2010年5月6日木曜日

鳩山首相の沖縄訪問

鳩山首相がマスコミや野党からボロクソに叩かれているようだ。

①本当の腹案はどこにあるのか?
②辺野古沖や徳之島案が本当に鳩山首相の腹案なのか?
③なぜ、小沢幹事長がこの件について発言しないのか?
④小沢幹事長が参議院選挙について未だ強気の姿勢を崩さない根拠は何なのか?


特に③④については、検察審査会の問題等で話題にも上がっていないが、やはり、基地移転問題でのキーパーソンは小沢幹事長だと思わざるをえない。
これだけ問題が大きくなれば、参議院選挙に不利なことは誰の目にも明らかである。
なのに、一向に慌てる素振りもない。
小沢幹事長は、今までの発言から、多分「普天間基地は必要ない」と考えているのではないか。
この問題で、「鳩山首相が小沢幹事長に何も相談していない」は考えにくい。
むしろ、鳩山首相と小沢幹事長が内密に事を推し進めようとしていると考えた方がわかりやすいような気がする。

以後は、あくまで私の勝手な推論である。
①辺野古沖案や徳之島案、その他国内案はすべてダミーで、地元と国民の反対世論を盛り上げるための手段(外務省や防衛省の案に乗った振りをしている)
②マスコミにも地元の反対を大きく取り上げさせ、基地の存在自体と、他の基地の地元での反対機運を盛り上げさせる。

以上がある程度進んだ段階で(5月末)、国内では地元の反対で移転が不可能であり、他の基地の地元からも基地に対しての反対意見が起きているので、このまま無理に進めることは、他の基地の存在にも大きな影響を与える旨をアメリカに伝える。
アメリカが何か行ってきたら、国民の民意を問うということで参議院選挙において、「普天間基地移転問題」を争点にして戦う。(5月末は参議院選挙を考えての期限である)

基地移転問題を沖縄だけでなく国民全体の問題として提起し、選挙を戦えば、他の野党、党内の反小沢派も何も言う事は出来ないし、反対意見をいえば言うほど、泥沼に入り込む可能性がある。このことは、アメリカにとっても望ましい展開ではない。

小沢・鳩山氏がこの問題で、手をこまねいているとは考えにくいし、小沢幹事長が何も発言しないことの不自然さと強気の姿勢の源泉がここにあるように思えてならない。

実は、このことが野党にとって一番恐れられるシナリオで、アメリカにとっても非常に困るシナリオではなかろうかと推測する。

あくまで、私の推測だが、落ち着いて推理を見守っていきたい。

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