2012年4月10日火曜日

大飯「安全基準に適合」 政府、再稼働へ地元説明・・・地形に問題あり

政府は、関西電力大飯原発の再稼動を強引に推し進めようとしているように思えてならない。
私は「原発再稼動反対派」なので、再稼動は認めないが、それとは別に大飯原発の問題点を指摘しておきたい。
一部の人たちが、指摘している点だが、下記のGoogleMapを見てもらいたい。
大飯原発は、半島の先端に位置し、周りは山と海だ。ところがアクセス(連絡道路)を地図で見ると1本しか見当たらない。
もし、原発が大地震や大津波、それに伴う土砂崩れなどに襲われた場合、「陸の孤島」と化す可能性は否定できない。
このことが、どういうことかを考えた場合、とても現状での再稼動は認められないだろう。
つまり、再稼動の問題は、「事故が起きないようにする対策」だけでなく「万が一、事故が起きた場合の対策」まで含めた上での判断でなければならないはずだ。
だとすれば、アクセスが遮断され、孤立化すれば「事故対策」の手段が、限定されたものになってしまう。
そもそも、全国の原発を今後どうするのかという方針も示されず、他の原発はどうするのかも方針を示さないで、大飯原発の再稼動を進めることに違和感を覚える。
脱原発を進めるのか。進めるのであれば、この大飯原発の再稼動は、どういう位置づけで考えればいいのか?
なにも示されないまま、原発をなし崩し的に再稼動させるのではないかという疑念を多くの国民が持っていると思う。
政府は、国民の疑念に正面から向き合い返答すべきだ。それが政府の使命だと思うのだが・・・。

(2012/4/10 1:00 日本経済新聞 電子版より抜粋)
野田佳彦首相と枝野幸男経済産業相ら3閣僚は9日、首相官邸で関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に向けて協議し、関電の安全対策の実施計画(工程表)を大筋で了承した。経産相は記者会見で「工程表は再稼働の安全基準におおむね適合している」と表明、事実上の安全宣言をした。週内に開く次回会合で見落としがないか再確認したうえで、地元自治体に再稼働を要請する。


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1 件のコメント:

通りがけ さんのコメント...

チェルノブイリから学ぶことは政府の原発炉心溶融事故対応の決定的違いである。住民の緊急避難がロシア(当時ソ連)政府にできて日本政府にできない理由は何かということだ。

それは日本にあってソ連(ロシア)にないものすなわち日米地位協定が原因である。

日本国民は棄民テロ政策日本政府を用いずに国民自身の手で日米地位協定を破棄し福一石棺桶化を達成しよう。天は自ら助くる者を助く。
「地位協定 破棄し福一 石棺桶化」

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