの根本的な原因が「少子高齢化」にあることを、もう一度、よく認識する必要がある。
人口減少の時代に突入し、年齢層の構成比率が大きく変化した現在において、過去の政策の「ツケ」が廻ってきていることに気づかなくてはいけない。
政治家は「少子化対策」の重要性を再度、認識し直す必要がある。

現在の日本における数々の問題と課題がこれまでの政治に起因することをよく理解すべきだ。

追伸
「まんがイラスト ぼうごなつこのページ」様が2月9日に行われた「検察審査会の疑惑を究明する市民と国会議員の会」内での、森ゆうこ議員のお話を文字化してくださいました。
ご苦労さまでした。
下記よりご覧下さい。
http://eeg.jp/zVlm

読み物としても大変面白い内容です。
森議員!最高!




2011年2月10日木曜日

武闘派!民主党「森ゆうこ議員」の活躍に頭が下がります。・・・男性議員の奮起を望む!

最近の民主党「森ゆうこ」議員の活躍には目覚しいものがある。

両議院総会での発言などでテレビで紹介される機会も増えたが、やはり「検察審査会の謎」についての調査と追求における粘り強い活動は賞賛に値する。
この機会に「森ゆうこ」議員について少し調べてみた。

(出典:ウィキペディアより引用)
森 ゆうこ(森 裕子、もり ゆうこ、1956年4月20日 ‐ )は、日本の政治家。参議院議員(2期)。
・新潟県新津市(現新潟市秋葉区)出身。新津市立新津第五中学校、新潟県立新津高等学校、新潟大学人文学部英文科卒業。大学在学中よりディスカウントストアチェーン創業に参画、子育てをしながら英語塾を経営。
・公民館に勤務しながら介護ボランティアグループの組織作りに努め、町おこし塾「阿賀の里づくり・よこごし」会長、ミニコミ誌「夢がっと」初代編集長。
・新潟県女性海外派遣事業(主催・新潟県女性センター)や、全国農業会議所主催の西欧農業女性事情調査団などに加わって北欧や西欧を視察後、新潟県女性財団で企画委員、企画部長を務めた。
・1999年、中蒲原郡横越町の町議会議員選挙に初当選。横越町議会初の女性議員。
・2000年の衆議院議員選挙で自由党・菊田真紀子(現・衆議院議員)の選挙を手伝った縁で翌年3月、自由党からの出馬要請を受け、家族の後押しにより立候補し参議院議員選挙で初当選。
・夫との間に二女一男あり。
・議員活動の際は主に白色のスーツを着用している。

森議員にはいくつかの武勇伝があるが、有名なのは大仁田厚議員(プロレスラー) との乱闘だ。

(新聞記事より)
『会期末国会で、プロレスさながらの大乱闘が演じられた!与党3党は25日夜、参院外交防衛委員会でイラクへの自衛隊派遣を可能とするイラク復興支援特別措置法案を強行採決。この際、松村龍二委員長の元に多数の与野党議員がなだれ込んで、乱闘に発展。委員長を守る自民党・大仁田厚議員(45)に対して自由党の森ゆうこ氏(47)が、太腿もあらわにボディープレス。プロレスラーも真っ青の猛攻に、与野党の議員はあ然!?となった。』
当時の自由党の小沢一郎党首も森議員を「我々の闘士」と持ち上げるなど、院内外で話題となった。
後日談:その後、大仁田厚議員は森議員に心酔し選挙の応援に行ったという話をどこかで聞いたことがある。

森議員には本会議での戦後最長演説(フィリバスター)の記録保持者という別の顔もある。
2004年6月4日の参議院本会議では、年金制度改革関連法案の成立を阻止するため、国井正幸厚生労働委員長解任決議案の提案趣旨説明に立ち、3時間1分にわたるフィリバスター(長時間演説による議事引き延ばし抵抗戦術)を行って、現憲法下の国会における最長演説記録を大きく更新した。その内容は「身の上話や議事録の棒読みで時間を稼ぐなど中身の薄いもの(6月5日 朝日新聞社説)」で、倉田寛之議長から何度も「簡潔に常識の範囲でやってください」と注意された。終了後、記者団の質問に「これから本題に入るところだった。まだ数時間やるつもりでした」「選挙で一日マイクを握ってても大丈夫ですから」と答えている。
弁論においても中々の武闘派である。

イライラマン(菅首相)とペンギンマン(枝野官房長官)が2人でかかっていっても、勝負にならないであろう。
森ゆうこ議員と谷亮子議員がタッグを組めば国会最強のタッグチームとなり、オリジナル民主党の議員が5・6人束になってかかって来ようが、3分もあれば叩きのめすであろう。
シングル戦で強敵になると思われるのが「フランケン岡田」である。痛みを感じない体と大きな図体には少し苦戦するかも知れないが「責任が取れるのか!」と一言発すれば場外に逃げ出すので、カウントアウトで勝利できるであろう。

森議員は【アックスボンバー】【腕ひしぎ逆十字固め】【逆エビ固め】【タイガースープレックス‘84】【垂直落下式DDT】【必殺カラ缶(菅)潰し】などの多彩な必殺技を繰り出し、これからも国会で大活躍してくれるに違いない。

一ファンとして森議員を応援しています。

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2011年2月9日水曜日

菅首相は足し算はできても引き算ができないようだ!政界では引き算の論理が重要!

