ブログを週に5本書き続けるのは、結構大変だ。
最近、ブログを書きたくなるようなネタがなくてマンネリ化してしまった。
私自身の政治に対する興味が薄くなりつつあるのかもしれない。
3文芝居のような見え透いた、嘘に固められた政治を見ていると嫌気が差してくる。
多くの国民の方達も私と同じような気持ちを、お持ちでないかと推測する。
さてさて「みんなの党」はどうするのだろう。「大阪維新の会」に吸収されてしまうのか?それとも消滅してしまうのか?あるいは、小沢さんたちと連携して選挙協力を結ぶ道を選ぶのか?
最終的には小沢さんたちと連携する道しか残されていないような気がする。
決断するのは「みんなの党の議員達」だが、生き残る道は限られているような気がする。
今後の関心は民主党の代表選と自民党の総裁選に移るが、盛り上がりに欠ける。
唯一の見どころは、民主党の代表選後、どれだけの議員が離党するかであろう。
野田首相は「消費税増税賛成」「原発再稼働推進」「TPP推進」を多少表現を変えてでも代表選の公約にせざるを得ない。一方の対立候補側からは正反対の 「消費税増税反対」「脱原発」「TPP反対」を掲げる候補者が出てくることは間違いない。もし野田首相が代表に選出されれば、否が応でも「消費税増税賛成」「原発再稼働推進」「TPP推進」を認めることになる。
この時点で、どれだけの議員が離党するのか?
少なくとも20人から30人の議員が離党するのではないかと思われる。(情けない議員が多いので何ともいえないが・・・)
そうなれば、民主党は衆議院においては過半数割れ、参議院においても第一党の座を明け渡すことになる。この時点で民主党は身動きが取れなくなり「特例公債法」の成立と引き換えに解散せざるを得ない。
というのが大方の政治記者や政治ジャーナリスト、そして自民党・公明党の予想だろう。
ただ、個人的な気持ちとしては、もうすこし解散を引きのばし
「特例公債法」を成立させない状況を継続してほしいという気持ちがある。どこまで赤字国債を発行しないで予算を執行できるのか?
財務省が、自分たちの給料を確保するために埋蔵金を掘り出してくるのを見てみたいという気持ちがある。
これが埋蔵金を掘り出す一番簡単な方法に思えてならない今日この頃である。
政治・経済のニュースに対する感想を徒然なるままブログに書いています。
2012年8月31日金曜日
2012年8月30日木曜日
大阪維新は本当に人気があるの?・・・橋下氏は出馬するのか?
「大阪維新の会」が政党化を目指し、来る衆議院選挙に300名立候補させるというニュースが流れているが、かなり難しいと思っている。
というか、人気は下降線を描いており今後、上昇していくことはないと思う。
そもそも、打ち出す政策が思いつきで人気取りにしか思えない。タレントの発想に近いと思うのは私だけだろうか。
例えば衆議院議員の定数を半減し240にする話においても、その根拠を明らかにしていない。またその詳細についても明らかでない。比例代表はどうするのか?区割りはどうするのか?
それらについても同時に説明しなければ責任ある政党とは呼べないだろう。また、これに賛同するような国会議員がいたとしたら、見識を疑ったほうがいい。
そもそも、国政に進出し全国に候補者を立てるつもりなら、橋下大阪市長は、市長を辞任し自らが立候補しなければ責任を果たすことができないと考える。これは河村名古屋市長などにおいても言えることである。
地域政党として立ち上げたのなら全国に出ていくべきではない。その地域に密着した政治活動を続ける中において、地域の代表として国会に送り出すというのなら、まだ納得できる。
全国に候補者を立てるのなら、それは最早、地域政党ではない。
前にも書いたが「大阪維新の会」は都市型政党である。その点では「みんなの党」とよく似ている。当然、立候補者の選挙区は重複する。「みんなの党」が「大阪維新の会」と連携したいのは、そういう選挙事情もある。
「大阪維新の会」は、衆議院の小選挙区では近畿地方及び全国の政令指定都市及びその周辺に絞り込んで立候補者を擁立するつもりのようだ。この点においては、よく自分たちの党の性質を理解しているようだ。逆に言えば地方では、受け入れられにくい政策が多いということを意味している。
では、「 近畿地方及び全国の政令指定都市及びその周辺 」の小選挙区に立候補者を立てた場合、影響を受ける既存政党はどこだろう。現状からいえば、大きな影響を受けるのは民主党、自民党、みんなの党の3党だろう。この中でも一番影響が大きいのが「みんなの党」と「民主党」だろう。公明党にとってはプラス面もある。つまり票が割れる中で組織票がある公明党が有利になるという見方である。
もうひとつの視点が、他の新党への影響である。つまり「国民の生活が第一」などの票を食うのではないかという見方である。
ただ、ここで冷静に見なければならないのは、近畿地方以外の政令指定都市においても橋下人気が通用するのかという点である。これについては橋下氏も自信がないように思われる。慌てて知名度のある候補者を探し始めているようだ。そして近畿地方においても以前のような人気はない。
これらの点を考慮する必要がある。
小選挙区に候補者が乱立した場合、ポイントになる点がいくつかある。「死票をどう生かすか」という点と「組織票をどれだけ固められるか」そして「浮動票の行方」である。
「死票をどう生かすか」については、極論を言えば、できるだけ多くの政党が「選挙連合」を組むことである。そして、このことは、民主党や自民党の組織票を切り崩す大きな手段にもなりうる。
「浮動票の行方」とは、すなわち支持政党なし層の投票行動とも言い換えられるが、この層の半分近くは既存政党の支持から離れた人たちである。選挙意識や政治に関心の高い人たちでもある。この人たちは「大阪維新の会」についても醒めた目で見ている。これらの点も考慮すると「大阪維新の会」が楽な選挙を戦えるようには思えないのだが・・・。
近畿地方及び全国の政令指定都市及びその周辺から選出されている既存政党の国会議員は気が気ではないだろう。
しかし、「大阪維新の会」の前途が洋々なのかと問われれば、必ずしもそうとは言い切れず、且つ未知数な部分も多い。
既存政党を飛び出し「大阪維新の会」に飛び込む国会議員が、それほど多くいるとも考えにくいのが現状だ。
どちらにしても、これから政界は選挙一色になるだろう。レベルの高い政策論争を期待したいものだ。(多分無理だと思うが・・・)
というか、人気は下降線を描いており今後、上昇していくことはないと思う。
そもそも、打ち出す政策が思いつきで人気取りにしか思えない。タレントの発想に近いと思うのは私だけだろうか。
例えば衆議院議員の定数を半減し240にする話においても、その根拠を明らかにしていない。またその詳細についても明らかでない。比例代表はどうするのか?区割りはどうするのか?
