何かにつけ野田首相が口にするのが「政治的決断」と「政治生命を懸けて」という言葉である。
これでは野田首相の命が幾つあっても足らないような気がするのだが・・・。軽すぎる政治生命である。
そして何事においても口にするのが「政治的決断」である。
消費税増税、原発再稼働、TPP推進など、オスプレイの配置でも言いそうだ。
ただし、この政治的決断の仕方に問題がある。
話が少し横道にそれるが政治的決断をするには前提があると思う。決断する人の能力、知識、包容力などが重要な点である。
包容力という言葉を使ったことに多少違和感を感じられる方があるかもしれない。この言葉の意味を理解することは重要だ。
包容力=いいことも、悪いことも全て受け止めた上で理解する覚悟を持つこと。
と私は理解している。
つまり、私が言いたいことは、「政治的決断」をする場合には、いいことも悪いことも全て勘案し理解した上で覚悟を決めるということである。
しかし野田首相の政治的決断からは「悪いこと」を勘案した形跡が見受けられない。
自分たちに都合のいいことだけを勘案し全てを理解しないまま、そして党内の反対を正面から受け止める覚悟も無いまま、勝手に決断している。
このことが、民主党混乱の根底にある問題点だ。
そして、これらはイコール民主党政権の評価にもつながる。
野田首相がよく使う言葉に「決められる政治」というのもあるようだが、現実は少しも決まってはいない。よく内容をみれば分かることだが全て先送りばかりの「決められない政治」が、如何にも決められたような印象操作で演出されている。
最近の野田首相の顔がむくみ出している。
豚顔が更にむくみ、目が虚ろの時が見受けられる。
自信が打ち砕かれつつあるのだろう。自分に都合のいい声しか聞いてこなかったことのツケを払わされようとしている。
民主党執行部は、衆参の議員を当選別に振り分け意見聴取を行うそうだ。
意見聴取が終わった段階で党執行部は真っ青になり、解散防止に走りだすだろう。
つまり、解散することが確実になれば離党する議員が数十人単位でいることを肌で感じるからだ。
しかし、それでも民主党執行部の見方は甘いと思う。
党中央だけでなく、地方や後援組織も分裂し始めるからだ。
民主党の新しい選挙公約を見るのが楽しみだ。「国民の生活は二の次」の公約が、どのようなものなのか?
期待して待っていよう・・・。(本当は期待なんかしていないよ!)
政治・経済のニュースに対する感想を徒然なるままブログに書いています。
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1 件のコメント:
いままさに海外の自衛隊が危ない。7月11日のコメント再掲します
9条を破壊するためにオスプレイを本土にもってきて中台と紛争を起こそうとしても中台のほうがアホユダ米より賢いのでそんな見え透いた策謀には乗らず無理でしょう。野豚アホ内閣など中台から見れば問題外です。
そこでユダ金のショックドクトリンはオスプレイを本土に搬入したあとユダ米の準備が整った時点でシリアか南スーダンの自衛隊にジャッカルが現地紛争勢力を擬装して軍事攻撃をかけて否応なく日本を9条放棄交戦国に引きずり込むという二段構えの作戦です。単純だが効果的。余り時間がありません。
急いで菅を刑事犯罪人として緊急逮捕し菅内閣の財務大臣だった野田を共犯者として逮捕して野田内閣総辞職させなければなりません。間に合わせるにはそれしかない。
あるいはシリアと南スーダンの両現地自衛隊指揮官が戦場の裁量判断として直ちに平和憲法9条のもと名誉ある即時撤退帰国を選択するか。彼らが真の日本のサムライなら堂々と誰はばかることもなくそうするでしょうが。
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