ダブル選挙で当選した河村名古屋市長と大村愛知県知事が小沢事務所を訪問して小沢さんと会談したそうだ。
小沢さんの「仲間を大事にしないでは政権運営はできない。」という一言が今の民主党の現状を端的に表わしている。

菅首相は
民主党+公明党 という足し算ができなくなったので
民主党+社民党 という足し算に切り替えたようだが
(民主党+社民党)-小沢グループの数人の議員 
という引き算はできないようだ。

政治の世界は今まで足し算でなく引き算の論理で動いてきた。
議員定数(合計=上限)は決まっているので、野党の議員数を引いた残りが与党という計算になる。
議員の合計数-野党の議員数=与党の議員数
である。

名古屋市長選を例に説明してみよう。
最初にこの選挙の最大のポイントは
河村氏と岡田氏の戦略家としての器の違いにあったことを挙げておきたい。
軍師あるいは策士としての能力の違いと表現してもいい。
河村氏はトリプル投票に持ち込み、且つ自民党所属議員である大村氏を知事候補に担ぎ上げた。
其の狙いは名古屋市内の自民党支持票の取り込みにある。

名古屋市内の自民党支持票-大村氏支持票=自民党推薦候補への自民党支持層からの投票数(大村氏支持票分がマイナスになる)
河村氏支持票+大村氏支持票=河村氏の得票数(大村氏支持票分がプラスになる。)
これにより河村氏は相手の票を減らし逆に其の分だけ自分の票を増やしたことになる。
トリプルスコアでの勝利の大きな要因の一つがこのことにあったことは言うまでもない。
民主党支持票の取り込みについても同様なことがいえる。

相手の票を減らす⇒減らした票の分だけ自分の票が増える=相手との得票差がより大きく開く

議員定数や有権者数など上限が決まっている場合には、足し算の論理だけでなく引き算の論理が理解できていないと有利な戦いはできない。

それも堂々とした
「義がある戦い」でなければならないことは言うまでもない。

庶民の支持を得られるものでなければならない。
仲間の支持が得られるものでなければならない。

戦においては、相手陣営を疑心暗鬼にさせ「相手陣営の中からどれだけの武将を寝返りさせられるか」が勝敗の大きなポイントになる場合がある。
関が原の戦いが代表的である。
しかし寝返った武将がその後どういう経過をたどったかに注目して調べてみるといい。
其の多くは不本意な人生を送っている。

菅首相、仙谷氏をはじめとする菅支持グループの面々は歴史を遡って調べてみるがいい。
党の最大の功労者である小沢さんや鳩山さんを裏切り、カネや地位の座をエサに一部の議員やグループを寝返りさせて権力の座を奪い取ったあなた達と寝返った議員のこれからの人生がどのようなものかは、歴史が教えてくれるであろう。

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2011年2月8日火曜日

菅内閣の支持率は10%以下?・・・愛知県知事選・名古屋市長選を議員数から分析する。

昨日も書いたように愛知県は「民主王国」と呼ばれるほど民主党が強い県である。
国会議員の内訳を見ればより一層その強さがわかる。

衆議院小選挙区定数15            民主党議員15人(全員民主党の議員)

衆議院比例代表東海ブロック定数21 民主党議員12人
参議院議員定数6             民主党議員 4人  
衆議院小選挙区定数+参議院議員定数=21   民主党議員19人(90%)

衆議院議員(小選挙区)と参議院議員に限って見れば、なんと90%が民主党議員なのである。

今回の選挙で名古屋は特殊だという声が多いが、私はそうは思わない。
むしろ、民主党が強い地域で且つ民主党支持層の中の批判票の受け皿となりうる河村氏が出馬したことで、より鮮明に菅内閣への支持率が浮かびあがったように思う。
名古屋市という本来民主党が強いといわれる都市部の選挙であったことも考慮する必要がある。

衆議院議員の比例代表も含めれば20人以上の国会議員がおり、それぞれの後援会組織もある。
又、連合愛知をはじめとする強い支持基盤も持ちながら、民主支持層からの得票率が15%を切ったことの意味するものは・・・。

これだけ民主党が強い愛知でさえ民主支持層からの得票率が15%を切ったということは他の地域は推して知るべしである。

無党派層からの支持も期待できない菅内閣への実質の支持率は10%を切ったと言ってもあながち間違いではないように思える。
それほど、民主党支持層からの菅内閣&民主党執行部への批判が強いことを表している。
自民党への支持が増えたわけではない。他の野党への支持が増えたわけではない。
民主党に期待した人たちの行き場がなくなり、そこに受け皿となりうる政治家または政党が出現した場合、一気にそこに支持が流れる現象がおきる可能性を示唆している。
他の野党においても同様なことが言える。
国民の政治に対する期待への受け皿となりえる政党であるかどうかが問われているのである。
残念ながら、今の国会審議を見ている限りにおいては自民党はその期待に答えられない。
明確なビジョンが感じられないことがその最大の要因だ。

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余談:石川議員の弁護人請求証拠について
弁護側が公判終了後に配布した資料は、下記リンクからダウンロードできる。
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/the_journal110127.pdf 

ダウンロードして読んだが思わず笑ってしまった。
担当の検察官が自ら検察側の立証要件を崩す説明をしてくれている。
「脅し、恫喝、誘導」全ての要素を含んだ聴取内容であり、どのようにして検察の聴取が行われるのかが手に取るようにわかる。
まるでドラマを見ているかのようである。
細かいことは、江川詔子さん達がコメントしてくれると思うので述べないが、西松建設事件及び陸山会事件が検察特捜部の「でっち上げ事件」であったことはほぼ間違いないようだ。
検察側の取調べ検事の犯罪を尋問する公判になりそうな予感さえする。