それらについても同時に説明しなければ責任ある政党とは呼べないだろう。また、これに賛同するような国会議員がいたとしたら、見識を疑ったほうがいい。
そもそも、国政に進出し全国に候補者を立てるつもりなら、橋下大阪市長は、市長を辞任し自らが立候補しなければ責任を果たすことができないと考える。これは河村名古屋市長などにおいても言えることである。
地域政党として立ち上げたのなら全国に出ていくべきではない。その地域に密着した政治活動を続ける中において、地域の代表として国会に送り出すというのなら、まだ納得できる。
全国に候補者を立てるのなら、それは最早、地域政党ではない。
前にも書いたが「大阪維新の会」は都市型政党である。その点では「みんなの党」とよく似ている。当然、立候補者の選挙区は重複する。「みんなの党」が「大阪維新の会」と連携したいのは、そういう選挙事情もある。
「大阪維新の会」は、衆議院の小選挙区では近畿地方及び全国の政令指定都市及びその周辺に絞り込んで立候補者を擁立するつもりのようだ。この点においては、よく自分たちの党の性質を理解しているようだ。逆に言えば地方では、受け入れられにくい政策が多いということを意味している。
では、「 近畿地方及び全国の政令指定都市及びその周辺 」の小選挙区に立候補者を立てた場合、影響を受ける既存政党はどこだろう。現状からいえば、大きな影響を受けるのは民主党、自民党、みんなの党の3党だろう。この中でも一番影響が大きいのが「みんなの党」と「民主党」だろう。公明党にとってはプラス面もある。つまり票が割れる中で組織票がある公明党が有利になるという見方である。
もうひとつの視点が、他の新党への影響である。つまり「国民の生活が第一」などの票を食うのではないかという見方である。
ただ、ここで冷静に見なければならないのは、近畿地方以外の政令指定都市においても橋下人気が通用するのかという点である。これについては橋下氏も自信がないように思われる。慌てて知名度のある候補者を探し始めているようだ。そして近畿地方においても以前のような人気はない。
これらの点を考慮する必要がある。
小選挙区に候補者が乱立した場合、ポイントになる点がいくつかある。「死票をどう生かすか」という点と「組織票をどれだけ固められるか」そして「浮動票の行方」である。
「死票をどう生かすか」については、極論を言えば、できるだけ多くの政党が「選挙連合」を組むことである。そして、このことは、民主党や自民党の組織票を切り崩す大きな手段にもなりうる。
「浮動票の行方」とは、すなわち支持政党なし層の投票行動とも言い換えられるが、この層の半分近くは既存政党の支持から離れた人たちである。選挙意識や政治に関心の高い人たちでもある。この人たちは「大阪維新の会」についても醒めた目で見ている。これらの点も考慮すると「大阪維新の会」が楽な選挙を戦えるようには思えないのだが・・・。
近畿地方及び全国の政令指定都市及びその周辺から選出されている既存政党の国会議員は気が気ではないだろう。
しかし、「大阪維新の会」の前途が洋々なのかと問われれば、必ずしもそうとは言い切れず、且つ未知数な部分も多い。
既存政党を飛び出し「大阪維新の会」に飛び込む国会議員が、それほど多くいるとも考えにくいのが現状だ。
どちらにしても、これから政界は選挙一色になるだろう。レベルの高い政策論争を期待したいものだ。(多分無理だと思うが・・・)
2012年8月29日水曜日
近いうち解散は白紙?・・・自民党は騙された?
騙した方が悪いのか?騙される方が悪いのか?
3党合意はどうなるの?
と言いたくなってしまう。
しかし、冷静に考えてみればこうなることは予想されたことである。
一言でいえば「党首間の信頼がない3党合意は絵に描いた餅でしかない。」ということである。
菅政権以後の民主党の言動を見ていれば、簡単に約束を破るであろうことも予想できたことである。
「近いうちに解散」という餌に食いつく方も、おかしいが、最初から守るつもりもない言葉を吐く方も性質が悪い。
解散したくない民主党が成立する可能性もない「衆院選挙制度改革法案」を強引に衆議院で採決に持ち込むであろうことは、少し政局が読める人なら予想できたことである。「1票の格差是正が進まないことには憲法違反になる」ことを盾に継続審議に持ち込み、解散を先送りにしようと目論むであろうことは輿石幹事長の発言などからも予想できたことだ。
党首間の信頼もないのに財務省の目論みに乗せられ「3党合意」を結び、「近いうちに解散する」という支払期日が空白の手形をもらって納得した自民党の方が馬鹿だったのか?
野田政権が信用できない、信頼できないから内閣不信任案を出すわけで、騙されてから信用できないので内閣不信任案を提出するというのでは、自分たちの馬鹿さ加減を認めたようなものである。
問責決議案においても同様なことが言える。
民主党の前原誠司政調会長は28日の記者会見で、自民、公明両党が野田佳彦首相への問責決議案を提出したことについて「3党の党首会談(での合意)を破棄することになる。首相から引き出した『近いうち』(の衆院解散)は白紙に戻る」と述べ、自公両党の衆院解散の要求に応じる必要はないとの認識を示した。
また、前原氏は自民党が特例公債法案や衆院選挙制度改革法案の採決に反発していることにも「解散の日時を明確にするために議論すらせずに文句をつける。これ以上の党利党略はない」と批判した。
岡田克也副総理も同日の記者会見で「(民自公)3党で協力して少なくとも社会保障については(一緒に)やろうと確認した。理解不能だ」と批判。特例公債法案に自民党が協力しないことについて「毎回、(法案を)人質にとって『やれ首相の首を差し出せ。やれ解散をしろ』というのは極めて問題だ」と不快感をあらわにした。(朝日新聞から抜粋)
3党合意はどうなるの?
