「全て小沢一郎が悪い。全て小沢一郎の責任だ。」
ここまでくると怒る気にもなれない菅首相の発言。
菅首相は24日の衆院本会議で、民主党の2009年衆院選政権公約(マニフェスト)が子ども手当を将来月額2万6000円に引き上げると掲げたことについて、「小沢代表当時に聞いた時、一瞬ちょっとびっくりした」と答弁した。
月額2万6000円の支給は、財源の捻出が困難視されている。首相としては、小沢一郎元代表の代表時代に決まったことだと指摘することで、自らの関与は薄いと強調する狙いがあったようだ。これについて、自民党の谷垣総裁は24日の記者会見で、「『小沢さんが提案したものだから、責任を負わないぞ』と言っているように聞こえた。無責任極まる」と批判した。
反発したのは野党だけではない。民主党の小沢元代表に近い黒田雄衆院議員ら約20人は24日夜、都内で会合を開き、近く首相に抗議する。(読売新聞より抜粋)
谷垣氏の話の方が筋が通っている。
自民党は24日、11年度予算案の対案をまとめた。「バラマキ4K」と批判する子ども手当、農家の戸別所得補償、高校無償化、高速道路無料化の撤回(総額2・7兆円)などで予算規模を92・4兆円から89・3兆円に圧縮。国債発行を1・8兆円減額し、「財政健全化元年」をアピールした。25日の党総務会で決定し、衆院に組み替え動議を提出する。
菅直人首相は23日の党首討論で「私たちが『素晴らしい』と丸のみできるようなものを出してほしい」と谷垣禎一総裁を挑発したが、自民党案は民主党の目玉政策を否定し、対決姿勢を鮮明にした。(毎日JPより抜粋)
菅首相が『予算案の丸のみ』をすることが簡単に否定できないほど、グシャグシャになった菅政権・・・最早、民主党政権とは呼べない。
これ以上修正するならば予算案に反対する事の方が筋が通る。
マスコミや一部の学者、野党議員などが子供手当ては「子育て支援」なのか「景気対策」なのか、それとも「生活支援」なのか「目的がはっきりしないことに問題がある」かの様な発言をするが、自分達の言っていることの矛盾に気がついていないのだろうか。
私はこれを「縦割り症候群による一方向性思考病」と勝手に呼んでいる。
政策効果が多方面に及ぶことは、むしろ大歓迎されるべきことであり、予算が有効に活用されることを意味するのではないか。むしろ高く評価されるべきである。
有識者と呼ばれる人たちの多くが、官僚機構と同様に「縦割り思考」から脱しきれていない。
省庁ごとに「子育て支援」「景気対策」「低所得家計への生活支援」「地域活性化」「雇用対策」等を別々に行ってきたのが今までの日本の政治だ。
薬に例えれば「心臓病の薬」「更年期障害の薬」「糖尿病の薬」「高血圧の薬」などを別々に販売しているのに似ている。
これらの病気全てに効能がある薬を販売すれば、薬代は大幅に節約できる。開発費や販売経費も節約できる。
上記は極端な例だが「無駄を排除し財源を生み出す。」ということは、各省庁がバラバラに行っていた類似の事業を集約し事業の効率化と簡略化を推し進めることで事業の政策効果を高め且つ予算効率を高めることではないのだろうか。(其の過程で必要の無いものは廃止していく。)
そのためには、事業効果が広範な範囲に及ぶ事業に関しては「国家戦略局」のような省庁の枠を超えた新たな組織で行うことが必要になる。
それが、民主党の政治改革の肝になる部分ではなかったのか。
「国民の生活が第一」という「党のアイデンティティー」を放棄し、日本丸の舵取りの元になる「マニュフェスト」という羅針盤を廃棄しようとしている菅政権と「それらを大切にすべきだ」と訴える16人の会派を離脱した議員や松木議員のどちらの言っていることに「義」があるかは、明らかだ。
政治・経済のニュースに対する感想を徒然なるままブログに書いています。
2011年2月25日金曜日
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2 件のコメント:
日本=リビアの証明 (ぶっちぎれた通りがけ)
2011-02-25 11:50:36
菅駄非違首相の国民への無差別攻撃は今日も続く。
>>http://blog.shimabito.net/
>>【緊急報告】中国電力の強引な工事でけが人が出ました【抗議のお願い】
・・・23日の夕方、中電側が作業を強行しようとした際に69歳の島の女性と(祝島島民から見れば)若い男性の2名が倒れたところに警備員にのしかかられるなどして救急車で運ばれる事態がおきてしまいました。