小沢さんの裁判はやる必要がないのではないかとさえ考える今日この頃である。
検察審査会の「起訴相当」議決の根拠となる秘書の供述の信用性は、ほぼ崩れたとみて間違いない。
検察審査会の出鱈目ぶりも森議員の努力であと少しで明らかになりそうだ。
後は、政治介入があったかどうかまで追求できるかどうかが大きな注目点になりそうだ。

2011年2月7日月曜日

愛知県知事選・名古屋市長選のもう一つの見方・・・民主党支持層の中の反民主票

愛知県知事選・名古屋市長選の選挙結果は、衝撃的なものだった。

早速、民主党幹部やマスコミは
民主党の石井一選挙対策委員長は6日夜、愛知県知事選と名古屋市長選で民主党推薦候補が大敗したことを受け「一地方の首長選であり、政党同士の戦いというより特異な名古屋で起こったこと。決定的な打撃を与える結果ではない」と、政権運営に与える影響を否定した。石井氏は敗北の原因を「ちょっと理解できない台風のようなもの。名古屋では河村たかし氏が正義の味方という『河村劇場』が見事に演出されていた」と分析。
党執行部の責任について「名古屋の特殊な雰囲気から出ている結果でそこまで問題が発展するとは思わない」と否定した。(夕刊フジ)

などと発言し、名古屋は特殊だといいたいようだ。

では、もう少し細かく分析してみよう。
知事選:御園氏 得票率 約16%(民主・国民新党・社民支持、無党派層含む)
市長選:石田氏 得票率 約22%(民主・国民新党・社民支持、自民推薦、無党派層含む)

県知事選・市長選とも純粋な民主支持層からの得票率は、15%を切っていると考えられる。
県知事選・市長選ともほぼ同様な傾向が見てとれる。

今回は岡田幹事長にとって面子をかけた戦いであり、連合(官公労含む)、トヨタ系労組などの支援団体への締め付けはかなり強かったはずだ。
09年の衆議院選挙では県内の15小選挙区全てで勝利している。
地域政党「減税日本」はまだ実績がゼロであり、政党名で票を集めたわけではない。
河村市長の人気の高さが大きな原因であることは事実であるが、前回の市長選よりも15万票得票を増やした部分については大村氏の支持票を取り込んだことが大きい。
民主党支持者の中にも、河村氏が嫌いな支持者は結構多い。

このような条件で分析した結果、次のようなことが浮かびあがった。

普通に考えても上記の要素や「民主王国愛知」という背景を考えれば負けたとしてもダブルスコアでの敗戦が順当な結果であるはずだ。知事選・市長選のトリプルスコアでの惨敗がいかに衝撃的であるかがよくわかる。
では、最悪でも民主党支持層からの得票率が30~35%近くなければならないはずの民主党候補者の民主党支持層からの得票率が15%を切ったことの意味することとは・・・。
「民主党支持層の中の反民主票」がいかに多かったかということである。
即ち「菅内閣及び現民主党執行部に対する批判票」が想像以上に多かったことを意味する。

そしてこのことは民主党内の「親小沢グループ対反小沢グループの争い」とも無縁ではない。
地方選での相次ぐ民主党惨敗の最大の原因はこの「民主党支持層の中の反民主票(小沢さん支持票+菅内閣&執行部批判票)」の動きによるものであることを執行部は理解していない。
たまたま今回は河村市長が日本新党⇒新進党⇒自由党⇒民主党という政治経歴(無所属の期間もあったようだが)を持つ政治家で名古屋市長への転進については当時の小沢幹事長が尽力した経緯もあり小沢さんとの関係が悪くないことも関係している。
其のこともあり「民主党支持層の中の反民主票(小沢さん支持票+菅内閣&執行部批判票)」は全て河村氏と大村氏に流れたと見るべきだろう。

コアな民主党支持の人ほど、現在の民主党執行部に対する失望と批判に強いものがある。
「民主党を支持しながらも民主党を批判する。」というねじれ現象が支持者の心の中にもおきている。

公務員改革の一丁目一番地は人事院改革・・・公務員が公務員の給料を決めるという不条理

愛知県知事選・名古屋市長選はトリプルスコアで大村氏と河村氏の大勝となった。マスコミや民主党幹部は「河村劇場」などと揶揄し、本筋の議論から逃げようとしている。

今回の選挙では
「官民格差の是正」(官には議員も含む)
「地方議会における提出議案の成立率99.・・%という現実=地方議会の機能不全」
 「住民の声をどう議会に反映させるのかという民主主義の根本」
「地域政党支持候補:与野党(民自国社公)支持候補の対決という地方と国政とのねじれ対決」

などの要素も重要な焦点であったはずだ。(焦点にならなければいけない。)

河村市長の市長報酬年額800万円への削減には「全会一致」で賛成し、自分達の議員報酬削減には反対するという議会側の姿勢に矛盾を感じた市民は多いはずだ。(笑)

今回の選挙の最大の焦点は「地方議会のあり方と議員の活動に対する市民の評価を問うこと」であったはずだ。
また、全国レベルと比較して高いといわれる職員の給与の問題も今後、焦点になってくるはずだ。

実はこれらの焦点は、国政レベルにおいてもまったく同じことが言える。
「地方議会のあり方と議員の活動に対する市民の評価を問うこと」⇒「国会のあり方と国会議員の活動に対する国民の評価を問うこと」
が国政レベルにおいても問われている。
このことが国民の政治不信の根本原因であり、民主主義の根幹が問われているのである。

もう一方で国民の側にも、「自立と自律」「政治に対する責任」が問われていることを忘れてはいけない。
「政治に対する責任」は政治家側だけにあるのではなく選ぶ側の国民にもあることを忘れてはいけない。

