東北地方選出の民主党の衆議院議員は夜も寝られない日々が続いていることだろう。
「離党者に刺客を!」などと威勢がいいことを言っていたようだが、逆に刺客を送りこまれることになり、そのプレッシャーは計りしれないだろう。(お気の毒に・・・)
何と言っても相手の選挙参謀は、あの小沢さんである。強力な候補を送り込んでくることは間違いない。
北海道の民主党議員も心穏やかではないはずだ。新党大地が松山千春氏を目玉候補で送り出せば注目を浴びることは間違いない。かなりの浮動票を取り込むはずだ。民主党は新党大地の協力が得られないと基礎票がかなり減少する。
その他の地域においても、小沢さんのが、どのような戦略で選挙を戦うのか?全国に対抗馬を立てるのか?
疑心暗鬼に陥っていることだろう。
民主党議員にとって気がかりなのは、民主党の選挙対策が進んでいないことだ。高木選挙対策委員長では心もとない?
民主党には選挙のプロがいない。今回は民主党に風が吹かない。寧ろ強力な逆風が吹き荒れている状況だ。党の支持率が10%を切るような状況で、どう選挙をったかっていいのかもわからない状況だ。有力な候補者の出馬辞退もありうる状況だ。
民主党の議員は離党した小沢さんの影に怯える日々を過ごす羽目に陥った。
支持団体にも手を突っ込んでくるのではないか?地方組織を切り崩されるのではないか?
心配のタネは尽きないだろう。
「国民の生活が第一」はどのような政策の柱を打ち出してくるのか?
どんな目玉候補を擁立してくるのか?
何人ぐらいの候補者が擁立できるのか?
地域政党との選挙協力は?
等など、声を発しない小沢さんの「声なき声」に怯える日々が続くことになりそうだ。
だから民主党の党内がお通夜のように静かになっている。聞こえてくるのは鳩山前首相の発言ぐらいだ。
なぜ、こんなにも小沢さんに怯えるのか?
これは今に始まったことではない。
小沢さんが民主党と一緒になった時点から、一部の議員は小沢さんの影に怯えていた。
それは、小沢さんが理念の政治家であり、政策重視の政治家であり、本物の政治家だからだ。
そして選挙に強いからだ。
彼らは自分たちで勝手に小沢神話を作り上げ、自分たちでその小沢神話を否定しようと足掻いてきたからだ。
彼らにとって小沢一郎という政治家を否定することが、政治家としての矜持になってしまったからだ。
「小沢一郎はたいした政治家ではない」と思い続けなければ、彼らは日々を過ごすことができなかったのだろう。小沢一郎を否定することが政治家としての目的であるかのような妄想に取りつかれてしまったのだろう。
それが民主党の不幸の始まりである。
一度、心の中に生まれた不安は簡単には取り除けない。
そして、そういう不安な状態に追い込むことこそが選挙戦略の「始めの一歩」であることを小沢さんは理解している。
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