と言いたくなってしまう。
しかし、冷静に考えてみればこうなることは予想されたことである。
一言でいえば「党首間の信頼がない3党合意は絵に描いた餅でしかない。」ということである。
菅政権以後の民主党の言動を見ていれば、簡単に約束を破るであろうことも予想できたことである。
「近いうちに解散」という餌に食いつく方も、おかしいが、最初から守るつもりもない言葉を吐く方も性質が悪い。
解散したくない民主党が成立する可能性もない「衆院選挙制度改革法案」を強引に衆議院で採決に持ち込むであろうことは、少し政局が読める人なら予想できたことである。「1票の格差是正が進まないことには憲法違反になる」ことを盾に継続審議に持ち込み、解散を先送りにしようと目論むであろうことは輿石幹事長の発言などからも予想できたことだ。
党首間の信頼もないのに財務省の目論みに乗せられ「3党合意」を結び、「近いうちに解散する」という支払期日が空白の手形をもらって納得した自民党の方が馬鹿だったのか?
野田政権が信用できない、信頼できないから内閣不信任案を出すわけで、騙されてから信用できないので内閣不信任案を提出するというのでは、自分たちの馬鹿さ加減を認めたようなものである。
問責決議案においても同様なことが言える。
民主党の前原誠司政調会長は28日の記者会見で、自民、公明両党が野田佳彦首相への問責決議案を提出したことについて「3党の党首会談(での合意)を破棄することになる。首相から引き出した『近いうち』(の衆院解散)は白紙に戻る」と述べ、自公両党の衆院解散の要求に応じる必要はないとの認識を示した。
また、前原氏は自民党が特例公債法案や衆院選挙制度改革法案の採決に反発していることにも「解散の日時を明確にするために議論すらせずに文句をつける。これ以上の党利党略はない」と批判した。
岡田克也副総理も同日の記者会見で「(民自公)3党で協力して少なくとも社会保障については(一緒に)やろうと確認した。理解不能だ」と批判。特例公債法案に自民党が協力しないことについて「毎回、(法案を)人質にとって『やれ首相の首を差し出せ。やれ解散をしろ』というのは極めて問題だ」と不快感をあらわにした。(朝日新聞から抜粋)
しかし、民主党も性質が悪い。少なくても1国の首相と野党第1党の党首との約束を簡単に反故にしようとする神経が考えられない。相手に対し「これ以上の党利党略はない」と言っているが、一番、党利党略で物事を進めようとしているのが民主党だから、笑い話にもならない。
ということで、すきなようにやってください。こんなレベルの低い言い合いをしていたら、外国からも笑われることでしょう。嘘を平気で突くような首相や政権とは、まともに付き合おうと思わないでしょう。
「民信無くば立たず」・・・ 《「論語」顔淵から》社会は政治への信頼なくして成り立つものではない。孔子が、政治をおこなう上で大切なものとして軍備・食生活・民衆の信頼の三つを挙げ、中でも重要なのが信頼であると説いたことから。
野田首相と自民党の谷垣総裁、公明党の山口代表に論語を読まれることをお薦めしたいと思う今日この頃である。
ということで、すきなようにやってください。こんなレベルの低い言い合いをしていたら、外国からも笑われることでしょう。嘘を平気で突くような首相や政権とは、まともに付き合おうと思わないでしょう。
「民信無くば立たず」・・・ 《「論語」顔淵から》社会は政治への信頼なくして成り立つものではない。孔子が、政治をおこなう上で大切なものとして軍備・食生活・民衆の信頼の三つを挙げ、中でも重要なのが信頼であると説いたことから。
野田首相と自民党の谷垣総裁、公明党の山口代表に論語を読まれることをお薦めしたいと思う今日この頃である。
2012年8月28日火曜日
「檻から放たれた小沢一郎」・・・誤算に慌てる民主・自民・公明
民主党という檻から放たれた小沢一郎の動きに、「こんなはずでは・・・」と思っているのが民主・自民・公明の幹部達だろう。
「小沢一郎を党から追放しろ」と声高に叫んでいた自民党の幹部も「民主党内に居た方が良かった」と思い直しているに違いない。
自民・公明は、選挙戦略の見直しを迫られている。
民主VS自民・公明という対立構図なら選挙で大勝する可能性が高かったはずであったが、「国民の生活が第一」が他の政党と選挙協力を結び全選挙区に対立候補を擁立した場合、民主党ばかりでなく自民党も大きな影響を受ける。自党の支持層から票が流出するばかりか、無党派層からの票の取り込みが難しくなるからだ。票読みが非常に難しくなる。(というか、殆ど読めない。)
昨日も書いたが、自民・公明は本来なら他の野党が共同提出した内閣不信任案に話合いで修正してでも賛成すべきであった。
「国民に大きな負担(大増税)を強いる政策を決める場合には、選挙で国民の審判を仰ぐ」という当たり前の原則を貫きとおすことが政党としての矜持だろう。その上で、堂々と解散を求め、増税を主張し、増税の是非を国民に仰ぐのが政党としての筋だろう。
今の自民党はすべからず最終的には谷垣総裁に一任という形をとる。民主党も同様で最終的には前原政調会長に一任という形をとる。
どちらの政党も国民から負託を受けた個々の国会議員の声を無視する形で物事を進めている。
このような政策決定プロセスが当たり前のように行われている現在の政治状況に対する危機感が政治家に欠如していると言わざるを得ない。
この形だと国会議員は、殆ど必要ないということである。極論を言えば、党の代表と総裁がいれば、物事が進んでいくということである。彼らの判断しだいで、政治がどのようにでも進められるということである。もちろん、これは極論だが、現状が本来あるべき姿になっていないということを言いたい。
さて、来るべき次期総選挙だが、勝敗の行方も重要だが、あえてもう一点挙げれば「国民に政策の選択肢を与える」という小沢さんが言っていることの重要さを国民が再認識することだと思う。
民主・自民・公明の3党だけでは政策の選択肢が無いに等しい。この現状を変えるためには、新たな選択肢を提示できる政党が必要になる。
そして、新たな政策の選択肢は、できる限り全ての国民に与えられなければならない。
政策を競い合える。そして国民に政策の選択肢を与えられる真の2大政党制を築くためには、どの政党に、どの候補者に投票すべきか?