○公務員改革の核心部分について 
公務員改革の核心にあるのは
「官民格差の是正」
である。

今回の名古屋市長選の焦点にもなった
「河村市長の市長報酬年額800万円への削減には「全会一致」で賛成し、自分達の議員報酬削減には反対するという議会側の姿勢」
に対する問題意識が国民の側に強くなっていることを理解しなければならない。

「議員が議会の決議という名の下に自分達の報酬を自分達で決める」
「公務員が人事院勧告という名の下に自分達で自分達の給与を決める」

という現在のあり方が本来のあるべき姿なのか?
が問われ始めている。

人事院勧告が「給与水準が高い民間企業」を基準に決められ、且つ物価を参考にといいながら、ほとんど据え置かれてきた経緯から「官民の格差」は大きくなる一方だ。

まず人事院を改革し、独立性を高め、基準となる民間給与水準の見直しをするだけで、財政支出の大きな削減に繋がるはずだ。
当然、独立行政法人や特殊法人、地方自治体も国に準じているところは多く、其の効果は非常に大きいものとなる。
法律の改正が必要かどうかは私にはわからないが、一番簡単な行財政改革への道ではないだろうか。

多くの国民が痛みにあえいでいる現状の中、公の仕事に従事する人達も「痛みを分かち合う気持ち」を持たなければ、国民の信頼は得られない。
官に対する信頼と信用が揺らいでいることが国民の政治不信に繋がっていることも見逃してはいけない。

2011年2月5日土曜日

勘違いも甚だしい菅内閣!・・・人間が信用できないと言っているのに・・・。(それがわからない菅執行部)

どうも菅首相や安住国対委員長らは言葉の意味も理解できないらしい。

野党が予算案に反対している。何とか協力を取り付けたい菅執行部は、安住国対委員長等を通して「予算の修正に柔軟に対応する姿勢」をアピールしているようだ。
特に公明党に色目を使っているようだが、一向に話が進まない。
声をかけられている公明党幹部も菅首相や安住国対委員長のあまりの物分りの悪さにあきれ返っているに違いない。

公明党や他の野党:菅首相や閣僚の一部、安住国対委員長らの口からでる言葉と其の人間性が信用できないから予算の修正には簡単に応じられないと言っている。

菅首相や安住国対委員長など:あなた達の言うことは何でも聞いて修正します。私達を信用してくださいと言っている。

これでは話が進展するわけがない。
どちらにしてもここまでくると、国会の混乱を収拾できる議員は限られてくる。
野党とマトモに話し合いができる議員は民主党には小沢さんを含めた数人しかいない。野党に信用される議員であることが話し合いの前提条件になる。

余談:愛知県知事選と名古屋市長選に思うこと
地域政党が無視できない状況になってきた。
国政選挙にも大きな影響力を及ぼすようになって来るだろう。
この動きは、少しずつ全国に広がりつつある。
地域政党が地方議会において議席を獲得することにより、民主党や自民党などの既存政党の議席が奪われる可能性は高い。
これの意味するところは大きい。
国政レベルの選挙では、地域政党との連携が当落の大きな鍵になってくる可能性がでてきた。
あるいは、地域政党が自ら候補者を擁立することも考えられる。

急には進まないと思うが、現状で既存政党が地域の声に応えきれていない状況を考えると地方議会の改革と地域政党設立の動きは連動した形で起きてくる可能性が高い。
既存政党は、大きな変革を求められている。
「民主党もダメ、自民党にも戻りたくない」という有権者の声に既存政党は真摯に耳を傾けなければいけない。

陸山会事件のまとめ・・・最大の犯罪者はマスメディアだ!

少しずつではあるが、情報が増えてきたことで陸山会事件の真相が見えてきた。

一言で言うならば
「本登記日を指定することが政治資金規正法の虚偽記載に該当するのか。」
ということである。

あくまで今回の秘書3人の起訴容疑は政治資金規正法違反であることからして「政治資金収支報告書に問題なく記載されているかどうかが其の判断のもと」になるはずだ。(問題なく記載されていれば虚偽とはいえない。)
仮登記時(売買予約時)に代金を支払おうが、本登記後に代金を支払おうが、それは経理処理の問題であり、政治資金規正法に基づく政治資金収支報告書への記載問題とは別の話である 。
前にも書いたが「仮登記時」でも「本登記時」でも記載されていれば、どちらでも問題はないはずだ。(本登記時に記載するのがベターであることは言うまでもない。・・・途中解約が起きる可能性を考えれば本登記の時点での記載がベストである。)
事件の入り口の時点から焦点が外れている。

報道されている石川議員の2度目の聴取のICレコーダーの録音内容から推測するに石川議員が
「参議院選挙を控え陸山会が数億円もする土地を買ったことが公になるとマスコミが騒ぎ立て選挙に影響する。」と考え、また同時に「小沢さんが数億円ものお金を所持していることが公になればマスコミが騒ぎ立てる。」とも考え、政治資金収支報告書での公表が一年後になるよう不動産仲介業者に本登記日を翌年1月とするよう指定した。」というのが真実ではないだろうか。

ではこのことが意図したものであったとしても犯罪行為にあたるのだろうか。
通常の商取引では契約日(登記日)を指定すること」は当たり前に行われていることだ。
「参議院選挙を控え陸山会が数億円もする土地を買ったことが公になるとマスコミが騒ぎ立て選挙に影響する。」と考えることが犯罪にあたるのだろうか?
「小沢さんが数億円ものお金を所持していることが公になればマスコミが騒ぎ立てる。」と考えることが犯罪にあたるのだろうか?
「本登記日を指定すること」虚偽にあたるのだろうか?

