イヤハヤ、民主党は不思議な政党だ。
少し前に国会で野田首相を信任したばかりなのに代表選で対抗馬を出して引きずり降ろそうとしている議員達がいる。
どこか矛盾してないか?
と言いたくなる。
そうなら信任するなよ!
と思いたくなる。
自民党も不思議な党だ。
少し前に「内閣不信任案」と「問責決議案」を総裁一任にし、「近いうちに解散」と約束させたのに、谷垣総裁を総裁選に出馬させないように追い込んでいる。(確かに詰めが甘いが・・・)
総裁に一任するなよ!
と言いたくなる。
どちらの党も政党として体を成さなくなっている。
つまり、どちらの党も党自体が一体化していない。政府と党、あるいは党と執行部が一体化していない。
ことごとく「一任」という形で決着を図りたがる点では、よく似ている。
公明党や「みんなの党」においても、党内がガタガタしている。
このように、既存政党の大半が党内をまとめきれない状況に追い込まれている。
政党同士による政界再編どころの騒ぎでは無くなりつつある。
では、既存政党がこんな状況に追い込まれた原因はどこにあるのだろう。
「国民の政治に対する期待」に答えられない。答えようとしない。
その結果、政治が信頼感を失った。
そして、その過程で「国民の期待にこたえようとする議員」と「そうでない議員」との間で乖離ができてしまった。それが同じ党の中で起こりはじめた。
全てがそうであるとは思わない。
それは個々の議員の資質や信念にもよるが、政治が「国民の思い」から大きく乖離し始めていることが最大の原因だろう。
そうして、そうなった原因はマスコミにも大きな責任がある。そして、もちろん官僚にもある。
正確な情報の提供。第三者的な視点での公正な報道。自分たちに都合のいいように編集された報道。これらの弊害が政治の劣化にも繋がっている。
「何が正しくて何が間違っているのか」という根本的な視点からの報道ができないマスコミは、最早、害でしかない。
そして、そのマスコミに振り回される政府や政党が劣化するのは当然のことなのかも知れない。
「風船のような政治」と呼べるような中身の無い政治には飽き飽きしてきた。
そろそろ、見ごたえのある政治を見せてもらいたいものだ。(余り期待はしていないが・・・)
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