2011年2月15日火曜日

前原氏が首相になる確率は?(2)・・・民主党が与党でいられる確率も考える必要があります。

東京も雪が降ったようだ。
昨日は小沢さんの処分問題で騒がしかったようだが、小沢さんは「蚊に刺された程度」にしか捉えていないだろう。
今、民主党(自民党などの野党も含む)に求められているのは、いかにして国民の政治への信頼を取り戻し、閉塞した社会状況を明るいものにしていくかである。

今の日本を、車にたとえるならば
大型車(日本)のエンジン(行政組織)が旧型のレシプロエンジンで燃費(予算効率)も悪く、ドライバー(内閣)の運転も下手で、横道にそれたり、ギアを入れ間違えてバックしたりと右往左往している状態である。
荷物を積みすぎているため、坂道になると極端にスピードが落ち、場合によってはエンストしてしまう。(行政の無駄)
目的地をカーナビ(マニュフェスト)に登録したはずなのに、知らないうちにドライバー(菅首相を含む一部の議員)が行き先を変えてしまったため同乗者(民主党員)が混乱している状態にある。

ではどうしたらいいのだろう。
①車を買い換える。(大型車(大きな政府)にするのか中型車(中間)にするのかそれとも軽自動車(小さな政府)にするのか?)
②エンジンを新型に積み替える。(レシプロエンジン⇒ロータリーエンジンorハイブリッドエンジンor次世代電気自動車用モーターetc)当然、部品(行政システム)も取替えや修繕が必要になる。(馬力、燃費効率、積載量も考慮)
③A級ライセンス(小沢さんのような政治家)を持ったドライバーに変える。(とりあえずはこれが一番、早い方法)
④積んでいる荷物を整理し、すぐに必要でない荷物は降ろし其の中の使えない荷物は廃棄処分する。
あちらこちらに配達する手間を省くため、宅急便(地方自治体)で送れる荷物も降ろす。
⑤タイヤなどの部品もエンジンに合わせたものに取替え、部品の一部はモジュール化し生産効率を高める。

これを一度に行うことは大変なので目標を決め計画的にスケジュールを組んで進めていく。
簡単にいうならば、今の日本は、旧型の燃費の悪い大型車にたとえられる。
イノベーションの変化(多方面での構造改革も含む)に乗り遅れている。
燃費の悪い旧型のレシプロエンジンで走っているうえに、すぐに必要でない重い荷物を沢山積んでいることで、より燃費効率を悪くし、車本体にも過大な負担が掛かっている。

これらのことを改善し、安全にに且つ快適にドライブできるようにするのが政治家の本来の役割であるはずだ。

では、前原氏にそれができるであろうか?
答えはNoである。
①まず、性格が暗そう・・・。(小沢さんは見た目と違い結構明るい性格だ。)
②口先だけで、最初は威勢がいいが、いつも尻切れトンボ!(ケツが拭けない!自ら泥をかぶろうとしない!)
③人の批判はするが、自分から進んで物事をまとめようとする努力をしない。(この点は重要な要素)
④周りの人間も口は達者だが実務能力は低い。(今の内閣や党執行部を見れば一目瞭然)
⑤常に上から目線で人間的な温かみが感じられない。(人間的な魅力が感じられない。)
⑥アメリカ一辺倒の政治姿勢は他の諸国との関係に大きなマイナスとなる。(広い視野での外交姿勢が求められる。)
⑦積極的に党内の融和を図ろうとする努力をしないばかりか逆に党内抗争の火種を撒いている。(リーダーとしての資質の問題)
⑧政策通と思われているが、彼の口から政治理念や福祉政策や地域主権等についての政策を聞いたことがない。(しっかりした政治理念や信念を持っているのかよくわからない政治家である。)
⑨党務に関しての経験がほとんどない。(国会対策や選挙対策の実務がどれだけわかっているのか?)
⑩周りにイエスマンばかり揃えている。(自分に対する批判を素直に受け入れない性格)

挙げればきりがないが、一国のリーダーとしてこれほどふさわしくない人も珍しい。
彼が首相になりたいと思うのであれば今なすことは民主党が選挙で生き残り与党であり続けられる体制を構築することに汗をかくことである。(挙党体制の構築)
今の状況では、民主党の存続さえあやしい状況だ。(そうなれば首相の座につくことも夢物語となる。)

いくら首相を菅氏から前原氏に挿げ替えたとしても、現在の反小沢グループ、親小沢グループの対立が続く限り、内閣や党執行部のメンバーが大きく変わることはない。
内閣支持率や党の支持率が低迷している大きな原因が菅首相や内閣に対する不信感や党内をまとめきれない岡田幹事長や地方選挙で負け続けている選対幹部らの力不足にあることを素直に認めるべきだ。
党を運営する能力がないことが明白になった今となっては、小沢さんに協力を仰ぐのが、真っ当な人間の考えることだ。

首相が変わっても、内閣や党執行部の顔が一緒では、国民の支持は得られないだろう。
今、民主党に求められるのは、汗をかき党内融和に努力する議員の出現であり、党内民主主義の確立である。
現在は、一部の議員による独裁政権であることをよく理解する必要がある。

Twitter Button from twitbuttons.com

0 件のコメント:

Template Design: © 2007 Envy Inc.