子どもを持った割合も約2.6倍の開きがあり、雇用形態の違いが結婚や出産に与える影響の大きさが改めて浮き彫りとなった。
同省は少子化対策の一環で、02年10月末時点で20~34歳だった男女を追跡調査しており、今回が7回目。
02年の調査時に独身だった男性約4000人のうち、6年間で結婚したのは正規社員が32.2%だったのに対し、非正規17.2%。子どもが生まれたのはそれぞれ12.8%、4.8%だった。
結婚の割合は収入に比例して高まる傾向があり、年収400万円台の男性は26%だが、100万円未満では8.9%にとどまっている。
また、子どもを持つ意欲と出生の関連では、夫婦ともに望んでいた家庭の68.3%で子どもが誕生。両者とも「欲しくない」としたケースでは5.5%だった。
ここ10数年の間に日本の貧困化率は大幅にアップした。
反面、株主分配率は大きく上昇し、所得税の最高税率は大きく下がった。
労働分配率は大きく下がり、庶民の生活は大変苦しくなり、国内消費は大きく落ち込んだ。
所得の低い層が増えれば内需は下がるのが当たり前であろう。
所得が低ければ、結婚したくてもできないであろう。
所得が低ければ、子どもを産みたくても産めないであろう。
所得が低ければ、子どもを大学に行かせられなくなるだろう。
「企業は人なり」
企業も社会の一員であるという責任を感じて欲しい。
高齢化・少子化が進めば、国の政策も変えていくのが当たり前である。
当面は、国民の負担軽減と産業構造の変革に力を入れた政策に重点をおかざるを得ないであろう。
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