2011年4月22日金曜日

子ども手当や高校無償化は被災家族の生活支援になる。・・・大と小、強者と弱者の共存社会を目指せ!

被災した小学生や中学生の少し遅れた入学式を見ていて涙が出てきた。
今まで一緒に学んでいた仲間と分かれて違う地域の学校に入学する子もいる。
両親をなくした子ども達もいる。
この子達を支えていくのが政治であり、社会である。
その意味においても子ども手当や高校無償化の根本理念は間違っていない。

子ども手当や高校無償化が被災された家族にとっては少ないかもしれないが生活の支えになることは間違いない。
これらの子どもを支えていくことが国民の使命と言っても過言ではないと思う。
被災した子供たちや其の家族だけでなく、今、日本社会では多くの家族が生活の維持に四苦八苦している。

日本社会はここ十数年で大きい物が小さい物を潰していく構図が進み、強者が弱者を食い物にする形で強者がより強くなるという社会になってしまった。

行き過ぎた規制緩和で地方都市は大型ショッピングセンターや大型専門店が林立し、中小の商店は壊滅的打撃を受けシャッター街が日本中に溢れかえっている。
本来、小規模商店の経営近代化を進める目的であったはずのコンビニも知らないうちに、Cタイプとか2種とか呼ばれる本部が店舗を準備し運営者を募集する店舗開発が中心になってしまった。

コスト削減や国際競争力の強化という名のもとに中小の下請企業は親会社から納品単価の引き下げを強要され、ギリギリの経営を強いられている。

此の大震災で亡くなられた方はおそらく3万人を越すだろう。未曾有の大災害というが一方では毎年3万人を越す自殺者を生み出している。

日本の政治や社会が「命の重さ」というものをもっと真剣に、そして真摯に捉えなおさなければいけないように感じられてならない。

大きものと小さいものが、お互いに不足する部分を補い共存する社会。
強者と弱者が共に助け合いながら共存できる社会。

それは自然社会を見ればよくわかる。
強者だけでは生き残れない。
ハチがいなければ実をならすことができないように、それぞれが自然社会で共存し、それぞれが存在価値を持って生きている。

お金や利益の事を語る前に、「命」と「生きるということの価値」をまず先に考えるべきではないだろうか。

4 件のコメント:

通りがけ さんのコメント...

「母乳に放射能汚染の心配があります。」

>>http://08120715.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-4f70.html
れんだいこのブログさまにてコメントしたので転載します。
>(転載開始)
・・・・中略・・・・・・・・・・・・・・
付言しておけば、この地方に賢治時代にはなかった原発問題と云う新たな災害が来襲しており、この難問は未だ解けない。今後も予断を許さない。賢治が生きていたらどう詠うのだろうか。願うらくは天災対策でも大変なこの地域に、これ以上変な人工災害までもたらしてくれるな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最後の付言部分につきまして、とおりがけは次のように考えています。

原発事故放射能汚染による健康被害は人災公害であり、賢治の時代それ以前にも鉱毒流出など水の汚染による広汎な健康被害は存在しました。
戦前は足尾銅山鉱毒事件(田中正造が扱いました)が有名であり戦後は水俣病有機水銀・豊島ダイオキシンが著名ですが同種の公害人災は古事記日本書紀の時代以前先史時代から世界中で発生しています。

「賢治時代にはなかった原発問題と云う新たな災害」ととらえるのではなく戦後発生の企業公害事件のひとつとして捉えて、水俣病発生責任者チッソの企業責任を被害者国民が厳しく追及したごとく、東電と保安院の原子炉外臨界生成放射性核物質放出拡散公害発生者責任を東北関東地方在住の放射能汚染被害を受けた国民がこぞって裁判で厳しく追及してゆくべきと考えております。
(要旨に無関係につき略)
投稿: 通りがけ | 2011年4月22日 (金) 08時07分

母乳に放射性物質が検出されたという報道がありました。
放射性核物質には指紋があり、どこの原子炉の臨界で発生した核物質かということが特定できます。
それを利用して福島第一原発由来のものであれば母子に対してまず国が広島長崎被爆者に配ったと同じ被爆者手帳をもれなく交付して健康被害に対する医療福祉受給を国の責任で確保する。これは先に述べた地震津波被災者証および放射能被曝避難者証とは別個に配られるべきものです。なんとなれば前2証は戸籍法に基づき総務省国土交通省財務省(戸籍は納税の基本)管轄、被爆者手帳は医療保険福祉保険法に基づき厚生省管轄業務となるからです。
公害による健康被害に対しては国が治療費を全額負担し総額を発生責任企業に対して全額請求し強制的に国庫へ支払わせるのが当然となります。これを全額支払わない企業は脱税犯罪と同等の犯行を犯したとして情状酌量の余地なく実刑厳罰に処せられます。
母乳中の放射性核物質が福島原発由来の核物質であると判明した場合、東電の母乳汚染企業責任が厚生省行政責任とは別個に企業単独で問われます。ちょうど森永砒素ミルク事件(豊島ダイオキシンと同じく中坊公平が担当)のミルク製造企業のように。東電に製造物賠償責任いわゆるPL法にもとづく個別賠償責任があり訴訟では全敗します。福島原発由来の放射性核物質で母乳汚染を受けた被害者は全員が東電を訴えるべきです。
(転載了)

通りがけ さんのコメント...

