谷垣自民総裁、採決前に解散確約要求 「不信任、問責論強い」・・・今更、何言ってんの？

今更ながらというべきなのか、自民党は今頃になっても、まだこんな事を言っている。
詰めが甘いというか、戦略が無いというべきなのか、よく理解できない政党である。

自民党の谷垣禎一総裁は６日午前、消費税増税を柱とする社会保障と税の一体改革関連法案の参院採決日程に関し「一体改革を成し遂げるためにもどこかで国民に信を問うて態勢を立て直す必要がある。そろそろそういう決断をするところに来ている」と述べ、採決前に衆院解散の確約が必要との認識を示した。
同時に、内閣不信任決議案や首相問責決議案提出を求める党内の動きについて「そういう議論が極めて強くなってきている」と述べた。広島市で記者団に述べた。（産経ニュース）

谷垣総裁は、自分の発言が支離滅裂で矛盾していることがわからないのだろうか。
「法案の採決前に国民に信を問う」というのが正解で、その為に解散を求めるというのが普通であろう。「採決した後で国民に信を問う」というのなら「何の信を問うと言うのか？」ということになる。

ということで、自民党も苦しい対応に終始し始めている。
解散をしたくない民主党が簡単に衆議院解散の確約をすると思っているのだろうか？
いくら野田首相に解散権があるとはいえど、支持率が下がり続ける現状で、解散を簡単に口にできるとは考えにくい。
あくまで、現時点では自民党や公明党の期待にすぎない。
期待だけを当てにして「３党合意」をしたことが、そもそもの間違いの始まりである。

しかし、民主党の議員たちも情けない。
事ここに至っても、民主党に残って党の立て直しができると考えているのだろうか。

またまた下ネタになるが「不況になると不倫が増える！ 」というジンクスがあるそうだ。
不況になると夫だけではなく、妻も不倫に陥りやすい。夫の収入が減少するのに伴い、 夫への尊敬の念や愛情が薄れ、周囲にいる他の男性が魅力的に見えてくるからだそうだ。
これは、世界的な傾向らしい。
また、その理由として公私ともに 強いストレスを受けていることを挙げている。仕事の面でつらい立場に置かれるのに加え、自宅に帰れば給料の目減りなどによって夫婦関係が悪化しやすく、精神的な癒しを求めて不倫に走りやすいというのである。

これを民主党に当てはめると、不倫に陥りやすい議員が溢れているということになる。
①政党支持率、内閣支持率が低下している。
②野田首相や党執行部への尊敬の念や党への愛着が薄れている。
③新党が魅力的に見えてくる。
④強いストレスを受けている。
等など、ことごとく不倫の条件に当て嵌っている。
つまり、何が言いたいかといえば、離党予備軍は党の執行部や野田首相周辺が思っている以上に多く、且つ離党が現実味を帯びているということである。
裏返せば、民主党に残っても先が無い。もっと条件がいい新しいパートナーができれば、すぐにでも民主党を離党したいと考えている議員が多くいるということである。

国内の経済状況は、夫婦の問題にも大きな影響を与えるという事例だが、これは笑い話では済まない問題だ。
政治が持つ役割と言うのは、思った以上に広い。そして政策は、思わぬところにまで影響を与える。
探偵業に進出しようかと考える今日この頃である。