枝野クンがUSTRのカーク代表に提出した資料には「全て・・・」と書いてあるのでは・・・?(推測ですが・・・)
「全ての物品およびサービスを貿易自由化交渉のテーブルにのせる」とAPECで首相がオバマ大統領に「言った。言わない。」が国会やマスコミでも取り上げられているが、アメリカが訂正しないということは根拠となる資料があるということだろう。
「言った。言わない。」はむしろどうでもいいことで、外交上において 「全ての物品およびサービスを貿易自由化交渉のテーブルにのせる」ことが既成事実化されたことが問題なのである。
おそらく枝野クンが首脳会談前のカーク代表との会談で提出した経済産業省の資料には、はっきりと「全ての物品・・・・のせる」と記載されているので、日本側も正式な訂正を求められないのだろう。
要約すると野田首相はオバマ大統領との会談で問題の発言を「言っていない。」かもしれないが野田首相と枝野経済産業大臣は 「全ての物品およびサービスを貿易自由化交渉のテーブルにのせる」ことについて了承していたことになる。
彼らを信用してはいけない!
彼らに「日本の農業を守る」という信念が欠片もないことは、言葉の端々から感じられる。
彼らに「日本の公的医療保険制度を真剣に維持しよう」という意思が無いことも言葉の端々から感じられる。
彼らを信用してはいけない。
最近、特に目に付くのが経団連の米倉会長の政治への口先介入である。
要望を素直に聞き入れてくれる野田首相がお気に入りのようだが、口先介入の度が過ぎているように感じるのは私だけだろうか。
経済界が政治に過度の口出しをすることは、極力避けるべきだと思う。
なぜか最近、米倉氏が「胡散臭いタヌキ爺」にしか見えなくなってきた。米倉氏には品が感じられない。
これらのことを逆の面から見れば、それほどまでに日本の経済界も追い詰められて来ているという事の証でもある。
経済界のトップが「政治の力に期待する」ようになっては、日本の経済の先行きに期待は、もてそうにない。
アメリカもヨーロッパも、そして中国の経済も収縮し始めた現在、自由貿易を推進したからといってGDPが大きく増加するとは考えにくい。輸出が大幅に増えるとは考えにくい。むしろ過度な競争の激化を招くだけである。
世界が景気後退局面に突入する様相を呈し始めた今、経済界も新たな視点での取り組みが求められるはずである。
過去の成功例だけに囚われていては、時代に取り残されていくだろう。
野田首相や米倉会長を見て「古くささ」を感じるのは私だけであろうか・・・。
政治・経済のニュースに対する感想を徒然なるままブログに書いています。
2011年11月16日水曜日
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