戯言だと思って読んでもらいたい。
今年の政界は激動の一年になる可能性を秘めている。非常に予測しにくい政治状況が生まれようとしている。
この状況を生み出したのは菅・野田政権による稚拙で詐欺的な政権運営による部分が大きい。且つ小沢一郎という真に実力のある政治家を排除したことにある。
もう一点が野党第一党である自民党の体たらくにある。自民党も民主党と同様に党内で何も決められない政党になり下がった。
しかし混迷の原因はこれだけではない。社会情勢や国民の意識の変化による部分も多々あるように思えてならない。
最近、この政治の混迷の原因が選挙制度にあるかのごとく発言する議員や評論家、学者が多いが私はそのようには思わない。
最早、政党名で議員を選ぶ時代ではなくなりつつあるという認識をもつ必要があるのではないだろうか。 議員一人一人の資質、考え方で選ぶ時代になれば中選挙区制度であろうが小選挙区制度であろうが大きな違いは無いはずだ。
これはインターネットやソーシャルメディアの普及とも密接に関係している。若い女性がボーイフレンドのツイッターやフェースブックで行動や考え方をチェックする時代である。個々の議員の行動や発言、考え方などを調べチェックすることが以前と比べ格段に容易になりつつある。
「脱原発」を訴えるのであれば民主党でも自民党でも共産党の議員でもいい。そう考える有権者が増えていることは最近の選挙や世論調査などからも伺い知れる。
もう一点が、労働組合や業界団体の組織力低下に伴い選挙における集票力に限界が見え始めていることがあげられる。以前は父親が支持する議員に家族全員が投票するという投票行動も多く見られたが今やそんな時代ではなくなりつつある。
支援団体の組織力で選挙に勝てる時代ではなくなった。
「政策」と「実行力」で選択される時代に変化しつつある。(大阪市長選を見ればよくわかる。)
もう一点、政治の混迷の大きな原因を挙げるならば「原発問題」「TPP」「消費税増税」「財政再建」などの大きな政治課題において世論も意見が大きく分かれるが、各政党内においても意見が大きく分かれ党内の意見集約が非常に難しくなってきているという現状が挙げられる。これは政党の大小に限らず起きている現象だ。
これらの問題は「足して二で割る」というような意見調整で解決出来る問題ではなく「白か黒か」という判断を迫られる問題である。無理にまとめようとすれば党内が混乱する。
これが現状の政治の有様である。
以上にあげた要因などから、考えられることは
①各政党内で大きな政治課題について意見集約し国民にわかりやすく方針を提示することができるのか?
②政策の実行力を国民に示すことができるのか?
が大きなポイントになる。
これらをしっかり提示できる政党が選挙で支持を集めることになるだろう。
しかし、国民の信頼を失った既存の二大政党(民自)の枠組みでは上記の二つを実現することは難しいだろう。
連立政権で実現できるものでもない。寧ろ連立政権は更なる混乱を招く結果になりかねない。
こう考えた場合、遅かれ早かれ政界再編に近い動きが起きることは間違いないだろう。
しかし政界再編は口で言うほど簡単ではないことも事実である。
「民主党もダメ、自民党もダメ、他の野党も頼りにならない」現状では、新たな国民世論の受け皿となりうる新党を作る以外に政界再編の道は無いように感じる。
政界再編のキーマンが小沢一郎であることは間違いないだろう。
小沢一郎がどう動くのか?
今年も政治は小沢一郎を中心に動く。
政治・経済のニュースに対する感想を徒然なるままブログに書いています。
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1 件のコメント:
[世界中の危機・混乱・戦争は米国のウォール街金融が起こしている。目的は「新世界秩序」]ふじふじのフィルターさま
http://fujifujinovember.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-35b3.html
> 世界の市民の命・生活・経済を破壊している真のテロリストは米国ウォール街の金融資本であるということに私達日本人も
>知る必要があります。米国の市民も彼らの被害者なのですね。
> ウォール街は軍産複合体を支配し、そして、もちろん、原発も彼らが支配してやっていることです。世界中で起きていることは、
>私達に関係しています。関心を持って見ていこうではありませんか。無関心はダメです。
全く同感です。そしてこちらも。
[ショック・ドクトリン、1997~1998アジア通貨危機の場合、]いかりや爆氏の毒独日記さま
http://blog.goo.ne.jp/ikariyax/e/4c9dcac5fa9310468d6caaf329e7c2e8
>その前に、シカゴ学派がしかける金融資本主義の暴発で、アメリカ自身が自滅するかもしれない。(いかりや爆氏)
>帝国の終焉 (トッペイ)2012-01-09 22:51:41イランの革命裁判所が、CIAのスパイ容疑でイラン系米国人に死刑判決を下しました。
>米側もホルムズ海峡閉鎖は断固許さないということで緊張が高まっています。・・・たとえ、イラン戦争をアメリカが引き起こして
>一時的に経済が浮揚したとしてもアメリカ帝国の滅亡への一里塚となるでしょう。
もしアメリカが自滅するなら、座視していないで止めてやるのが本当の友達であり、君子の行う親身親切である。
直ちに地位協定を破棄して米軍への兵站をすべて止め、双頭の鷲の一方の頭米軍の世界に対するテロ攻撃暴走にブレーキをかけてやろう。
アメリカの将来ある若い人たちを軍産複合体が自ら策謀して作り出した戦場の死地に送り込むという愚かな米軍の狂乱のテロ犯罪に、平和不戦の憲法を戴く日本人は決して手を貸してはならない。
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