2012年11月22日木曜日

自民党と維新の会の誤算・・・マスコミも、狼狽?

ツイッターに下記のようなツイートがあった。
今の状況を的確に表現されているように思う。
何と言っても「日本維新の会」の大誤算は「太陽の党」との合流で「無党派層」が逃げ出したことにある。最大の票田である「無党派層」からの集票が期待できなければ、既存政党の票を食うしかなくなる。

ましゅマロ〔 ゆっこコール練習中☆彡〕 ‏@ngc3333
「民主と自公と維新をこれでもかと宣伝した為に多業態飲食店と同じで政策も同じだし選挙後に連立するんだしどこに入れても同じでしょと国民に思われて自公が民主票を食い維新が自公票を食い無党派層には揃ってそっぽを向かれて4党揃って失速を始めたようである。」

誤算といえば、自民党や公明党にも誤算が生じつつある。東京都知事選と衆議院選挙のW選挙は自民党や公明党に有利に働くだろうと彼らは考えていた。しかし「脱原発」や「消費税増税反対」が有権者の焦点になれば、衆議院選でも都知事選に連動する形で票が他の政党に票が流れる可能性が高くなるからだ。だから焦点を逸らすことに一生懸命になっているようだ。
公明党にいたっては「原発ゼロ」と言わざるを得ない状況に追い込まれている。

まだ細かいところまで見ていないが自民党の政権公約の概略を見る限りでは、一昔前の政治に戻ろうとしているとしか思えない。
「自衛隊」を「国防軍」に変えるとか言っているようだが、「日本は共産国家か?」」と錯覚しそうになる。「公共事業予算の大幅増」なども、高度成長時代の政策の復活のような印象を受ける。
かくも「経済界」や「官僚組織」「アメリカ」の意向に流された政権公約を打ち出す自民党を国民は、どんな印象をもって見るのだろう。

政党が乱立する中、やっと「政策による対立軸」での政党の棲み分けができつつある。
次回の選挙では、議員一人一人の過去の発言との整合性が厳しく問われることになるだろう。
政策においても、アヤフヤな表現は、通用しないように思われる。(原発、TPPなどにおいて)
旗幟を鮮明にすることが求められているように感じる。

最初にも書いたが、今度の選挙における最大の焦点は有権者の60%近くを占めると思われる「無党派層」の動きである。
そして、乱立する新党においては「烏合の衆」と見られないことがポイントとなる。
その意味においては「日本維新の会」は、最早、「烏合の衆」と見られ始めており無党派層がソッポを向き始めていると見た方がいいだろう。

今後の動きの中で注目すべきは、前から言っているように「みんなの党」の動きだろう。
「日本維新の会」と政策が似ていると言っているが「日本維新の会」が「烏合の衆の集団」と化し、石原氏が党首となったことで、「右傾化」や「自民党より」のイメージが強まることは、みんなの党にしてみれば、余り好ましいことではないだろう。ましてや渡辺代表や江田幹事長にしてみれば、自分たちの存在感が薄くなる結果になりかねないという懸念が出ているはずだ。
場合によっては、急展開し小沢さんたちと手を結ぶ可能性もゼロではないように思える。
「日本維新の会」との選挙協力が、うまくいくようには到底思えないのだが・・・。

そして、今、一番困っているのがマスコミだろう。
民主、自公、維新だけに注目を集めさせる報道が裏目に出始めている。彼らの発言が有権者受けするものばかりであれば問題ないのだが、彼らの発言の中には有権者の反発を招く発言も数多くあり、「痛し痒し」というのが今の心境だろう。
どちらにしても、大手マスコミの信用度は下がる一方で、特にTBSは視聴率が下落し続けており、有名アナウンサーも逃げ出し始めているという悲惨な状況になりつつある。
国民は馬鹿ではない。
世論を誘導しようなどという奢り高ぶった報道姿勢を、そろそろ変えないと生き残れない時代になっていると思うのだが・・・。



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