2011年2月8日火曜日

菅内閣の支持率は10%以下?・・・愛知県知事選・名古屋市長選を議員数から分析する。

昨日も書いたように愛知県は「民主王国」と呼ばれるほど民主党が強い県である。
国会議員の内訳を見ればより一層その強さがわかる。

衆議院小選挙区定数15            民主党議員15人(全員民主党の議員)

衆議院比例代表東海ブロック定数21 民主党議員12人
参議院議員定数6             民主党議員 4人  
衆議院小選挙区定数+参議院議員定数=21   民主党議員19人(90%)

衆議院議員(小選挙区)と参議院議員に限って見れば、なんと90%が民主党議員なのである。

今回の選挙で名古屋は特殊だという声が多いが、私はそうは思わない。
むしろ、民主党が強い地域で且つ民主党支持層の中の批判票の受け皿となりうる河村氏が出馬したことで、より鮮明に菅内閣への支持率が浮かびあがったように思う。
名古屋市という本来民主党が強いといわれる都市部の選挙であったことも考慮する必要がある。

衆議院議員の比例代表も含めれば20人以上の国会議員がおり、それぞれの後援会組織もある。
又、連合愛知をはじめとする強い支持基盤も持ちながら、民主支持層からの得票率が15%を切ったことの意味するものは・・・。

これだけ民主党が強い愛知でさえ民主支持層からの得票率が15%を切ったということは他の地域は推して知るべしである。

無党派層からの支持も期待できない菅内閣への実質の支持率は10%を切ったと言ってもあながち間違いではないように思える。
それほど、民主党支持層からの菅内閣&民主党執行部への批判が強いことを表している。
自民党への支持が増えたわけではない。他の野党への支持が増えたわけではない。
民主党に期待した人たちの行き場がなくなり、そこに受け皿となりうる政治家または政党が出現した場合、一気にそこに支持が流れる現象がおきる可能性を示唆している。
他の野党においても同様なことが言える。
国民の政治に対する期待への受け皿となりえる政党であるかどうかが問われているのである。
残念ながら、今の国会審議を見ている限りにおいては自民党はその期待に答えられない。
明確なビジョンが感じられないことがその最大の要因だ。

------------------------------------------------------------------------------------

余談:石川議員の弁護人請求証拠について
弁護側が公判終了後に配布した資料は、下記リンクからダウンロードできる。
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/the_journal110127.pdf 

ダウンロードして読んだが思わず笑ってしまった。
担当の検察官が自ら検察側の立証要件を崩す説明をしてくれている。
「脅し、恫喝、誘導」全ての要素を含んだ聴取内容であり、どのようにして検察の聴取が行われるのかが手に取るようにわかる。
まるでドラマを見ているかのようである。
細かいことは、江川詔子さん達がコメントしてくれると思うので述べないが、西松建設事件及び陸山会事件が検察特捜部の「でっち上げ事件」であったことはほぼ間違いないようだ。
検察側の取調べ検事の犯罪を尋問する公判になりそうな予感さえする。

小沢さんの裁判はやる必要がないのではないかとさえ考える今日この頃である。
検察審査会の「起訴相当」議決の根拠となる秘書の供述の信用性は、ほぼ崩れたとみて間違いない。
検察審査会の出鱈目ぶりも森議員の努力であと少しで明らかになりそうだ。
後は、政治介入があったかどうかまで追求できるかどうかが大きな注目点になりそうだ。

0 件のコメント:

Template Design: © 2007 Envy Inc.