通常の常識では有り得ないことだ。
検察のやっていることは、どう考えても辻褄が合わない。醜い行為だ。
つまり、このことにより陸山会事件そのものが、「刑事告発⇒秘書の逮捕⇒小沢さんの取調べ⇒不起訴処分⇒検察審査会への告発⇒不起訴処分⇒検察審査会における2度の起訴相当議決⇒強制起訴⇒裁判」まで、一つのストーリーであったことが推測される。
目的は「小沢一郎の政治生命を絶つこと」であり、官僚組織、政治権力、マスコミなどの既得権益層の中の一部の人間達の暗黙の了解の下に行われた、暗黒捜査であったことが伺いしれる。
小沢一郎の有罪判決が最終目的でなく、「政治生命を絶つこと」に主眼がおかれた暗黙の共謀の上に行われた「人物抹殺活動」とも言い換えることができる。
記事:
民主党元代表・小沢一郎被告(69)の強制起訴を決めた検察審査会に対し、東京地検が提出していた捜査資料が21日までに、検察官役の指定弁護士から小沢氏の弁護側に開示された。資料には、小沢氏の特捜部への説明を「虚偽だ」と評価した捜査報告書などが含まれていたことが分かった。
検察審査会は非公開で、審査に使われた資料が明らかになるのは極めて異例。
小沢氏の弁護側は、「検察は検察審査会をあざむいており、起訴議決は無効だ」として公訴(起訴)の棄却を求めている。今回の資料に、小沢氏の起訴を誘導する中身がないか分析し、公判に証拠請求する方針だ。
開示されたのは、東京第五検察審査会の1回目の審査で「起訴相当」議決が出た後、2010年4~5月の再捜査で特捜部の検事が上司あてに作成した捜査報告書5通など。検察側は小沢氏を不起訴(嫌疑不十分)としたが、どのような証拠や関係者の調書があり、政治資金規正法違反の罪に問えるかを検討した過程などが記されていた。(朝日新聞デジタル版より抜粋)
田代検事の捏造捜査報告書に続き、小沢さんを事情聴取した検事も小沢さんを起訴議決に誘導する内容の捜査報告書を作成していたことが明白になった。ストーリーに沿った組織犯罪といっても過言ではないだろう。
そもそも、本来なら検察側から「これこれの証拠や調書があるが、斯々然々の理由で起訴に至りませんでした。」という「検察が不起訴処分にした理由を記述した捜査報告書」が提出されていなければおかしい。
ところが、田代検事の捜査報告書といい、小沢さんを事情聴取した検事の捜査報告書といい、中身は明らかに小沢さんの起訴議決を誘導する内容だ。
捜査報告書に「小沢氏の特捜部への説明は虚偽だ」と書くのならば何故、小沢さんを起訴しなかったのか。明らかに矛盾している。虚偽と評価した理由を明らかにする必要がある。
そして、それらの捜査報告書は当然のことながら上司の了承の上で提出されたものであることは疑いようが無い。上司も一蓮托生であることは疑いの無い事実である。
しかし、彼らが起訴の根拠とするための直接証拠は一つも無く、捜査報告書も捏造されており、秘書の調書も信用性が疑われ重要な調書が証拠採用されなかったことで、検察審査会へ提出していた捜査資料全ての信用性も失われてしまった。
彼らは一人相撲を取り、勝手に自分で足を滑らせ転んでしまったことになる。
これらは、完全に犯罪である。
一人の政治家を抹殺するために、捜査資料を捏造、隠匿し検察審査会の議決を誘導することで自分達の手を汚さず「強制起訴」させた。(アリバイ殺人のようなものである。)
さらに指定弁護士の手により、「市民感情」を後ろ盾にマスコミ等の世論を味方に抱きこみ、あわよくば「有罪」、でなくても世論の批判の高まりで「議員辞職」に追い込むことを目論んだ。
これは一人の政治家を殺すという行為に等しい。
さらに、追求すべきは共謀者の存在の有無である。
この事件では、マスコミ、政治家、ジャーナリスト、法務、検察官僚などの一部の人間も広い視点から見れば共謀者と呼べるのかもしれない。
「当たり前でない社会」が存在することが浮き彫りになったことの意義は大きい。
今度は、それをどう改革するかが問われる。
しかし、過度の期待はできないような気がしてならない・・・。(残念だが・・・)
政治・経済のニュースに対する感想を徒然なるままブログに書いています。
2012年2月22日水曜日
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2 件のコメント:
国民主権日本国憲法による政治浄化があります。
「公明党は憲法違反の反社会カルト政治結社である」
>酒飲んで電車乗らない、4人組から逃げろ ~我が身を守る心得(Goodbye! よらしむべし、知らしむべからずさま)
>>http://c3plamo.slyip.com/blog/archives/2012/02/4no.html
>NHKが沈黙した日
http://www.youtube.com/watch?v=h6lEi8FWhNs&feature=related