こういう視点から候補者や政党を選ぶのも一つの選択肢かもしれない。
「小沢一郎を党から追放しろ」と声高に叫んでいた自民党の幹部も「民主党内に居た方が良かった」と思い直しているに違いない。
自民・公明は、選挙戦略の見直しを迫られている。
民主VS自民・公明という対立構図なら選挙で大勝する可能性が高かったはずであったが、「国民の生活が第一」が他の政党と選挙協力を結び全選挙区に対立候補を擁立した場合、民主党ばかりでなく自民党も大きな影響を受ける。自党の支持層から票が流出するばかりか、無党派層からの票の取り込みが難しくなるからだ。票読みが非常に難しくなる。(というか、殆ど読めない。)
昨日も書いたが、自民・公明は本来なら他の野党が共同提出した内閣不信任案に話合いで修正してでも賛成すべきであった。
「国民に大きな負担(大増税)を強いる政策を決める場合には、選挙で国民の審判を仰ぐ」という当たり前の原則を貫きとおすことが政党としての矜持だろう。その上で、堂々と解散を求め、増税を主張し、増税の是非を国民に仰ぐのが政党としての筋だろう。
今の自民党はすべからず最終的には谷垣総裁に一任という形をとる。民主党も同様で最終的には前原政調会長に一任という形をとる。
どちらの政党も国民から負託を受けた個々の国会議員の声を無視する形で物事を進めている。
このような政策決定プロセスが当たり前のように行われている現在の政治状況に対する危機感が政治家に欠如していると言わざるを得ない。
この形だと国会議員は、殆ど必要ないということである。極論を言えば、党の代表と総裁がいれば、物事が進んでいくということである。彼らの判断しだいで、政治がどのようにでも進められるということである。もちろん、これは極論だが、現状が本来あるべき姿になっていないということを言いたい。
さて、来るべき次期総選挙だが、勝敗の行方も重要だが、あえてもう一点挙げれば「国民に政策の選択肢を与える」という小沢さんが言っていることの重要さを国民が再認識することだと思う。
民主・自民・公明の3党だけでは政策の選択肢が無いに等しい。この現状を変えるためには、新たな選択肢を提示できる政党が必要になる。
そして、新たな政策の選択肢は、できる限り全ての国民に与えられなければならない。
政策を競い合える。そして国民に政策の選択肢を与えられる真の2大政党制を築くためには、どの政党に、どの候補者に投票すべきか?
こういう視点から候補者や政党を選ぶのも一つの選択肢かもしれない。
2012年8月27日月曜日
自民党の支離滅裂さを笑う・・・問責決議案を提出?
確か野党7党が参議院に共同提出した問責決議案は、審議されないままだったように記憶している。他の野党が提出した問責決議案は審議しないで、自分たちが出した問責決議案には賛成してくれという論理は、いかが応にも筋がおかしい。
自民党の本気度が疑われる。というか支離滅裂である。
今の自民党や公明党は、言っていることと遣ろうとしているが矛盾だらけだ。
3党合意を本気で実現させるつもりなら、解散を要求すること自体がおかしい。
本気で解散を目指すなら、内閣不信任案に賛成すべきだった。問責を出すなら消費税増税法案の採決前に出さなければ辻褄が合わない。
本気で解散を迫っているのかと疑いたくなる対応だ。
民主党や自民党の代表選や総裁選が9月に予定されているにも関わらず、対抗馬の名前が挙がってこない。これも不思議な話で、これだけ両党の政党支持率が低迷しているにも関わらず、少しも話題にならないし、盛り上がらない現状は、異常ともいえる。
問題になっている竹島問題も、一番の解決策は李明博大統領と野田首相が変わることだ。そうでない限り解決の糸口は見いだせないだろう。
中国でも尖閣諸島の問題をめぐり国民の間で日本製品の不買運動が広がりつつあるそうだ。
これも、野田首相が退陣することが一番の解決策だろう。(誰が次期首相になるかという問題はあるが・・・)
これらの問題の根本は、トップ同士のコミュニケーションが取れない状況にあることである。
こんな状況で代表を変えないという選択肢は民主党に残されていないと思うのだが・・・。
解散が先送りされたとしても民主党の状況は悪くなるばかりだ。
参議院では、後、数人が離党すれば第一党の立場を失い議長も自民党に譲ることになる。衆議院においても、あと20人程度が離党すれば過半数を失い、何も決められない状況に陥る。
将棋で言えば、後一手で王手を懸けられる状況にある。
ただ、この将棋は誰と誰が指しているのかと問われれば、民主党と自民党ではない。
民主党・自民党・公明党VS小沢一郎
という対局である。
王を追い詰める為の駒を握っているのは小沢さんだ。
非常に分かりにく構図になっているが参議院で問責決議を可決するためには小沢さんの協力が不可欠だ。
衆議院で過半数割れに追い込む為の駒を握っているのも小沢さんだ。
それはイコール野田政権の命運を握っているということである。
そして、それはイコール公明党の存在感の低下を意味している。
つまり、解散の鍵を握っているのは自民党でも公明党でもなく小沢さんだ。
という風に分析しているのだが如何なものでしょう。
自民党の本気度が疑われる。というか支離滅裂である。
今の自民党や公明党は、言っていることと遣ろうとしているが矛盾だらけだ。
3党合意を本気で実現させるつもりなら、解散を要求すること自体がおかしい。
本気で解散を目指すなら、内閣不信任案に賛成すべきだった。問責を出すなら消費税増税法案の採決前に出さなければ辻褄が合わない。
本気で解散を迫っているのかと疑いたくなる対応だ。
民主党や自民党の代表選や総裁選が9月に予定されているにも関わらず、対抗馬の名前が挙がってこない。これも不思議な話で、これだけ両党の政党支持率が低迷しているにも関わらず、少しも話題にならないし、盛り上がらない現状は、異常ともいえる。
問題になっている竹島問題も、一番の解決策は李明博大統領と野田首相が変わることだ。そうでない限り解決の糸口は見いだせないだろう。
中国でも尖閣諸島の問題をめぐり国民の間で日本製品の不買運動が広がりつつあるそうだ。
これも、野田首相が退陣することが一番の解決策だろう。(誰が次期首相になるかという問題はあるが・・・)
これらの問題の根本は、トップ同士のコミュニケーションが取れない状況にあることである。
こんな状況で代表を変えないという選択肢は民主党に残されていないと思うのだが・・・。
解散が先送りされたとしても民主党の状況は悪くなるばかりだ。
参議院では、後、数人が離党すれば第一党の立場を失い議長も自民党に譲ることになる。衆議院においても、あと20人程度が離党すれば過半数を失い、何も決められない状況に陥る。