結論として
本登記日を指定することが政治資金規正法の虚偽記載に該当するのか?

前にも書いたが「仮登記時」でも「本登記時」でも政治資金収支報告書に記載されていれば、どちらでも問題ないとするならば
答えはNOである。(虚偽記載には該当しない。)

であるからして共謀罪に問われている小沢さんも「無罪」である。

そもそも事の発端はマスコミがこの問題をとりあげたことから始まった。
検察も石川議員の供述から「本登記日をずらした裏には何かやましいことがあるはずだ。」と勝手に憶測し暴走を始めた。

それにより数十億円とも言われる捜査費用が税金から支出された。
最大の犯罪者は税金から無駄な捜査費用を支払わせたマスコミである。
しっかりした裏ズケも取らず、検察リークに安易に乗っかり、人権を無視した報道を長期に渡り流し続けたマスコミの責任は大罪に値する。

まだ裁判はこれからである。
マトモな裁判が行われることを切に願う今日この頃である。

2011年2月4日金曜日

オリジナル民主党と呼ばれる議員が「お子様」と呼ばれるわけ・・・あなた達は世間のことを知らない!

小沢さんの強制起訴(検審起訴)騒ぎも一段落した。
検察の言い訳オンパレードの公判になりそうで楽しみだ。
水谷建設側から5000万円が実際に渡されていたならば、当然、秘書も小沢さんも水谷建設の幹部も「贈収賄容疑」で逮捕されていなければおかしいはずで、検察に確たる証拠がないことは明らかだ。
どのようにして繕うかが見ものだ。

さて、オリジナル民主党と呼ばれる議員達はよく「お子様」という枕言葉をつけて語られることが多い。
「お子様内閣」とか「お子様執行部」などが代表的だ。
私の大好きな(本当は大嫌いな)枝野クン安住クンを見ていると、其の言葉がぴったりと当てはまる。
一言で言えば「世間知らず」ということである。(世間の一般常識というものを知らない。庶民の生活に疎い。)
ズル菅首相や前原外務大臣、野田財務大臣などにも其のことは当てはまる。
さすがに仙谷氏は「裏の社会」には通じておられるようで、彼らとは一味違う。(褒めているわけではない。)
そんな人たちが日本の政治経済を動かしていることに恐ろしさを感じる今日この頃である。

ここで一句
「お子様が 政治を語る 恐ろしさ」

今回は枝野クン安住クンに焦点をあてて解説してみよう。

枝野クンの本音(あくまで想像です。)
①民主党の幹事長として参議院選挙を指揮するも大惨敗。責任も取らない枝野クン。
(枝野クンのボヤキ)・・・小沢さんが悪いんだも~ん。僕は政策を作るのは得意だけど、選挙は嫌いなんだ。負けたのは立候補した候補に力がなかったことが原因です。僕の責任ではありませ~ん。(笑)
⇒何でも人のせいにする枝野クン!批判するのは得意のようだが、逆に批判された場合の受身がイマイチだね・・・。(柔道の受身の練習をしたら・・・私からのアドバイス!)

②幹事長時代も官房長官になってからもなぜか影が薄い。テレビや新聞でも発言があまり取り上げられない枝野クン。
(枝野クンのボヤキ)・・・なぜ僕のこと書いてくれないの。小沢さんの時はあんなに記者が集まったのに新聞も毎日のように取り上げていたのに、なぜ僕に注目してくれないの?
⇒原因は人間に面白みがない!発言に面白みがない!からじゃないの枝野クン(ペンギンの着グルミを着て記者会見したら・・・私からのアドバイス!)

③「自由でオープンな・・・」「金融国会の時は・・・」「事業仕分けで・・・」が口癖で過去の実績を最初に語る枝野クン。
(枝野クンのボヤキ)・・・それしか実績がないからしょうががないじゃん。だって僕のことをベテラン議員は馬鹿にして相手にしてくれないんだもん。カミサンの両親からの寄付で生活しているようなものだからカミサンに頭が上がらないのよ。休みは家族サービスで忙しいし党では仙谷さんの小間使いもしなければいけないので勉強している暇がないのよ。
⇒自立してください枝野クン!(キリッとしてね枝野クン!)

枝野クン!君には幹事長や官房長官の職は荷が重過ぎる。小学校のクラス委員ぐらいがピッタリではないのかな・・・。

安住クンの本音
①民主党の選挙対策委員長として参議院選挙を指揮するも大惨敗。責任も取らない安住クン。
(安住クンのボヤキ)・・・省略(書く気にもならない。)
⇒「生活費困っているんでしょ。300万円で何か買ったら・・・。」・・・自分の党の人間買収してどうするんだ!お前の金か!馬鹿にするなよ!(怒)

②選挙対策委員長⇒政務次官⇒国会対策委員長へ栄転?ゴマすり上手な安住クン。
(安住クンのボヤキ)・・・省略(書く気にもならない。)
⇒ヘラヘラするな安住!偉そうにしゃべるな安住!野党や党内のベテラン議員は相手にしていないぞ!(怒)(本当に怒っている私・・・。)

安住クン!君には選挙対策委員長や国会対策委員長の職は荷が重過ぎる。小学校の掃除当番ぐらいがピッタリではないのかな・・・。

一般社会での出来事や庶民の暮らしがわからなくては「いい政治」はできません。
中小企業の親父さん達がどんな苦労をしているのか。
リストラでマトモな職に就けないお父さんがいる家庭の生活がどんなに大変か。

銀行に頭を下げて融資をお願いに行ったことがありますか?
ハローワークで職探しをしたことがありますか?
山間地の田んぼで米を作ったことがありますか?