「アホ国会は9時5時週休2日のアホお役所か?」

>>http://c3plamo.slyip.com/blog/archives/2011/04/post_2047.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>警戒区域だから危険、そうでない地域は安全だと単純に言い切れないほどの放射能汚染が広がっているのに、政府はいまだその全体像をあきらかにしてません。
明らかにすることもなく、公権力を行使しました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

非常事態宣言も出していない非有事の平時態勢下で政府が国会決議も無く国民の自由な移動を政令で強制的に制限すること自体が憲法違反の特別公務員職権乱用および行使執行すれば暴行凌虐となる。最高裁はただちにこの政府通達を違憲立法審査し、国会は直ちに違憲通達行政内閣を粛々と弾劾解職せよ。

また福島第一原発から事故で炉外へ漏出した放射能に被曝した被災国民は直ちに東電と保安院に対して業務上過失致死傷罪で刑事告発し同時に民事でこれまでに受けた損害全額について慰謝料上乗せして損害賠償請求訴訟を起こせ。

対米隷属小泉内閣以来政府を乗っ取ってのさばる憲法犯罪者法匪霞ヶ関官僚政治を日本国憲法にのっとってすみやかに断罪せよ。
こいつらの後押しを受けた戦争の犬米軍は今日もリビアで日本国憲法が世界へ向けて放棄宣言した武力を用いて軍事侵攻を続けている。

小泉型対米隷属法匪官僚による米占領軍ファッショ政治を地位協定破棄国会決議で対米独立達成して日本国内から一掃せよ。

通りがけ さんのコメント...

「日本のマスメディアが持たない常識=ジャーナリズムがここ長周新聞にだけ存在する。」

>>http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/index.html

最近の主な記事
  
<論壇>国民に復興財源出させる火事場泥棒の米国と財界 (4月22日)

生産者主人公の国作りに活路 被災地の現状と立直し課題 (4月20日)

<狙撃兵> 処罰されるべき殺人行為 (4月20日)

菅政府の震災対応 「復興」看板にした大増税 (4月18日)

<狙撃兵> 首つりか被曝死かの選択 (4月15日)

行政マヒし沿岸漁村手つかず 宮城県石巻市や女川町 (4月15日)

<論壇> 原発災害からの復興は民族独立精神の復興から (4月13日)

南相馬市と飯舘村の農家 故郷捨て原発難民にはなれぬ (4月13日)

福島原発被災民 見通し立たぬ避難に怒り充満 (4月11日)

原発震災の現地からの報告 放射能で周辺漁場が大打撃 (4月8日)

通りがけ さんのコメント...

「菅降ろしなど民主主義政治ではない。衆愚政治の政局そのもの。」

菅首相はもともと一衆議院議員であり今でも一衆議院議員にすぎない。

日本国憲法では、衆議院議員は誰でも国会で行われる首相指名選挙に立候補できる資格がある。国会議員は現に首相に就任している議員が首相にふさわしくないと思えばいつでも国会(衆議院)へ内閣不信任決議をするよう動議ができるのである。
自分のほうが現内閣よりもっとましな政治ができると自負する衆議院議員は、内閣不信任決議動議を行い解散総選挙を戦った後か内閣総辞職後直ちに首相指名選挙を国会に要求し立候補すればよい。ほんの1~2時間でできることだ。国家の非常事態である現在、新首相選出のたったこれだけの手間に、何日も時日を浪費することが許されないのは自明の理である。(解散総選挙を選ぶ首相がいれば判断力低下した精神障害有病者の疑いで強制検査入院が必要となるので自動的に内閣総辞職となる)

そんな簡単なことがわからぬ愚かな臆病者卑怯者の国会議員が、全員そろってくだらぬ政局ごっこに興じて衆愚政治という腐臭きわまりなき人災の害を国中へ垂れ流して貴重な時間を無駄にしているのが現在の日本国破廉恥国会である。衆愚国会の鈍重さは東電保安院菅内閣が起こしたメルトダウンと同じく国民にとって最大の「人災」である。

目を国会ではなく国土へ転ずれば一目瞭然。

国の本当の主権者である被災者国民が日々塗炭の苦しみの中で傷つき弱って命を失っていっているというのに。

辺野古高江で防衛局の強制執行暴力で住民や海に生きる人びとが日々傷つけられているというのに。

新燃岳の噴火で周辺住民国民が人力で制御できない巨大な力の天災被害に遭って日々苦しんでいるというのに。

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