男性は陸上から救急車で運ばれましたが、女性は緊急搬送の必要があり、予定地田ノ浦の浜から島の船で近くの港まで運ばれ、そこから救急車で搬送されました。
島の女性は20年以上にわたってびわ茶など島の特産品の生産などを通じて原発のお金に頼らない島作りなどをしている人で、町外の人たちに島の物産を届けるとともに、島の抱えている原発問題や、それに対する島民の思いも伝えるなどしてきていた人です。
また若い男性のほうは愛媛県から来ており、伊方原発ができた後の海を知っているため上関原発建設予定地周辺の美しい海を壊すことには以前から反対されていて、この埋め立て工事の強行を知っていても立ってもいられなくなって現地の来られた方とのことです。
怪我をした二人ですが、男性のほうは明日詳しく診療されるとのことです。
本人の話では浜へ杭を打とうとする作業に抗議する際に警備員と揉み合いになり、倒れたときに右わき腹から腰の辺りをひざで押さえられてしまい、周囲にいた警察に「危ないから出なさい」と手を引っ張られたが抜けることができず、しばらくそのままの状態でいたとのことです。
(なお「内臓破裂」といった情報も流れているようですが、そこまでひどい状況ではなさそうです)
また島の女性のほうは、今日は入院しています。
こちらも杭打ちの作業をしないよう作業員に訴えようとして、周囲を囲む警備員に遮られ、揉みくちゃにされる中で倒れてしまい、そこに警備員が数名(目撃者によって1~3人の幅があります)が倒れこんで上にのしかかる形になったそうです。
受け答えができる程度までは回復していますが、搬送中の記憶もなく、血圧が一気に下がったりしたそうです。
おそらくかなり胸を圧迫されたのだろうとのことで、肉体的にも精神的にもショックは大きそうです。・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この作業員と警察官と警備員には全員に(業務上過失ありorなしの)暴行傷害罪が認められるな。直ちに告発せよ!
地球上のすべての原発周辺地域において血液内臓悪性腫瘍の有病率発症率が異常に高いことは全世界周知の事実である。
原発所在地が内陸であっても沿岸部であっても水が存在する以上環境条件は同等なので結果も全く同じである。
その原因はひとえに食物連鎖における微量放射性核物質の生物学的濃縮にある。
地球の食物連鎖の頂点に立つ人間がこの生物学的濃縮の悪影響の被害を他のすべての生物よりも最大に受けることは、太陽が毎日東から昇ると同じく地球自明の理である。
海はすべての生命の母である。海の中では陸上にくらべはるかにダイナミックな新陳代謝が早いターンオーバーで起こっている。人間のメタボリズムにたとえれば新生児の活発な細胞分裂のようなものであるが、現実にはそれとは比較にならない想像を超えた大きなレベルで海のメタボリズムが地球のすべての生命を養っているのである。これが母なる海である。すべての里海は世界中につながる地球でただひとつの海である。
戦後日本の里海は鉱工業技術の飛躍的発展に伴う高度の人為汚染にさらされ続けてきた。水俣病イタイイタイ病PCBダイオキシン公害等枚挙に暇が無い。八郎潟埋め立てや中海干拓事業、諫早湾の堤防閉め切りなどの「公共事業」によっても海のメタボリズムはかく乱されてきた。しかし海の大きな自然治癒力で海自身がそれらを克服しつつある。
しかし核物質汚染だけは克服できない。人為汚染としては地球上のすべての生物に対する虐殺犯罪である。
瀬戸内海は伊方原発によってすでに死にかけている。上関原発によって死命を制せられるであろうことはもはや疑う余地が無い。
これが正しい真実の環境アセスメントである。
上関原発はまず広島湾の漁業全体を生物学的濃縮によって核物質汚染するであろう。当然広島湾沿岸地域の悪性腫瘍有病率は上昇する。しかし広島の被爆地という特殊事情がもたらす戦後つづく放射線被曝関連疾患有病率の高さにマスクされて、上関原発による海洋生物汚染の影響は正確に評価できないであろう。
広島県知事および広島県水産漁業関係者は中国電力および山口県庁に対して直ちに緊急の立ち入り国政調査を国会に要求するべきである。
http://sacredplaces.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-b701.html#comments
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