早く「お子様」から卒業し「社会人」として自立してください。
サラーリーマンや官僚出身の議員にも同様な傾向が見受けられます。
庶民の「困ったこと」を解決するために努力するのが政治家の仕事ではないのですか?

「国民の生活が第一」

この言葉を忘れてもらっては困ります!

2011年2月3日木曜日

ことごとくマスコミの期待(願望)を裏切る小沢一郎・・・マスコミは願望だけで記事を書いているからだ!

昨日から、小沢さんの強制起訴(検審起訴)に関する報道が鳴りを潜め始めた。
「無罪」を認めざるを得ない状況に追い込まれたのであろう。
それにしても、小沢さんは、マスコミの期待をことごとく裏切ってきた。
少し遡って西松建設事件から検証してみよう。

①西松建設からの違法献金事件で大久保秘書逮捕
マスコミ
:大々的に報道、これで小沢さんが代表を辞任し民主党の支持率が大きく低下する事を目論む。
⇒それにより衆議院選挙で自民党が勝利することを期待する。

小沢さん:タイミングを見計らって代表辞任。鳩山さんに代表を譲る。→支持率上昇
⇒自身は副代表として裏から選挙を指揮
⇒衆議院選挙大勝!
⇒党の幹事長に就任・・・(マスコミの願望崩壊)

②陸山会事件で秘書3人逮捕。自身も共謀罪で告訴される。
マスコミ:水谷建設からの裏献金疑惑を検察からのリークを元に大々的に報道
⇒小沢さんを失脚させる千載一遇のチャンスとばかり、大キャンペーンを続ける。
⇒小沢さんが起訴され政界から追放されることを期待する。

小沢さん:検察との対抗姿勢を示す。
⇒無実を訴える。
⇒不起訴となる。(マスコミの願望崩壊)

③検察審査会に申し立てられ2度の「起訴相当」を出される。
マスコミ:世論調査等を駆使し、小沢さんの「政治的責任」「説明責任」を大々的に報道
⇒幹事長を辞任に追込み党内での影響力をなくす。
⇒反小沢グループを援護する。
⇒代表戦に出馬しにくい世論を形成させる。
⇒小沢支持グループの分断化を画策し、小沢さん支持グループの弱体化を目論む。
⇒「政治的責任」と「説明責任」を追求
⇒小沢さんの党内における影響力低下を印象付ける。
⇒指定弁護士による強制起訴により民主党からの追放と政界での影響力低下を期待する。

小沢さん:鳩山内閣の支持率低下に伴い、参議院選挙のことを考え鳩山首相とともに辞任。党内の挙党体制維持を望むも小沢さんの希望に反し、菅・仙谷氏らによる反小沢政権が発足する。党執行部も反小沢グループで固められる。
⇒菅内閣によるマニュフェスト破りが目に余るため、声を挙げ始める。
⇒党内の支持グループから代表戦出馬を懇願される。
⇒最後まで挙党一致体制の構築を求めるも受け入れられずマスコミの予想を覆し代表戦出馬
⇒マスコミの執拗なネガティブキャンペーンにもかかわらず多くの議員が小沢さんを支持
⇒代表戦を通し自身の政策を広く語りかけ公開討論会や東京・大阪・札幌での街頭演説で菅氏を圧倒!
⇒代表戦に負けるも存在感と影響力を保持する。
⇒検察審査会で2度目の「起訴相当」がでる。
⇒マスコミや野党、党執行部からの「説明責任」を問う声や「政倫審」「証人喚問」出席の声が大きくなる。マスコミも大々的に其の声を後押しする。
⇒市民の間から検察審査会や検察、菅内閣に対する批判が高まり各地で小沢さん支援のデモが始まる。
⇒党内からも菅政権に対しての不満が高まり始める。
⇒インターネット等で積極的に発言を始める。
⇒小沢さんを支持する声がインターネット上などで高まる。
⇒大久保秘書の調書が取り下げられる。石川議員の2度目の任意の事情聴取でのICレコーダーでの録音内容が証拠採用される。
⇒大きく状況が変化。多くの週刊誌や一部のマスコミも小沢さん擁護の姿勢に転換する。
⇒強制起訴(検審起訴)されるも、その起訴内容のあまりの酷さに市民や法曹界、多くの有識者からも批判の声が挙がる。
⇒党執行部も小沢さんの処分に苦慮しはじめる。
⇒小沢さんの「無罪」の確率が非常に高くなったためマスコミも批判の矛を収めざるを得ない状況に追い込まれ始めた。(マスコミの願望崩壊)

長くなったが、このようにマスコミの期待とは裏腹に流れは小沢さんの方に傾き始めている。
安心はできないが、検察や検察審査会、菅・仙谷・枝野・前原・玄葉・渡部・岡田・安住・渡辺周・江田氏らに対する国民の視線は厳しいものになりつつある。
フリーのジャーナリストの方達などの活躍で闇の部分も少しずつ表面化し始めている。
今まで知らされなかった情報が少しずつではあるが表面化してきたことで、日本の真実の姿が少しずつ見え始めてきた。

これも「小沢効果」である。
小沢一郎という一人の人間に対する批判や迫害を通して今まで見えなかったものが見え始めた。
国民一人一人が自らの手で情報を拾い集め、自らの判断で物事の「真実」を見極めることの重要性を小沢さんは教えてくれた。

悲しいかな国会議員をはじめとする多くの政治家たちに「真実」を見極める眼が備わっておらず、そして自分の信念にもとずき堂々と自分の意見を発言できない政治家が余りにも多いことに気づき愕然とする今日この頃である。

2011年2月2日水曜日

小沢さんは全国の政治家と議会制民主主義を守るために戦っている!・・・検審起訴の内容の恐ろしさを理解していますか?

