平野国対委員長と岡田氏という政局オンチの二人は黙っていた方がいい。
衆院は16日の本会議で、臨時国会の会期を30日まで14日間延長することを全会一致で議決した。民主党は当初、16日までの4日間の会期で閉会する方針で、輿石東幹事長は延長を否定し続けてきたが、今後の与野党協議を考え会期末ギリギリで方針転換。この日の与野党幹事長会談で延長を提案した。だが、輿石氏の情報管理などで16日朝まで延長方針を知らされていなかった松本剛明国対委員長代理ら国対幹部3人は同日、辞表を提出した。野党の要求に基づく延長決定は異例であり、ねじれ国会の司令塔としての輿石氏の力量に疑問符がつきそうだ。
「混乱させたことをおわびしたい。(野田佳彦)首相と私の2人で相談した結果だ。責任は私自身にとらせていただきたい…」
輿石氏は16日の代議士会で、突然の変更について陳謝した。しかし、党執行部が招いた混乱にあきれ顔を見せる出席者も多く、輿石氏が協力を求めても拍手はまばらだった。
普段は「情報管理」を理由に水面下の調整について多くを語らない輿石氏だが、代議士会では珍しく衆院予算委員会筆頭理事の岡田克也前幹事長から助言を受けたことを明かした。
「このままだと大変なことになるかもしれない。冷静な判断をしてほしい」
岡田氏は15日、輿石氏にこう伝えた。平成23年度第3次補正予算案編成をめぐる自民、公明両党との3党協議に道筋を付けた岡田氏としては、強引に4日間で臨時国会を閉じれば、今後の与野党協調に与える影響が大きすぎるとみていた。
輿石氏から延長の打診を受けた首相はすぐに了承した。もっとも、土壇場で岡田氏の助言を得るまで執行部の感度は鈍かった。特に平野博文国対委員長は16日閉会で公明党から了承を得ていたと思い込んでいた。平野氏と9日に会談した公明党の漆原良夫国対委員長は「閉会中審査なら26~30日に、衆参2日ずつの予算委員会を開いたらどうか」と持ちかけていたためだ。その場で平野氏は即答しなかったがこれがつまずきの始まりとなった。10日夜、鉢呂吉雄前経済産業相が辞任したのを機に民主党に協力する構えだった公明党は態度を硬化させる。
民主党は野党側の空気の変化をつかめず、延長しない方針を変えなかった。しかも閉会中審査の具体的な日程を自民、公明両党に伝えたのは14日と遅く、公明党は自民党などとの共闘に転じていた。
「なんで、こんなにドタバタしたんですか?」
16日の衆院本会議前の議院運営委員会理事会で、自民党の菅義偉筆頭理事は、民主党の松野頼久筆頭理事にこう尋ねた。
「申し訳ありません」
松野氏は頭を下げるしかなかった。「秘密主義」の輿石氏の手法の下、松野氏らはこの日朝まで蚊帳の外に置かれた。しかも松野氏は松本氏、加藤公一国対委員長代理と閉会の手続きのため、野党の反対を押し切る形で16日に各委員会を開くよう筆頭理事に指示していた。
3人は16日午後、「混乱させたけじめをつけたい」と平野氏に辞表を出した。挙党態勢を強調する首相だが、輿石氏の情報統制に依存するあまり政権発足早々から党内に禍根を残した。
民主党が「会期延長やむなし」との判断に至ったのは、首相がこだわる3党協議を進めるためだったが、野党側の不信感で暗雲が立ちこめている。
「会期末ギリギリでようやく延長をのんだ。協議をしてくれというのはあまりにも虫が良すぎる!」
公明党の山口那津男代表は記者団にこう吐き捨てた。(産経新聞より抜粋)
「このままだと大変なことになるかもしれない。冷静な判断をしてほしい」
岡田氏は15日、輿石氏にこう伝えた。平成23年度第3次補正予算案編成をめぐる自民、公明両党との3党協議に道筋を付けた岡田氏としては、強引に4日間で臨時国会を閉じれば、今後の与野党協調に与える影響が大きすぎるとみていた。
岡田君、君や安住君が弱気な姿勢で自民、公明両党の言いなりになり「3党合意」を結んだのが、逆に政治の混迷を深めることに繋がったのがわからないのか?