将棋で言えば、後一手で王手を懸けられる状況にある。
ただ、この将棋は誰と誰が指しているのかと問われれば、民主党と自民党ではない。
民主党・自民党・公明党VS小沢一郎
という対局である。
王を追い詰める為の駒を握っているのは小沢さんだ。
非常に分かりにく構図になっているが参議院で問責決議を可決するためには小沢さんの協力が不可欠だ。
衆議院で過半数割れに追い込む為の駒を握っているのも小沢さんだ。
それはイコール野田政権の命運を握っているということである。
そして、それはイコール公明党の存在感の低下を意味している。
つまり、解散の鍵を握っているのは自民党でも公明党でもなく小沢さんだ。
という風に分析しているのだが如何なものでしょう。
王道を行く・・・本物の面白さ
テレビBSプレミアムの時代劇『薄桜記』が面白い。
五味康祐の原作も面白いのだろうが脚本(ジェームス三木)が非常にいい。
時代劇とラブストリーの王道!を行っている。
とにかく台詞がいい。短い台詞でしっかり泣かせる。
涙線の弱い私は、目を真っ赤にして見ている。
先日の放送の中の主人公と元妻の会話
大きな桜の木の両脇に別れて会話・・・。
主人公の丹下:「千春(元妻)とも、これが最後だ。」「幸せを祈る。」
千春:「祈らないでください。」 主人公の丹下: 「さらばじゃ。」 千春: 「お達者で。」
千春:「何か私におっしゃることは?」
典膳「無い。話し出せば切りが無い。」
たったこれだけの台詞で二人の切ない心の内が表現されている。
最後の
千春:「何か私におっしゃることは?」
典膳「無い。話し出せば切りが無い。」
は、泣かせる。
私も一度は言ってみたい台詞だ。
しかし、このドラマはラブストリーとしても面白いが、時代劇としても王道を行っている。
主人公の生きざまや考え方は、一人の男としての生き方としても魅力的なものだ。
「儂は剣一筋に生きてきた。これからもそうするしかない。人に斬られて死ぬるか、人を斬って死罪になるか、先のことは分からぬが、そう長くは生きられまい。されば身辺を軽くして思い残すことのないようにしたい。」
という台詞には男としての覚悟が感じられる。自分の人生に対する潔さと切なさのようなものが感じられる。
さてさて、政治の世界でも、このような覚悟と潔さをもった政治家が居ることを期待したいのだが、殆ど見当たらないのが現状だ。(というか皆無に近い・・・)
自分の立場を守るのに汲々して、美辞麗句を並べ立てて国民に嘘をいう政治家がトップでは碌でも家臣ばかりがそろっていても不思議ではない。
いずれお家騒動が起きても不思議ではない。
悪家老や悪代官により国民の生活は追い込まれ、不当に高い年貢(税金)を取りたてられようとしているのに、それを諌める忠臣もいない。
まともな家臣は脱藩してしまい、残っているのは本当に碌でもない家来ばかりだ。
現在の政治家に足らないものとして挙げられるのは「人間としての魅力」と「政治家としての覚悟」だと思う。
これらが決定的に不足している。
いくら脚本家がよくても、主人公やヒロインに魅力が無くては面白さは半減してしまう。
このドラマを見ていて、ふと思ったのが、民主党において本当の忠臣は誰であったのか?
悪者扱いされマスコミからも不当な弾圧を受けてきた小沢さんこそが、真の意味での民主党における忠臣ではなかったのか?
その小沢さんが居なくなった民主党は、魅力がない抜け殻のような政党になってしまった。
小沢さんが居ることが民主党の魅力の一つであったことは疑いのない事実だろう。
逆な表現をすれば、「小沢一郎」という政治家は魅力のある主役を張れるだけの実力を持つ、且つ脚本を生かすことができる俳優に例えられる。
そして今の民主党には、まともな脚本を懸ける家臣もいないことまでも露呈してしまった。
自分の発言が導火線になっているにもかかわらず、未だに火消しもできない首相では、とても日本のかじ取りは無理である。
そして点けた火を更に煽っている家臣たちを見ていると、憂鬱な気分にさせられる。
お家断絶も近いと思われる今日この頃である。
五味康祐の原作も面白いのだろうが脚本(ジェームス三木)が非常にいい。
時代劇とラブストリーの王道!を行っている。
とにかく台詞がいい。短い台詞でしっかり泣かせる。
涙線の弱い私は、目を真っ赤にして見ている。
先日の放送の中の主人公と元妻の会話
大きな桜の木の両脇に別れて会話・・・。
主人公の丹下:「千春(元妻)とも、これが最後だ。」「幸せを祈る。」
千春:「祈らないでください。」 主人公の丹下: 「さらばじゃ。」 千春: 「お達者で。」
千春:「何か私におっしゃることは?」
典膳「無い。話し出せば切りが無い。」
たったこれだけの台詞で二人の切ない心の内が表現されている。
最後の
千春:「何か私におっしゃることは?」
典膳「無い。話し出せば切りが無い。」
は、泣かせる。
私も一度は言ってみたい台詞だ。
しかし、このドラマはラブストリーとしても面白いが、時代劇としても王道を行っている。
主人公の生きざまや考え方は、一人の男としての生き方としても魅力的なものだ。
「儂は剣一筋に生きてきた。これからもそうするしかない。人に斬られて死ぬるか、人を斬って死罪になるか、先のことは分からぬが、そう長くは生きられまい。されば身辺を軽くして思い残すことのないようにしたい。」
という台詞には男としての覚悟が感じられる。自分の人生に対する潔さと切なさのようなものが感じられる。
さてさて、政治の世界でも、このような覚悟と潔さをもった政治家が居ることを期待したいのだが、殆ど見当たらないのが現状だ。(というか皆無に近い・・・)
自分の立場を守るのに汲々して、美辞麗句を並べ立てて国民に嘘をいう政治家がトップでは碌でも家臣ばかりがそろっていても不思議ではない。
いずれお家騒動が起きても不思議ではない。
悪家老や悪代官により国民の生活は追い込まれ、不当に高い年貢(税金)を取りたてられようとしているのに、それを諌める忠臣もいない。
まともな家臣は脱藩してしまい、残っているのは本当に碌でもない家来ばかりだ。
現在の政治家に足らないものとして挙げられるのは「人間としての魅力」と「政治家としての覚悟」だと思う。
これらが決定的に不足している。
いくら脚本家がよくても、主人公やヒロインに魅力が無くては面白さは半減してしまう。
このドラマを見ていて、ふと思ったのが、民主党において本当の忠臣は誰であったのか?
悪者扱いされマスコミからも不当な弾圧を受けてきた小沢さんこそが、真の意味での民主党における忠臣ではなかったのか?
