非正規労働者の３０代男性、未婚７５％・・・これこそ最重要政治課題だ！

たまに夢に結婚できなくて焦っている自分が出てくる時がある。モテルタイプではない自分を自覚しているので、その劣等感がどこかに潜在的にあるのだろう。
そして目が覚めて、結婚して子供がいる現在の生活を確認することでホットする自分がいる。

下記の記事は、分析が浅い。
この問題は少子高齢化や社会保障問題と深く結びついている。最重要政治課題だと考えるのは私だけであろうか？
そしてこの問題は離婚問題とも密接に結びついている。非正規労働者と結婚したが生活が苦しく将来に対する不安から離婚する夫婦も増えている。
下記の数値からも分かるように、男性の非正規労働者の増加と女性の正規労働者の未婚率の増加には、明らかに相関関係がある。
『人生、「愛」だけでは生きられない。』ということか・・・。（さびしい世の中になったものだ・・・）
誰も好きこのんで非正規労働を選んでいるわけではない。個人の責任とは違うレベルのところでの問題であるところに、この問題の根深さと深刻さがある。
これは社会問題であり、政治の問題でもある。
このような問題が選挙で焦点にならなければおかしい。この問題を解決しなければ、「少子高齢化」や「社会保障の問題」を解決することは不可能だろう。（とは言うものの難しい問題ではある・・・）

厚労省調査:非正規労働者の３０代男性、未婚７５％
毎日新聞　2012年08月30日　23時03分（最終更新　08月31日　01時41分）

３０代男性の非正規労働者の７５．６％が未婚で、正規労働者（３０．７％）と２．５倍もの差のあることが厚生労働省が３０日公表した調査結果（１０年実施）で分かった。０４年実施の前回の４５．５％から６年で３０ポイントも増加した。非正規労働者の経済的な不安定と、未婚化の進行が強く結びついている現状が明らかになった。

男性非正規労働者の急激な未婚・晩婚化は４０代でも進んでおり、前回の２５．３％から４５．７％と半分近くに達している。正規労働者は３０代で３０．７％と５ポイント程度上昇したが、４０代は前回並みの１５．１％。一方、女性は正規の方が未婚割合が高く、３０代は前回並みの４６．５％、４０代は９ポイント近く上昇して２２．３％だった。こちらは女性が働きながら結婚・子育てをする環境がなお十分ではない状況が反映している。

こういう問題が語られる時、個人の問題に転嫁される場合が多々ある。しかし、個人だけではどうにもできない問題があることも知るべきだ。
ご主人の収入が少なければ、奥さんも働かざるを得ない。何も全ての女性が「結婚しても働きたい」と考えているわけではない。家庭の事情で働かざるを得ない状況に追い込まれる場合も多々あるはずだ。
これからの日本を考えた場合、最優先課題は人口問題だ。税金を払う人口が減れば国の歳入が減るのは確実だ。根本の問題から目をそむけていては、何も解決できない。
「当たり前に結婚できる社会」で無くなりつつあることを認識すべきだ。
何事においても「当たり前」で無くなりつつあるのが今の日本ではなかろうか・・・。