余分な口出しはするな!
輿石幹事長の進め方にも多少問題があったようだが平野国対委員長の勝手な思い込みと読み間違いが最大の原因だろう。この人は、いつも足をひっぱる。疫病神だ。
まあ、結果はどうであれ、自民党内からも、なぜ会期を来月14日まで引きのばせなかったのかという不満が執行部に対し噴出しているようなので、自民党の執行部も今後の対応が難しくなった。強気に出るしかないので「3党協議」の進展にも影響がでるだろう。
無理してまで3党が協調する必要があるのか?その点について、もう一度、民主党は党内の意見をまとめる必要がありそうな気がする。
できれば、予算審議には時間をかけた方がいい。国会の会期も通年国会にした方がいいと私も思っている。
しかし、今の国会運営が正常な姿とは言えないところに大きな問題があり、正常な形に戻すところからはじめないと、ますます政治が混迷することになる。
いつも書いているように「3党合意」と「3党による政策協議」を元にした民主、自民、公明の3党による排他的な国会運営や3党間の中でも特に公明党の意向が強く反映される政治のあり方が本来の姿なのかをよく検証してみる必要がある。
国会運営にしても法案に関しても、自民党は公明党の顔色を伺い公明党の言うがままである。そして民主党は公明党の要望を、ほぼ丸呑みにするという現状の政治状況が果たして正常といえるのだろうか。
多少強引でも与党として主導権を発揮できる政治状況に戻すことが必要ではないのか。
岡田執行部の末期は、「自民・公明党が与党」で「民主党が野党」ではないかと思われるほどでテレビで会談を見ていても、自民・公明の幹部が与党のように振る舞い、民主党の幹部はペコペコ頭を下げ叱られる有様であった。
前執行部は「国会でスムーズに法案を通す」ことが目的化し、その為なし崩し的に法案を修正し丸呑みし、挙句の果てマニュフェストまで放棄しかかった。
これらは議会制民主主義や政党政治を否定するに等しいことであり、民主党を支持し投票した有権者の意思を無視することに等しい。
少なくとも、与野党が対等の立場で、自分たちの政策を実現するために論議を戦わせる。
少数意見も聞き入れる。
「大人の国会」を見せてもらいたいものだ。
昔の自民党は派閥が政策を練りこむ機能を持っていた。良くも悪くも自民党の政治家は派閥をとおして政策を勉強し理解していった。
今の民主党のグループにかけている部分がこの部分ではないのだろうか。
だから小沢さんはグループを1本化し政策勉強会という形でグループの議員の理解力と政策立案能力を高めようとしているのではないのだろうか。
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2 件のコメント:
>米国にとって日本は世界一重要な国?(新時代創造さま)
>>http://soubiken.blog20.fc2.com/blog-entry-1012.html
>日本に好印象を持っている米国人は75%で、欧州連合(EU)や中国に好印象を持っている人の割合を上回った。(共同)
アメリカ政府は地位協定で日本全土を奴隷牧場扱いしているだけ。
日本がほんとにアメリカにとって重要な大事な「本当の」トモダチなら、日本がこんなに大変なときに基地をつくれだの米国債を売るなだの日本の復興に必要な巨額財政出動の手足をさいしょから縛るようなことを言うわけが無いよね。
地位協定のもとアメリカに日本の国土をすべて売り渡す、霞ヶ関に巣食うスパイ集団の悪業三昧
>震災に便乗した漁業権剥奪 漁業生産潰す「水産業特区」 (9月14日)長周新聞
>>http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/sinsainibinjousitagyogyoukenhakudatu.html
>9・11事件から10年 ならず者国家米国の大破綻 (9月12日)長周新聞
>>http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/narazumonokoltukabeikokunodaihatan.html
>意図的に復興阻む政府 東北復興は全国共通問題 (9月12日)長周新聞
>>http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/rondanitotekinihultukouhabamuseihutouhokuhultuouhazenkokukyoutuumondai.html
>裁判所の動きにご注目を! ~高知白バイ事件・再審請求(Goodbye! よらしむべし、知らしむべからずさま)
>>http://c3plamo.slyip.com/blog/archives/2011/09/post_2193.html
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