その小沢さんが居なくなった民主党は、魅力がない抜け殻のような政党になってしまった。
小沢さんが居ることが民主党の魅力の一つであったことは疑いのない事実だろう。
逆な表現をすれば、「小沢一郎」という政治家は魅力のある主役を張れるだけの実力を持つ、且つ脚本を生かすことができる俳優に例えられる。
そして今の民主党には、まともな脚本を懸ける家臣もいないことまでも露呈してしまった。
自分の発言が導火線になっているにもかかわらず、未だに火消しもできない首相では、とても日本のかじ取りは無理である。
そして点けた火を更に煽っている家臣たちを見ていると、憂鬱な気分にさせられる。
お家断絶も近いと思われる今日この頃である。
2012年8月24日金曜日
人間の皮を被ったロボット・・・野田首相のことです。
家のカミさん曰く「野田首相を早く辞めさせてよ!」
私に言われても、どうにかできるわけでもないのに・・・。(笑)
野田首相は主婦に人気が無いようです。
カミさんが怒り狂っている最大の原因は原発対応についてです。
野田首相から原発を廃止しようとする意思が少しも感じられないからです。
「演説は上手いけど心がない」「誠意が感じられない」「口の上手い人は信用できない」
そう言っています。私も、その通りだと思います。
まるでロボットが人間の皮を被り、喋っているようです。
官僚と経済界に操縦されたロボットのごとく、表情のない顔で口から嘘を吐きます。
「いつ選挙があるの?」
カミさんの質問に、「もうすぐあるんじゃないの」と答えておきました。
さて本題に入りましょう。
なぜ、民主党は立ち直れないのか?
その答えは、上記にある家のカミさんの言葉の中にあると思います。
つまり「誠意がない」「信用できない」に尽きると思います。
人間、一度裏切られると、その人の言うことが信用できなくなります。
何を言っても「また、調子のいいことを言っている」とか「また嘘を言っている」と思ってしまいます。
浮気をした相手の言うことが信用できなくなるのと同じです。
これでは、これから何を言っても信用されません。
信用されなくなった最初の大きな発言が「原発事故の終息宣言」でした。
これ以後、どんどん支持率は下がっていきました。
最近では「大飯原発の再稼働」に関する発言です。原発を再稼働しなくても十分電力が足りたことが明白になりました。再稼働に関する発言では国民を脅しました。
もちろん消費増税に対する反対などもありますが、民主党が立ち直れないと思われる最大の要因は「信用を失った。」ということでしょう。そしてこれは野田政権だけでなく民主党全体においても同様です。
今や、前原氏や枝野氏が発言しても、多くの国民は「また口だけだろう」と思っています。
こんな政党が、次の選挙で何を約束しようが、誰も信用しないでしょう。
政党が信用できなければ、当然その政党に所属する議員も信用できません。
これが、今の民主党の現状です。
代表を変えようが新しいマニュフェストを掲げようが民主党という党の信用が地に堕ちた現状では、支持を取り戻すことは容易なことではありません。
自民、公明との「3党合意」も内容が明らかになるにつれ国民からの批判の眼差しが強くなっています。そもそも「3党合意」というものが、如何なるものなのかがアヤフヤです。政策合意なのか政党間の約束ごとにすぎないのかも明確でありません。
本来なら政策合意で無ければならないはずです。
しかし、内容は政策合意とは程遠いものです。
簡単に言えば「消費税を上げることだけを合意した」という内容です。この点に国民が少しずつマヤカシに気が付き始めました。
このように、いまや政界は「嘘つき村」と化しています。
韓国や中国との領土問題においても同様です。「野田政権は信用できない。」と思われているということです。つまり「信用できないから相手にしない。」と思われているということです。
対等で信用できる相手に対しては、韓国の大統領のような発言は出てこないはずです。
親書を送るような対応ではなく、自らが関係悪化の改善に動くべきです。
つまり「口先ばかりで何も行動しない」というのが民主党であり野田政権なのです。ですから外交でも軽くみられるのです。
もし小沢さんが日本の首相だったらどうでしょう。中国も韓国もこのような行動にでたでしょうか?
違う視点で見てみるのも、面白いものです。
私に言われても、どうにかできるわけでもないのに・・・。(笑)
野田首相は主婦に人気が無いようです。
カミさんが怒り狂っている最大の原因は原発対応についてです。
野田首相から原発を廃止しようとする意思が少しも感じられないからです。
「演説は上手いけど心がない」「誠意が感じられない」「口の上手い人は信用できない」
そう言っています。私も、その通りだと思います。
まるでロボットが人間の皮を被り、喋っているようです。
官僚と経済界に操縦されたロボットのごとく、表情のない顔で口から嘘を吐きます。
「いつ選挙があるの?」
カミさんの質問に、「もうすぐあるんじゃないの」と答えておきました。
さて本題に入りましょう。
なぜ、民主党は立ち直れないのか?
その答えは、上記にある家のカミさんの言葉の中にあると思います。
つまり「誠意がない」「信用できない」に尽きると思います。
人間、一度裏切られると、その人の言うことが信用できなくなります。
何を言っても「また、調子のいいことを言っている」とか「また嘘を言っている」と思ってしまいます。
浮気をした相手の言うことが信用できなくなるのと同じです。
これでは、これから何を言っても信用されません。
信用されなくなった最初の大きな発言が「原発事故の終息宣言」でした。
これ以後、どんどん支持率は下がっていきました。
最近では「大飯原発の再稼働」に関する発言です。原発を再稼働しなくても十分電力が足りたことが明白になりました。再稼働に関する発言では国民を脅しました。
もちろん消費増税に対する反対などもありますが、民主党が立ち直れないと思われる最大の要因は「信用を失った。」ということでしょう。そしてこれは野田政権だけでなく民主党全体においても同様です。
今や、前原氏や枝野氏が発言しても、多くの国民は「また口だけだろう」と思っています。
こんな政党が、次の選挙で何を約束しようが、誰も信用しないでしょう。
政党が信用できなければ、当然その政党に所属する議員も信用できません。
これが、今の民主党の現状です。
代表を変えようが新しいマニュフェストを掲げようが民主党という党の信用が地に堕ちた現状では、支持を取り戻すことは容易なことではありません。
自民、公明との「3党合意」も内容が明らかになるにつれ国民からの批判の眼差しが強くなっています。そもそも「3党合意」というものが、如何なるものなのかがアヤフヤです。政策合意なのか政党間の約束ごとにすぎないのかも明確でありません。
本来なら政策合意で無ければならないはずです。
しかし、内容は政策合意とは程遠いものです。
簡単に言えば「消費税を上げることだけを合意した」という内容です。この点に国民が少しずつマヤカシに気が付き始めました。
このように、いまや政界は「嘘つき村」と化しています。
韓国や中国との領土問題においても同様です。「野田政権は信用できない。」と思われているということです。つまり「信用できないから相手にしない。」と思われているということです。
対等で信用できる相手に対しては、韓国の大統領のような発言は出てこないはずです。
親書を送るような対応ではなく、自らが関係悪化の改善に動くべきです。
つまり「口先ばかりで何も行動しない」というのが民主党であり野田政権なのです。ですから外交でも軽くみられるのです。
もし小沢さんが日本の首相だったらどうでしょう。中国も韓国もこのような行動にでたでしょうか?