昨日も書いたが今回の検審起訴の内容は恐ろしいものだ。
簡単に説明すれば
①【第1】-(1)・・・小沢氏からの4億円の借り入れを16年の収入として計上しなかった。
②【第1】-(2)&【第2】-(1)・・・16年に支払った土地取得代金分3億5261万6788円を翌17年に計上した。
③【第1】-(3)&【第2】-(2)・・・土地の資産計上を16年でなく翌17年に計上した。
ということになる。

これがどういうう事なのか一般的な事例を挙げて説明してみよう。
10月に以前から欲しいと思っていた車が中古車市場にでた。人気のある車種ですぐに契約しないと売れてしまう可能性が高いので買うことにした。
 しかし会社から支払うと資金繰りがつかなくなる恐れがあり、とりあえず社長が個人の資金から支払い売買仮契約を結んだ。会社が銀行と交渉し、預金担保で金が借りられることもできた。
しかし名義変更等の手続きに時間がかかり車の引渡しは名義変更等が完了した翌年1月になった。(この時点で会社の所有とした。)その後、会社の資金繰りに余裕ができた時点で社長個人に車の購入資金を支払った。
 会社の経理処理としては翌年1月に資産に計上、支払いも同様に翌年の支払いとして処理した。

という極々一般的な商取引の流れである。

これが陸山会事件においては、上記の会社に該当する政治資金管理団体「陸山会」が「人格なき社団」のため、不動産が団体名で登記ができないことや銀行からの借入れが難しいことから、外から見ると訳がわからないような資金の流れになってしまった。(ここが大きなポイント)
ということである。
一般的な視点からみればごく当たり前の商取引であり、資金のながれである。

東京地検特捜部は捜査を続ける中で、この流れが違法でないことに気がついた。その為、小沢さんの共謀罪についても不起訴判断を出さざるを得なくなった。(事件自体が違法でない。)また秘書3人の容疑についても無罪であると認めざるを得なくなったが後に引けなくなり、「期ズレ」による政治資金規正法の「虚偽記載」で起訴した。(水谷建設の件は論外)
現場の検察官は納まりがつかなくなり、逆恨みとも言うべき「検察審査会」を利用した強制起訴に持ち込ませようとした。
東京地検特捜部でさえ理解するまでに多くの人員と時間を要した取引の全容解明を素人の11人の審査員が簡単に理解できたとは思えない。
このような事件では、審査員に不動産取引の知識、経理の知識、そして政治資金規正法や会社法などについての法律知識が必要になる。
専門知識がないと審査できない案件である。審査自体に無理がある。

上記の例が犯罪とみなされたら、大変なことになる。

もし、今回、小沢さんが強制起訴(検審起訴)で有罪となったら今後、どういうことが起こるだろう。
例をあげて説明してみよう。
①Aという政治家がBという政治家を失脚させるため、知り合いに市民団体の名前を使い検察に告発させる。
②検察が告発を受理。検察がマスコミにリークし大々的に報道する。
③検察が捜査したが、犯罪と認定できる証拠も根拠も見つからなかったので不起訴とした。
④今度は同じ市民団体の名前で検察の判断を不服として、検察審査会に申し立てをした。
⑤たまたま選ばれた審査員も審査補助員もBという政治家に対しよいイメージを持っていなかった。
⑥1回目の議決で検察審査会は「起訴相当」の議決を出した。
⑦再度、検察が捜査したが、新たな証拠も見つからず「不起訴」と判断した。
⑧2回目の議決でも、前から残っていた審査員や補助弁護士の誘導で「起訴相当」の議決が出された。
⑨マスコミは「市民の声が反映された。」「市民の声を大切にすべきだ。」と大々的に報道する。
⑩指定弁護士が「強制起訴(検審起訴)」を行う。
⑪裁判が行われる。

ましてや政治家の場合、世間の目はより一掃きびしい。
大半の政治家は②でアウトである。
たとえ裁判で無実がでたとしても、其の時点では政治生命は終わっている。

このように、犯罪行為に当らない行為であっても上記の①~⑪の流れで裁判まで持ち込まれる可能性が出てくる。
もし検察審査会制度が一部の権力者によって悪用されたらどうなるのだろう。
ほとんどの政治家は、恐怖から自由な発言ができなくなる。自由な政治活動ができなくなる。
議会制民主主義の危機である。

小沢さんはこのようなことも理解しながら、検察や検察審査会と戦っている。
小沢さんでなければ、ここまで持ちこたえられなかったであろう。
自分だけでなく多くの議員の自由な政治活動と議会制民主主義を守るために戦っている。
与党を含めた多くの国会議員や地方議員はこの強制起訴(検審起訴)がどういう意味を持っているのかを真剣に考えなければいけない。
与党を含めた多くの国会議員や地方議員は小沢さんを応援しなければいけない立場にある。
「証人喚問」などと騒いでいる場合ではない。いつ自分に小沢さんと同じようなことが降りかかってくるとも限らないことをよく自覚すべきだ。

