2010年12月28日火曜日

「菅仙の マニュフェストには 小沢切り」・・・マニュフェストの一番目に書いてあるようです。

今夜から寒くなりそうだ。
菅首相や仙谷官房長官の目指す政策(といえるかどうかは別として)の、いの一番目は「小沢切り」のようだ。
この人たちに一番欠けているものは、倫理観ではないのかと感じる。
政治倫理審査会に出るのは小沢さんではなく彼らではないのかと思う今日この頃である。

小沢さんの政策をわかりやすく説明するシリーズ2 「セーフティーネットについて」
セーフティーネットについてどう説明したらいいのか?
サーカスの綱渡りをイメージして考えてみた。
綱渡りは危険だ。下にネットがなければ怖くて渡れない。
しかしネットがあることで、安心感が生まれ、挑戦してみようと考える人も出てくる。
これを現在の社会に当てはめて見ると、一応ネットは張ってあるが補修を怠ってきたため、あちらこちらに大きな穴ができている状態である。


Aさんが「ネットがあるから大丈夫だよ」といわれ恐る恐る綱を渡ろうとしたが、足を滑らせ落下してしまった。
そうしたら、運悪く、穴の部分に落下し大怪我をしてしまった。
病院で手術が必要になり、その後、リハビリで数ヶ月を要した。
その為、手術代をはじめ入院費など多額の費用がかかった。

もし、ネットの部分に落下していたとしたらどうだっただろう。
多少の擦り傷はできたかも知れないが、多額の医療費はかからなかったはずである。
穴の大きさや数によっても怪我をする人の数は違ってくる。
怪我をする人が多くなればなるほど、新たに病院も必要になる。外科医の数も足らなくなる。看護師も必要になる。

要点をまとめると、ネットがない場合や穴が大きく数が多くほど、その後に支出する医療費が多くなるということである。
ネットがきちんと整備されていることで、けが人の数も減り、医療費の支出も少なくてすむ。

もうひとつの重要な点が、大きなリスクを伴う綱渡りにネットがあることで挑戦してみようと思う人が増えることである。

対策としては
①ネットにあいた穴を一つ一つ補修していく。
②ネット全体を新しいものと取り替える。
③綱の上にもう一本ロープを張り、伝って渡れるようにする。
④地上の低い場所にロープを張り、訓練をする。
⑤綱渡りの綱を幅の広い板に取り替える。(綱わたりではなくなるが・・・。)
などが考えられる。

今までの政府は、ネットの補修や取替えに力を入れず、穴に落ちた人を治療することの方に目を向けてきた。
ネットの修理や取替えにも費用はかかるが、穴に落ちる人が増えることに伴う医療費の増加や病院などの施設の不足を考えた場合、どちらの対処が正解なのであろうか。

補修するについても、ネットが大きいので、中々、穴を見つけるのが大変な状況にある。
であるなら、細かく区分けして担当者(地方自治体)を決め、担当者がきめ細かく目をいき届かせながら補修していくことが重要になる。

しかし、ネットの耐用年数が切れかかっている現状においては、新しいネットに取り替えるか、思い切って綱を広い板に取り替える方がいいのかもしれない。

全てに当てはまるとは思わないが、こういう視点から、農家の個別保障や子供手当て、雇用政策、財源論を語る必要があるのかもしれない。
セーフティーネットがあることで、新たに事業に取り組もうと考える人が増えることが考えられる。
経済効果や地域活性化策にも繋がるのではないかと考える今日この頃である。

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