違う視点で見てみるのも、面白いものです。
2012年8月23日木曜日
民主党の悩み・・・そして矛盾だらけの政党になった!
野田政権や民主党のやっていることで、おかしいと思われる点をいくつかクローズアップしてみたい。
①消費税増税法案の内容・・・税率、増税の実施時期が決まっているだけで、その他の中身は何も決められていない。低所得者対策や軽減税率などについても、これから検討するという何とも不思議な法案だ。余りにも国民を馬鹿にした法案だ。総選挙で民主党が野党に転落したら誰が責任を持って内容を決めるのか?余りにも無責任な法案だ。
こんな法案を3党談合で提出するような政党を本当に支持することができるのか?
否、支持する方がおかしい。支持できるはずがない。
②支持団体は、民主党を本腰を入れて支援できるのか?
これは、ハッキリと無理だと言いきれる。前回の2009年の総選挙は政権奪取という大きな目的があった。次期総選挙で二桁(70から90議席)程度しか獲得できないと思われる政党を本腰を入れて支援する価値があるのかという問題だ。
もう一点が2009年の選挙では「消費税増税反対」を掲げて戦った。前回掲げたマニュフェストと真逆に近いマニュフェストを支援団体が素直に受け入れることができるのかという問題だ。支援団体が支持者に納得のいく説明ができるのかという問題だ。つまりマニュフェストを放棄したことは国会議員ばかりでなく支援団体においても大きな矛盾を抱かえることになり、支持者に対して裏切り行為を働いたと捉えられても仕方がない状況にある。
寧ろ、2009年マニュフェストの実現に一途に取り組む「国民の生活が第一」を支援することの方が筋が通る。
これが民主党と支持組織とのネジレ現象で、民主党の支持団体は否応なく二股をかけざるを得ない状況に追い込まれている。
③民主党は「消費税増税反対」「原発再稼働反対」「TPP反対」を訴える議員を選挙で公認できるのか?
これが、今後、民主党内で大きな問題となってくる。当然、党の執行部は次期総選挙の政権公約で、あやふやな表現をせざるをえなくなる。そうなると過去の野田首相の発言と矛盾が生じることになる。当然、強硬な反対派を公認することに対し党内からも反発が出るだろう。公認しなければ、かなりの数の離党者が出ることになり、今でさえ70程の選挙区で候補者が決まっていない状況の中、場合によっては100を超す選挙区で候補者が立てられない状況が起こりうる可能性もでてくる。政権与党が全選挙区に候補者を擁立できないという前代未聞の出来事がおこる可能性を否定できない。
当然のことながら連合などの支援組織も、その対応に苦慮することになる。
その他にも挙げれば切りがないのだが、支援組織も最早、民主党1党だけを支援することができない状況に追い込まれている。
以上のことなどから、民主党が如何に危機的状況にあるかが、ご理解いただけるものと思う。
口先ばかりで内容の無い話ばかりする野田首相を筆頭とする議員たちが、自分たちの発言の矛盾に首を絞められていく有様をじっくり見させていただこう。
そして民主党は矛盾だらけの政党になった!
①消費税増税法案の内容・・・税率、増税の実施時期が決まっているだけで、その他の中身は何も決められていない。低所得者対策や軽減税率などについても、これから検討するという何とも不思議な法案だ。余りにも国民を馬鹿にした法案だ。総選挙で民主党が野党に転落したら誰が責任を持って内容を決めるのか?余りにも無責任な法案だ。
こんな法案を3党談合で提出するような政党を本当に支持することができるのか?
否、支持する方がおかしい。支持できるはずがない。
②支持団体は、民主党を本腰を入れて支援できるのか?
これは、ハッキリと無理だと言いきれる。前回の2009年の総選挙は政権奪取という大きな目的があった。次期総選挙で二桁(70から90議席)程度しか獲得できないと思われる政党を本腰を入れて支援する価値があるのかという問題だ。
もう一点が2009年の選挙では「消費税増税反対」を掲げて戦った。前回掲げたマニュフェストと真逆に近いマニュフェストを支援団体が素直に受け入れることができるのかという問題だ。支援団体が支持者に納得のいく説明ができるのかという問題だ。つまりマニュフェストを放棄したことは国会議員ばかりでなく支援団体においても大きな矛盾を抱かえることになり、支持者に対して裏切り行為を働いたと捉えられても仕方がない状況にある。
寧ろ、2009年マニュフェストの実現に一途に取り組む「国民の生活が第一」を支援することの方が筋が通る。
これが民主党と支持組織とのネジレ現象で、民主党の支持団体は否応なく二股をかけざるを得ない状況に追い込まれている。
③民主党は「消費税増税反対」「原発再稼働反対」「TPP反対」を訴える議員を選挙で公認できるのか?
これが、今後、民主党内で大きな問題となってくる。当然、党の執行部は次期総選挙の政権公約で、あやふやな表現をせざるをえなくなる。そうなると過去の野田首相の発言と矛盾が生じることになる。当然、強硬な反対派を公認することに対し党内からも反発が出るだろう。公認しなければ、かなりの数の離党者が出ることになり、今でさえ70程の選挙区で候補者が決まっていない状況の中、場合によっては100を超す選挙区で候補者が立てられない状況が起こりうる可能性もでてくる。政権与党が全選挙区に候補者を擁立できないという前代未聞の出来事がおこる可能性を否定できない。
当然のことながら連合などの支援組織も、その対応に苦慮することになる。
その他にも挙げれば切りがないのだが、支援組織も最早、民主党1党だけを支援することができない状況に追い込まれている。
以上のことなどから、民主党が如何に危機的状況にあるかが、ご理解いただけるものと思う。
口先ばかりで内容の無い話ばかりする野田首相を筆頭とする議員たちが、自分たちの発言の矛盾に首を絞められていく有様をじっくり見させていただこう。
そして民主党は矛盾だらけの政党になった!