2011年2月1日火曜日

小沢氏強制起訴-起訴内容の要旨を分析してみる。

小沢氏強制起訴(結審起訴)-起訴内容の要旨
【第1】
小沢一郎被告は、自己の資金管理団体である陸山会の会計責任者であった大久保隆規被告と、その職務を補佐する者であった石川知裕被告と共謀の上、平成17年3月31日ごろ、東京都新宿区の東京都選挙管理委員会において、
(1)陸山会が16年10月12日ごろ、小沢被告から4億円の借り入れをしたにもかかわらず、これを16年の収入として計上しないことにより、同年分の政治資金収支報告書の「本年の収入額」欄に、これが5億8002万4645円であったとの虚偽の記入をし、
(2)陸山会が16年10月5日と同月29日、土地取得費等として計3億5261万6788円を支払ったにもかかわらず、これを同年の支出として計上しないことにより、真実の「支出総額」が4億7381万9519円であったのに、収支報告書の「支出総額」欄に、3億5261万6788円過小の1億2120万2731円であったとの虚偽の記入をし、
(3)陸山会が16年10月29日、東京都世田谷区深沢8丁目の土地2筆を取得したのに、これを収支報告書に資産として記載せず、収支報告書を都選管を経て総務大臣に提出し、もって収支報告書に虚偽の記入をし、記載すべき事項を記載しなかった。

【第2】
小沢被告は、大久保被告と、その職務を補佐する者であった池田光智被告と共謀の上、18年3月28日ごろ、都選管において、
(1)陸山会が17年中に土地取得費等として計3億5261万6788円を支払っていないにもかかわらず、これを同年の支出として計上することにより、真実の「支出総額」が3億2734万7401円であったのに、同年分の収支報告書の「支出総額」欄に、3億5261万6788円過大の6億7996万4189円であったとの虚偽の記入をし、
(2)陸山会が前記土地2筆を取得したのは16年10月29日であるのに、収支報告書の「資産等の項目別内訳」の「年月日」欄に取得年月日が17年1月7日であるとの虚偽の記入をし、収支報告書を都選管を経て総務大臣に提出し、もって収支報告書に虚偽の記入をしたものである。(産経ニュースより)

要約すると
①【第1】-(1)・・・小沢氏からの4億円の借り入れを16年の収入として計上しなかった。
②【第1】-(2)&【第2】-(1)・・・16年に支払った土地取得代金分3億5261万6788円を翌17年に計上した。
③【第1】-(3)&【第2】-(2)・・・土地の資産計上を16年でなく翌17年に計上した。
ということになる。

感想
指定弁護士は4ヶ月間何をしていたのだろう?
これが刑事事件?
誰が被害を被ったの?
これらのことが虚偽になるの?
虚偽とする根拠は?
そもそもこんなことで起訴されたこと自体がおかしい!
民主党執行部の諸君!「裁判ごっこ」はやめたほうがいいヨ!(後で恥をかくことになるよ!)
etc

分析
①について・・・返済した分に関しては?何も書かれていない。この4億円を不記載と認定した場合、認定して帳簿に計上すると帳簿残高が4億円増えることになる。(帳簿と実際の現金有高が合わなくなってしまう。)確か後年の返済分に関しては第一検察審査会で「不起訴不当」議決で不起訴処分が出ていたように記憶している。返済分に関しても記述しないと辻褄が合わなくなるような気がするのだが・・・?返済分の処理をどう扱うかが焦点になるのではないか・・・。間違っても虚偽記載とはいえない。
(この4億円は実際には政治資金収支報告書に小沢一郎個人からの借入金として記載されている。)

資金の出所に関しては、なんら問題としていないので裁判の焦点にはならない。

②③について・・・②③は関連している。仮登記の時点で資産計上すべきなのか、それとも本登記の時点で資産計上すべきなのかの判断の問題である。(どちらでもOKのはずである。)
本登記の時点で資産計上処理をしたということであれば16年の支払い分は仮払金処理をしたということであり、なんら問題ないように思うのだが・・・?
そもそも政治資金規正法違反に問われているわけであるからして、判断の元になる政治資金規正法に「土地を取得した場合は仮登記の時点で計上しなさい。」という条文がなければ法律違反と言えないのではないのだろうか?
②③に関しては記載漏れではない。あくまで資産の計上時期とそれに伴う経理処理(報告書への記載処理)の妥当性を問う問題であり、政治資金規正法違反という刑事事件として扱う事案とは違う次元の問題のはずだ。
よって、政治資金規正法違反ではない。
であるからして「総務省に電話で問い合わせて聞けば済む」というレベルの話である。

以上、これらの起訴内容は、「政治資金規正法違反」という法律違反(刑事事件)の問題とは違う次元での「計上の時期と経理処理(報告書への記載処理)の妥当性」を問う案件であり、裁判で争うような問題ではない。であるから虚偽記載もありえない。

この事件のような不動産の本登記が契約時から数ヶ月先にずれることは実社会ではよく起こるる事でこれにより罪に問われることはない。同様に資産の計上に関しても本登記時まで仮払金勘定として処理し本登記成立後に資産勘定に振替るという経理処理も実社会では普通に行われていることであり、これで罪に問われることはない。では、これらの処理が「政治資金規正法という法律」においてのみ虚偽記載の根拠となり得るのか。
とてもなりえるとは考えられない。
数字上からも
4億円の借入金-4億円の借入金返済=0
3億5261万6788円の過小分-3億5261万6788円の過大分=0
暦年で通算すれば何も問題になる点はないはずだ。

不思議な事件である。
法律の専門家はこれが刑事事件であると自信を持って言えるのであろうか?
専門家の意見を聞いてみたいものである。
むしろ「虚偽報道罪」でマスコミを訴えたいと思っているのは私だけであろうか。
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