2011年5月9日月曜日

浜岡原発の一時停止要請・・・廃炉要請ではないの?

浜岡原発の原子炉一時停止要請について、いろいろな意見が出ているが、とりあえず停止は歓迎する。
しかし本来は、永久停止(廃炉)命令と同時に原子力政策の転換方針も一緒に発表すべきだろう。
2~3年後に運転再開を認める含みを持たせことで、浜岡原発を「原発批判」から目をそらせるためのスケープゴートにしたという意見も、あながち外れてはいないと思われる。
というよりか、そもそもこれは菅首相の「人気取り」を目論んだスタンドプレーで「政権延命」を目的としたものであることは、多くの国民に見透かされている。
何をしても「人気取り」としか見られない「菅首相の人間性の無さ」が、ある意味、哀れである。
それほどまでに国民の信頼を失っている事の表れでもあるのだが・・・。

こんな首相を「しばらくは菅首相でもいい」という消極的な支持?で続けさせてもいいのだろうか・・・。
根本の問題は「原子力村」と呼ばれる「電力業界、マスコミ、学者、経済産業省、政界、原子力安全委員会」等の癒着構造と利権構造であり、浜岡原発という一原発の問題に矮小化させないことである。

この浜岡原発の一時停止要請は、そんなに簡単な問題ではない。
発表自体に唐突感があり今後、関係する企業、地元、官僚などからの反発が湧き起こることは間違いない。

話は変わるが、最近、マイパソコンの調子が悪く、ひどく動作が重くなっていた。
イライラ感が募り、ストレスが溜まる原因にもなっていたので思い切ってリカバリーした。
CドライブをリカバリーCDでフォーマットしOSを再インストールした。
劇的に速くなった。
小手先の対処を続けるより、根本から改善した方が解決が早いことがわかった。

政治・行政システムにおいても、同じことが言えるのではないだろうか。
小手先の対処を続けてきたことで、余分はアプリケーションやデータやゴミが溜まり、処理スピードが遅くなり、頻繁にフリーズ現象を引き起こす原因になっているのではないだろうか。

思い切って、OS(政治・行政システムを動かすエンジン)をリカバリーする必要があるのではないだろうか。
それが、民主党政権に期待した国民の声であったと思うのだが・・・。
また、それを使いこなすアドミニスター(管理者)の能力不足も露呈した。
ここは、速やかに管理者を変えることが求められる場面ではないのか。
震災、福島原発事故など問題が山積している今こそ、処理スピードの劇的な改善が求められているのではないだろうか。

「思いつき」と「人気取り」で政治を行われては、たまったものではないと思うのは私だけであろうか・・・。

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