2012年8月22日水曜日
根性無し集団の民主党・・・そして誰も選挙区に帰らなくなった!
今では死語のようになった言葉に「根性」という言葉がある。
根性の意味:物事をあくまでやりとおす、たくましい精神。気力。「―のある人」「見上げた―の持ち主」
今の民主党の議員には、たくましい精神力も気力もないようだ。
「一人になっても生き残る」という根性を、もともと持ち合わせていない議員が多いのだろう。温室育ちで他力本願のお坊っちゃんや組合貴族の集まりなので、苦境から立ち上がるだけの気力に欠けるのだろう。
対する小沢さんには戦国武将のような風格と気力、精神力がある。そして戦略を持ち合わせている。
以前は「短気」というイメージが強かったが(今でも時々、短気を見せるが)最近では「自然の流れに任せる」という達観したイメージが強くなりつつある。「無理を通さない」とい雰囲気が感じられる。
さてさて、民主党を見る国民の目は相当厳しいようだ。民主党の議員は選挙区に帰るのが怖いようだ。東京に居残って、批判の風が鎮まるのを待っているようだ。ただ、彼らの思いとは逆に時間が経てば経つほど、更に批判の風が強まることを理解していないようだ。
中には、やる気をなくして諦めムードの議員も出始めているようだ。
こんな状態で党の立て直しができるはずもなく、輿石幹事長も早く幹事長を辞めたいと考えているのではないだろうか。
最早、党の立て直しは無理だろう。唯一、立て直しができると思われた小沢さんが党外に去った今、党を立て直すことができる人材は皆無である。
では、何故、立て直しが無理なのだろう。
それはマニュフェストという政策の大黒柱を自らが斧で削り細くしてしまったからだ。
今の民主党は、細くなって今にも折れそうな大黒柱とその他の細い柱で、どうにか持ちこたえているという状態だ。
大黒柱が折れたら、それはイコール民主党という家が崩壊することを意味する。
本来なら、緊急に大黒柱を補強すべきなのだが、その補強の仕方が分からなくて右往左往しているのが民主党の現状だ。
彼らが犯した最大のミスは、大黒柱の重要性を理解していなかったことにある。そもそも大黒柱は、簡単に変えていいものではないし、簡単に変えられるものでもない。大黒柱を取換えようとすれば、家が崩壊する危険性もあることも認識できていなかったようだ。
家(党)という構造体の仕組みさえも理解できていなかったということである。
最早、一度全部、解体して新築するしか残された道はないだろう。
しかし、新築するだけの気力も根性も無いのが今の民主党だ。
話は変わるが、小沢さんの裁判に関する報道や発言が、どこからも聞こえなくなった。
奥様の手紙の話も同様に聞こえなくなった。
これ以上追及することは、逆に自分たちの首を絞めることに繋がるという共通認識がマスコミや政治家の間に広がったということだろう。
これから小沢さんの逆襲が始まることを期待したい。それも戦国武将の武田信玄の『風林火山 「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」(疾(はや)きこと風の如く、徐(しず)かなること林の如し、侵略(しんりゃく:おかしかすめる)すること火の如く、動かざること山の如し) 」』のような活躍を期待するものである。
根性の意味:物事をあくまでやりとおす、たくましい精神。気力。「―のある人」「見上げた―の持ち主」
今の民主党の議員には、たくましい精神力も気力もないようだ。
「一人になっても生き残る」という根性を、もともと持ち合わせていない議員が多いのだろう。温室育ちで他力本願のお坊っちゃんや組合貴族の集まりなので、苦境から立ち上がるだけの気力に欠けるのだろう。
対する小沢さんには戦国武将のような風格と気力、精神力がある。そして戦略を持ち合わせている。
以前は「短気」というイメージが強かったが(今でも時々、短気を見せるが)最近では「自然の流れに任せる」という達観したイメージが強くなりつつある。「無理を通さない」とい雰囲気が感じられる。
さてさて、民主党を見る国民の目は相当厳しいようだ。民主党の議員は選挙区に帰るのが怖いようだ。東京に居残って、批判の風が鎮まるのを待っているようだ。ただ、彼らの思いとは逆に時間が経てば経つほど、更に批判の風が強まることを理解していないようだ。
中には、やる気をなくして諦めムードの議員も出始めているようだ。
こんな状態で党の立て直しができるはずもなく、輿石幹事長も早く幹事長を辞めたいと考えているのではないだろうか。
最早、党の立て直しは無理だろう。唯一、立て直しができると思われた小沢さんが党外に去った今、党を立て直すことができる人材は皆無である。
では、何故、立て直しが無理なのだろう。
それはマニュフェストという政策の大黒柱を自らが斧で削り細くしてしまったからだ。
今の民主党は、細くなって今にも折れそうな大黒柱とその他の細い柱で、どうにか持ちこたえているという状態だ。
大黒柱が折れたら、それはイコール民主党という家が崩壊することを意味する。
本来なら、緊急に大黒柱を補強すべきなのだが、その補強の仕方が分からなくて右往左往しているのが民主党の現状だ。
彼らが犯した最大のミスは、大黒柱の重要性を理解していなかったことにある。そもそも大黒柱は、簡単に変えていいものではないし、簡単に変えられるものでもない。大黒柱を取換えようとすれば、家が崩壊する危険性もあることも認識できていなかったようだ。
家(党)という構造体の仕組みさえも理解できていなかったということである。
最早、一度全部、解体して新築するしか残された道はないだろう。
しかし、新築するだけの気力も根性も無いのが今の民主党だ。
話は変わるが、小沢さんの裁判に関する報道や発言が、どこからも聞こえなくなった。
奥様の手紙の話も同様に聞こえなくなった。
これ以上追及することは、逆に自分たちの首を絞めることに繋がるという共通認識がマスコミや政治家の間に広がったということだろう。
これから小沢さんの逆襲が始まることを期待したい。それも戦国武将の武田信玄の『風林火山 「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」(疾(はや)きこと風の如く、徐(しず)かなること林の如し、侵略(しんりゃく:おかしかすめる)すること火の如く、動かざること山の如し) 」』のような活躍を期待するものである。
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