民主党が自民党化していると感じるのは私だけではないと思う。
特にコアな民主党支持者にとっては、違和感と共にやりきれない気持ちがあるのではないだろうか。
菅内閣及び現民主党執行部は、何を目指しているのだろう。
本来の民主党の目指すところから、ドンドン離れていこうとしている。
所属する議員はどう感じているのだろう。
小沢VS検察に関して言えば、やはり「西松事件」の大久保秘書の裁判がポイントと考えられる。
この事件は、確実に「無罪」と思われる。検察側の証人が政治団体がダミーで無いことを証言しており、実際に2つの団体の「政治資金収支報告書」を見ても事務所費から家賃が支払われており、OBの職員に給料も支払れていることからも実体はあり、ダミーでは無いことがほぼ証明されている。
検察は訴追変更を求め、後の事件と一緒にする目論見でいるようだが、今現在は最高裁に判断が委ねられている。
この事件の結論が後の裁判にも大きな影響を与えることは間違いなく、ポイントはこの事件の判決であり、最高裁が訴追変更を認めるかどうかにある。
ただ、最高裁が訴追変更を認めることは、のちのち問題とされる可能性が大きく、最高裁も判断に困っているというのが現状ではないだろうか。
客観的に見て、一年半近くに及ぶ検察の捜査から、物的証拠は出ておらず、「記載ミス」程度での秘書逮捕が正当であったかどうかを検察がこれから問われる局面に入る。
民主党・自民党・野党の議員の皆さんは世論に左右されることなく冷静に、この一連の事件をもう一度検証する必要がある。
今現在、確実な証拠は、何一つなく、小沢氏に関しては、検察は不起訴にしている。検察審査会の問題もあるが、この検察審査会に対しても問題点が指摘され始めている。
この問題を政局に使うことで多くの時間が費やされている。本来、司法に判断を委ねるべきであり、多くの冤罪が問題になっている特捜部の問題にも目を向けるべきである。取調べの可視化を早急に実現すべきである。
最近、小沢バッシングがまたぞろ復活し、連日、テレビ、新聞等で取り上げられている。
余りにも矛盾が多い世論調査の数字を見るにつけ、「参議院選挙の結果」で民意がしめしたものは何だったのかを改めて考えてみるべきである。
菅内閣発足時の支持率60数%から30%台への1ヶ月あまりでの急降下の意味するものはなにか。
これといった実績もない状態での数字である。菅首相と党執行部に対する期待感=支持率と見るのが妥当な見方であろう。
期待感が失望に変わり、それが投票に影響したとの見方が妥当であり、今後、増々下がることは予想できる。
「民主党に挙党一致体制」を「自民党に党の再生」を求めた選挙と捉えるのが妥当のような気がする。
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