これが政教分離に反して政党を結成した創価学会のオウム以上の極悪な憲法無視統治体制破壊テロ国家叛逆の反社会カルト性を如実に示していますね。
創価学会は信者に洗脳を施して税金のようにお布施を学会へ納めるよう強要し、それで得た資金を政治資金として結成した政治資金規正法違反および憲法違反政党公明党への公職選挙投票を教祖への帰依忠誠の証しとして絶対的に強要する公職選挙法違反および選挙権を定める日本国憲法違反の似非宗教詐欺集団であり、宗教法人とはまったく異なる、課税に関する憲法違反までも内包した秘密結社反社会政治犯罪カルトです。
橋下知事がアンケートで調査すべきは、憲法・法に常に絶対的に服従すべき公務員に創価学会員という法以外の「教祖」に忠誠を誓い、憲法を差し置いて教祖の指示のほうを常に優先して実行するという特定政治結社構成員を採用してはならない、という政教分離の統治体制保護憲法規定をたてにした公務員不適格者の発見に使うべきだったですね。
創価学会員等カルト結社構成員が司法公務員として活動すれば憲法と国家は必ず破壊されます。公務員および特別公務員は全員創価学会、カルト新興宗教団体等を脱会して3年以上経たなければ公職採用されないと厳正に決めるべきです。 現職のカルト構成員は当該経歴判明すれば直ちに懲戒免職公職無期追放処分に処しましょう。
公務員公職在職中に入会すれば直ちに懲戒罷免すればよろしい。
「地位協定破棄」と憲法に基づく公務員資格経歴適正化とを併用すればそれだけで日本の腐敗しきった奇形司法もかなり浄化できます。違憲行政霞が関も違憲立法国会も浄化できますね。
「公明党は強制的に解散させよ」
創価学会を母体とする政党は政党としての要件に違反する違憲政党であり直ちに解散し政党助成金議員歳費のすべてを国庫に返納すべし。
国民から公明党に対し過去の違憲政党活動について損害賠償請求が出されれば創価学会が全て支払え。
「騎兵隊と海兵隊」
私が思い出すのは「ソルジャーブルー」。
アメリカ先住民インディアンに因縁つけて銃で皆殺しにする騎兵隊(青い制服=ソルジャーブルー)の快楽殺人がフロンティアスピリットである。
アメリカ西海岸に達したフロンティアスピリットは太平洋の彼方中国大陸へ向けて黒船艦隊を発した。
ソルジャーブルーはその140年後の現在マリンブルー海兵隊となって日本を蹂躙している。
ローマ字でKiheitaiと書けば英語読みで[kaiheitai]と発音するのも偶然ではあるまい。
今日の「神秘の杜」さまのエントリー
「米軍再編費用を丸呑みする民主党政権を打倒しよう!」
>>http://ameblo.jp/mo-014925/entry-11172416196.html
に完全に賛成。
(一部転載)
>オリ民主党の国会無視もひどいですが、自民党時代もほぼ同じような手法で米軍関係予算が決められて
▼国民はその実態を殆ど知らされていません。▼
今回も同じことが起きているのです。
しかも、自民党時代にも問題になっていた米軍再編による日本国憲法との整合性の無さは、完全に無法行為。
沖縄の基地を減らそうとすれば、逆に本土へ分散することまで平気で日米共同作戦ですからね。全く国民不在ですよ。
いえ、国民が参加するのは
「知らないうちに税金がアメリカへ渡っていた」
ことだけではないでしょうか。
そのお礼は、空から騒音や異物落下、墜落事故。地上では交通事故や婦女子強姦事件。
▼こんなのに、何故国民の税金を流し込むのでしょう。▼
写真は横須賀基地内の米軍家族住宅。
アパートだけではなく、スーパー、体育館なども併設されているんですってね!
・・・(中略)・・・
「普天間の固定化」回避を=米軍再編修正協議-渡辺防衛副大臣
渡辺周 防衛副大臣は4日午前、都内で記者団に対し、日米両政府の在日米軍再編計画の修正協議について
「沖縄の米軍普天間飛行場の固定化に
つながらないよう、これか らの協議の中で
訴えていかないといけない」
と述べ、在沖縄米海兵隊のグアム移転を先行することで、普天間飛行場移設が置き去りにされないようにすべきだと 強調した。
また、2006年の在日米軍再編ロードマップ(行程表)で示した在沖海兵隊8000人のグアム移転で、グアム移転を約4500人に減らし、一部はオーストラリアなどに一時駐留させるとした米メディアの報道については「海兵隊の8000人の転出を当然訴えていく」と述べた。
(2012/02/04-10:39)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201202/2012020400138
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↑
これも口先だけの空証文!! 許せん!
(転載終わり)
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